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マキマの支配の条件は?なぜ岸辺やパワーはできなかった?

公開日: 2022年10月16日 | 最終更新日: 2022年11月19日

 

チェンソーマン】のヒロイン的存在であり、かつ物語「最大の黒幕」でもあるマキマ。

支配の悪魔である彼女の能力は、その名の通り「人や悪魔、動物」を支配するものでした。

早川アキや天使の悪魔をはじめとした、4課の悪魔や魔人たちも、マキマによって支配されてしまっていましたね。

 

しかし、ここで疑問が浮かびます。

なぜ、4課の隊長であった岸辺は、マキマに反旗を翻し銃口を向けることができたのか?

そしてパワーはなぜ、マキマの命令を無視して、デンジを助けることができたのか?

 

この記事では、これらの疑問について考察を加えてみたいと思います↓↓

この記事を見て分かること
  • マキマの「支配の条件
  • 岸辺やパワーが「支配されなかった理由

 

 

マキマ支配の条件は?

 

なぜ、岸辺やパワーが支配されなかったのか?

ということについて考察する前に、まずはここでマキマの支配の条件について振り返っておきたいと思います。

支配の悪魔であるマキマは、他者を自分の支配下に置くことで、記憶の改ざん、感情の操作、命令の強制などを他者に強いることができていました。

 

しかし、この能力も効力を発揮するためには、一定の条件が必要だったことが明らかにされています。

では、その条件とはどのようなものだったのでしょうか。

早速、見ていきましょう↓↓

 

条件① 自分より程度が低いと思う者を支配できる

 

マキマが支配をするために必要な条件の1つ目は、自分より「程度が低い」と思うことです。

つまり、相手を見下すことができれば支配できるということでしょう。

簡単なような、そうでないような条件ですね……。

「程度が低い」というのはかなり曖昧な表現で、明確な基準があるわけではないと考えられます。

 

ただ、4課の悪魔たちやアキが支配されていたことから、彼らのことをマキマが「程度が低い」と見下していたことは事実。

そう考えると、なかなか辛いものがありますね。

さすがマキマ、悪魔らしい思考回路です!

 

 

条件② 戦って勝てば支配できる

 

もう1つの条件が、相手と戦って勝つことというものです。

マキマがチェンソーマンを支配するために戦ったことから、これが条件であると考えられるでしょう。

つまり戦いを挑む時点で、マキマにとってチェンソーマンは条件①の「程度が低い」相手には該当しなかったということですね。

そうした相手を支配するために、戦って勝つという方法をとっていると言えます。

 

死亡した相手でも支配できると考察

 

マキマが支配できる相手は、人間や動物、悪魔や魔人など生きているものだけに限りません。

単行本10巻と11巻の描写から、死亡した相手でも支配できると考えられます。

マキマはチェンソーマンとの戦いの際、死んだはずの4課の魔人や、武器人間のクァンシやレゼを手駒として使っていました。

 

さらに、京都公安の黒瀬や天童もしっかりと終盤で支配していることが判明しました。

この2人は、マキマとは全く別のところで死亡したので、直接的には関与していません。

このことから、マキマは対象の生死を問わず条件①と②に該当しさえすれば支配可能と考えられます。

 

 

支配できない対象は精神力が強い者?

こうしてマキマの能力の条件を振り返ってみると、彼女の支配から逃れることはかなり困難なように思えますよね。

しかし作中では、彼女の支配が及ばない相手がいたことも描かれていました。

その相手が、この記事の冒頭で述べた岸辺パワーです。

マキマはなぜ、彼らを支配できなかったのか?

 

その理由は、支配できない対象の「精神力の強さ」ではないかと仮説を立てることができます。

というのも、単行本9巻第75話「9.12」で、天使の悪魔がマキマの支配を解いた描写がされているからです。

アキに契約を迫ったマキマを見て、天使の悪魔は過去の記憶を思い出し、アキを助けるために彼女に剣を向けました。

 

その直後、天使の悪魔はマキマの「伏せ」という命令に抗えなかったため、彼女の支配から完全に脱したとは言えないでしょう。

 

ですが、マキマが「私の力をよく振りほどく事ができたね」と述べていることから、部分的とはいえ支配を逃れていたと考えられます。

天使の悪魔が支配から逃れられた理由が、アキの危機にあったことは間違いありません。

アキを助けようとする気持ちが、マキマの支配の力に勝ったと考えるべきでしょう。

つまり、支配から逃れるためには、一時の感情の強さ精神的な強さが必要ではないかと考えられるのです。

 

 

なぜ岸辺やパワーは支配できなかった?

 

マキマの支配の力について確認してきましたが、ここで冒頭の疑問に立ち返ってみましょう!

なぜ、マキマは岸辺やパワー支配できなかったのでしょうか?

そもそも、本当に支配されていなかったのかということから考えてみましょう!

 

岸辺は支配されずパワーも耐えていた

 

マキマに銃口を向けた岸辺。

マキマの命令に逆らってデンジを助けたパワー。

 

この両者は、マキマに支配されていなかったと考えられますが、その要因を詳しく見ていきましょう!

まずは岸辺ですが、彼は、単行本4巻第32話「繰り返し繰り返し」で、マキマに対して「人間様の味方でいる内は見逃してやるよ」と釘を刺しています。

 

また、刺客編で元バディのクァンシと再会した際は、マキマを殺すことに力を貸すように交渉している様子が、単行本7巻第61話「ニュースレポーター」で描かれました。

 

さらに最終的には、部隊を率いてマキマを殺そうとしていましたよね。

その後、マキマとの戦いで瀕死となったデンジを匿いマキマを倒す手助けをするなど、岸辺は登場した当初から、最終巻まで一貫してマキマに対して敵対的な立ち位置にいたと言えるでしょう。

このことから、岸辺は全くマキマから支配されていなかったと考えられます。

 

一方、パワーは岸辺ほどマキマの支配から自由だったかどうかは、一考の余地がありますね。

そもそもパワーは登場当初からマキマの命令は大人しく聞いており、彼女を怖がっているような描写もありました。

そんなパワー唯一、マキマの命令に逆らったのが単行本11巻第91話「パワー・パワー・パワー」です。

瀕死の重傷を負ったチェンソーマンを庇ってマキマと交戦したパワーでしたが、マキマに負けてチェンソーマンを差し出すことを命令されるのです。

 

ですがその命令を無視して、パワーはチェンソーマンを守りながらマキマから逃げたのでした。

これが、パワーが初めてマキマの命令を明確に無視した瞬間であったと言えます。

ここからは、この時に初めてマキマの支配から逃れられたと読むこともできますね。

 

ただ、パワーは他の4課の悪魔や魔人たちと違って、マキマに対して好意的な感情は持っておらず怯える様子が描かれていました。

一時的とはいえ、支配を逃れた天使の悪魔もマキマに対して好感情は持っていませんでしたよね。

ずっと支配されていた暴力の魔人や蜘蛛の悪魔とは、マキマに向ける感情が全く異なるのです。

アキのマキマへの恋愛感情の例からも、完全に支配されている相手はマキマへ好意を抱くようになっていると考えられるため、ワーは最初から支配されていなかったのでは、とも考えられます。

 

この点についても、詳しく見ていきましょう。

では早速、岸辺とパワーがマキアの支配を受けなかった理由について、考察を進めていきたいと思います。

 

考察① マキマが岸辺を下に見ていなかった説

まずは、岸辺が支配されなかった理由について考察してみましょう!

1つ目の理由として、マキマが岸辺を下に見ていなかったという理由が挙げられます。

そもそも、支配の条件①に該当していなかったのではないかと思われるのです。

マキマは岸辺に対しては敬語で喋っていますし、2人の会話は一見対等に見えますよね。

 

ただ「マキマがなぜ岸辺を下に見ていなかったのか?」という理由は分かりません。

岸辺の強さ故なのか、それとも彼の思想や内面性からマキマが一目置かざるを得ないような存在だったのか。

そうした側面について、作中では描かれなかったため現時点では分かりません。

 

ですがこの考察が当たっていたとすると、今後岸辺の活躍が描かれるでしょうし、ファンの1人としては推したい考察ですね!

 

考察② 岸辺の警戒心やクァンシの復讐心が強かったから

 

もう1つの考察として、岸辺の精神力の問題があります。

岸辺は、数十年にわたってデビルハンターとして活躍してきたベテラン。

その多くが若死するほど死亡率の高い公安のデビルハンターの中で、年金生活手前まで生き延びてきた猛者です。

 

そんな岸辺の悪魔に対する警戒心の強さが、マキマの支配から逃れる要因となっていたのではないでしょうか?

単行本4巻時点で、岸辺は既にマキマの正体に気づいていたようなので可能性の高い考察だと思います。

 

また、刺客編でマキマに殺されたクァンシの復讐心も要因として考えられます。

クァンシは、若い頃の岸辺のバディであり、短くても10年近く組んでいたことが単行本8巻のおまけマンガで明らかにされました。

さらに、その間ずっとクァンシに片想いしていたという事実もあります。

クァンシが殺された際は、その死体を見たくないと拒否していたことからも、バディ解消後の現在も、岸辺にとって大切な存在だったことが窺えます。

 

他にも、岸辺はアキや姫野を筆頭に、教え子たちを何度もマキマに殺されている描写もされているため、マキマに対して憎悪の感情は強かったのではないでしょうか。

そうした強い感情が、マキマに支配されなかった要因だと考えられます。

 

考察③ パワーは恐怖よりもデンジへの愛が勝ったから

では、パワーはどうだったのでしょうか。

単行本11巻第91話「パワー・パワー・パワー」で、マキマの命令を無視してデンジを助けたパワー

絶対にマキマに勝てないことをわかっていながら、自分でも「なんでじゃあああ!!」と戸惑いながらも、デンジを助けることを優先しました。

その結果、パワーは命を落とすことになりますが、それでもデンジを助けたのです。

 

パワーというと、自分の都合が悪くなると嘘をつくことが当たり前でしたよね。

人間と悪魔どちらの味方か、と問われると「強い方」と迷いなく答えるような性格でした。

 

そんなパワーが自分の身を呈して、圧倒的な強さを持つマキマの命令を無視したこの回は、感動的なものでした。

この時、マキマの支配から逃れられた理由は、デンジへの愛情が勝ったからではないでしょうか。

デンジを初めてできた友達だとして、「デンジだけはダメ」だと抵抗するパワーからは、デンジへの強い感情が感じられます。

パワーとデンジの絆の強さがマキマの支配に勝ったという、少年マンガらしい理由だったのではないでしょうか。

 

考察④ ニャーコを通して監視していたから支配の必要がなかった

もう1つの理由として、そもそも支配の必要がなかったからでは、という考察も可能です。

マキマの能力の1つとして、小動物を介して情報を得るというものがあります。

そしてパワーが暮らしていた早川家には、ニャーコという猫がいました。

 

つまり、ニャーコを通して終始監視していたから、支配の必要がなかったのではないでしょうか。

そもそもパワーの性格は、自分より強い相手や状況的に有利な相手に味方するもの。

「長いものに巻かれる」ということわざを体現しているような性格のため、マキマもさほど警戒していなかったとも考えられます。

 

さらにニャーコを通して監視もできるとなれば、わざわざ支配する必要もなかったのかもしれません。

 

考察⑤ ケーキを持ってきたことからすでに支配済みだった?

考察④は、パワーは最初から支配されていなかったとする考察ですが、逆に最初から支配済みであったとする考察もあります。

例えば、単行本10巻第81話「おてて」で、マキマに呼ばれて、デンジに誕生日のケーキを持ってきた描写をみてみましょう。

この時、パワーは冷や汗をかいていて、明らかに自分の意志ではないことが分かりますよね。

 

つまり、支配されて命令に逆らえる状態ではなかったのではないでしょうか。

天使の悪魔同様、マキマの支配から逃れることができたのは一時的なものだったとも考えられます。

 

【チェンソーマン】マキマの支配能力の条件まとめ

 

まとめ

マキマの支配の条件の考察

  • 条件① 自分より程度が低いと思う者を支配できる
  • 条件② 戦って勝てば支配できる
  • 死亡した相手でも支配できると考察
  • 支配できない対象は精神力が強い者?

 

岸辺やパワーを支配できなかった理由&考察

  • 岸辺は支配されずパワーも耐えていた
  • 考察① マキマが岸辺を下に見ていなかった説
  • 考察② 岸辺の警戒心やクァンシの復讐心が強かったから
  • 考察③ パワーは恐怖よりもデンジへの愛が勝ったから
  • 考察④ ニャーコを通して監視していたから支配の必要がなかった
  • 考察⑤ ケーキを持ってきたことからすでに支配済みだった可能性もある

 

この記事では、マキマの支配の能力の条件と、岸辺とパワーが支配されていなかった理由を考察してみました。

いかがでしたでしょうか?

 

いよいよアニメも始まったチェンソーマン。

アニメ化に際して、原作で分かりづらかった描写などが明確にされて、曖昧だった謎が明らかにされるというパターンもありますよね。

チェンソーマンは伏線の多い作品

この記事で見たように、岸辺やパワーがなぜ支配されなかったのかという謎も、アニメ化に伴い、明らかになることがあるかもしれません!

マンガ原作を繰り返し読む楽しみも、アニメと比べながら見る楽しみもできる作品であることも、チェンソーマンの魅力の1つですね^ ^

 

 

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