ファーストガンダムから続くストーリーとして描かれた「機動戦士Zガンダム」。
主人公カミーユ・ビダンが地球連邦政府のティターンズ、ジオン残党で組織するネオジオンとの戦いでニュータイプへと目覚めていくストーリーです。
カミーユは天才的なパイロットセンスで、宇宙世紀で登場するニュータイプの中では最も才能を持っていると言われています。
そんなカミーユの変形モビルスーツの案を採用し開発された機体がZガンダム(MSZ-006)です。
その後も、ウェイブライダーのように飛行形態として可変するところも人気の理由です。
そして、このZガンダムは類似したフェイスを持った後継機がいくつも登場する、印象的なMSシリーズになりました。
しかし、肝心のZガンダムは最後の戦いで機体が中破。
その後の消息は不明という状況となりました。
続編となる「機動戦士ZZガンダム」で登場していたりと、度々登場するこの機体はその後どうなったのでしょうか?
今回は、Zガンダムの機体の消息についてご紹介します↓↓
- Zガンダムの「その後の消息」
- 「後の搭乗者」や「後継機」について
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その後機体はどうなる?
【名作】3月2日は『機動戦士Zガンダム』第1話が放送された日
1985年放送開始。U.C.0087、シャアはクワトロと名前を変え、反連邦組織エゥーゴに参加していた。潜入したコロニーで、彼は黒いガンダムを目撃。一方、カミーユ少年は、憲兵から尋問中、ガンダム墜落の混乱に乗じて脱出した。 pic.twitter.com/D0BeNotZnk
— ライブドアニュース (@livedoornews) March 1, 2022
Zガンダムは「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ZZガンダム」の2作品に続いて主力機として登場します。
また、その後の宇宙世紀で後継機が続々と登場する、優良かつ人気の機体でもあります。
そんなZガンダムは、どんなモビルスーツだったのでしょうか?
そして、その後どうなったのか?
Zガンダムの終わりから、順を追って解説していきます↓↓
ZZではジュドーやルーの愛用機として使用された
続いてはジュドーの搭乗MSについて。この作戦でジュドーはなぜかZガンダムで出撃していますが、これはネオ・ジオン艦隊に接近してリィナを探すには軽快な運動性を誇るZガンダムのほうがいいと判断したためです。追加装備なしで大気圏突入が可能ですしね。#ガンダム・モビルスーツ・バイブル pic.twitter.com/Yw3TEQIz4k
— ガンダム・モビルスーツ・バイブル(GMB)通信 (@SNRI8741) August 1, 2022
・ガンダムZZのルー・ルカ
もう小さい時に何周したかわからんぞこの作品……。続編を未だに待ち続けてる人類がここに。
グレミーの気持ちが痛いほどわかるいい女。前作の主人公機のZガンダムに乗ってるってのも、また熱いわけですよ。 pic.twitter.com/wJMXkmFZIp— 打音 (@dodongadon61) February 22, 2018
Zガンダムの作中序盤では、カミーユの搭乗機体「ガンダムMK-Ⅱ」でした。
しかし、第21話でジェリドによって倒されそうになった時に、アポリーがファと共に救援に来ます。
その際に、ウェイブライダー形態で現れたのが初登場です。
その後は、カミーユ専属機として活躍し「バイオセンサー」というサイコミュの一種を装備。
カミーユの脳波に反応しビーム兵器を強化できたりするなど、彼をエース級パイロットとして一気に押し上げます。
さらに、その後のTVシリーズでは、グリプス戦役後に精神崩壊したカミーユに変わり「機動戦士ZZガンダム」の主人公ジュドー・アーシタが搭乗。
ZZガンダムが搭乗するまでの繋ぎとして、愛用機になっていました。
また、ジュドーがZZガンダムに搭乗後は、ルー・ルカの専用機として搭乗。
2人ともニュータイプのパイロットではありますが、カミーユのような精神崩壊を及ぼすようなことはありませんでした。
※ルー・ルカをニュータイプとするかは諸説あります
それだけ、カミーユが持つニュータイプとしての資質が強かったのかもしれません。
アクシズ陥落時に中破しその後は所在不明となる
ついに最高傑作と名高いZガンダムがアクシズの中で放棄されました。
後で地球連邦軍が極秘裏に回収して封印。
第二次ネオ・ジオン抗争でアムロがZガンダムを使わせろと言うも、地球連邦軍は「アムロにZガンダムなんか渡したら何をやらかすか分からん」という理由で拒否。ならばとリ・ガズィを製作。
— є๔(jedi)@突然の経年劣化 (@yamyamjedi) July 5, 2021
数々のパイロットによって活躍したZガンダムですが、機動戦士ZZガンダムの終盤に描かれている「第1次ネオ・ジオン抗争」でクィンマンサの攻撃を受け中破してしまいます。
作中の最後では、破壊されたこの機体をアクシズに放棄することになりました。
連邦政府が回収後「核扱い」として封印した
「ハイ・ストリーマー」を読んで何が燃えたかって、アムロがZガンダムを手に入れようとしてたことですよね。でも連邦が封印しちゃったので自分で作るしか無かったと。 pic.twitter.com/4ANeWaz63Z
— 松田未来 Comicリュウにて「夜光雲のサリッサ」好評連載中!単行本1~8巻発売中です! (@macchiMC72) April 25, 2021
アクシズで放棄したZガンダムでしたが、実は地球連邦政府によって回収され修復もしていたようです。
ですが地球連邦政府としては、ニュータイプの反乱を恐れ「核扱い」をされ、他のガンダムシリーズと同様に機体を連邦の管理下に置くようになりました。
これにより、その後の登場はありませんでした。
書籍ではZを修復→飛行させる「FLYING 51年ぶりの飛翔」という物語もある
ガンダムウェポンズに掲載されている近藤先生の「FLYING 51年ぶりの飛翔」は何度読んでもお気に入り
レストアって夢があって好きですね。
写真は過去作1/60 Zガンダム #ガンプラ好きな人と繋がりたい #ガンダムウェポンズ#近藤和久
#Zガンダム #FUKの書籍レビュー pic.twitter.com/6obkgzorKC— FUKガンダム (@fuk_gundam) July 13, 2022
アニメのストーリーとは別のお話では、様々な実験で使い古され、ジャンク品として扱われていたZガンダムを修復する物語があります。
その名も、書籍「FLYING 51年ぶりの飛翔」。
このストーリーでは、パーツを回収し民間の手で可変するまで修復し、再び飛行させるまでに至りました。
数々のガンダムシリーズのモビルスーツの中でも、Zガンダムは人気のある機体です。
それもあり、修復&再機動させることにロマンを感じるZガンダムファンは多いと思います。
「F91」や「Gガンダム」など他作品でも一瞬だけ描かれた
有名な話ではあるけど「シャトルにしがみついて飛んでく初代ガンダム」「先行登場したはいいが特に何するでもなく大破するウイングガンダムっぽいやつ」「ガンダム連合にしれっと混ざってるF91、Zガンダム、ザンボット3」なんかも居たりする pic.twitter.com/DavSGSZpO8
— ふじさん@LINEスタンプ発売中 (@1015Fujisan) January 21, 2020
機動戦士ガンダムF91の設定資料にサイド4のロイ・ユング戦争博物館にZガンダムの1/1レプリカが陳列されたとか
— GOD総司令ことデーモンゼウス (@GODSAN322) June 29, 2016
本来なら登場しないはずのGガンダムの作中に、Zガンダムが一瞬だけ登場します。
(他にも見たことのある機体がいくつか見えてはいますが、、)
また、他にもガンダムF91では、博物館で陳列されたモビルスーツの中にZガンダムが入っているシーンが一瞬だけ登場します。
それだけ、Zガンダムの人気があるということだと思います。
まさかの再登場に、ファンが喚起したことは言うまでもないですね^ ^
アムロが開発したリ・ガズィへ大きな影響を与えた
遅い時間になってしまいましたが、リガズィ動画アップしました。
リガズィードは語る事あまりなかったので、意味深なチラ見せですw#逆襲のシャア【Zガンダム量産計画の先に】RGZ-91 リ・ガズィ【MS解説】 https://t.co/deFfGnogPS pic.twitter.com/SRfvL8PBnF
— Gamore 〜ガモーレ〜 (@GAMR0407) June 6, 2021
ZZガンダムが終わり、次なる作品「逆襲のシャア」の中では、思わぬ人物がZガンダムの要求をしていました。
それは、あの一年戦争で伝説の存在となった「アムロ・レイ」です。
アムロは、ロンドベル隊に「Zガンダムを配置してほしい」と連邦政府にリクエストしています。
ですが、Zガンダムは連邦政府の管理下に置かれ、ロンドベル隊に配備させることを許可しませんでした。
なのでアムロは持ち前の知識から、自身でZガンダムのフレームとメガ粒子砲のエンジンで機体を作ります。
これこそが、あの「リ・ガズィ」です。
いわゆる「ガンダムもどき」と言われてしまう機体でしたが、アムロはロンドベルでνガンダムが届くまで専用機として搭乗していました。
ZⅡや量産型など多くのバリエーションを生み出すきっかけとなった
そのため戦中から戦後にかけて、連邦軍はZガンダムの後継機となるMSの開発に乗り出しました。可変機構を排したMSZ-007 量産型Zガンダムや、可変機構を簡略化したMSZ-008 ZIIなどがその代表格ですね。#ガンダム・モビルスーツ・バイブル pic.twitter.com/r9nHKE2dx9
— ガンダム・モビルスーツ・バイブル(GMB)通信 (@SNRI8741) April 22, 2020
モビルスーツの性能としても優秀な機体だったZガンダムは、その後も多くの後継機が作られています。
代表的な機体では「ZZガンダム」(MSZ-010)がありますが、それ以外にも「量産型Zガンダム」(MSZ-007)や、「ZⅡ」(MSZ-008)といった後継機がでています。
以下、Zガンダムから派生した後継機です↓↓
- 量産型Zガンダム (MSZ-007)
- ZZガンダム (MSZ-010)
- ZプラスA1型 (MSZ-006A1)
→ZプラスC1型 (MSZ-006C1)
→リ・ガズィ (RGZ-91)
→リ・ガズィカスタム (RGZ-91B)
- ZⅡ (MSZ-008)
→リゼルまたはリゼル ディフェンサーbユニット (RGZ-95)
→リゼルC型 (RGZ-95C)
また量産を目的に開発された「リゼル」(RZG-95)もUCガンダムで登場します。
ちなみにリゼルは、UCガンダムで準主人公のリディ・マーセナスが搭乗する機体です。
どれもシャープなディテールとスマートな可変機能が特徴で、純粋にかっこいいですよね^ ^
【Zガンダム】その後の機体についてまとめ
【機動戦士Zガンダム】
初代の一年戦争から七年後の話。主人公がアムロからカミーユに。
ファーストガンダムのキャラがたくさん出てきてしっかりと活躍してくれて良かった!特にアムロとシャアの共闘は熱い😳
ニュータイプと新たな存在の強化人間、新勢力のアクシズも介入して特に後半は pic.twitter.com/LvyaJglN4Q— そたΔ (@otsu_anime) February 25, 2022
- ZZではジュドーやルーの愛用機として使用された
- アクシズ陥落時に中破しその後は所在不明となる
- 連邦政府が回収後「核扱い」として封印した
- 書籍ではZを修復→飛行させる「FLYING 51年ぶりの飛翔」という物語もある
- F91、Gガンダムなど他作品でも一瞬だけ描かれた
- アムロが開発したリ・ガズィへ大きな影響を与えた
- ZⅡや量産型など多くのバリエーションを生み出すきっかけとなった
以上、数多くの戦闘で活躍した機体「Zガンダム」についてでした!
他のガンダムシリーズと同様に、ニュータイプとの愛称が良すぎることから核と同じ扱いをされ秘匿されました。
それでもアムロは優秀な機体だと思い、リ・ガズィを真似て作るなど、どれだけ欲していたかが分かります。
あとUCガンダムの時代にも影響を与えたZシリーズは、宇宙世紀でも歴史的なモビルスーツだったと言えます。
また、ガンダムファンの中でも人気のあるモビルスーツなので、これからも宇宙世紀の新シリーズに後継機が出ることを願っています^ ^