原作漫画が完結し、2022年の秋アニメにて4期の放送が決定している【ゴールデンカムイ】。
おそらくアニメは4期では終わらず、まだ5期〜6期と続くだろうと予想がされています。
そんな作中の終盤では、それぞれの勢力が激戦を繰り広げ、死亡するキャラも多数いました。
そして完結を迎えた現在、とあるキャラについてまだ考察されていることがあります。
それは、第七師団・鶴見中尉の行方です。
最終回より少し前に、命を落としたとされる鶴見が「実は生きているんじゃないか?」と言う説が出ています。
さらに、その内容について週刊誌では描かれなかった部分も、単行本の最終巻では「加筆」があったそうです。
鶴見の死亡説や、現在の所在について謎が深まるばかりです。
はたして、鶴見中尉は生きているのでしょうか?
今回は、鶴見篤四郎の行方について考察します↓↓
- 鶴見の生死
- 単行本31巻(最終巻)の加筆内容について
目次
鶴見は死んでない?
『ゴールデンカムイ』30巻読んだ
メインキャラがかなり死亡or負傷してきてる
いよいよ、ラストが近いのがわかる
鶴見中尉が勝つ事だけは無いと思う
どう終わるのやらー pic.twitter.com/kjHyyNbXlP— 大横綱クリムト (@YOKOZNAKURIMUTO) August 2, 2022
冒頭では、鶴見中尉について触れました。
まずは、鶴見がどのような流れで死亡と認識されているのか?
逆に、なぜ生存説も噂されているのか?
ここからは、このあたりをメインに解説していきます。
そして、その後に最終巻の加筆内容にも触れ、生存説の考察をしていきます。
では早速、見ていきましょう↓↓
鶴見は列車の戦いで杉元に銃で撃たれた
金塊争奪戦の最終局面で、鶴見は杉元・アシリパたちと戦います。
戦場となるのは、まさかの動く列車の上でした。
このシーンはハラハラする局面なので、しっかり解説していきます!(少し長くなります)
アシリパは単独で列車を止めようとし、鶴見は足場が悪い状況の中で杉元と戦い始めます。
バランスを崩せば落ちてしまう状況の中で、お互い接近戦で激しい戦いを繰り広げます。
次第に追い詰められた鶴見は、杉元達に「金塊を全部やる」と言いつつ、隠していた銃で始末しようと画策していました。
しかし鶴見の作戦を読んでいたのか、杉元はポケットの中に隠していた砂金を投げつけて、彼の目を封じます。
そして、すぐさま接近して刀で斬りつける杉元。
その際、鶴見の懐から「権利書が入っている筒」と「妻子の遺骨」が同時にこぼれ落ちます。
どちらも大切なものですが、両方とも拾っている時間はありませんでした。
鶴見が拾ったのは、、
なんと権利書が入っている筒の方でした。
非常な男のように描かれますが、鶴見は遠ざかっていく遺骨に目を向けながら少し悲しそうな顔をしました。
とっさの判断で致し方ありませんが、ここで家族の思い出と決別できるほど、この戦いへの強い想いが描かれます。
ただ、その筒もアシリパによって奪還され、目的を果たした2人に逃げられそうになります。
もう何も失うものがない鶴見は、杉元を抑えつけると刀で突き刺しました。
さらに、脅しのつもりなのか「黄金を求める者は、誰も彼もが命を落としてしまう」と鶴見はアシリパに通告。
それを聞いた杉元は、アシリパに勇気を与えるために「俺は不死身の杉元だ…」と伝えます。
そして列車からアシリパを引き離し、追いかけてきた白石達に託しました。
最後、杉元は渾身の力を振り絞って向けられている銃を強引に鶴見の方へ向け、引き金を引きます。
撃ち抜かれた鶴見や力を失った杉元は、列車とともに海の藻屑となりました。
死ぬキャラには必ず描かれる死亡シーンがない
五稜郭の戦いから地獄行き列車まで。
激しい戦いで次々に死者がでます。二階堂や都丹の最後がすごかった。
戦艦四隻落としたマンスールが戦況を五分まで戻すのいいね。一方的ま艦砲射撃はきつい。 pic.twitter.com/3ypkQOoZUE— hatamame hazu (@HatamameH) June 27, 2022
先ほどのシーンで、海に消えて行った鶴見や杉元たち。
その後、杉元は生きておりアシリパとの再会を果たしますが、鶴見は行方知れずのままです。
ここで、鶴見が命を落としていないとされている理由は、ゴールデンカムイの設定にありました。
これまで主要人物たちが死亡する際には、必ずと言ってよいほど「命を落としたシーンが描かれている」からです。
これを見ることで「あー、このキャラは死んでしまったんだな」としっか伝わります。
土方、牛山、ソフィア、ウイルク、二階堂、尾形、囚人と、これまで登場してきた重要キャラたちは死亡シーンが描かれています。
しかし、鶴見に限っては杉元と共に海へと落ちていった後のことが、不明なままでした。
杉元も生きていたので「鶴見も生きている」と考えてもなんら不思議ではないでしょう。
鶴見の生存説は、ここからきている訳です。
最後は額当てや骨も見つかっていない
その後、戦いから6か月が経ったシーンへと移り変わります。
第七師団の月島は、何度も函館湾に訪れては鶴見の「額当て」や「骨」を探していました。
しかし、どれだけ探しても見つかりません。
月日が流れていることから、さらに沖へと流れている可能性もあるでしょう。
ただ月島は鶴見が生きていると信じ、何度も探し続けた描写ありました。
その後は生きているのか加筆内容は?
【ゴールデンカムイ】鶴見中尉生存マジか#ゴールデンカムイhttps://t.co/IW3DUQQIeY
— 神崎 (@neiro_sokuhou) July 22, 2022
次は加筆内容について調べていきたいと思います。
加筆内容を見れば、鶴見が生きているのか分かるのでしょうか!?
単行本31巻(完結)にてその後の加筆が行われた
『ゴールデンカムイ』最終巻31巻読んだ!「いまだよ…いま」「悔しいなぁ…」「兄様は祝福されて産まれた子供です」の名場面ならぬ命場面に、最後の加筆マッカーサー元帥の行動原因と写真で日本のために暗躍してる!? pic.twitter.com/ICl5uBVMbv
— れだ(reda) (@re_dary) July 18, 2022
上記では、鶴見が死亡したとされるシーンの解説をしました。
連載誌ではこのまま終わりとなりましたが、単行本の最終巻「31巻」では、その最終話のその後が加筆されていました。
きっと最終話では書ききれなかった部分があり、気になる読者のためにも、そうしたのでしょう。
そして、ここでは気になる鶴見についても触れられていました!
早速、その内容を見ていきましょう↓↓
マッカーサーと一緒に額当てをした老人が写っていた
加筆内容は、本編から40年の月日が経過した後の世界でした。
そこには、GHQの指導者となったマッカーサーと多くの人々が描かれます。
日本がアメリカに戦争で負け、色々と国内統制をされたあの出来事ですね。
そんな中、マッカーサーの周りの群衆に紛れて、ある老人が映り込んでいました。
その老人の頭には額当てが身に着けられ、鶴見を彷彿とさせる人物が描かれていたのです!
この人物は、鶴見本人なのでしょうか?
実は鶴見は死んでおらず生きていた
先ほどの額当てをした老人ですが、その正体は鶴見でしょう!
鶴見は杉元と一緒に落ち、杉元と同じように生き延びていたのです!
月島が懸命に額当てや骨を探していましたが、生きていたとするならば、。見つからないのも当然だと思います。
この老人が100%鶴見だという確証はありませんが、加筆で描かれたということがポイントです。
もし死亡していれば、似たような人物をここで描く必要がありません。
そこから考えても、99%鶴見で間違いないと思われます!
列車から落ち、その後はどういう生き方をしてきたかなどは不明ですが、海外にいるということから理由が考えられます。
日本にいては間違いなく日本軍に追われる可能性があり、しかも北海道で暮らす事もできません。
明治という新政府が樹立され、敗戦者に居場所なんてないため、海外で過ごすことにしたのでしょう。
そこでマッカーサーと出会い、親交を深めたのだと思います。
加筆内容を見たファンたちは、鶴見の生存に喜び盛り上がっていました。
ただ、その一方で不満の声も上がっています。
鶴見はこれまで様々な人間の命を奪い、多くの罪を背負っていました。
杉元との戦いで命を落とす事によって、これまで犯してきた罪を清算するという流れが1番綺麗です。
それにも関わらず、のうのうと生きていたので不満に感じる方もいるでしょう。
同時に、この鶴見の生存は尾形ファンからも不満が上がっていました。
尾形はアシリパから毒の矢を喰らい、最後に自分自身で目を撃ち自害をした描写があります。
目を撃っているので、命を落とさない筈がありません。(目の奥は脳なので…)
しかし、鶴見も尾形と同じように命を落としてもおかしくない状況でも生きている描写が描かれてしまい、「それなら、尾形の生存の加筆内容があってもおかしくないだろう」と言う声が上がっていました。
それぞれが過去を清算する必要があった人物ですが、2人の生死を分けたのは作者の野田サトルさんなりの考えであり、真実は分からないでしょう。
【金カム】鶴見中尉の死亡/生存説まとめ
#ゴールデンカムイ
このマッカーサー元帥の写真の後ろの方にいるこの人鶴見中尉じゃない?? pic.twitter.com/9BYHiVUttI— 山。 (@yama_gxh) July 19, 2022
鶴見の死亡説について
- 鶴見は列車の戦いで杉元に銃で撃たれた
- 死ぬキャラには必ず描かれる死亡シーンがない
- 最後は額当てや骨も見つかっていない
その後の加筆内容について
- 単行本31巻(完結)にてその後の加筆が行われた
- マッカーサーと一緒に額当てをした老人が写っていた
- 実は鶴見は死んでおらず生きていた
以上、鶴見中尉の生存説についてでした!
鶴見の加筆内容に関しては賛否両論ありますが、これはこれでありかなと思いました!
野田さんは一応ハッピーエンドを迎えた物語の後、年を取ったキャラクター達、もしくはその子孫がどう活躍しているかを書きたかったのでしょう。
さらに、鶴見が命を落としていたシーンは無く、いくら不死身の異名があるとはいえ、鶴見と同じくらいボロボロだった杉元も生きていました。
この事から、鶴見が生きていても不思議ではないと感じます!
この加筆内容も含めてゴールデンカムイなので、全てを楽しまれても良いのではないでしょうか^ ^
【ゴールデンカムイ アニメ情報】
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【ゴールデンカムイ マンガ情報】
最終刊「31巻」で堂々の完結!
アニメでは見れないシーンなので、続きが気になった方はご覧下さい↓↓