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チェンソーマン-デンジのドア(扉)の向こうは?開けちゃダメだの意味は?

公開日: 2022年10月17日 | 最終更新日: 2022年11月19日

 

チェンソーマン】のアニメが始まり、爆発的な人気からTwitterでもトレンド入りするなど、かなりバズりましたね!

そのOP映像と第1話冒頭で登場した「ある扉」が、すでに原作を読破している方たちの中で話題になっています。

張り紙だらけで、どこか不気味なドアです。

この扉は、作中でも重要なシーンごとに何度か登場します。

 

では、このドアには一体どんな意味が隠されているのでしょうか?

伏線であることは間違いないため、知っておくだけでストーリーがさらに面白いものとなるでしょう。

 

今回は、このチェンソーマンに登場する扉(ドア)について解説していきます↓↓

この記事を見て分かること
  • デンジと扉の関係
  • ドアが持つ意味
  • その奥にある真相の考察

 

 

デンジのドア(扉)の向こうは?

 

まず結論ですが、このドアを開けても良いことは待っていません

デンジにとっては「不幸への入り口」とも言えます。

ポチタが「開けちゃダメだ」と言っているのはデンジを守るためでした。

 

チェンソーマンには、このシーン以外でも「ドア」や「扉」などの描写が登場します。

1つは「悪魔を召喚する地獄の扉」という意味。

2つ目に「デンジのトラウマ」「見たくないものへの蓋」というニュアンスがあると考えています。

では早速ですが、この2つの考察を進めていきます↓↓

 

ドアの向こうの正体は「地獄」という伏線

まずは「ドア=地獄の扉」という説です。

初めにドアが強調されて描かれていたのは「64話」でデンジたちが地獄に落とされた時です。

作中での地獄は草原が広がっており、我々が一般的にイメージする場所とは違っていました。

その他、空一面にドアが埋め尽くされているなど、異様な光景は多くあります。

ドアの向こう側には地獄が待っているということを強調しているような表現に思えます。

 

また、張り紙がたくさん張られたドアが登場するのは単行本9巻「76話」と「81話」です。

このときデンジは「開けちゃダメ」だという声をどこからか聞いています。

 

しかしながら、どちらも開けてしまい「77話」では銃の魔人になってしまった早川アキ

「81話」では、パワーがマキマによって殺されてしまう瞬間を目撃してしまいます。

どの場面も明らかにデンジにとっての「地獄」が待っていました。

このような描写から、扉の向こうには「本当の地獄」「精神的な地獄」という2つの概念が待ち受けている暗示のように思えます。

 

 

地獄から悪魔がドアを通してやってくるという意味

先ほど、チェンソーマンの作中に登場するドアは「地獄の扉を暗示している」と説明しました。

しかし、この「地獄の扉」とは何なのでしょうか?

それは「悪魔が現れる扉」を意味しています。

 

単行本9巻「77話の銃の魔人」と「81話の血の魔人」。

どちらも、悪魔に近い存在です。

やはりドアの先には地獄があり、そこから悪魔や悪魔に近い存在がやってくることを暗示しているように思えます。

 

では、冒頭でお伝えしたデンジが叩き落とされた地獄ではどうだったのでしょうか?

 

闇の悪魔も天上の扉から登場した

 

先ほどのドアのシーンの極めつけは「闇の悪魔」の登場シーンです。

この闇の悪魔の登場演出はかなり凝っており、読者の中でも非常に人気の高い場面です。

天井にいくつもの扉が配置されており、その1つが開いたと同時に黒い液体の塊が地に落ちます。

この段階で、クァンシに仕える魔人たちは震えており、ものすごい存在感と恐怖に包まれていました。

そして、そこから「闇の悪魔」が現れたのです。

 

やはり、ここでも扉から悪魔が現れています。

扉を開けると悪魔や近しい存在がいる」「扉からは悪魔が現れる」というように、どちらのパターンでも本物の地獄につながっていると考えられます。

作中で印象的に描かれているドアは、地獄の扉を表していると考えて間違いないのではないでしょうか。

 

 

開けちゃダメだの意味は?

 

ここまで、作中に出てくる扉の概念について解説してきました。

では、ここからはその扉が持つ意味を考察していきます。

デンジがドアを開けようとする時に「開けちゃダメだ」という声が聞こえてきます。

これは、誰が何のために言っているセリフなのか?

 

続いてこの「開けちゃダメだ」の声の正体や意味について紹介します↓↓

 

 

ポチタがデンジのために開放厳禁にしようとした

 

「開けちゃダメだ」の声の正体は、デンジの心臓になっているポチタの声です。

ポチタはドアの向こうにデンジにとって良くないものがあるのを分かっています。

デンジのために、ドアを開けるのを禁止していました。

なので、わざとデンジの幼い頃のトラウマになっている張り紙だらけの幻覚を見せて「開けちゃダメだ」と制止したのです。

 

そして幼いのトラウマというのは、デンジが父親を殺してしまったことです。

父親は自殺したと思われていましたが、実は酔っぱらった勢いでデンジを殺そうとしたところ、反撃されて逆に殺されたことが判明しています。

幼少期のデンジは父親を殺してしまったことを受け入れることができず、記憶をあの張り紙だらけの扉の向こう側に閉じ込めました

 

このトラウマが閉じ込められている扉を出してでもデンジを止めようとしたということは、危険すぎることが分かります。

ドアの向こうには、これまでとは比にならないぐらいのトラウマが待っているとポチタは確信していたのでしょう。

 

開ければ親しい誰かが死んでしまうという予兆

ドアの向こうには「悪魔」に関係する何かがあるとすれば、もし開けてしまった場合はどうなるのでしょうか?

これまで、扉が開いて誰も死ななかったことはないです。

アキもパワーのどちらも、デンジの前で死亡しました。

 

デンジは公安のデビルハンターなので、「銃の悪魔」や「その他の悪魔」としての脅威から日本を守るためにも、倒さなければならないという使命を負っています。

ドアの向こうにたとえ親しくしている人間がいても、それが「銃の悪魔」に契約させられていたり、死体を乗っ取られていても殺さなければなりません。

 

そして、81話ではドアの向こうには「銃の魔人」に乗っ取られた早川アキがいました。

デンジは苦しみながら「銃の悪魔」に銃の魔人にされた早川アキを殺しました。

 

さらに直接ではありませんが、ドアを開けたことでパワーが死ぬきっかけを作ってしまいます。

デンジは心に大きな痛みを負うことになりました。

 

ポチタは地獄の門番・ケルベロスの役割を担っていた

そして、ここで扉について「新たな発想」を考察します。

それは、ポチタが地獄の門番・ケルベロスという説です。

これまで「扉=地獄と繋がっている扉を介して悪魔が登場」とお話してきました。

 

では、現世に現れる悪魔たちは地獄からどのように来るのか?

それは、現世と地獄を繋ぐ扉を通るしかありません。

そして地獄の門の番人と言えば、よく3つの頭の凶暴な犬であるケルベロスが描写されます。

ここから、実はポチタは「ケルベロスの役割を担っていたのではないか?」という説も考えられるのです。

 

悪魔がチェンソーの音を覚えているのは扉を通るため

 

天使の悪魔曰く、現世に転生した悪魔はみんな「チェーンソーの音だけを覚えている」ようです。

これは、先ほどの考察からチェンソーマン(ポチタ)が地獄の門番をしているからではないかと考えられます。

 

まず、悪魔が再び現世へ転生を果たすためには「地獄の扉を通る必要」があります。

しかし、それは同時に「必ず門番であるチェンソーマンに会う」ということです。

その結果、前世の記憶をなくしたままチェンソーの音だけを覚えながら現世に転生。

ということは、悪魔たちは必ずそこでチェンソーマンと戦闘になり殺されていることになります。

 

これが、現世でチェンソーの音だけを覚えている理由ではないかと推察されます。

 

これまでドアは4回描かれた(38,53,76,81話)

張り紙の張られたドアは、作中に4回描かれています。

最初は38話で夢の中で扉越しにポチタが「絶対に開けちゃダメだ」と言っている場面です。

夢から覚めるとツノが4本になったパワーがいました。

※ここでは、まだ開けていない

 

53話では「扉絵」として描かれます。

また夢から覚めると、横にはアキとパワーがいました。

※ここでも、まだ開けていません

 

そして、76話からは夢ではなく「幻覚」として現れます。

家の扉を開けようとすると、夢でよく見る扉の幻覚となりポチタの声で「絶対に開けちゃダメだ」と聞こえてきます。

扉を開けた先には「銃の魔人」となったアキがいました。

ここで、初めて扉を開けたことでアキを殺すきっかけとなってしまいます。

 

81話も76話と同じように、夢ではなく幻覚として現れました。

ポチタの声で「絶対に開けちゃダメだ」と聞こえてきます。

扉を開けた先にはパワーが待っており、開けた瞬間にマキマに殺されてしまいます

 

開けた先には「アキ・パワー・少年のデンジ」がいるなど全員が悪魔だった

張り紙だらけの扉の幻覚を見たあと、開けた先にいたキャラクターは全員もれなく悪魔に関係する人物です。

76話の銃の魔人になった早川アキ。

81話のマキマに吹っ飛ばされたパワー。

53話の少年デンジです。

 

ちなみにですが、この少年デンジは扉の奥を覗き込むような描写でした。

ここで、少年デンジの影だけが扉の向こう側に入っており、その手が人間のものではなくチェンソーを模っているように描かれます。

ここから「扉の奥には悪魔がいる」ということに繋がってきます。

この時まだ、ポチタと出会う前なのでチェンソーの悪魔と関わりを持つという暗喩だったのかもしれません。

 

【チェンソーマン】ドアの向こうの正体まとめ

 

まとめ

デンジのドア(扉)の向こうにあるもの

  • ドアの向こうの正体は「地獄」という伏線
  • 地獄から悪魔がドアを通してやってくるという意味
  • 闇の悪魔も天上の扉から登場した

 

開けちゃダメだの意味

  • ポチタがデンジのために開放厳禁にしようとした
  • 開ければ親しい誰かが死んでしまうという予兆
  • ポチタは地獄の門番・ケルベロスの役割を担っていた
  • 悪魔がチェンソーの音を覚えているのは扉を通るため
  • これまでドアは4回描かれた(38,53,76,81話)
  • 開けた先には「アキ・パワー・少年のデンジ」がいるなど全員が悪魔だった

 

以上、チェンソーマンに登場するドアの考察についてでした!

いかがだったでしょうか?

ドアに地獄の扉のような役割を持たせているなんて、読んでる途中にはなかなか気づけない細かい設定でした。

この設定に気づいたときは、世界観を作り上げるために細かい設定を練り上げるのはさすが藤本タツキ先生だなと感じたのを覚えています。

アニメも始まったので細かい設定をチェックしながら見るのも楽しいのではないでしょうか^ ^

 

 

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