劇場版「名探偵コナン」の3作目である「世紀末の魔術師」は、20世紀末に滅亡したロシアのロマノフ王朝が中核となる物語です。
そんなロマノフ王朝の遺産である「インペリアル・イースター・エッグ」がキッドに狙われたことで事件に発展していきます。
今作では、作品の中で登場したロシア語の「バルシェ・ニクカッタベカ」という言葉が事件解決への手掛かりになりました!
日本語読みすると「肉買ったべか」というように、少しナマったように聞こえますが、これがどのように関係してくるのでしょうか?
今回は、このロシア語についてお話していきます!
★この記事を見ることで、事件解決に繋がるロシア語のキーワード「バルシェニクカッタベカ」の意味が分かります
目次
【名探偵コナン/世紀末の魔術師】肉買ったべかの意味は?
コナン界1番の美人には、個人的に世紀末の魔術師で出てきた香坂夏美さんを推す。
バルシェ!肉買ったべか! pic.twitter.com/fLIzoR1fym— 望海@低浮上 (@n0Z0_dream) April 24, 2016
この「バルシェ・ニクカッタベカ」という言葉は、もともと「インペリアル・イースター・エッグ」の所有者であった香坂家の相続人である香坂夏美が、小さいころに聞いた言葉でした。
では、この言葉はどんな意味を持っていたのでしょうか?
肉買ったべかとは?
夏美は、20歳の頃からパリに住んでいるため、時々変な日本語を使ってしまうそうです。
そして、「バルシェニクカッタベカ」という言葉が、子供の頃から妙に耳について離れないと言います。
「バルシェは肉買ったかしら?」という意味だと認識していたようですが、「バルシェ」という人物に心当たりもありませんでした。
ストーリーが進み、横須賀にある香坂家のお城で地下室への入り口を見つけた際に、パスワードが必要なことが分かります。
そこには、ロシア語のアルファベットがずらりと並んでいたので、「ロシア語」の何らかの言葉であることが予想できました!
そして、ロシア人のセルゲイが思い当たるいくつかの言葉を打ち込みます↓↓
・「思い出」と言う意味のボスポミナーニェ(воспоминание)
・エッグを作ったキイチコウサカ(Киити Косака)
しかし、両方とも当てはまりませんでした。
そこで、セルゲイは夏美に「何か伝え聞いている言葉はないか?」と尋ねます。
すると、コナンは夏美の言っていた「バルシェニクカッタベカ」という言葉を思い出します。
「バルシェニクカッタべカ」はどういう言葉なのか、セルゲイが頭を悩ませていると青蘭がひらめきます。
「それって、ヴァルシェーブニック・カンツァー・べカじゃないかしら?」
確かにこの2つの言葉は、非常に似ていますよね!
青蘭のこの言葉には、どんな意味があるのか解説します↓↓
ロシア語の別名「ヴァルシェーブニック・カンツァー・べカ」がなまって聞こえていた
実は、この「肉買ったべか」は、ロシア語「ヴァルシェーブニック・カンツァー・べカ」というのが正しい言葉でした!
夏美は幼い頃に聞いたロシア語を、なまった日本語で分かりやすいように解釈し、間違った言葉で記憶していたようです。
本日3回目の
世紀末の魔術師ボルツゥエニクカンツゥアベカ pic.twitter.com/aT9v9E4Ri5
— スクラビングバブル (@sakatasan_1205) May 4, 2020
この言葉を入力することで、コナンたちは見事にパスワードを解読し、地下室の扉を開くことができました。
そして、地下を歩いていくと、そこには喜一が作った秘密の部屋があり、夏美の曾祖母の「遺骨」と「もう1つのエッグ」がありました。
このように、「ヴァルシェーブニック・カンツァー・べカ」は、ストーリー展開に重要な言葉だったのです!
にくかったべかの意味は世紀末の魔術師
重要な地下室へのパスワードが「ヴァルシェーブニック・カンツァー・べカ」でしたが、この言葉自体にはどのような意味があるのでしょうか?
ヴァルシェーブニック・カンツァー・べカ
ロシア語で、「Волшебник конца века」
英語で、「 The Last Wizard Of The Century」
日本語にすると、「世紀末の魔術師」
なんと、夏美が伝え聞いていた当初の「肉買ったべか」には、「世紀末の魔術師」という意味が隠れされていました!
そして、怪盗キッドは物語序盤の予告状に「世紀末の魔術師」という言葉を書いていました。
以上から、キッドは初めからこの「キーワード」の意味を知っていたことになります。
ラストのコナンとキッドの会話から分かるように、「世紀末の魔術師」とは香坂喜市のことでした。
「世紀末の魔術師」という呼び名は、かなりカッコ良いですね!
【名探偵コナン/世紀末の魔術師】についてまとめ!
はやっぷ、さすが屋さんだなww
世紀末の魔術師ネタに走るなら、やっぱりコレ!「バルシェ肉買ったべか」 pic.twitter.com/N1ZspEZE2K
— 月島❇︎月火 (@tsukihi156) January 10, 2020
まとめ
●「バルシェニクカッタベカ」は、ロシア語の「ヴァルシェーブニック・カンツァー・べカ」を意味していた
●英語では「The Last Wizard Of The Century」、日本語では、「世紀末の魔術師」を意味する
●この言葉は、横須賀の香坂家のお城にある秘密の地下室へと繋がるパスワードだった
●キッドの予告状に書かれていた「世紀末の魔術師」は、事件解決のヒントだった
●「世紀末の魔術師」とは、香坂喜市のこと
「ニクカッタべカ」は本作のタイトル、世紀末の魔術師と同じ意味を持つ「ロシア語」だったんですね!
タイトルが物語の重要キーワードになっていて、改めて名探偵コナンのストーリーや伏線に感動しました!
「世紀末の魔術師」はかなりの旧作ですが、傑作です!
何度見ても飽きませんので、気になる方は見てみて下さい^ ^
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