逃げ上手の若君-死亡キャラ一覧最新まとめ!死んだシーンについても

公開日: 2023年11月22日 | 最終更新日: 2024年8月14日

 

第一話から鎌倉幕府が滅亡した【逃げ上手の若君】。

足利尊氏の謀反によって始まった物語は、戦乱に次ぐ戦乱でバッタバッタと人が死にます。

敢えてキャラと言いますが、キャラクターは死によって完結するため、だれがどんな風に死ぬのかというのは気になるところではないでしょうか?

 

この記事ではキャラクターたちの死にざまを解説していきます!

この記事を読んでわかること
  • 死亡キャラの「死因
  • キャラの死による「世の中への影響

 

 

目次

 

 

死亡キャラ一覧最新まとめ

 

「逃げ若」は鎌倉~室町時代のできごとをもとにした作品なので、キャラクターのモデルになった人物は令和現在、当たり前に全員死んでいるんですが、物語を追う中では推しもできるし愛着も沸くというもの。

いいやつ、悪いやつ、平等に死は訪れますが、死因には格差がありますよね。どんなふうに死んだのかは、どんな風に生きたのか、にも通じます。

今回は、単行本16巻までに登場したネームドキャラが作中でどのように一生を終えたのかを復習してきます!(一部例外あり)

 

北条高時(ほうじょう たかとき)

 

主人公・時行の実の父です。

禿頭で焦点の合わない眼、口元からよだれを垂らした状態で描写されることが多かったですが、時行ら息子に対しては「こんな父のようになるな」「逃げ続けろ」と諭す場面もありました。

足利尊氏・新田義貞の謀反によって進退窮まった際、自刃します。

 

 

北条邦時(ほうじょう くにとき)

 

時行の腹違いのお兄ちゃんでしたが、兄弟仲は非常に良かった模様。

謀反の際、北条の自刃祭り(やめろそんな祭り)に巻き込まれず逃がされた1人でしたが、後述するクソド鬼畜野郎こと実の伯父に売られ処刑されてしまいます。

 

名越高家(なごえ たかいえ)

 

1話で登場。

謀反の際、脳天を弓矢で射抜かれ死亡

 

 

狩野三郎/塩田次郎(かの さぶろう/しおた じろう)

 

狩野と塩田の2人は、時行の武芸指南役だった人物です。

あっさりと戦死の情報が出て死亡が確認されました。

 

摂津親鑑(せっつの ちかあき)

 

親鑑は、次のご紹介する清子の父です。

幕府が新田義貞の急襲を受けて、北条一族の重鎮たちと共に自害をしました。

 

清子(きよこ)

 

北条の嫡子というブランドを愛し、時行にモーションをかけていたしたたかな少女。

謀反の際、鎌倉を攻めてきた武士たちによって殺害

鼻持ちならないところはありましたが、行動原理が一貫していてそう悪い子にも見えませんでしたし、そういう死に方をしてほしかったわけじゃないと、個人的にはつらい最期でした。

 

長崎円喜(ながさき えんき)

 

北条高時をお飾りの総帥として祭り上げ、その裏で実権を握っていた悪い側近のひとり。

謀反の際、自刃しています。

 

長崎高資(ながさき たかすけ)

 

円喜とともに鎌倉幕府の実権を握っていた悪い側近のひとりです。

この親子はさあ……。

父同様、謀反の際、自刃しています。

 

五大院宗繁(ごだいいん むねしげ)

 

時行の、クソ鬼畜の方の伯父です。

宗繁というより胸糞です。

こいつによって時行の兄は売られ、若くして処刑されました。

そこまでしたのに足利側から満足な報酬を受けられず、時行まで手にかけようとするド鬼畜です。

時行の南北朝鬼ごっこの最初の相手でもあります。

北条の伝家の宝刀・鬼丸で屠ってあげたのは若様、優しすぎない?

 

牡丹(ぼたん)

 

南北朝鬼ごっこの二体目の鬼として登場。

猪に見えますが神代の生物の最後の生き残りで、逃若党により、最期は諏訪の黒曜石の槍に貫かれ死亡しました。

 

先代・風間玄蕃(かざま げんば)

ゲンバの父ですね。

武士と違い潔くない、汚い手を使う卑怯者だと主上に裏切られた恨みを最後まで抱えていましたが、畳の上で孫に看取られ死ぬという、割と良い死に方をした人物です。

 

和田米丸(わだ よねまる)

「オラァ!」が口癖で邪悪なアンパンマンみたいな顔をしていた、麿の側近のひとり。

弧次郎によって討ち取られました

 

西園寺公宗(さいおんじ きんむね)

 

泰家とともに帝を暗殺しようとしていた公家の人ですね。

弟に裏切られたという感じで捕縛されますが、そもそも西園寺卿が帝を裏切っているようなものなので……乱世乱世……。

捕縛されたのちは処刑されます。

 

瘴奸(しょうかん)

 

盗賊・征蟻党の頭目にして、鎧武者。

初登場時はどうしようもない悪党でしたが、時行に仏を見て浄化され、敗北後も貞宗に重用されたことで改心し、以降は賊ではなく武士として生きるようになりました。

中先代の乱で時行・吹雪と戦い討たれますが、死の間際、領地の子供に「無事に帰ってきてね」と言われていたことを思い出し、「ああ、死にたくない」と心残りを悔いながら絶命。

 

死蝋(しろう)

征蟻党の一員。

弧次郎と亜矢子に討たれ死亡

 

白骨

征蟻党の一員。

弧次郎と亜矢子に頸動脈あたりを斬られ死亡

 

腐乱(ふらん)

 

顔にフランス国旗のペイントがあり、額に「仏」と書かれていた、征蟻党の雑魚……と思わせていましたが、実は道化を演じていた屈指の実力者だったようです。

吹雪に見破られ、撃破されました。

のちに足利学校・上杉憲顕による実験の被験者であり、脱走者でもあったことが後に明かされます。

 

清原信濃守(きよはら しなののかみ)

 

麿の人ですね。

信濃の国司でしたが、民に圧政を敷いて反発されていました。

設計デザインに対してものすごい才覚を持っており、独自の「戦闘神輿」や「戦車」などを築いています。

最期は神力が込められた矢で撃たれてもだえ苦しみ、戦車から出した首を、民の思いを背負った保科によって斬られます

 

岩松四郎(いわまつ しろう)

岩松経家のお兄ちゃん。弟が猫耳っぽい目マスクをしているからか(??)、兄も猫を可愛がる描写が見られ……、ます。

時行と諏訪の大軍を前になすすべもなくやられました。

ですが、その前に「それ以上近づくなー! 猫がどうなってもいいのか!」と猫質をとろうとしたところが個人的には好きじゃないですね。

 

石塔範家(いしどう のりいえ)

 

白拍子天女鶴子ちゃんのひと。

関東庇番のひとり。

妄想の女性をめでることで規格外の強さを手に入れましたが、中先代の乱で落馬したところで亜矢子に王手をかけられ、ほぼ自刃のような形で、亜矢子によって討たれます。

 

岩松経家(いわまつ つねいえ)

 

関東庇番のひとり。

病的な女狂いとして描かれましたが、渋川同様その実力は本物でした。

中先代の乱では巫女たち非戦闘員がいる区域に押し入り、女性らを攫おうとしましたが、亜矢子の父・望月重信や吹雪と交戦。

望月+吹雪+巫女たちとの多対一を繰り広げたあと、望月によって討たれます

 

渋川義季(しぶかわ よしすえ)

 

関東庇番衆のひとりで、自分の思う正義を愚弄されると怒りで強化される、最強の自己バフ男の一角。

中先代の乱で時行に翻弄され体力を大幅に削られたのち、根津弧次郎によって討たれます

 

吹雪父

この父親は、息子である吹雪の出世のことしか頭にありませんでした。

なので幼少期から吹雪にスパルタ教育を行い、いきすぎた過酷な訓練を強制。

最期は、自身が叩き込んだ武を利用され息子に殺害されました。

 

今川範満(いまがわ のりみつ)

 

馬のひと。関東庇番のひとり。

中先代の乱で吹雪に致命傷を負わされ、ともに果てようとする家臣たちに「自分を首を持って帰って馬に食わせろ」と言い残して死亡

 

小山秀朝(おやま ひでとも)

 

鎌倉幕府崩壊時、足利側についたひとり。

中先代の乱で、望月重信と一騎打ちをしている描写がありますね。

戦闘描写はほぼカットでしたが、望月に「しぶとかったなぁ」と賛辞を贈られつつ逝きます

 

護良親王(もりよし しんのう)

 

後醍醐天皇の息子であり文武両道で希代のイケメンでしたが、足利尊氏の危うさを帝に進言したところ、うるさがられて捕縛され、監禁状態に。

足利直義が鎌倉から撤退する際、淵辺義博によって処刑されます。

 

名越高邦(なごえ たかくに)

 

名越高家の息子。

もしかしたら時行よりも、主人公適性のあったかもしれない悲劇の美少年武将。

兵を休めていた鎌倉大仏殿が、人知を超えた災害(魅摩の神力)大嵐によって倒壊し、戦力の大半を失います。

それでも足利の進軍を止めようと奮起しますが、高師直との戦いで討ち死にし、その首は今川頼国の槍に結び付けられると悲惨な最期を迎えています。

なんでこんな設定もりもりの美少年武将が知られていないかって、名をあげる前に殺されてしまったからなんですね

 

三浦時明(みうら ときあき)

 

作中では一瞬だけ関東庇番だった、三浦兄弟のお兄ちゃんですね。

先祖のせいで裏切者扱いされ、一族の立場向上のためにさらに裏切りを重ねるなど、負のスパイラルに陥っていたところを、泰家と時行によって救われます。

高師直兄弟と対峙・敗走するも無事に弟を逃がし、自身は海岸の壺の中で「明日もしまだ生きていたら」と希望を持ったまま眠る、という穏やかな最期でした。

 

今川頼国(いまがわ よりくに)

 

牛の人。

悲劇の美少年武将・名越の首を槍につるすなどしていましたが、弟よりも狂気が足りないということで時行の郎党たちにサクッと撃破されました。

 

高師冬(こうの もろふゆ)

 

高師直の楢氏(養子)でしたが、初陣の相模川の戦いで戦死し、馬に蹴られ顔面をぐちゃぐちゃに。

さらには、高師直にけしかけられた吹雪に死体を「逆さ凶」で辱められた挙句、存在を丸ごと乗っ取られます

 

諏訪時継(すわ ときつぐ)

 

資料がろくに残っておらず影が薄すぎると評判の、頼重の実子

この人も息子がいます。

時代がそういうもんだとはいえ頼重、あのキャラで祖父ですって知ったときは「お前いくつよ!!???」「普通はキャラに伴侶や子供がいたら作中での扱いはどうあれいくらか落ち着いて見えるのに頼重の場合はむしろ怖い!!!!!」ってなりませんでしたか?

アニ木
アニ木
あれ?なんで時継の項目で頼重の話してるんだろう?

中先代の乱で瀕死の重傷を負い、戦死

最期は、父より一歩先に逝きました。

 

諏訪頼重(すわ よりしげ)

 

負け戦に終わった「中先代の乱」で将としての責任を取るため最後まで戦場に残るも、時行らによって救出されます。

瀕死の重体でしたが、時行の髪から神力を分けられたことで少しの間だけ延命し、時行と和解・親子としての情を交わすことができました。

安らかな顔で時行と別れたのち、自刃

時行を守るため、時行に似た背格好の子供の死体を用意し、自分たちの顔の皮を剝ぐことで足利側を混乱させます。

 

諏訪盛高(すわ もりたか)

 

 

イケメン・真面目ながら諏訪一族の中でもかなり影が薄いキャラです。

「解説名人」という称号を得たことで、なんとか記憶に残っている盛高。

最期は、頼重と共に逝きました。

 

楠木正成(くすのき まさしげ)

 

この時代を代表する名将・大楠公。

次にご紹介をする名和、結城、千種と合わせて「三木一草」と呼ばれています。

アニ木
アニ木
後醍醐天皇のお気に入りだからって重用されているのが身分的に釣り合わないよね~という揶揄

帝が寵愛したりラスボス・足利尊氏にも認められる傑物。

最期は湊川の決戦で、尊氏と一騎打ちを繰り広げるもその神性の前に敗北し、看取られました。

 

千種忠顕(ちくさ ただあき)

 

お歯黒?の小太りの公家。

高師泰に首を吹き飛ばされて死亡

 

名和長年(なわ ながとし)

 

西園寺卿をとらえた武士のひとり。

後醍醐天皇の忠臣でしたが、最期は「いう通りだ西園寺卿。短い栄華だった」と独白しながら矢の降る戦場へ出陣し戦死。(第二次京都戦)

 

結城親光(ゆうき ちかみつ)

 

西園寺卿をとらえた武士のひとり。

その後は出番がないので生死は不明ですが、史実では尊氏の暗殺に失敗して死亡している模様。

 

淵辺義博(ふちのべ よしひろ)

 

護良親王を手にかけた逆臣です。

北畠顕家+時行一党との戦いの際、弧次郎の「正義殺廻転斬」によって首を斬られます。

 

斯波孫二郎(しば まごじろう)/斯波家長(しば いえなが)

 

本誌129話「斯波家長1337」にて、斯波家長の死亡が確認されました。

かつて関東庇番の寄騎だった少年・斯波孫二郎は中先代の乱から二年後、北朝奥州総大将兼関東執事・斯波家長となりました。

北畠顕家と東日本の覇権を争っており、顕家卿と合流した時行と因縁の再会を果たします。

最期は、鬼丸を使った時行との一騎打ちに敗れ「この時代に生きれた良かった」と満足そうに逝きました。

 

堀口貞満(ほりぐち さだみつ)

 

堀口と言えば、新田義貞の三男・徳寿丸に付き従っていた武将です。

真面目な性格で義貞の重臣として活躍していましたが、石津いしづの戦いにて高師泰こうのもろやすに討たれ散っていきました。

徳寿丸からもらったプレゼントに対して号泣しているシーンは好きだったんですが、まさかそれが死亡フラグになるとは思いませんでしたね。

 

 

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【逃げ上手の若君】死亡キャラ一覧まとめ

 

以上、逃げ若ネームドキャラの死亡一覧でした。

懐かしいキャラもたくさんいましたが、皆さんの推しはまだ生きていますか?

私の推しは史実にのっとるとそろそろ死にます。

 

逃げ若はもちろん松井先生の味付けがたくさん含まれているため、すべてが史実通りではありませんが、戦乱の時代で生きた彼らの足跡が現代にまで残っていることが、なんだか不思議な気分にもなりますね。

これからもたくさんキャラクターが死んでいくでしょうが、物語の最後まで、刮目して追っていきましょう!

 

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