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ビームの俺たちの願いとは?チェンソー様を崇める理由から考察

公開日: 2022年10月5日 | 最終更新日: 2022年11月19日

 

第1部が完結し、現在第2部が連載中の【チェンソーマン】。

ですが、物語にはまだまだ明かされていない謎がたくさん存在します。

第1部で登場した魔人、ビームもその謎の1つでしょう。

 

ビームは、チェンソーマンに思い入れが強くあるキャラとして描かれました。

第1部のサンタクロース篇で、デンジやビームたちが地獄に堕ちて「闇の悪魔」に襲われたます。

そこでビームは「俺たちの願い」を叶えるためにと、チェンソーマンを蘇らせようと自分の血をデンジに分けたのです。

 

しかし、ビームはこのすぐ後に死んでしまい、この「俺たちの願い」が、一体何だったのかは結局明かされることなく、第1部は完結してしまいました。

ビームの願いは、どのようなものだったのでしょうか?

チェンソーマンを崇める理由から考察していきましょう!

 

今回の記事では、ビームがデンジに託した「俺たちの願い」について考察してみたいと思います↓↓

この記事を見て分かること
  • ビームのセリフ「俺たちの願い」の意味
  • ビームたち眷属の目的・求めていることの考察

 

 

ビームの俺たちの願いとは?

 

地獄で「闇の悪魔」に襲われて死にかけたデンジに、ビームが自分の血を分け与えながら託した「俺たちの願い」。

この願いとは何なのか?

そして、なぜ「俺の願い」ではなく、「俺たち・・の願い」なのでしょうか?

 

この願いを考察するためには、ビームとはどんな魔人なのか、ということから考える必要があると思います。

まずは、このビームのことから考察を進めてみましょう!

 

ビームはチェンソーマンを崇拝している

 

ビームがチェンソーマンを崇拝する姿は、登場シーンから描かれました。

まずビームは、公安対魔特異4課に所属する魔人です。

「サメの悪魔」が人間の死体に乗り移った魔人で、とても凶暴で危険な存在として登場します。

 

ですが、作中では危険な存在というより「チェンソー様」とデンジに懐く姿や、「最強!最高!」と、崇拝するような様子の方が馴染みがありますよね。

 

しかし、なぜ、ビームがチェンソーマンを崇拝するのでしょうか?

その理由は、まだ明らかになっていません。

 

 

普段は凶暴だがデンジの言うことだけは聞く

 

ビームが本格的に登場するのは、レゼ編が始まる5巻からです。

そこでは、マキマから「普段は会話もできないほど凶暴だ」という紹介をされます。

ですがそんなビームも、マキマ曰く「チェンソーマンの言うことだけは何でも聞く」のだそうです。

 

なぜ、ビームはチェンソーマンのことを、「絶対!」というほど崇拝しているのか。

この謎は明らかになっていませんが、物語の後半で、興味深い事実が判明しています。

 

公安対魔特異4課の悪魔や魔人たちはチェンソーマンの眷属

 

実は、ビームなど特異4課の悪魔や魔人たちは、皆チェンソーマンの「眷属」だったのです。

つまり、4課に所属していた悪魔と魔人たちは、デンジと出会う前のチェンソーマンのことを知っており、かなり近しい関係だったと言えるでしょう。

 

しかし、なぜビームだけがチェンソーマンの記憶を持っていたのか。

そして、チェンソーマンの「眷属」とは何を示すものだったのでしょうか?

これらの謎はまだ明らかになっていません。

 

ただ、ビームがチェンソーマンを崇拝する理由は、彼が「眷属」であったことと無関係ではなさそうですね。

 

 

「俺たち」というセリフから1人ではないことが示される

 

では、いよいよビームの願いについて考察を加えていきましょう!

ビームが願いを口にしたのは、地獄でデンジが「闇の悪魔」に襲われ、瀕死状態になった時でした。

ビームは自分の血を分けて、デンジを蘇らせようとします。

その時に願いを口にするのですが、注目すべきは「俺の願い」ではなく、「俺たちの願い」と語られたことでしょう。

つまり、ビームの述べた「願い」は、ビーム1人だけのものではなく、他の誰かとの共通の「願い」だったのです。

 

では、他の誰かとは誰なのでしょうか?

ここでまず考えられるのは、先ほど見たチェンソーマンの「眷属」でしょう。

特異4課のメンバーとして作中で登場した、悪魔や魔人は下記の通りです↓↓

  1. 暴力の魔人「ガルガリ」
  2. 蜘蛛の悪魔「プリンシ」
  3. サメの魔人「ビーム」
  4. 血の魔人「パワー」
  5. 天使の悪魔「エンジェル」
  6. 「セラフィム」
  7. 「ドミニオン」
  8. 「ヴァーチェ」

 

①〜⑤のほか、「セラフィム」「ドミニオン」「ヴァーチェ」を含めた8人が、チェンソーマンの「眷属」であると判明しました。

ビームの述べる「俺たち」も、この8人である可能性が高いと考えられます。

 

チェンソーマンの能力で記憶から消してもらいたかったと予想

 

では、この悪魔たちは、一体何を願っていたのでしょうか?

これは、作中では全く触れられていません

そのため、ここではチェンソーマンの能力などから考察してみましょう。

 

やはり考えられるのは、チェンソーマンにしかできないこと=「記憶から消すという能力」ではないでしょうか?

 

チェンソーマンが悪魔から最も恐れられる理由は、彼によって食べられた悪魔は、その存在ごと記憶から消えてしまうという点にあります。

ビームたち「眷属」は、この能力で消えてしまうことを願っていたと予想いたします!

 

悪魔たちは輪廻転生をすることに嫌気がさしていた?

 

しかし、食べられて存在ごと消えてしまうということを、なぜビームたちは願ったのでしょうか?

それは、悪魔が延々と繰り返される輪廻転生の輪の中にいるからかもしれません。

地獄で死んだ悪魔は現世に生まれ、現世で死んだ悪魔は地獄に生まれる。

この無限の輪廻転生を、悪魔たちはずっと繰り返しているのです。

 

死ぬ前の記憶は無いようですが、一部、ビームのように記憶があるケースも存在するようです。

 

死んでも延々と繰り返される生に、もし記憶があったのなら、それはうんざりするほど長く終わりのない生なのかもしれません。

生きることは楽しいことばかりではないことは、周知の事実。

それが悪魔の生であれば、苦しみは人間の生より多いのかもしれません。

苦しみの多い生を無限に繰り返す輪廻転生に、ビームたちは嫌気がさしていたのかもしれませんね。

 

仏教思想の苦しみからの解放=「解脱」を求めていたと考察

輪廻転生からの解放を悪魔たちが望む、というのはまさに仏教でいう「解脱げだつ」を求めることであると考えられます。

「解脱」とは、輪廻転生によってもたらされる苦しみ、束縛、煩悩から解放され、自由の境地に到達することを指します。

仏教の最終到達点であり、悟りの境地であると言えるでしょう。

 

悪魔たちが求めていたのは、この「解脱」であり、それにより苦しみからの解放を願っていたのではないでしょうか。

 

しかしここで、悪魔たちの願いが「解脱」というのは違和感がある、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

なぜなら、チェンソーマンの作品には、キリスト教的なモチーフが目立ち、ビームたちも「眷属」というキリスト教の天使階級をモデルとしているからです。

物語のモデルも「ヨハネの黙示録」と言われています。

 

また、作中に登場する墓も、舞台が日本であるにもかかわらず、十字架の墓。

これらのことから、チェンソーマンでは、意図して作中から仏教的モチーフは除かれていると考えるべきでしょう。

 

 

それなのに、なぜ悪魔は「解脱」を求めるのか?

普通のマンガならそう思って当然でしょう。

 

しかし、これは「めちゃくちゃ」なチェンソーマンが登場する作品。

キリスト教的モチーフで作り上げた作中の雰囲気をぶち壊し、仏教的モチーフを持ち込んで一気に展開と正解観を変えてくる可能性も考えられます!

 

例えば、マキマがチェンソーマンの「眷属」たちを指して、「私と信仰の違いこそありましたが」と述べる場面があります。

 

このことからも、宗教的モチーフは単なるモデルとしてではなく、キャラの思想や立場の違いを表すための記号として表現される可能性も考えられるのです。

これまで綿密に練られてきたキリスト教をモデルとした世界観が、ぶち壊される展開が来たら、それもとってもたぎりませんか?!

このビームの願いの真相が分かる時、物語が大きく動いたら本当に面白いと思います^ ^

 

 

【チェンソーマン】ビームの目的まとめ

 

最後に、ビームの目的をまとめて終わりとしたいと思います!

まとめ
  • ビームの「俺たちの願い」は、チェンソーマンの「眷属」8人の願い
  • ビームたち悪魔は、輪廻転生に嫌気が差していた
  • 輪廻転生を断ち切るチェンソーマンの能力で、存在が消えることを願った
  • 輪廻転生からの解放、「解脱」により苦しみから逃れようとした

 

以上になります!

このビームの願いは、作中では全く明らかになっていません。

ビームたち「眷属」は、一体何者で、何を目的としていたのか?

そして、彼らの願いは叶うのか?

 

ここでの考察が当たるのかどうかということも含めて、チェンソーマンをぜひ楽しんでみてください!

深読みして考察し、その考察が当たるかどうかワクワクしながら読むのも楽しいと思います^ ^

 

 

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