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ゴールデンカムイ尾形の目的や裏切りの理由は?何がしたかったのか?

公開日: 2022年7月31日 | 最終更新日: 2022年7月31日

 

ゴールデンカムイ】屈指の人気キャラである、尾形百之助。

凄腕のスナイパーでありクールでニヒルな性格ですが、時どき猫っぽい仕草をするなど、可愛らしさもある人物です。

しかし実は、父と母を殺し腹違いの弟を狙撃した暗く悲しい過去があります。

 

そんな彼ですが、金塊略奪戦では肝心のアイヌの金塊に対してそこまで関心を見せていません。

何か、別の意図があるかのような行動をしています。

ゴールデンカムイの作中では、それぞれ目的を持ちながら、結果的にみんな金塊を追っていました。

 

それをしない尾形の真の目的とは、一体何なのでしょうか?

今回は、ゴールデンカムイに登場する尾形について考察します↓↓

この記事を見て分かること
  • 尾形の目的
  • 裏切りをした理由
  • 尾形が望んでいたことの考察

 

 

尾形の目的や裏切りの理由は?

 

尾形は初登場時、鶴見中尉率いる第七師団に属していました。

しかし、略奪戦の序盤に造反が判明し、離反。

その後、土方一派に加わったり、ロシアのパルチザン出身のキロランケと行動を共にするなど考えがいまひとつ読めません。

 

はたして、尾形は何を考え動いているのか?

これまでを振り返り考察してみましたので、尾形が好きな人もそうじゃない人も、ぜひご覧ください^ ^

 

では、これまでの動きも合わせて見ていきましょう↓↓

 

尾形は金塊に興味がなく真の目的は不明

冒頭でも触れましたが、アイヌの金塊を狙う人物・組織は作品内で数多く登場します。

その中で、特に有力なのは鶴見中尉率いる第七師団です。

人員・情報量・その他にも色々な部分が高い組織力に支えられていて、個人の力で出し抜くのはかなり難しいでしょう。

金塊が目的であれば、そのまま所属していて刺青人皮が集まったところで、仲間と造反するやり方が賢いように思えます。

 

しかし、尾形は早い時期から造反工作をして離反しています。

鶴見中尉に裏切りを見破られ仕方なく、という可能性もありますが、実の所「金塊に興味が無いため、簡単に組織を裏切れた」とは考えられないでしょうか?

その根拠として、尾形は金塊の使い道を誰かに話した様子がありません。

金塊の取り分も「危険な仕事の報酬分」しか要求していないことから、大きな野望を持っていないのもわかります。

このように、尾形の真の目的はずっと不明なままです。

 

 

どの勢力にもどっち付かずの立ち位置でいる

前述の通り、尾形は最初第七師団に所属していました。

離反後は、まず土方一派に身を寄せます。

このままその一員として戦っていくのかと思いきや、今度は網走監獄でキロランケの味方をします。

そして、アシリパの父・ウイルクを撃つなど、杉元たちを裏切りました。

 

その後はキロランケと同行しながら、成り行きで一緒になったアシリパたちと共に樺太へと渡ります。

そして樺太でキロランケが死亡し、怪我を負った尾形は、また土方一派に身を寄せます。

しかしそれも長続きせず、土方が杉元と再び手を組んだ際には、また彼の元を離れていきました。

 

関係を整理すると、、

  • 第七師団
  • 土方一派
  • キロランケ(パルチザン)

 

→第七師団、杉元たちとは完全に敵対関係

→土方一派とは、条件があえば利用し合う

→キロランケが関係していたパルチザンとは、全くコンタクトを取っていない

 

ここの3つの勢力に属するという、どっち付かずの変わった立ち位置でした。

結果的に見ると、尾形はずっと孤立しています。

ただ、尾形の様子を見ているとこの状態は予測の範疇のようです。

 

味方でも構わず銃撃する冷酷さを持っている

第七師団への裏切りが明るみになり、雪山で逃亡するとき、尾形は狙撃の腕前と冷酷さを見せます。

追ってくるかつての仲間をあえて殺さず、足や腹を狙い、重症を負うようにします。

これは負傷兵を発生させることによって、追跡の勢いを弱め、うめき声によって士気を挫くやり方で、戦場で覚えた戦い方でした。

 

後に分かることですが、尾形は日露戦争の頃から第七師団で戦い続けていて、実は長い付き合いがあります。

そんな相手に、このような戦い方ができる尾形の冷酷さは想像以上と言っていいでしょう。

 

 

裏切りの理由は不明だが「気まぐれ」と考察

結論ですが、尾形が裏切った理由は「ただの気まぐれ」だと感じます。

改めて、尾形の印象は以下の通りです↓↓

  • 性格→「クール」「ニヒル」
  • 味方→「第七師団」「土方一派」「杉元一派」「キロランケ」(パルチザン)
  • 実力→「狙撃の達人」「武道も強い」
  • 目的→「金塊は少しだけあればいい」「その他は謎」
  • キャラ→「サイコパス」「メンヘラ」ときどき「猫っぽくなる」

尾形百之助というキャラクター性を見ると、行動に一貫性が全くありません。

裏切りが発覚したウイルクの狙撃についても、一時はキロランケ側だと感じました。

 

しかし上記でも触れた通り、パルチザンとコンタクトを取っていないですし、キロランケの死にも動揺していないのです。

かと言って、杉元たちの味方であればそもそもウイルクを撃つことはありませんし、土方一派であれば初めから付いて離れるを繰り返す必要もありません

ここから考えられることは、「ただ、気まぐれで行動していただけではないのか?」という疑問です。

 

実は、この「気まぐれ」というのが1番読めません。

陣営としては何を考えているのか分からないため、必要以上に味方にしたくはないですし、離れてもらえればラッキーです。

ただ、味方としては心強く「戦力としては必要」という傭兵のようなポジションだったように思えます。

尾形自身も誰にも心を開くことはなく、開かれることもないと知っていたのではないでしょうか?

なので、その場限りでのらりくらりを繰り返し、ただ面白い展開になるような立ち位置で裏切りをしたのだと感じます。

 

では、実際の尾形の真の目的とは何なのか?

それを、以下で考察しています↓↓

 

 

何がしたかったのか考察

 

先ほどは、尾形の謎の目的をお伝えしました。

これまでの尾形の行動を振り返ってみて、やはり金塊に執着する様子はなく一貫した目的があるようにも思えません。

ここからは、その行動から尾形の真の目的を考察してみました↓↓

 

考察① 杉元・鶴見・土方3勢力の金塊争奪戦を楽しんでいる

まず、1つ目の尾形の目的考察です。

実は尾形は、杉本・鶴見・土方の3勢力を引っ掻き回し「ただ楽しんでいるだけ」という考察です。

尾形はどこか破滅的で、猫のような気まぐれさが描かれてきました。

そして、自分の存在や世の中を呪うような一面もあります。

 

金塊を狙うのは欲望に駆られた者ばかりですが、生き方自体は前を向いています。

尾形は他人に対して、自分にはない前向きさを持つ存在が羨ましくもあり同時に目障りに思っているため、そんな彼らが戦って死んでいく様を楽しんで見ているのではないでしょうか?

確かに第三者目線であれば、杉元・鶴見・土方たちがドンパチやっているのを見るのは楽しいかもしれませんね!

 

考察② 狙撃兵をやめられず人を撃てる環境を探していた

 

尾形の狙撃は、少年時代に猟銃を握ったことが始まりです。

元は、母親が捨てられた旦那(尾形の父)に帰ってきてもらえると思って、作り続けてきた「あんこう鍋」をストップしてほしかったことがきっかけでした。

なので別の鍋を作ってもらおうと、少年時代の尾形は祖父の銃を持ち出し、野鳥を撃ち落とします。

その後、日露戦争で狙撃の才能がさらに開花したようです。

 

長い間かけて磨き上げた技術が「快感につながる」というのは、現実の世界でもありえることでしょう。

尾形も狙撃で快感を得るようになっていて、より多くの狙撃を求め、終わりの見えない金塊略奪戦に参加したのかもしれません。

 

考察③ 親に愛されなかった過去から自分を認めてほしかった

 

尾形は「父と母」、それに自分を慕ってくれた「腹違いの弟」をその手にかけています。

これらの行動が、自分自身に深い虚無感を与えているようです。

尾形はそんな呪われた「自分を認めてくれる相手」を(無意識に)求めて戦いを続けているのではないでしょうか?

尾形は狙撃こそ己の実力を証明する方法とだけ考え、どこへ行くにものらりくらり・・・・・・してきたのだと感じます。

それは「人間性」「狙撃の腕前」「出世」など、どのようなことでも良いから誉めて認めてくれる相手と出会いたかったという裏返しです。

 

そうなると、相手を認めて強い仲間意識をもたせるのが得意な「鶴見中尉の元をなぜ去ったのか?」という疑問が湧きますが、尾形の鋭い観察眼が自分の意のままに操ろうとする鶴見中尉の真意を見破ったからでしょう。

 

その後、土方一派に付いたのは、「狙撃手としての腕前」を認めてほしかったからだと思います。(事実、土方にとって尾形は仲間として貴重な存在でした)

土方は戦力として必要としながらドライな関係を築き、真の仲間は新選組の人間だけという考えが見られます。

そのため、尾形は土方一派に深く根を下ろすことはありませんでした。

 

考察④全力で戦い抜いた末に死ねる場所を探していた

 

続いては、尾形が「死に場所を探している」という考察です。

主人公の杉元は、「戦争が終わっても帰る場所がなく、心は戦場にいる」と言われています。

 

対して、尾形は元から帰る場所がなく、日露戦争の頃から金塊略奪戦があるのを知っていたようです。

なので、彼の中では戦争は切れ目なく続いていることになります。

戻る日常がない中、気付かないふりをしていた罪悪感が大きくなり始め「弟・勇作」が亡霊という形になって表れたことも知っていたのではないでしょうか?

ずっと自身の心に向き合わなかったことで精神に破綻をきたし「無意識が死に場所を求めている状態」だったのかもしれません。

 

考察⑤アシリパの清い心に感化され彼女の最後を見届けたくなった

冷酷で他人と馴れ合いを拒む尾形ですが、そんな彼が変化を見せたことがあります。

それは「アシリパの存在」です。

網走のコタンでは、それまで勧められても拒否し続けてきたチタタプ一言だけ・・・・ですがセリフします。

樺太では、アシリパに聞かれた杉元の好物を自分の好物「あんこう鍋」と答えました。

尾形は、旅の中でアシリパに心を開くようになり、いなくなった杉元の代わりになろうとしたのではないでしょうか?

 

しかし、好物の答えが違うことからアシリパに拒絶され、信用を失ってしまいます。

そして結果的に目を射られ、一命をとりとめた後に彼女の元から姿を消しました。

 

これ以降、尾形の心の病み具合がより一層深くなったような気がします。

同時に、金塊争奪戦で「アシリパがどのような最後を迎えるのか見届けたい」という気持ちが芽生えたのではないでしょうか?

尾形は、ずっと弟・勇作とアシリパを重ねて見てきた節があります。

一見すると暗い感情ですが、実はそれまで無かった前向きな気持ちでもあります。

 

これは、アシリパの清い心に感化されて生まれた気持ちでしょう。

ただ歪んで曲がりくねる所が、尾形の業であり「らしさ」のように感じます。

 

【金カム】尾形百之助の目的についてまとめ

 

まとめ

尾形の目的や裏切りの理由は?

  • 尾形は金塊に興味がなく真の目的は不明
  • どの勢力にもどっち付かずの立ち位置でいる
  • 味方でも構わず銃撃する冷酷さを持っている
  • 裏切りの理由は不明だが「気まぐれ」と考察

 

何がしたかったのか考察

  • 考察① 杉元・鶴見・土方3勢力の金塊争奪戦を楽しんでいる
  • 考察② 狙撃兵をやめられず人を撃てる環境を探していた
  • 考察③ 親に愛されなかった過去から自分を認めてほしかった
  • 考察④全力で戦い抜いた末に死ねる場所を探していた
  • 考察⑤アシリパの清い心に感化され彼女の最後を見届けたくなった

以上、尾形の目的についてでした!

改めて尾形の行動を整理すると、謎の多く考えが掴みづらい人物であることが分かります。

26巻では第七師団に所属しながらも、中央政府のスパイでもある菊田特務曹長と顔を合わせますが、お互いなんの反応もなく別れます。

このことから、2人にも何らかの関係があることが理解できます。

 

実は、尾形は誰かの命令で動いているの?

しかし、同時に旅の中で心境が変化して、彼自身にもなにか目的ができたのか?

本当に謎だらけの男です。。

 

さらにそこに、弟の亡霊のような無意識の部分も大きく作用し、それらが複雑に絡み合っているように感じます。

本当の部分は「尾形自身も分からないのでは?」と思えてきます。

ただ、なぜかこのようなキャラでも憎めず人気だということが、1番不思議な部分です!笑

 

 

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