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Zガンダム-ジオが動かない理由は?シロッコのニュータイプ能力が関係?

公開日: 2022年10月18日 | 最終更新日: 2022年10月21日

 

機動戦士Zガンダム】は、前作の「機動戦士ガンダム」から7年後の宇宙世紀0087年が舞台です。

地球連邦軍から派生したジオン残党の掃討を目的に組織化された”ティターンズ”と、反地球連邦組織で主人公カミーユ・ビダンが属する組織”エゥーゴ”。

それにジオン残党を中心にしたスペースノイドの組織”ネオ・ジオン”の3つ巴の戦いを描いています。

 

その中で、地球連邦政府の木星資源採掘船”ジュピトリス”の責任者として登場する「パプテマス・シロッコ」という男がいます。

シロッコはティターンズ側の人間として登場しますが、最終決戦のグリプス戦役ではクワトロ・バジーナの百式、ハマーン・カーンのキュベレイと共に、3機でコロニーレーザー内で戦いました。

その時、シロッコが搭乗しているモビルスーツが「ジ・O」です。

ジュピトリスの戦艦内で開発された機体で、設計にはシロッコ自ら携わっています。

 

作中では、ラスボスとしてシロッコが描かれており、搭乗する機体ジ・OがZガンダムの最後の敵となりました。

Zガンダムとジ・Oの戦いは、ニュータイプ同士ということもあり激戦を繰り広げました。

しかし、最後は死んでいった仲間たちの想いをカミーユが受け継ぎ、そのエネルギーをZガンダムに集結させます。

そして、動けなくなったジ・Oを倒し戦いは終結します。

パイロットのシロッコも、ジ・Oが動かないことに焦りながら倒されましたが、ここが今でも疑問に残るシーンです。

 

なぜ、この大事な最後のシーンでジ・Oが動かなくなってしまったのか?

さらに、それは本当に機体の故障だったのか?

 

今回は、このシロッコとジ・Oの原因について解説&考察していきます↓↓

この記事を見て分かること
  • ジ・Oが動かなかった理由について
  • シロッコのニュータイプ能力との関係
  • カミーユとの比較

 

 

ジ・Oが動かない理由は?

 

冒頭では、シロッコやジ・Oについて触れました。

ここからはZガンダムとの最終決戦時にジ・Oがなぜ動かなくなってしまったのかについて、検証していきます↓↓

 

カミーユとの最終決戦でジ・Oは動かなかった

 

最終話、グリプス戦役でカミーユとシロッコが戦います。

カミーユが搭乗するZガンダムには、大きく分けて2つの特徴があります。

1つ目が、可変式の「ウェイブライダー」へ変形すること。

2つ目がサイコミュシステムの一種である「バイオセンサー」を搭載していることです。

 

対して、シロッコが搭乗するジ・OもZガンダムと同様にバイオセンサーを搭載しています。

このバイオセンサーは、シロッコの意志をダイレクトに伝えることで反応を速くし、追従性能も高めるという効果があります。

 

そんな両機が対峙する戦闘の最後、なぜかジ・Oだけ動かなくなる現象に陥り、ウェイブライダーで機体もろともシロッコは刺されてしまいます。

ジ・Oは追従性能が高い機体でありながら、最後動かなくなった瞬間にとどめを刺されました。

これによって、戦いが終結したのです。

 

 

動かない理由はバイオセンサーが干渉し合ったから

 

なぜジ・Oが動かなくなったのかについては、Zガンダムのバイオセンサーが原因と言われています。

バイオセンサーがニュータイプの能力を引き出すことはお伝えしましたが、この当時はまだまだ未完成品ということもありました。

なので、同じくニュータイプのパイロットによるバイオセンサー搭載の機体が現れた場合、それが干渉を引き起こしてしまうのです。

特に、シロッコやカミーユなど高いニュータイプの素質を持つパイロット同士はなおさらです。

 

車に乗っているときに、よくラジオ同士が干渉し合って、他の車の音を拾うときがあるかと思います。

より電波の強い方が、相手の車のラジオをジャックするようなイメージですね!

この展開は、視聴者にとっても意外だったでしょう。

 

カミーユと死者たちの思念に共振して行動不能を起こした

 

このニュータイプの能力を引き出す効果があるバイオセンサーですが、最後のシーンではさらに過剰反応を示しました。

カミーユが最後の一撃を加えるため、Zガンダムはこれまで死んでいったエマやカツ、フォウといった仲間たちの意志を集中させたのです。

これにより、カミーユは異様なオーラに包まれます。

こんな攻撃の仕方があることは、このシーンまで描かれていませんでした。

この死者の魂すらも味方に付けた、半ば暴走に近いカミーユの精神状態により、バイオセンサーが異常に効果を発揮したと推測できます。

 

そして、Zガンダムとジオのバイオセンサー同士が干渉しあうことで、より勢いのあったカミーユの方がそれを制したのでしょう。

そんなバイオセンサーを持ったZガンダムは、死者の思念を集中させオーラを発したことで、同じバイオセンサーを搭載するジ・Oにも共鳴させたことが原因と言われています。

逆にシロッコ側では、攻撃を防ぐためにサラの思念がZガンダムを妨げようとしました。

ただ、そこはカミーユ側のカツの思念がそれを制することで道を開きます。

もしかするとサラの思念も、Zガンダムのバイオセンサーではなくジ・Oから発せられたものなのかもしれませんね。

 

 

シロッコの「なぜ動かん」は名言となった

 

ウェイプライダーに変形し突っ込んでくるZガンダムを前に、回避しようとシロッコが操縦しますが、上記の通りジ・Oは動きませんでした。

そんな大ピンチに出たシロッコのセリフが、「なぜ動かん!」でした。

シロッコの焦る気持ちからすれば当然のセリフなんですが、これが後に名言として語り継がれることになります。

 

日常生活にも、大事な時に動かないパソコンやデータを前に、「なぜ動かん!」が流行っています。笑

このように、今ではその偉大さからいじり倒す人も多いようです。

 

 

シロッコのニュータイプ能力が関係?

 

先ほど、ジ・Oが動かなかった原因やシロッコのセリフを説明してきました。

しかし、実はこれはジ・Oやバイオセンサーだけの理由ではないという論争もあります。

それは「シロッコ自身の問題」という点です。

紛れもなく、当時はカミーユやハマーンと肩を並べるほどのニュータイプ能力者でしたが、どうもそこに慢心があったようなのです。

 

一体これはどういうことなのか?

早速、見ていきましょう↓↓

 

ジ・Oのせいではないという説もある

 

まず、先ほどの「ジ・Oのせいではない説」について。

これは、ジ・Oの整備不良やカミーユにダメージをもらったからという理由ではないということです。

あの時まだまだ動けたので、動かない理由をジ・Oのせいにしたシロッコの発言には違和感がありました。

 

上記の通り、Zガンダムのバイオセンサーが過剰に発動したことが原因だという説が有力視されています。

バイオセンサーの性能については解明されていないこともあるようですが、発動した時の特徴として「ビーム性能の能力が格段に上がる」「相手を行動不能にする」ということが確認されています。

あとは、視覚的に分かりやすいよう発動時にはオーラをまとっていました。

なので、ジ・Oが動かなくなったのは機体のせいではなく、Zガンダムから発せられるバイオセンサーが大きく関係しています。

 

ここまでは分かりましたが「じゃあ、それを防ぐことはできなかったのか?」という疑問も残ります。

それこそが、シロッコのニュータイプ能力に原因があったのではないかと言われる理由です。

 

ニュータイプの能力ではカミーユが勝っていた

 

Zガンダムもジ・Oもバイオセンサー機能が搭載されていたので、その勝敗はどちらに転んでもおかしくはありませんでした。

なので、ジ・OもZガンダムに対抗することは十分できたはずです。

 

ただ、動作不能を起こしたことを踏まえると、パイロット同士のニュータイプとしての資質差が勝敗を分けたと考えられます。

もし、ニュータイプとしての能力が同等であれば、打ち消すことも可能だったでしょう。

ジ・Oの行動を不能にさせる!」というカミーユの意志が強かったことから、動かなくなったのではないでしょうか。

 

プライドが高く子供には負けないと本気で思っていた

 

そして、それはシロッコの「プライドの高さ」が大きく関係していると予想します。

シロッコが、ジャミトフやサラと会話をしている雰囲気からも、相手の立場や性別などに関係なく他人を見下していたと考えられます。

なのでカミーユとの戦いの中でも、自分よりも年下で子供のカミーユには負けないというプライドの高さが前面に出ながら戦っていました。

実際に、シロッコは「さかしいだけの子供が何を言う!」とセリフしています。

 

そんなプライドの高さは「カリスマ性」を持たせる反面、それが「周囲から慕われる」こととはイコールではありません。

なので最後の死者の思念で、シロッコ側についた味方はサラしかいなかったのではないでしょうか?

 

金縛りとなったのはシロッコが未熟だったからと考察

 

最後の最後、ウェイブライダーになったZガンダムがジ・Oに向かってくる瞬間、動かなくなった原因はバイオセンサーによる影響説が有力です。

ただ、それもパイロットの意志の強さが関係しています。

 

つまり、その時のシロッコの感情としては下記が挙げられます↓↓

  • 賢しいだけの子供が生意気な!
  • なぜ、私は恐怖を感じている?
  • このポンコツ機械め(動かないジ・Oに対して)
  • 無能な人間たちめ(死んでいった部下に対して)
  • 劣勢なのは自分のせいではない

 

パイロットの思いとして、口にはしていないもののシロッコの胸中ではこのように考えていたのではないでしょうか?

そして、ここがカミーユとニュータイプ能力が大きく開いたきっかけだと感じます。

年齢や性別、キャリアや地位など関係なく、すごい相手には敬意を持つことで自身の気付きにもなり成長できます。

しかし、いつまでも尖った性格では自身のダメな部分にも気付けず成長はありません。

 

なので、そのシロッコの思いが偶発的とはいえ、ジ・Oに直感的に伝わった結果、動かなかったのではないでしょうか?

カミーユの場合は、死者への想いを引き継ぎ「自分が全て終わらせる」と覚悟していたからこそ、あそこまでの執念でバイオセンサーを暴発させられたのです。

 

【Zガンダム】ジ・Oがなぜ動かないのか考察まとめ

 

まとめ

ジ・Oが動かない理由について

  • カミーユとの最終決戦でジ・Oは動かなかった
  • 動かない理由はバイオセンサーが干渉し合ったからと予想
  • カミーユと死者たちの思念に共振して行動不能を起こした
  • シロッコの「なぜ動かん」は名言となった

 

シロッコのニュータイプ能力が関係性

  • ジ・Oのせいではないという説もある
  • ニュータイプの能力ではカミーユが勝っていた
  • プライドが高く子供には負けないと本気で思っていた
  • 金縛りとなったのはシロッコが未熟だったからと考察

 

以上、ジ・Oがなぜ動かなかった理由についてでした。

数あるガンダムシリーズの名シーンの中でも、ラストシーンとしてはかなりインパクトのある終わりを迎え、印象に残っている人も多くいるかと思います。

なぜジ・Oが動かなかったのか?

倒されたシロッコが、カミーユをどうやって精神崩壊させたのか?

色々と気になることがありますが、ZZガンダムへとつながる大事なシーンでもあります。

 

動かなかった原因はバイオセンサーとカミーユのニュータイプとしての能力が高かったことが原因ではありそうです。

しかし、そのあとカミーユが精神崩壊するのは、シロッコの強い思念をジ・Oのバイオセンサーが道連れにしたのかもしれませんね。

まだこのシーンをみたことがない方は、ぜひ1度見てみてください^ ^

 

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