【怪物事変】では少女の姿をした狐・紺というキャラクターが登場します。
紺は、元々隠神探偵事務所(怪物屋)と敵対する、警視庁の化け狐・飯生妖子警視に盲目的に付き従う部下でした。
飯生に主人公・日下夏羽の首を持って来いと言われるも、任務に失敗してしまいます。
それ以降は飯生に見放されてしまいますが、それでもなお飯生を慕っていました。
それから紆余曲折を経て、夏羽に懐くようになります。
「飯生様の1番になりたい、でも夏羽の1番にもなりたい」と葛藤する姿が、健気で人気が高いキャラクターです!
そんな紺の過去が漫画13巻で明らかになり、「悲惨な過去」と話題になりました。
一体、紺に何があったのでしょうか?
今回は、怪物事変の紺について紹介していきます↓↓
目次
紺の過去は悲惨?
怪物事変の狐娘の紺
か”わ”い”い”な” pic.twitter.com/zBiI4Ucbhb— ひがんてる (@higanteru75) July 7, 2021
素直で幼い子どものような言動が印象的な紺。
「純真無垢」という言葉が似合う紺ですが、冒頭でも触れた通り「悲惨な過去」を背負っていました。
そんな背景を微塵も感じさせない態度や言動にも理由があります。
まずは紺の過去について解説していきます↓↓
那須の狐で妖結石を守る石鎮(いしもり)の一族だった
紺ちゃん故郷、那須の殺生石昔見に行ったなぁ 那須温泉神社の近くだったような 賽の河原の風景が良いんだよね、、、
— ゆのじは寝ている (@k_yuuuunoji) February 4, 2021
13巻では紺の過去の回想シーンが見られました。
紺は元々那須の狐で、妖結石の中でも「殺生石」を守る石鎮の一族の生れでした。
「殺生石」とは大昔に強力だった狐を封じ込めたものです。
その狐の強力な怨念により邪気が発せられ、あたり一帯には苔すら生えません。
そんな強い気を受け止め鎮めるのが、石鎮の一族の役割とされていました。
石鎮の一族の中でも最も強い身体を持った狐が「生稲」となり、役割を担います。
ですが、紺は「退屈だから」という理由で「生稲になりたい」と思っていませんでした。
発言から感じる雰囲気は、当時と現在であまり変わっていないように感じます!
大人数いる「兄弟の末っ子」でミスをする度に怒られて育った
紺!!!かわいい!!!!#怪物事変 pic.twitter.com/cYkjPaEx0a
— うらり低浮上 (@Sponge5454) February 8, 2021
紺が思い出した記憶で、元々兄弟がいたことも明らかになりました。
大人数いる兄弟の中でも1番年下、つまり末っ子だった紺。
末っ子と言われれば可愛がられる印象ですが、「生稲」の座を競う那須の狐の間ではそうならなかったようです。
幼いとはいえ失敗が多かった紺は、家族からいつも叱られて育ちました。
生稲様(おいなさま)と話をすることが唯一の楽しみだった
チビな紺ちゃん可愛いなぁ
生稲様がアイスの美味しさか教えてくれたのね— お嬢ちゃんと呼ばれる冬木まれ (@fykmr_krnk) May 1, 2021
そんな家族から叱られてばかりいた紺には、唯一楽しみとしていたことがあります。
それが当時の「生稲様」と話をすること。
生稲様は邪気が発せられている石の近くに来ないよう、幼い紺に「遊びに来ちゃいけない」と伝えました。
それでも紺は「おいなさまはずっとここにいて退屈そうだ」と優しい言葉で返します。
それからも家族の目を盗んでは生稲様の元へ行き、話をしていました。
そこで「石鎮の一族について」や、「生稲の役割」についても教えられます。
当時の紺は生稲様の声や雰囲気が大好きで、難しい話をされても退屈せずに時間を過ごしてきました。
紺にとって大好きな生稲様との時間は、かけがえのない大切な時間でした。
お生稲様を助けようとしたが無理だった
おいなさまと子狐紺ちゃん#怪物事変 pic.twitter.com/jZbM3CMiad
— (a.a) (@kHoneyBluerose) June 6, 2021
「殺生石」から気を受け、力が弱ってしまった生稲様は紺にこのことを伝えます。
「いずれ口がきけなくなる」と言い、紺を遠ざけようとしました。
それを聞いた紺は、「生稲様の身体を治す方法」を山に生息する生き物に聞いて回ります。
しかし家族や親戚からは「生稲はそういうもの」と取り合ってもらえず、他の生き物からも有益な情報は得られませんでした。
幼い紺には打つ手がなく、助けも得られない以上諦めるしかありませんでした。
飯生に「お生稲様と家族を全て食われた」
生稲を飲み込んだから飯生は紺がいい子だねって言われて喜ぶ事も、アイスクリームが好きな事も知っていたんだよねたぶん…めっちゃ悲しい…
— くろうさᙏ̤̫🍣🍵 (@kuro_usa0731) March 1, 2021
生稲様を助けられないとわかった紺は、再び生稲様の元へ戻ります。
近くまで来たところで漂ってきた血の臭いに気づき、生稲様の元へ急ぎました。
そこで紺が目にしたのは、飯生が石ごと生稲様を丸のみした現場でした。
恐怖で動けなくなる紺に「石鎮の食い損ねか」と近づきます。
このとき既に、飯生によって紺の家族や兄弟、親戚も全て食われていました。
山中を駆け回り、生稲様を助ける手段を探していた紺は、飯生に捕まってからそのことを知りました。
記憶を失い覚醒するまでを解説
怪物事変アニメ化おめでとう!! #怪物事変 #紺 #けもじ版ゆるっとお絵描き大会 #いいねかRTで気になった人フォローする #絵描きさんと繋がりたい pic.twitter.com/de0RPP5FI7
— GORILLA🦍 (@_gorillaaaaaa_) May 17, 2020
これまで解説してきた過去について、紺自身もずっと忘れていました。
これほど悲惨な過去をなぜ紺は忘れてしまったのか、そしてなぜ思い出したのか。
ここからは記憶を失ってから覚醒するまでのいきさつを解説していきます↓↓
紺は妖結石を取り込んだ飯生に「記憶を消され洗脳」された
飯生さまが石鎮の食い損ねとして紺を残したの、石鎮の血を増やしてまた食うためだって言ってたけど、狐って食べたものの能力を吸収できたりするのかな
— mug (@29_mug) May 28, 2021
上記で解説した通り、紺は妖結石を取り込んだ飯生に捕まってしまいました。
しかし飯生は石鎮の一族の血を増やして食うために、紺を生かして手元に置くことにします。
とは言え、記憶を持っていたままでは下に置くにも不都合です。
そのため飯生は紺に「生稲はわたし、わたしは飯生」と「洗脳」をかけました。
「わたしの召使にしてあげようね」と続けて洗脳し、それまでの記憶を消し去ります。
洗脳にかかった紺は、飯生の思惑通り盲目的に従う召使になってしまいました。
屋島寺の狸たちや夏羽の「優しさ」により全ての記憶を取り戻した
#怪物事変 9話視聴完了
織と綾が兄弟として、お母さんも目覚めて家族としての時間が動き出したって感じの描写がすごい良かった!
自分の意思で動き始めた綾のキャラすごい好き!紺との対立も面白い!ただ選ばれたのは隠神なのは笑ったw#アニメ好きな人と繋がりたい #いいねした人全員フォローする pic.twitter.com/O8IDXiEuCP— ショウ (@rsHTMWBtQR8qJ5G) March 11, 2021
こここここここーん!!!!
紺が記憶を取り戻して誰かのいい子じゃなくて自分が思ういい子がいい。と紺がチビ狐時代に慕っていた生稲さんが教えてくれたことを思い出して悪さする同胞に立ち向かう紺は、なによりも紺だった!!!すごい紺だった!これこそ紺!うおーん!チビ狸に遊ばれてる紺に笑った— maki (@kafun214) February 4, 2021
洗脳をかけられてから紺は飯生を母のように慕い、命令にも忠実に従ってきました。
見放されてもなお、落ち込みながらも信頼を取り戻そうとしてきました。
しかし、夏羽との仲を付け込まれ飯生に「妖結石を譲ってもらえ」と命じられてしまいます。
一度は夏羽から妖結石を盗み取る紺ですが、「紺の1番は夏羽がいい」と飯生の任務を放棄しました。
飯生を裏切る行為をしてしまった紺は、体内に仕込まれた爆弾を野火丸に爆破されてしまいます。
駆け付けた金の糸を生み出す怪物の少女・蓼丸綾の処置により一命を取り留めますが、寝たきりになってしまいました。
そんな紺の元に夏羽はもちろん、邪険にしてきた綾や屋島狸が代わる代わる世話をしに来ます。
「紺はいい子じゃないのになんで…」と考える紺の元に、任務前に挨拶に来た夏羽に声をかけられます。
飯生の思う「いい子」ではないけれど、「紺がいいと思うならいいと思う」という夏羽の言葉で生稲様のこと、飯生がしてきたことを全て思い出しました。
夏羽を含めた屋島狸たちの「優しさ」が、本来の紺を取り戻したのです。
慕っていたのは飯生ではなくお生稲様だと思い出し「覚醒」した
怪物事変13巻の紺ちゃんかわいすぎる🥰
紺ちゃんの過去も知れたし
飯生さまの正体もちらっとわかったし
ほんで野火丸くんが推しになりつつある😆 pic.twitter.com/YY4CMwAW4q— こーひー (@bitoucoffee0123) February 4, 2021
ずっと母のように慕ってきた人物が飯生ではなく、生稲様だったことを思い出した紺は覚醒します!
夏羽たちが紺の元を離れてしばらくすると、飯生の配下・捜査特課の花楓と赤城が屋島襲撃に訪れます。
それまで寝たきりだったにも関わらず紺は、襲撃に気づくと狸たちを庇うため身を挺して戦いに出ました。
相手が自分よりも強いとわかっていながら、これまで優しく助けてくれた屋島狸たちを守るべく立ち向かいます。
また飯生がしたことを怪物屋に伝えるために、自分も死んではならないと覚醒しました。
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【けもじ】紺の過去についてまとめ
怪物事変9話
神回やんけ
アニメに尊いという気持ちを持ったの
久しぶりだぞ紺
いいぞ pic.twitter.com/Rr3AVEcs1H
— イガ IGA 身体研究家&地を這うダンサー (@iga11moon11wave) March 8, 2021
- 紺は那須の狐で妖結石を守る石鎮いしもりの一族だった
- 紺は大人数いる「兄弟の末っ子」でミスをする度に怒られて育った
- 当時の石鎮「生稲様おいなさま」と話をすることが唯一の楽しみだった
- 「消滅寸前」の生稲様を助けようとしたが打つ手がなく諦めるしかなかった
- 飯生妖子に「生稲様と家族を全て食われた」悲惨な過去を背負っていた
- 紺は妖結石を取り込んだ飯生に「記憶を消され洗脳」された
- 屋島寺の狸たちや夏羽の「優しさ」により全ての記憶を取り戻した
- 慕っていたのは飯生ではなくお生稲様だと思い出し「覚醒」した
以上、怪物事変の紺についてまとめてきました!
健気で純真無垢な紺の過去に、読者の方々からも悲痛の声が溢れていました。
覚醒して顔立ちも凛々しくなったように見える紺。
怪物屋との関係性や、これからの紺に期待が高まります!
- ① 死亡キャラ最新一覧まとめ!シーンについても解説
- ② 打ち切りは本当?作者の過去作品から理由を解説
- ③ 炉薔薇と陽の関係は?恋人で付き合っているのか解説
- ④ 紺と夏羽の関係は?好きになり付き合うのか考察
- ⑤ 紺は死亡した?復活する可能性や誰が原因なのか解説
- ⑥ 夏羽(カバネ)の両親は生きてる?過去のエピソードから考察
- ⑦ 晶(アキラ)の雪男子の技・能力まとめ!六花権現が強い
- ⑧ 晶(あきら)の性別や苗字は?兄・結の名前から意味を解説
- ⑨ 結の過去は悲惨?雪男子の役割や双子の弟・晶から解説
- ⑩ 織(シキ)の技や能力まとめ!蜘蛛(アラクネ)の糸が強い
- ⑪ シキの母親・組や妹の綾など家族まとめ!金の糸も解説
- ⑫ シキと爆豪(ヒロアカ)は似てる?見た目や性格から解説
- ⑬ 結石の種類や効果は?所有者(持ち主)や保管場所も解説
- ⑭ アニメはどこまでの放送?漫画だと何巻の何話なのか考察
- ⑮ 野火丸の正体は何者?敵/味方どっちなのか考察
- ⑯ 野火丸の目的とは?いなりが嫌いな理由についても
- ⑰ 強さランキングTOP10まとめ!最強の能力者キャラをご紹介
- ⑱ 花形楓の技や能力など強さをまとめ!赤城との連携技も解説
- ⑲ 野火丸の目的とは?いなりが嫌いな理由についても
- ⑳ 紺の過去は悲惨?記憶を失い覚醒するまでを解説
- ㉑ ミハイの正体は吸血鬼(ヴァンパイア)?過去や強さを解説
- ㉒ ヴァンパイアの殺し方は?吸血鬼の特徴からミハイの最後を考察