逃げ上手の若君-ラスト結末は?最後バッドエンドかネタバレ考察

公開日: 2023年12月26日 | 最終更新日: 2023年12月29日

 

逃げ上手の若君】は、北条時行を主人公として描いた南北朝時代の物語。

エンタメとしても非常に面白いのですが、「太平記」などの資料に基づいてしっかりとした時代考証をしています。

では、逃げ若のラストについてはどうなのでしょうか?

  • 史実通りいくのか
  • 史実からは逸れるのか
  • 史実とは全く違うものになるのか

→その場合、どんな描き方になるのか

 

今回は、この気になる「逃げ若のラスト結末」を独断と偏見で考察していきます!

この記事を読んでわかること
  • 逃げ若の「ラスト展開」予想
  • 時行の死」について
  • 史実とエンタメの両立」が可能かどうか

 

 

 

 

逃げ若のラスト結末は?

 

松井先生はインタビューで、過去作品の「ネウロ」「暗殺教室」では、結末を想定した上で連載を始めたと語っています。

と同時に、いつ打ち切られても綺麗に終われるように、トゥルーエンドまでに物語の山場をいくつも作っていたとも。

「ネウロ」のHAL編、「暗殺教室」の鷹岡編などはその山場に相当するでしょう。

 

「逃げ若」でも、中先代の乱で諏訪頼重が死んだ後など「今週もしかして最終回なの?」というほど、きれいにまとめられた回がありましたね。

事実、あそこで終わってもさほどの反発はなかったのではないでしょうか?

中先代の乱は、史実の「北条時行」にとってのピークなので。

 

しかし「逃げ若」はまだまだ続く模様。

では、松井先生は「どこまで」描くことを想定しているのでしょうか?

ネウロや暗殺教室を読破した筆者が、あらゆる可能性を加味しながら以下で考察していきたいと思います↓↓

 

考察① 史実通り「時行の死」で物語が終わる

1つ目の考察は「主人公の時行が死ぬまで」です。

これはまあ、バッドエンドということになるでしょうか。

というのも史実では、時行は足利尊氏を打ち倒すことができず、その前に捕らえられて処刑されているんですね。(1353年)

 

少年漫画の主人公の末路としては悲しすぎますが、処刑されたのが父である「北条高時の死からちょうど20年後」というエモさも含め、ここで切るのは面白い試みかもしれません。

※史実の時行は、享年20代半ばと言われているため

おそらく松井先生は「逃げ若」を通して読者に歴史を学ばせようとしているので、時行の死後の歴史が気になる読者に自ら勉強させようとしている可能性もなくないでしょう。

 

 

考察② 時行の死後から足利尊氏の死まで描かれる

続いて、2つ目の考察です。

時行は処刑されますが、史実の足利尊氏の「足利直冬の矢によってできた腫れ物ができて死ぬ」まで描かれるパターンです。

 

尊氏は、時行の死から5年後「1358年」に52歳で亡くなります。

尊氏の庶子でありながら尊氏に存在を認めてもらえなかった直冬が、尊氏との戦の敗走時に苦し紛れに射た一矢。

その矢傷が尊氏の死因になるのですが。。

「腫れ物から敗血症にかかって死亡」というのが現在の一般的な解釈ですが、この作品だとその腫れ物に対して呪術的要素を入れるのではないかと予想できます。

 

かつて護良親王が見た、尊氏の身に宿る化け物……あれが腫れ物として具現化した、とか。

時行たち、尊氏に恨みを持った人間らの妄執がやどった腫れ物、だとか。

そういう展開だとしたら、敵討ちは達成できるので、一応はグッドエンドなのかな?

その場合、おーにさんこーちら、の鈴の音が、今際いまわの尊氏にだけ聞こえる演出とか、ありそうじゃないですか?

どのみち、腫れ物で死ぬという人間らしい死因は、切腹しても首の骨を折られても死ななかった尊氏から神性が剥ぎ取られているとみて間違いないでしょう。

 

つまり、時行は処刑されてしまったけれど、尊氏の死に時行も無関係ではないのだ、というパターンと言い換えることもできますね。

「ネウロ」「暗殺教室」の完結のさせ方を見ていると正直、これが一番有力な説の気がします。少なくとも松井先生はここを想定しているのではないでしょうか。

尊氏の死まで描こうとしているからこそ、あれほどまでに尊氏の「わけのわからなさ」を描写しているのでしょう。

 

考察③ 実は時行が生きていて足利打倒を果たす

逃若党のメンバー、特に変装の達人であるゲンバが時行と入れ替わり、処刑されるなどの予想は、SNSでも根強く支持される説の一つですね。

「逃げ上手」がテーマであるだけあって、時行に史実の「死」からも逃げてほしい、という読者からの祈りでもあるように思えます。

自分の利益の為だけに郎党になったゲンバが、最終的に自分の命を自らの意思で時行に捧げるというのは、大変感動的なシーンになりそうですが。。

 

ただ、ゲンバのモデルが「北条に仕える風魔一族の祖」に起因するとするなら、ゲンバにも死んでほしくはないなと感じてしまいますね。

ゲンバと夏ちゃんとの間に子供がいるか否かがこのルートになるかの分かれ目なのではないでしょうか。

 

 

考察④ 時行の死まで描かれず途中で終わる

続いては、打ち切りなどの不慮の事態により、時行が死ぬこともなく、足利打倒も果たせないままに作品が終わるというパターンですね。

過去、とある作者が歴史漫画を描くにあたり、死ぬべき定めのキャラクターを好きになりすぎて殺せなくなってしまい、作者自ら作品を終わらせた、という珍事も日本漫画史のなかにはあるようですが。。。

これこそ、1番のバッドエンドかもしれません。

 

ただ、松井先生の場合は「打ち切り」にしろ「殺せなくなった」にしろ、ちょっと考えらないですね。

そりゃキャラクターへの思い入れはあるでしょうが、計算の達人・松井先生が、キャラクターの生死という極めて重大な要素を当初の予定と変更することは、「ネウロ」「暗殺教室」を見てもありえないのではないでしょうか。

打ち切りも……2023年12月現在、少年漫画ジャンプの看板に育ちつつある逃げ若には、無縁のように感じられます。新連載陣ももっとがんばってくれ

以上の理由から、個人的にはこの説はあまり支持できません。

 

考察⑤ まったく史実と違う

最後!

これもちょっと考えにくいことですが、史実に即した歴史漫画を銘打っていても、エンタメである以上、史実と全く違うラストになる展開もなくはないわけです。

たとえば、「時行が足利一族を根絶やしにて、時行が鎌倉幕府を復興させる」「時行が室町幕府を開く」など。

読者が時行を応援するがあまり、作者がそう描かざるをえなくなるということも……なくはない? かも??

 

ただ、松井先生がなぜ南北朝の題材を選んだかって、

マイナーな時代だから競合作品が少ない

倫理観などが最もカオスな時代なため、これをエンタメに昇華できるかは作家の腕の見せ所だと思った

なにより、この漫画を通して歴史に興味を持ってもらいたいから

 

だと思うんですよね。

それを考えると、あまりにも史実からかけ離れた展開を作品の最後には持ってこないだろう、と個人的には思います。

 

 

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【逃げ若】ラスト結末の考察まとめ

 

以上、独断と偏見による「逃げ若」のラスト予想でした!

まとめ
  • 「時行は処刑されるが尊氏の死も描かれる」ラストが最も有力
  • 史実では時行は処刑され、尊氏を討つことはできない
  • 史実では尊氏は腫れ物で死に、時行は死因には関係ない
  • しかしエンタメ漫画である以上、尊氏の死に時行も関係する可能性

 

2023年12月現在、足利陣営最大の内ゲバ事件である「観応の擾乱」への道が着々と舗装されています。

この出来事は(史実で時行が存命なこともあって)おそらく描かれますが、その後の時行の処刑は描かれるのか、時行が死んだとしたらどうなるのかは、いまだ見通せません。

足利尊氏というあまりにも強い天下人に対し、時行はどう戦っていくのか、これからも見守っていきたいですね!

 

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