カタクリの帽子は誰の？ルフィを認めてわざと自滅負けしたのか？

週刊誌や単行本、さらにアニメも人気な【ワンピース】。

ホールケーキアイランド編では、ルフィとカタクリの壮絶な戦いに決着がつきました。

あまりの激闘だったからか、最後カタクリは気を失います。

そこでルフィは、カタクリの口元にハット(帽子)を優しく置き、その場を後にしました。

ここで、ファンの方々の中で議論されていることがあります。

ファンの皆さんは、この謎のシーンについて疑問を持たれていました。

実際のところは、どうなのでしょうか？

今回は、ルフィとカタクリの関係性についてお話します↓↓

カタクリの帽子は誰の？

「ずいぶん未来をみてやがる」からの背をつけて倒れるカタクリの口元に帽子を被せて隠してあげるルフィの粋な計らいの流れ全てが完璧で好き pic.twitter.com/KsL0H8M3s4

— 雨音 (@klangregen105) August 24, 2021

冒頭では、カタクリの口元に置かれた帽子や、ルフィに負けたことについて触れました。

まず、ここからはカタクリの帽子についてお話をしていきたいと思います。

これまでルフィは倒した相手に対して、何かをすることはありませんでした。

なぜルフィはカタクリ相手に、このような行動をしたのでしょうか？

早速、解説します↓↓

ルフィはカタクリの「口元の上」に帽子を置いた

ルフィはカタクリと熾烈な戦いを繰り広げ、覇気のぶつかり合いをします。

ルフィの渾身の一撃を喰らいながらも、まだ気合いで立っていたカタクリ。

しかし、さすがに耐え切れず、カタクリは自ら負けを認めて背中から倒れました。

そしてルフィは、被っていた帽子をカタクリの口元に置いて、ここから去っていったのです。

普通であれば顔の上ではなく、お腹辺りに置いていくのが妥当ではないでしょうか？

それが、口元に置いていくのは何とも違和感でしかありません。

ルフィの麦わらではなく「見たことない帽子」だった

そして置いていった帽子ですが、ルフィが普段被っている麦わら帽子ではありませんでした。

全体的に「黒色の帽子」で、明らかにルフィが被らない感じの帽子だったのです。

ルフィが大切にしている麦わらではなく、別の帽子なのも珍しいですよね。

この帽子は、一体誰のものだったのでしょうか？

その帽子は決戦前に着替えた時の「ルフィのもの」

実は、この帽子は紛れもない「ルフィのもの」でした。

カタクリの口元に置いた帽子は、決戦の際に着替えたものです。

決戦前に合流したジンベエの仲介の元、ベッジと会う事になったルフィ達。

しかし、ベッジは紳士的な一面があり、服装や小奇麗にしているなど「身なりを整えていない者とは会いたくない」という性格でした。

当時のルフィ達は戦闘していたこともあり、ボロボロのドロドロだったのでシャワーを浴びます。

ここで、服装と一緒に帽子もセットで着こなしていました。

元々カタクリは「口元」にコンプレックスを抱いていた

カタクリの口元に帽子を置いた、ルフィ。

実は、カタクリは元々その口にコンプレックスを抱いていました。

口は大きく裂け、頬にも縫った痕もあり、そこには鋭い牙が剥き出しになっています。

これはカタクリが3歳の頃、大好物のドーナツをたくさん頬張ったせいで、なんと裂けてしまったのです。

なので、周囲の人間からは「フクロウナギ」と馬鹿にされ、時には暴力も振るわれます。

しかし、カタクリは逆に返り討ちにし、口に関して馬鹿にされても全然気にしていませんでした。

これは、兄のペロスペロー・弟のダイフク・オーブン等と親しいのもあり「自分の事を悪く言う奴は、逆に倒せばいい」と言う考えがあったからです。

ただ、カタクリに恨みを持つ者達は彼にではなく妹のブリュレを襲い、彼女の顔に消えない傷を与えました。

彼女は気にしていませんでしたが、カタクリは「自分の浅い考えのせいで、妹がいらない傷を受けてしまった」と感じます。

その反省から、敵に一切コケにされずに徹底的に完璧にぶちのめし、敬愛する家族を守り抜くと言う決意を固め、口元もマフラーで覆い隠すようになりました。

さらに、食事の時に早食いをすることで、後から生まれてくる弟妹にも口元を見せずにいました。

なので、口元の事はビッグマム、ペロスペロー、ダイフク、オーブン、ブリュレと限られた者しか知らないのです。

兄・カタクリのファンである妹のフラッペは、この事実に驚きと幻滅してしまい、他の部下達と共に馬鹿にし始めました。

同時に、カタクリも完璧な兄を演じ続けていたので、ストレスが溜まることもありました。

ストレス発散として、モチモチの実の能力で作り出した家の中で、口元をさらけ出しながらドーナツを爆食いします。

この時間だはカタクリが素の姿でいられる時間なので、それを邪魔する相手は例え部下であっても容赦なく始末していました。

むき出しになった「口元を隠すため」ルフィが気を遣った

ルフィがカタクリの口元を隠したのは、彼への「気遣いと敬意からだったから」です。

上記でも述べましたが、カタクリは口元を晒した事でフランペに馬鹿にされていました。

その光景をルフィも見ていたので、倒れていたカタクリを見て「自分が去った後に、助けに来た奴が馬鹿にするかもしれない」と感じます。

その気遣いと同時に、強者だったかカタクリに敬意を払ったのでしょう。

戦闘では、カタクリは見聞色の覇気を極め、数秒先の未来を見る事が出来る状態になっていました。

ルフィも、対戦の中でその能力に苦しめられます。

ギア4を使っても倒しきれなかったこともあり、ルフィは1度時間を稼ぐために逃げ出しました。

実際、この時のルフィ達の狙いは時間を稼ぐ事なので、あえてカタクリと無理に戦う必要はありません。

しかし、ルフィは今の自分をもっと強くするため「カタクリを倒すしかない」と考え、再戦する事にします。

戦いの中でルフィは、カタクリよりも確率は低いながら未来を見れるようになりました。

強くなることが出来たルフィはカタクリに敬意を表し、そんな相手が馬鹿にされるのは嫌だったのでしょう。

ワノ国編でも、覇気のおかげでカイドウを倒せたことから、カタクリとの戦いは無駄ではありませんでした。

ルフィを認めてわざと自滅負けしたのか？

カタクリ誕生日おめでとう😆
敵キャラで一番好き
「俺はもう お前を格下とは思わねぇ」って言うの大好きその後ルフィが「ホントか!!嬉しい!!ありがとう でも!!勝つ!!」って言うのも好き pic.twitter.com/RcxjtTjcI6

— 湯卯(ユウ) (@R7MuDBUsgYWTJxK) November 25, 2020

先ほどは、ルフィが帽子を置いた理由を解説しました。

ここからは、カタクリがルフィに負けた理由をご紹介します。

一部、この戦いは「カタクリがわざと負けたのではないか？」という意見もありました。

はたして、その真意はどうなのか？

カタクリやルフィの激闘から、答えは出ていると思います！

以下、解説します↓↓

カタクリはわざとではなく「本気で」ルフィに負けた

結論、カタクリは「わざと負けた訳ではない」です。

もし、あえて自滅したとしても、カタクリには何のメリットもありません。

しかも、手を抜いていれば必ず相手に伝わりますし、ルフィがそれを喜ぶはずがないです。

事実、カタクリはルフィに倒された後、本当に気絶していました。

気を失っていたからこそ、ルフィも帽子を口元に置いたのです。

白目をむいていましたし、絶対に八百長ではありません。

実力や経験ではルフィはカタクリに劣っていた

そもそも、なぜそのように言われていたのか？

それは、ルフィとカタクリの2人には大きな実力差があったからです。

明らかに、戦闘前の時点ではルフィの方が劣っていました。

ルフィはこれまで、クロコダイルやルッチ、ドフラミンゴなど数々の強敵とマッチアップしています。

どの相手にも苦戦しながら、結果的には勝利してきました。

しかし、私たちもルフィも、誰もカタクリには勝てるイメージが湧かずにいました。

それなのに、終わって見ればルフィが勝利したので、違和感があったのは事実です。

裏を返せば、ルフィが極限の状態で驚異的な成長を遂げたと言えるでしょう。

実際に見聞色の覇気もかなり鍛えられ、カタクリよりも未来が見えるようになっていました。

カタクリ相手に「ずいぶん未来を見てやがる」と、言わしめます。

なので、カタクリが弱かった訳でもなく、わざと負けた訳でもないです。

ルフィの成長速度が尋常ではなかったというのが、1番しっくりくる解答でしょう！

【ワンピース】カタクリの帽子や負けた理由まとめ

『漢の勝負に…薄っぺらい援護などするな!!』
『俺はもう…お前を格下とは思わねェ!!』
カタクリ本当にカッコいいですよね!!　この話でマジでカタクリのことが好きになりましたもん。
自分が特に好きなのはルフィとカタクリを嘲笑う外野を互いの覇王色の覇気で気を失わせたところですね!! pic.twitter.com/FmeMNk0hbq

— 綱久 (@4cOTAyCi1rejnE7) March 28, 2020

以上、ルフィとカタクリの関係性についてでした。

ルフィが見せた気遣いは、カタクリとのライバル関係を良いものにしました。

これまで無かったような決着の付き方に、カタクリを好きになった方も多いでしょう。

それに、カタクリも自分の気を遣ってくれたルフィに、内心感謝しているんじゃないかなと思います！

今後、カタクリが再登場することがあると思うので、ルフィとの絡みを楽しみにしたいですね^ ^