【名探偵コナン/業火の向日葵】意味不明でわからない?ストーリーの矛盾など糞だと酷評される理由を考察

公開日: 2020年6月30日 | 最終更新日: 2020年6月30日

 

劇場版「名探偵コナン」19作品目業火ごうか向日葵ひまわりは、怪盗キッドが登場するということで予告編から話題を呼びました。

しかし、いざ公開されれば「ストーリーが理解できない」などの指摘もあり、賛否両論ありました。

 

一体、どんな場面が「意味不明」で「矛盾」があるのでしょうか?

今回は、「業火の向日葵」が酷評される理由を探っていきます!

★この記事をご覧頂くことで、「業火の向日葵」“意味不明さ”又はストーリーの矛盾による酷評される理由”について、理解することができます!

 

 

 

【名探偵コナン/業火の向日葵】は意味不明でわからない?

 

「業火の向日葵」は、怪盗キッドゴッホの絵画である「ひまわり」が物語の重要な鍵となっていました!

キッドが登場するということで盛り上がった反面、「意味不明」「よくわからない」という評価もありました。

 

では、どんなシーンがそのような「悪評」に繋がったのでしょうか?

 

キッドを悪役として登場させた理由がわからない

業火の向日葵の予告では、キッドが悪役のように描かれていました。

泥棒なので悪役で間違いはないのですが、キッドの犯行にはいつも「正義」があります。

 

予告編でコナンも、このようにセリフしていました↓↓

「おかしい、いつもの奴の手口じゃない。」

「キッド、お前は一体どうしちゃったんだ!」

 

確かに、いつものキッドとは「少し」違っていました。

まず物語の冒頭では、鈴木次郎吉すずきじろきち一行が乗る飛行機が飛行中に爆発し、墜落の危機にさらされます。

その後、飛行機から「ひまわり」を持って飛行するキッドの姿が見えたので、登場キャラも視聴者も全てキッドの仕業だと思っていました。

 

しかし実は、この爆発は「ひまわり」を消滅させようとした、真犯人の宮台なつみが実行したものでした。

「キッドが悪役」というイメージで宣伝され、その展開に不安な方も多かったようです。

 

しかし実際は、爆発の衝撃で外に投げ出された「ひまわり」を、キッドが命懸けで守っていただけでした。

「キッドが人に危害を加えるようなそんな悪いことはしない!」というイメージがあっただけに、悪役として描かれていることに不安・不満を持った方も多かったようです。

 

 

7人のサムライの存在理由が意味不明

今回、次郎吉は「ひまわり」を守るために「7人のサムライ」を雇いました↓↓

【圭子アンダーソン】日本に憧れたひまわり展のプロデューサー・警戒心が強く、判断能力が高い

【宮台なつみ】鑑定担当の絵画鑑定士・「ひまわり」には深い愛着を持っている

【東幸二】修復担当の絵画修復士・絵画の保存管理も担当している

【岸久美子】演出担当の演出家・レイクロックの展示システムを発案した

【石嶺泰三】運搬担当の運送家・強い猜疑心さいぎしんを持っている

【チャーリー】ニューヨーク市警察の警部・厳格な性格で正義感が強い

【毛利小五郎】:私立探偵・蘭の父親

 

この7人は、キッドに「ひまわり」を盗まれないよう、「ボディガード」の役割を与えられて守っていました。

しかし、「ひまわり」を危機に陥れようとした真犯人はこの「7人のサムライ」の中にいたのです。

先ほども触れました、絵画鑑定士の宮台なつみです!

次郎吉やその他6人は、初めから警戒する相手を間違っていました。

 

結果、真犯人によって消滅させられそうになる「ひまわり」を全力で守ったのは、コナンキッドでした。

 

確かに「ひまわり」を守るべき集められた「7人のサムライ」たちは、「ひまわり」を守ってはいました。

ですが、飛ばされそう・燃えそうな危機など、肝心な時には全く保護できていませんでした。

 

「なんのために雇われて来たのか?」と、余計に存在意義が問われた」のだと感じました!

 

 

ストーリーの矛盾など糞や駄作と酷評される理由を考察

 

その他の評価では、原作との矛盾も指摘されていました。

推理漫画「名探偵コナン」は、1994年から刊行されていて、今もまだ少年サンデーで連載されています。

原作から読んでいる長年のファンからは、本作を見て「原作と矛盾している!」と思った方もいたようです。

 

では、どんなところが原作と矛盾していたのでしょうか?

 

寺井は変装したキャラの声真似が出来ないという原作のルールが無視されている

本作に出てくるキッドの付き人である寺井は、次郎吉のボディーガードである後藤に変装していました。

実は原作では、変装している寺井は声真似ができない」という設定があったのです!

 

その話は、「ミステリートレインの事件」でした。

この作品は、ベルモット・ジン・安室透・工藤有希子などが登場し、アニメではスペシャルにもなるほど盛り上がりました。

 

ミステリートレインに乗車していた時、キッドはメイドの女性に、寺井は車椅子のお婆さんに変装していました。

コナンが、お婆さんに声をかけると、不意にタバコをふかし始めました。

実は、車椅子を押していたキッドが腹話術でお婆さんの声を出していたのです。

その時に、寺井は声真似をすることができないという設定が露見しました。

 

なので業火の向日葵では、変装している寺井が後藤のを出していたことを、

「寺井って声真似できないんじゃないの?」「矛盾している!」と思った方も多かったようです。

 

 

戦争から経過した年数と寺井の年齢が矛盾している

他にも寺井に関することで、原作との矛盾点が指摘されています。

それは、寺井の年齢設定です。

寺井は、設定上では61歳です。

 

寺井は、1945年に太平洋戦争が終わった頃、ある屋敷に住み込んでいた書生でした。

当時20歳だとしたら、1925年生まれということになります。

寺井を1925年生まれの61歳とすると、物語の設定は1986年になるんです!

 

業火の向日葵の年代設定は、どう見ても1980年代ではありません。

 

原作ファンの中には、「名探偵コナン」よりも先に連載されていた、キッドが主人公の「まじっく快斗」を読んでいる方も多数います。

そして、もちろんまじっく快斗では、寺井についての情報がより多く流れます!

その為、この矛盾を許せなかった人も多かったのかもしれません。

 

【名探偵コナン/業火の向日葵】についてまとめ!

 

まとめ

●予告編でキッドが悪役として描かれており、不安を感じた声が多かった

●本来、「ひまわり」を守るハズの「7人のサムライ」は結局「ひまわり」を守ることができず、存在意義が問われた

●キッドの付き人である寺井は、原作では声真似ができなかったが、本作では声も含めて完璧に変装できていたことへの矛盾

さらに、寺井の年齢は原作では61歳の設定だが、「業火の向日葵」の時代背景とは結びつかないため、その時間軸矛盾が生じていたことが酷評の理由だった

 

名探偵コナンシリーズの中でも特にファンの多い、怪盗キッドの悪役感がある予告、原作と矛盾した設定が酷評が多かった要因なようです。

キッドの悪役感はしょうがないとして、設定はちゃんと守り抜いてほしかったですね。

ですが、この作品は「ゴッホのひまわり」が登場することもあり、歴史を感じられるいい作品だったと感じました。

✔ チェック

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