となりのトトロお母さんの入院は妊娠?エンディングの赤ちゃんから解説

公開日: 2020年8月10日 | 最終更新日: 2022年8月19日

 

【となりのトトロ】では、草壁くさかべ家の4人家族が登場します。

その中で、母親・ヤス子が七国山病院で入院をしていたのを覚えていますか?

実際には、その入院理由について語られることがありませんでしたが、物語はハッピーエンドを迎えて終了します。

 

エンディングが流れて、母親が退院する描写もあって、さらに微笑ましく思えました!

しかし、そこで驚くべき光景を目にしました!

なんと、そのエンディングでメイが赤ちゃんを世話しているシーンが何度か登場していたのです!

 

この状況から「母親が入院をしていたのは、妊娠だったから?」という疑問が浮かびました!

今回は、【となりのトトロ】に登場する母親・草壁ヤス子についてお話します↓↓

★この記事を見ることで、お母さんの入院理由が妊娠だったのか、さらにエンディングの赤ちゃんの正体が分かります!

 

お母さんの入院は妊娠?

 

お母さんのお見舞いということで、父タツオ、姉サツキ、妹メイが自転車で病院に向かうシーンは印象的ですよね!

※自転車の3人乗りは今はダメです笑

 

そこで、サツキとメイはお母さんと楽しそうに話をするなど、幸せな時間を過ごして帰路につきました。

お母さんは何が理由で入院していたのでしょうか?

以下、解説します↓↓

 

お母さんは風邪のような症状と説明されていたが入院は妊娠だったのか不明だった

お母さんの体調について、サツキやメイが気にする描写が何度かありますが、その病気については触れられていません。

病院から電報が送られてきた際には、サツキがタツオの勤務先である考古学教室に電話をして、慌てふためくシーンもありました。

そこから、メイが失踪するというエピソードに繋がっていく訳ですが、いざ蓋を開けてみれば「病院が大げさに送っただけ」とお母さん本人が笑いながらセリフしています!

 

子供ながらに母親の病状を心配しすぎただけなのか、本当は病気でつらいのを家族の前では我慢しているのか分かりません。

しかし、物語を見ている中ではお母さんはずっと元気で、ただ少し体調が優れなかったから入院しているだけのようにも見えました。

 

そして、あの意味深なエンディングに続いていくので、「病気ではなく妊娠だったのでは?」と感じられるようになったのです↓↓

 

 

次は、問題のエンディングシーンについて解説していきます↓↓

 

エンディングの赤ちゃんから解説

 

みなさんは、エンディングシーンを覚えていますか?

トトロのオープニング曲である「さんぽ」は「歩こう♪歩こう♪」と印象的で、トトロや虫たちが出てくるシーンだなと覚えています。

エンディング曲の「となりのトトロ」は「トットロ♪トットーロ♪」と有名ですが、その時に流れる描写はあまり覚えていませんでした!

 

実は、そこで問題の「赤ちゃん」が登場するのです!

以下、解説していきます↓↓

 

エンディングシーンで水色のベビー服を着た赤ちゃんが数回登場する

エンディングが始まり「となりのトトロ」が歌われる中で、お母さんが退院したことが分かるシーンが登場します。

病院からタクシーに乗って帰ってきたところを、家族で迎え入れるという微笑ましい描写です^ ^

 

その後、帰ってきたお母さんと一緒に絵本を読んだり、お風呂に入ったりと、これまでの時間を埋め合わせるかのように生活をします!

 

しかし、その中で見慣れない赤ちゃんの姿を目にします!

その赤ちゃんは、水色のベビー服を着て、首から白のスタイをかけている可愛い男の子のような印象でした!

サツキやメイと一緒に映ることも多くなり、「誰の子?」と疑問に感じた方は多いでしょう。

このエンディングで赤ちゃんが登場したことで、「お母さん妊娠説」が浮上しました!

 

 

メイがお世話をしている描写からサツキたちの妹か弟だと考えられてた

メイが興味津々で赤ちゃんを世話しているような描写が、数回登場します。

このタイミングで赤ちゃんが登場して、かつ好奇心旺盛なメイがお世話をしているので、「お母さんが退院した=出産した」という構図ができあがります!

 

この赤ちゃんは水色の服を着ていただけで、妹なのか弟なのか分かりません。

しかし、家族の誕生という新しいイメージを持たされたことで、物語の内容を改めて見直す必要があると誰もが思ったことでしょう!

私もそうでした!

見れば見るほど、お母さんが病気のような素振りはなく「やっぱり妊娠?」という考えが強くなっていきました!

 

家の中の描写では赤ちゃんが映っていないことから草壁家の子供ではないと予想

エンディングシーンで1つ気になったことがあります。

メイがお世話する時には、必ず外出先だということです!

サツキやメイ、さらに別の友達が周囲にいる状況で赤ちゃんも一緒に登場していました。

逆を言えば、家の中で赤ちゃんを抱いているお母さんの様子や、メイがお世話をする様子が一切描かれていないのです!

 

もし、末っ子の誕生だというのであれば、家族5人の幸せそうな姿を映してもおかしくないですよね?

それがないということから、友達の家の赤ちゃんである可能性の方が大きいと感じます!

なので、草壁家の赤ちゃんではないと考察しました!

 

お母さんが入院していたのは妊娠ではないと考察

色々お話してきましたが、赤ちゃん説は可能性が薄いです。

お母さんが入院していた理由は「妊娠ではない」ことが分かりました!

 

やっぱり病院が電報を送ってくるような、サツキやメイが心配するような重い病気だったはずです。

となりのトトロが作られた年代や時代背景、さらに宮崎駿監督のセリフなどから「この病気だ」という確信的なものが1つあります!

草壁家がこの地に引っ越してきた理由とも関係する内容なので、ぜひ見てみて下さい^ ^

✔チェック

お母さんの病気についてまとめた記事があります↓↓

 

【となりのトトロ】なぜ引っ越してきた?母親の病気・結核と療養所から解説

 

以上、お母さんが入院していたのは「妊娠ではない」という考察でした!

 

【となりのトトロ】お母さんの入院理由まとめ

 

まとめ

●草壁家の母親・ヤス子は七国山病院で入院していた

●体調がすこぶる元気で、エンディングシーンで赤ちゃんが登場したことから、「実は病気ではなく妊娠だった」という話が出る

●エンディングで登場した赤ちゃんを、サツキやメイがお世話する様子が映し出され、妹・弟説が浮上した

●家のシーンだけ赤ちゃんが登場しないことから、友達の赤ちゃんである可能性が高いと考察

●お母さんが入院していたのは妊娠ではなく、やはり何かの病気だったと予想される

 

トトロの何気ないシーンから、思わぬ視点で再度楽しめることが面白いですよね!

ネットが普及する前は、ただ純粋に作品を楽しんでいました。

現代では、宮崎監督が作り出す少年のような描写によって、全国民が「あーでもないこーでもない」と論争を繰り返すことこそ、ジブリ作品の楽しみ方の1つとなっています!

 

何を信じて何を信じないかはあなた次第」という都市伝説もあるように、制作から数十年経っても話題になるトトロは、そういった意味でも傑作です^ ^