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チェンソーマン

闇の悪魔の正体や目的は？最後倒したのかどうなったかを考察

公開日: 2022年11月6日 ｜ 最終更新日: 2022年11月19日

 

【チェンソーマン】の刺客編で、圧倒的な強さを持ってデンジたちの前に現れた闇の悪魔。

圧倒的な強さや、独特の戦闘や登場シーンに読者の皆さまも衝撃を受けたことと思います。

 

ですが、この闇の悪魔の正体や目的について理解できたでしょうか？

8巻の刺客編から、物語や悪魔の設定もどんどん明らかになっていきましたが、それにより展開が難しくなっていきました。

一読しただけでは、なかなか理解できなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか？

 

かくいう私も、最初は闇の悪魔についてうまく理解できずに、何度か繰り返して読んで理解することができました。

私のように「少し難しい」と感じられた方向けに、この記事では闇の悪魔の正体や目的、最後について説明したいと思います↓↓

この記事を見て分かること
  • 闇の悪魔の「正体」や「目的」について
  • 闇の悪魔の「その後」について

 

 

闇の悪魔の正体や目的は？

 

冒頭では、闇の悪魔について触れました。

謎の多い闇の悪魔ですが、まずは原作8巻に描かれた情報からその正体と目的について説明をしてみたいと思います。

魔人や悪魔たちが揃って恐怖した闇の悪魔とは、一体何者なのでしょうか？

さらに、どのような目的を持っていたのか？

早速、見ていきましょう↓↓

 

正体① 数少ない「超越者」

 

闇の悪魔という名前から、人間の闇に対する恐怖から生まれた悪魔である、ということは確かですね。

ですが、この悪魔が多くの一般的な悪魔と異なるのは、単行本8巻第64話「ウェルカムトゥーザヘル」で、魔人たちが尋常でないほど恐怖していたことからも窺えます。

魔人のピンツィが闇の悪魔が現れる前に、自分たちを見つめている存在について説明しました。

ピンツィが言うには、その存在は銃の悪魔よりずっとヤバい悪魔だと言うのです。

 

そして彼女は、「彼らは超越者です……一度も死を経験していない悪魔達……」と述べたのです。

ここから、闇の悪魔が「超越者」であり、その超越者は少数ながら複数いることが判明しました。

 

しかし、そもそも「超越者」とは一体なんなのでしょうか？

チェンソーマンでは詳しく説明されておりませんが、一般的な意味では、常識や理解から逸脱した存在を指しますよね。

哲学的な意味では、人間の把握できる世界の外にいる存在としての「神」や「他者」を指します。

ここでの闇の悪魔は、私たち人間の理解を超えた存在として描かれていると考えられるでしょう。

 

 

正体② 悪魔も恐れる「根源的恐怖」

 

理解を超えた「超越者」である闇の悪魔は、同時に「根源的恐怖」の名前を持つとも説明されました。

その存在は、「彼らに敵意を向けられた瞬間死にます」とピンツィに言わせるほど、魔人にも恐れを抱かせる存在です。

恐れ慄く魔人たちに加え、天使の悪魔も「おしまいだ」と言って冷や汗を流すほど恐れられる存在。

 

しかし、「根源的恐怖」とは一体何なのでしょうか？

なんだか分かるようで、いまいち分からない難しい表現ですよね。。。

根源的とは「物事を成立させるための一番の根もとであるさま」といった意味です。

つまり「根源的恐怖」とは「人間に根ざした恐怖」と言い換えられるかもしれません。

 

例えば「天使」について考えてみましょう。

作中でも天使の悪魔が登場しましたが、「天使」への恐怖は、時代や文化圏によってその度合いは様々だろうと考えられます。

天使への恐怖は、現代よりカトリックの世界観が信じられていた中世以前の方が強いはずですよね。

 

また、キリスト教徒が少ない日本より、西欧のキリスト教圏の地域の方が天使への恐怖は強いはずです。

このように、多くの恐怖は時代や地域によって異なるものなのです。

 

ですが、「根源的恐怖」はそうではありません。

「闇」はもちろん、「死」への恐怖も「根源的恐怖」と考えられるかもしれません。

これらの概念への恐怖は、どの時代、どの地域の人間も持っているものだということは、は想像するまでもないですね。

「根源的恐怖」とは、人間に根ざした普遍的な恐怖と言っても過言ではないと思います。

天使をはじめとして、多くの悪魔が時代や地域によって恐怖の度合いが変化してしまうのに対して、「根源的恐怖」の名を持つ悪魔は、変わらず強い力を持ち続けた存在だと言えるでしょう。

 

目的① チェンソーマンの心臓を欲している

 

「根源的恐怖」の名を持つ「超越者」。

もはや神のような存在にも思えてしまう闇の悪魔ですが、そんな存在でも目的というものがあるのでしょうか？

作中では理解できる言葉を発する描写もなく、ただデンジたちに攻撃を加えるだけだった闇の悪魔。

 

ですが、いくつかのシーンで、闇の悪魔にも目的があることが考えられるのです。

その1つが、64話でトーリカが話した契約内容から推測できます。

 

人形の悪魔の力によってサンタクロースに人形にさせられたトーリカ。

トーリカは闇の悪魔を前にして「契約通りチェンソーマンの心臓を持ってきました」と言ったのです。

サンタクロースはチェンソーマンの心臓と交換に、マキマを殺すための能力を得る契約を交わしてました。

この契約が示しているのは、闇の悪魔がチェンソーマンの心臓を欲していたということでしょう。

 

 

目的② マキマを殺したいと考えている

 

さらに、闇の悪魔には「もう1つ目的」があると考えられます。

それは第66話「ワン！」の、マキマの「闇の悪魔め　助けに来いと誘っているね」という言葉から分かるでしょう。

つまり、闇の悪魔は地獄に堕ちたデンジたちを、マキマを誘い出すために切り刻んでいたと考えられるのです。

 

マキマはその後、闇の悪魔の誘いにあえて応じて蜘蛛の悪魔・プリンシを媒介に、その前に現れます。

そして、闇の悪魔と交戦。

その時の闇の悪魔は、マキマを認識した瞬間にすぐさま攻撃を加えていましたね。

このことから、マキマを殺したいと考えていたと思われます。

 

闇の悪魔のもう1つ目的がマキマの殺害だったとすると、サンタクロースと交わした契約内容が、闇の悪魔にとって利益しかない契約だったということが判明しますね。

サンタクロースが契約のために手間とリスクを負っていたことを考えると、闇の悪魔はノーリスク。。

なかなか策士だな。。と思いませんか？＾＾

 

 

最後倒したのかどうなったかを考察

 

では、そんな闇の悪魔は最後どうなったのでしょうか？

圧倒的な強さを持った最強キャラですから、その後がどうなったのか気になりますよね。

 

闇の悪魔は倒されたのかどうか？

倒されたのであれば誰が倒したのか？

など、気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか^ ^

その点についても、考察していきます↓↓

 

闇の悪魔のその後は描かれていない

闇の悪魔は単行本8巻で地獄に登場して以降、実は全く登場しておりません。

その後の様子が、作中で言及されることもありませんでした。

そのため、闇の悪魔が最後どうなったのか「明確には分からない」というのが現状です。

 

「あれ？でもマキマと戦っていたのでは？」と思いますよね。

次に、マキマとの戦いを振り返ってみましょう↓↓

 

最後はマキマと激戦を繰り広げたが倒してはいない

 

闇の悪魔が描かれた最後は、マキマとの激戦でした。

デンジたちへの攻撃により地獄へとマキマを呼び出した闇の悪魔は、彼女と互角あるいはそれ以上の力で戦闘を繰り広げました。

それまで誰1人傷つけることができなかった闇の悪魔に対しマキマはダメージを与えますが、闇の悪魔も彼女の右腕を折り鈴のついた剣で体を串刺しにしたのです。

マキマはその後、地獄から脱出したため、闇の悪魔との対決は決着がつかない状態で終わったと言えます。

マキマが闇の悪魔に与えたダメージも、致命傷と言えるものには見えなかったため闇の悪魔は倒せていないと考えられるでしょう。

 

マキマによってトーリカを媒介に地獄の悪魔を召喚され脱出される

 

しかし、地獄から脱出するとはどういうことでしょうか。

そのようなことが本当に可能だったのでしょうか？

 

実は、マキマはトーリカを媒介に脱出したのです。

マキマはトーリカを支配し、彼の口から「私の全てを捧げる」と述べさせます。

つまり、トーリカの全てを引き換えに、地獄の悪魔にここから返る方法という契約を結ばせたのでした。

マキマが闇の悪魔の挑発に乗って地獄に来たのは、トーリカを媒介に地獄から帰る算段がついていたからでしょうね。

マキマはそもそも闇の悪魔と真っ向から戦うことは考えておらず、デンジたちを地獄から脱出させるために誘いに乗ったのだと思います。

 

そのまま地獄で超越者として存在していると考察

 

闇の悪魔の最後について作中で描かれることはなかったのですが、結局のところ闇の悪魔はどうなったのか。

やはり、そのまま地獄で「超越者」として存在し続けていると考えるのが妥当ではないでしょうか？

マキマが闇の悪魔と真っ向から戦おうとしなかったことを踏まえると、闇の悪魔はマキマより格上であったと考えられます。

だとすると、マキマに与えられたダメージだけで死んでしまうとも思えませんし、その後も「超越者」として地獄に存在し続けているのでしょう。

 

【チェンソーマン】闇の悪魔についてまとめ

 

まとめ
  • 闇の悪魔は数少ない「超越者」
  • 「根源的恐怖」の名を持つ悪魔であり、他の悪魔と一線を画する存在
  • チェンソーマンの心臓を欲し、マキマを殺そうとしていた
  • 闇の悪魔のその後は描かれていないが、変わらずに「超越者」として地獄で存在していると予想

 

以上、闇の悪魔についてでした！

まだまだ、謎の多い闇の悪魔。

「超越者」とは他にどのような悪魔が存在するのか？

闇の悪魔とチェンソーマンの関係性など、気になる点は多く残されています。

 

現在連載されている第2部も、話が進んでいくと闇の悪魔が登場する可能性がありますよね！

チェンソーマンの世界観を構成する重要な存在のはずなので、今後も闇の悪魔の描写は要チェックです＾＾

 

 

 

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