ジブリ【となりのトトロ】は、最後のシーンで行方不明になったメイが見つかってハッピーエンドを迎える作品です。
トトロやネコバスの協力を得ながらサツキがメイと合流して、母親のいる病院へ向かいます。
ラストでは、多くの皆さんが同じ疑問を感じたであろうシーンがありました!
それは、サツキとメイが必死の思いで病院にたどり着いたにも関わらず、両親に会うことなく物語が終了したことです。
今回は、【となりのトトロ】のラストシーンの疑問点についてお話します↓↓
★この記事を見ることで、最後にサツキとメイが両親に会わなかった理由が分かります!
目次
ラストではなぜ母に会わないのか?
解説入れるね
・サツキ(りん)
・メイ(リナ)
・とうもろこし(#ケムリクサ)
・ネコバスの足(みどりちゃんの根…)2話で根っこバスという単語が生まれジャパリバスのような重要な役目を担う事が発覚した。ただ雨風をしのげる箱扱いじゃなかったんだね…。 pic.twitter.com/CvbgLfbZnY
— じょにーでぃふ🌱クッキー食べ放題行きたい (@j2diff) January 16, 2019
母親が入院している病院から電報が届き、いつもは大人っぽいサツキは心配になりおろおろし始めます。
そして、溜まっていたものが溢れるように泣き出しました。
この姉の様子を見たメイは、トウモロコシを母親に渡して元気になってもらえるように、1人で病院に向かいます。
ちなみに、病院は大人の足でも片道3時間かかる長距離に位置しており、道が分からないメイにとって到着することは不可能でした!
案の定、メイは迷子になりますが、サツキの機転でトトロに協力を仰ぎ、猫バスによってなんとか見つけ出すことに成功します。
このように、必死の思いで病院に到着することができたのでした!
2人は、病院に到着してさぞかし両親に会いたかったことでしょう。
しかし、会いませんでした。
「なぜそうしなかったのか?」
その理由について、以下解説します↓↓
両親が病室にいる様子をサツキとメイは木の上から見ていた
病院に到着すると、母ヤス子の元にすでに父タツオがいました。
父親がお見舞いして、2人で楽しそうに笑っている姿を、サツキとメイは木の上から見ていました。
「お母さん笑ってるね♪」と、母親の元気そうな姿を見て、2人も笑顔になります。
メイは、病院に来る道中、母親に元気になってもらおうとトウモロコシをずっと抱きしめていました。
母親の元気な姿を見た2人は、最後にとうもろこしを窓際に置いて、再び猫バスに乗って家へと帰っていきます。
母親が「今サツキとメイが笑ったような気がした」とセリフする
サツキとメイがいなくなったあと、母親はふと木の上を見ます。
そして、「今サツキとメイが笑ったような気がした」とセリフしました!
まさか、そんなはずはないと思いながら冗談っぽく言いますが、父親は「案外嘘じゃないかも」と窓際に置かれていたトウモロコシを拾い上げます。
そして、そのトウモロコシには「おかあさんへ」と書いてありました!
さっきまでなかったトウモロコシが、急に置かれていたことから両親も驚いたことでしょう。
しかし、片道3時間の距離を往復する訳が無いという先入観から、半信半疑ではあったはずです!
考察①とうもろこしを渡すことが目的だったから
ここで本題ですが、あれほどお母さんっ子な2人が最後に会わずに帰ったのはなぜだと思いますか?
3つの視点から、考察していきます!
まず1つ目として、病院に来たかったのはメイだけということです。
そして、病院に来たかったのは母親にトウモロコシを渡したかったからでしたよね!
なので、それを達成できたことで満足したという見方ができます!
サツキは迷子のメイを探す中で、その流れから病院に来ることになっただけで、メイの意見を尊重したのではないでしょうか?
さらに、村中でメイを探してくれている人たちにも迷惑がかかるため、すぐに帰宅することが最優先だったのだと考察します。
考察②サツキとメイ2人は死んでいたという都市伝説・裏話
これは、すでに宮崎駿監督が否定している都市伝説ですが、「会わなかった」のではなく「会えなかった」という考え方です。
トトロは「死神」で、猫バスはあの世とこの世を行き来できる「妖怪」という噂を聞いたことがありませんか?
「すでに死んだ者」、もしくは「これから死を迎える者」にしかトトロを見ることができない。
メイはサンダルが浮かんでいた池で死亡し、サツキはメイを探すために魂を売り払いトトロと会うための道をこじ開けたという、まさに都市伝説レベルの話がネット上で意見されています。
「地獄」もしくは「黄泉の国」へ行く途中に、2人の最後の願いを叶えるべく、猫バスは病院に立ち寄ってくれたという考えです!
色々な解釈ができますが、宮崎駿監督が否定している段階でこの話の信憑性は薄そうですね。
考察③迷惑をかけず病気を悪化させないという姉妹の成長が描かれたから
私は、この内容が答えだと思っています!
サツキとメイが母親に会わなかったのは、「迷惑をかけないため」。
母親の「病気の治療」、「療養」のためにこの地へ引っ越していたという描写もある通り、話の根幹には「お母さん」がいます。
子供ながらに「私たちが迷惑をかけたばっかりに、心労がたたりお母さんが病気になってしまった」と、心のどこかで感じていたことでしょう。
なので、「メイが迷子になった」「2人とも泥だらけで病室へ行く」「村中で大騒ぎになっている」という状況を知られたくなかったはずです!
そうなれば、また母親の病気が悪化してしまうと思ったからです。
これまでのサツキとメイであれば、真っ先に顔を合わせに行っていたに違いありません。
しかし、母親の体調が優れないと病院から電報が届いたことで、命の重さを今まで以上に体験したのだと思います。
なので、これ以上迷惑をかけないために、あえてそっとトウモロコシだけを置いて村に帰って行ったのでしょう。
「母親に会わなかった理由=2人の成長が隠されて描かれたシーン」だったのだと考察しました!
【となりのトトロ】ラストシーンまとめ
トトロって怖い
トトロ=死神
となりのトトロ=お前の死はもうとなりにある。
最後にサツキとメイが木に登って、お母さんの様子を上から見ている時点で、2人は亡くなってると考えられる。
↪︎わざわざ木に登らないで、直接会いに行けばいいのに。お母さんが木に登ってる2人に気付かない。 pic.twitter.com/Wo79C5TUoi— . (@1013rufure) June 14, 2017
まとめ
●【となりのトトロ】のラストシーンで、サツキとメイは母親に会わなかった
●2人は、母親の元気な姿を見るやトウモロコシだけを置いて帰った
●母親の病気が悪化することを懸念した結果、これ以上迷惑をかけたくないと感じたからこそあえて会わなかったと考察
●サツキとメイの子供ながらに成長していく、隠されたシーンだと予想
サツキとメイは、子供でありながら母親が家にいない生活に慣れていました。
特にサツキの方に当てはまりますが、「私がしっかりしなければいけない!」と想いが強くあったのでしょう!
なので、朝ご飯やみんなの弁当を作ったりしていたのだと思います。
そのお姉ちゃんの姿にメイも感化されて、ラストシーンでより一歩大人に近付いたのだと考察しました!
歳が離れていて喧嘩をする2人でしたが、何だかんだお互いを想い合っている姿が微笑ましいですよね^ ^
いつになっても楽しめる名作【となりのトトロ】をぜひ、ご覧下さい!