チェンソーマンでマキマの正体や目的は?何がしたかったのか?

公開日: 2022年9月22日 | 最終更新日: 2022年9月22日

 

チェンソーマンでは、数多くの印象深いキャラたちが登場します。

中でも人気上位のキャラであり、物語のキーパーソンでもあるのがマキマ

ミステリアスな雰囲気と、可愛らしい仕草や容姿が魅力的な女性ですね!

さらに、1巻の冒頭から登場することもあり、メインヒロインのような立ち位置で物語は進行していきます。

 

しかし、実はヒロインなどではなく、ただただ恐ろしい存在だったのです。

その存在とは「支配の悪魔」であり、デンジを落としはめたり、他の悪魔と戦ったりと場を掻き乱していました。

最後の最後まで、何をしているのかよく分からなかった方も多いのではないでしょうか?

 

そんなマキマですが、結局その正体や目的は何だったのでしょうか?

そこで今回は、マキマの素性について解説します↓↓

この記事を見て分かること
  • マキマの正体や目的について
  • 何がしたかったのか最終目標

マキマの正体や目的は?

 

主人公デンジと初めて接触する人物として、マキマは物語の冒頭から登場するキャラクターです。

公安の第四課をまとめ上げる若い女性であり、ポチタと契約を交わして悪魔になったデンジを見つけ、彼を公安に引き入れた人物でもあります。

 

マキマの美貌と、自分に優しくしてくれたことから、デンジはマキマに思いを寄せ、彼女の「犬」として公安で働くようになるのですが……。

物語が進むにつれ、明らかになるマキマの人間とは思えない能力と、多くの敵が危険視するその存在。

 

しかし、その正体も目的も、物語の終盤まで謎に包まれたままでした。

可愛らしくも小悪魔的な女性という一面を持ちながら、何度も作中で死んでいるにもかかわらず、何食わぬ顔で生き返るマキマ。

明確に分かっているのは、銃の悪魔の討伐作戦を動かしているということだけ。

 

そんなミステリアスな部分が、チェンソーマンの最も重要なキーであると同時に、魅力的な部分となっています。

読者の皆様も「彼女が一体何者なのか、何をしようとしているのか?」と翻弄されたのではないでしょうか。

ここからは、その詳細を解説していきましょう!

 

正体① かわいいヒロイン役

チェンソーマンで「ヒロインは誰?」という問題に、誰もがマキマの名を挙げると思います。

ただ「マキマが唯一のヒロインか?」と言われると悩んでしまいますが、多くの女性キャラが登場した作中では、間違いなくヒロイン的存在の1人だったでしょう。

 

 

 

普段から冷静沈着で微笑みを絶やさない女性、マキマ。

自分に下心100%の好意を寄せるデンジに対して、思わせぶりな態度を取るなど、あざとい部分もあるキャラです。

ですが、そうした部分もデンジへの好意とは読み取れず、一体「何を考えているのか分からない」というミステリアスな彼女。

 

一方で、自宅ではたくさんの犬を飼っており、飼い犬たちの前では屈託のない笑顔を見せるギャップもあるのです。

 

さらに、デンジだけでなく彼の兄的存在・早川アキもマキマに好意を寄せており、いわゆる三角関係になっています。

ただ、アキはマキマに支配されているだけなので、この好意は仮初かりそめのものです。

それでも、全く普通の三角関係に発展しないのもチェンソーマンならではだと思います。笑

 

この3人がそれぞれに向ける感情も、物語の主軸に関わってくるので見逃せません。

マキマは、一体誰のことをずっと見ていたのか?

そこが分かれば、複雑なストーリーを理解できるヒントとなりえます!

 

正体② ラスボスでありすべての黒幕

先ほどは、マキマのヒロイン性について解説しました。

そんなマキマですが、もう1つの側面として「」ということが挙げられます。

可愛らしい印象とは裏腹に、実はマキマの正体は人間ではなく「支配の悪魔」でした。

登場する多くの悪魔を支配し、人間の感情をも操作する「非情」とも言える存在なのです。

 

そして、この支配の悪魔こそがチェンソーマン第一部「公安編」のラスボスであり、物語の様々な事件や悲劇の全ての黒幕だったのです。

登場するキャラのほとんどが死んでしまうチェンソーマンですが、それらの死の原因が全てマキマ関連であると言っても過言ではないほど。

ここでは、特に衝撃的だったエピソードを3つご紹介します↓↓

 

①早川アキが抱くマキマへの恋心

アキが、最後の最後でマキマに会いに行くシーンがあります。

そこで、アキは一緒にいた天使の悪魔に「マキマのどこが好きなのか?」と聞かれた際、自分でもその答えを見つけられずにいました。

これは、マキマの支配の力によって、空っぽの好意を向けさせるよう仕向けられていたからなのです。

※アキの名前の由来は「空き」で、操り人形であることを指します

 

このように、アキは初登場から死ぬまでずっと支配され続けていました。

他にも、悪魔たちがマキマに見せる信頼や敬愛は、全てマキマによる強制的な感情の支配だったのです。

 

 

②天使の悪魔の過去

天使の悪魔エンジェルが登場した頃、マキマは説明をしていました。

天使の悪魔が住んでいた村があり、そこの人々を「皆殺しにした悪魔」だと紹介します。

 

しかし、真実は違いました。

それが明らかになったのは、天使の悪魔がアキと共にマキマの完全な支配下に置かれる時です。

実は、天使の悪魔が村人を殺したのは本当ですが、彼の意志ではなくマキマに支配されていたからでした。

天使の悪魔にとって大事な人たちを、あえて自身の能力で殺させたのです。

 

さらに、自分の支配下において東京に連れてきた後は、天使の悪魔からその記憶も全て奪っていたのです。

天使の悪魔が記憶を取り戻し、マキマに反旗を翻そうとした際は「伏せ」と一言。

これで天使の悪魔は地面に寝そべるしか行動ができず、結局はそのまま殺されてしまいました。

 

③銃の悪魔をアキに乗っ取らせる

チェンソーマンで最も衝撃的な展開で読者を驚かせたのが、アキの最後でしょう。

アキが銃の悪魔となってデンジたちを襲い、多くの人間を巻き込んで殺してしまった事件ですね。

 

この時、デンジはアキを殺すことで銃の悪魔を倒します。

未来の悪魔の予言通り、デンジにとって「最悪の死」を迎えたアキの最期は、多くの読者にとっても「最悪の死」だったのではないでしょうか?

このアキの最期も、実はマキマによって仕向けられたことだったのです。

アキやパワーをデンジにとって大事な家族となるように仕向け、その絆が育ったところで壊すという、マキマの計画でした。

 

 

上記の3つはあくまでも例であり、作中ではマキマの悪業がまだまだあります。

マキマを殺すため、第四課の隊長であった岸辺をリーダーに、多くの人が命をかけて戦っていたことからも、作中で描かれていないところでも、マキマは目的のために多くの人を利用していたことが想像できます。

 

 

 

 

目的① 銃の悪魔を倒すこと

では、そんなマキマの目的とは一体何だったのでしょうか?

まず1つ目は、作中冒頭から明確な目的として語られていた「銃の悪魔を倒すこと」でした。

おそらく倒すことで、銃の悪魔を支配下に置くつもりだったと思われます。

 

しかし、銃の悪魔を倒すということは、単純に「悪魔を支配下に置く」という以上の意味を持っていました。

それが、世界規模で争われている「軍事力」です。

 

13年前の発現時、肉片を残していった銃の悪魔。

それだけでも強い力を持つ肉片は、世界の強国によって集められており、それぞれの国家の強さを表すものとなっていたのです。

世界中で銃の悪魔への恐怖が高まるほど、銃の悪魔の肉片は強くなります。

なので、肉片を多く持つ国は「恐怖が増すほど強大な力を得る」という構図が出来上がっていたのです。

デンジたちが公安にいる時期で、肉片の所有率は下記のようになっています↓↓

  • アメリカ「20%」
  • ソ連「28%」
  • 中国「11%」
  • その他の国「4%」
  • 世界中の悪魔たちに取り込まれる「残り37%」

 

現実世界と同様に、強国がお互いをけん制し合うような国際関係が構築されていることが分かりますね。

銃の悪魔の肉片の役割は、まるで「核兵器」のようです。

 

では、各国が持っている「銃の悪魔を倒す」ということはどういうことなのでしょうか?

それは「戦争のようなもの」であるとマキマは語ります。

 

つまり、銃の悪魔を殺すことは各国の強いカードを奪うことに等しく、それはイコール「世界を日本の支配下に置く」ということを意味するのです。

悪魔を利用する人間の魔性が描かれているとも言えるのですが、その悪魔的な目的を達成しようとしているのが、日本の内閣総理大臣でした。

そして内閣総理大臣と契約したマキマも、この目的を果たすために動いていたのです。

 

目的② より良い世界を作り上げること

そして、内閣総理大臣と契約したマキマのもう1つの目的は、 「より良い世界を作り上げること」でした。

マキマは、人々が恐怖する対象を消してしまうことで、幸せな世界を作ろうとしていたのです。

恐怖する対象や不要なものをなくし、より幸せな良い世界を作ろうというのが、総理大臣がマキマと契約した内容だったと彼女は語っていました。

 

しかし、マキマがデンジやアキたちにしてきたことは、幸せなより良い世界とは程遠いようなことばかりでしたよね。

むしろ、残虐非道のように感じます。

 

一体、なぜそんなことが必要だったのでしょうか?

それは、彼女が欲したチェンソーマンの能力にありました。

詳しくは、次の見出しにて解説します↓↓

 

何がしたかったのか?

 

では、ここでマキマの正体と目的について、簡単に振り返っておきましょう↓↓

タイトル名

マキマの正体

  • 日本の内閣総理大臣と契約した「支配の悪魔」

 

総理大臣と契約したマキマの目的

  • 銃の悪魔を倒して、各国を日本の支配下に置くこと
  • より良い世界を作ること

 

以上がマキマの目的でしたが、これはあくまで内閣総理大臣との契約上の目的です。

では、マキマ自身は何がしたかったのでしょうか?

 

真の目的は「人が抱く恐怖」を消すこと

彼女の真の目的は、「人が抱く恐怖を消し去ってしまう」ことでした。

それは、具体的に「死」「飢餓」「戦争」というものの恐怖だとマキマは言います。

 

これらがなくなった方が幸せだと言うのですが、そこで11巻でのチェンソーマンとの戦闘の際に登場した、ヒントとなる「4人の騎士」という言葉について考えてみましょう。

ここでは、以前に1度チェンソーマンと戦った時のことについて言及しています。

その時、チェンソーマンと戦ったのは「武器の悪魔」+「4人の騎士」だというのです。

武器の悪魔は「爆弾・刀・弓矢」など、文字通り”武器”であることは分かるのですが「4人の騎士」とは何なのでしょうか?

 

これは、ネット上でも『ヨハネの黙示録』に出てくる「四騎士」を指すと考察されています。

ヨハネの黙示録の四騎士

  • 第一の騎士「支配を得る役目」
  • 第二の騎士「地上の人間に戦争を起こさせる役目」
  • 第三の騎士「地上に飢饉をもたらす役目」
  • 第四の騎士「地上の人間に死をもたらす役目」

 

それぞれ4人とも、別の役割を担っているのです。

これをチェンソーマンの世界に当てはめると、このようになります↓↓

ヨハネの黙示録の四騎士

  • 第一の騎士「支配の悪魔=マキマ」
  • 第二の騎士「戦争の悪魔=三鷹アサ」 
  • 第三の騎士「飢餓の悪魔」
  • 第四の騎士「死の悪魔」

 

 

ちなみに、チェンソーマン第2部「学園編」では、「戦争の悪魔」が登場したので、マキマのいう「4人の騎士」がこれら4つの悪魔である可能性は高くなりましたね。

 

話を戻しましょう。

マキマの目的は、この4つの恐怖を消してしまうことにありました。

つまり、共にチェンソーマン相手に戦った「4人の騎士を全員殺してしまおう」ということを言っているのです。

 

それは、マキマが理想とする、皆が「対等な関係」となる世界を作ることに必要なことだったのです。

ただ、それは間違った方法だと、読者の皆様には分かるはずです。

強大な力を持つ自分以外の4騎士を倒し、全てを支配下に置いて「対等な関係」を作ったとしても、それは「支配の悪魔」が支配によって作った仮初のもの。

支配の力で作られた関係性が、本来の「対等な関係」ではないということが、皮肉のように読者にはわかってしまうのが、マキマという悪役を心底憎めない所以なのかもしれません。

 

チェンソーマンが持つ「悪魔を完全消滅させる能力」を支配したかった

マキマが、人の恐怖の源泉を全て消してしまうこと、すなわち全てを支配下に置いて、「対等な関係」の世界を築くということを目的としていたと解説しました。

しかし、そのために必要不可欠だったのがチェンソーマンの「悪魔を完全消滅させる能力」だったのです。

 

この世界では、チェンソーマンに食べられてしまった様々な悪魔が、その名前を存在ごと忘れ去られてしまっていたのです。

例えば「ナチス・核兵器・第二次世界大戦・エイズ」など。

この名前を持っていた悪魔は、すべてチェンソーマンに食べられて、かつてあったはずの存在そのものが消えていたのです。

つまりチェンソーマンの世界では、第二次世界大戦をはじめとして、ナチスも核兵器も存在が消されてしまっていた世界線だということでしょう。

マキマはこのチェンソーマンの能力を利用し、「4人の騎士」を存在ごと消してしまおうとしていたのです。

 

ただ、チェンソーマンの能力を使うためには、マキマがチェンソーマンに勝ち「自身の支配下に置くこと」が必要でした。

そのために、10巻からマキマはチェンソーマンと戦うのですが、チェンソーマンは悪魔に最も恐れられる悪魔。

そんな強い存在に、マキマは必勝するほどの勝算はありませんでした。

 

それでも戦う理由は、彼女がチェンソーマンのファンだったからです。

もし負けて、チェンソーマンに食われて存在が消えてしまっても良いと思えるほど、マキマは彼を崇拝していたのです。

その常軌を逸した「ファン」としてのチェンソーマンへの好意に、多くの読者が得体の知れない感情を抱いたことでしょう。

その不可解な好意もまた、マキマというキャラクターの魅力になっているのです。

そして、チェンソーマンへの崇拝と、その能力の支配願望は、決して相容れないという矛盾も、彼女の魅力の1つと言えるでしょう。

 

【チェンソーマン】マキマの正体や目的まとめ

 

まとめ

マキマの正体

  • チェンソーマンのファンである、本作のヒロイン
  • 内閣総理大臣と契約した「支配の悪魔」であり、全ての黒幕

 

総理事大臣と契約したマキマの目的

  • 銃の悪魔を倒し、各国を日本の支配下に置くこと
  • 恐怖の根源を消すことで、より良い世界を作ること

 

マキマ本人の目的

  • 恐怖の根源である4騎士の存在を消し、「対等な関係」の世界を支配の力で作ること
  • チェンソーマンの悪魔の存在を消してしまう能力を支配すること

 

可愛らしく魅力的な女性キャラであるマキマ。

しかし、強欲とも言える目的と、チェンソーマンに向ける執着のような好意と容姿のギャップはまさに秀逸とも言えるキャラクターです。

多くのキャラクターが死ぬチェンソーマンの中で、その死の大半の原因でもあるマキマ。

悪役キャラにもかかわらず、どこか魅かれる怪しい魅力は、彼女の正体や目的にあると言えますね^ ^

 

 

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