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Vガンダムはグロいし狂っている?トラウマシーンなど残酷描写をご紹介

公開日: 2022年10月15日 | 最終更新日: 2022年10月15日

 

機動戦士Vガンダム】。

この作品は、多くの「トラウマシーン」や「戦争の残酷さ」を物語っていることで有名です。

富野監督が伝えたかった「戦争」という、人間にしかできない愚かすぎる行動。

世界中ではそれを美化し、正義を振りかざしながら人の命をまるで駒のように扱う人間がいます。

監督はそんな人間を直で見て、このVガンダムを作ったそうです。

 

なので、どうしても「グロテスク」なシーンが多く、トラウマに感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。

これがVガンダムの良さでもあり、批評される理由にもなるという対極の性質を持っています。

 

では、Vガンダムのどのシーンがグロいのか?

みなさんがトラウマシーンとなっているのは、どこなのでしょうか?

 

今回は、そんな作中に残る「えぐい描写」をまとめて紹介していきます↓↓

この記事を見て分かること
  • 「Vガンダム」はどこが狂っているのか
  • 狂い出した時期
  • トラウマシーンを紹介

 

 

Vガンダムはグロいし狂ってる?

 

ガンダムシリーズは、ファーストガンダムから他のロボットアニメとは一線を画す展開をしていました。

特にその中でもVガンダムは、主人公ウッソ・エヴィンの視点から「地球とコロニーの戦争」をよりリアルに描いている作品です。

前半は子供ながらにモビルスーツを操縦し、次々と敵を倒していく爽快感があります。

 

しかし、その後からは「戦争の残酷さ」をよりリアルに突きつける描写となっていきます。

ここから、ファンの中でも「狂ってる」「鬱になる」と評価が分かれる作品になりました。

 

では、実際にそんなVガンダムが狂っているのかを、口コミを交えながら検証していきたいと思います↓↓

 

シリーズ上トップクラスのグロさを誇る

 

まず、Vガンダムといえば「グロい」と言われるほど、シリーズ上でも代名詞となっています。

シリーズきっての「鬱展開」や「グロテスク」なシーンが多いことでも有名です。

リアルタイムで放映されていた時は「夕方17時」という、各家庭の子どもが普通に見る時間帯でした。

本来であれば、子どもが見ても問題ないような内容で放送されるのが普通でしょう。

 

 

しかし、その中身は「親が殺されたり」「仲間が殺されたり」「色仕掛けでウッソを騙そうとしたり」と、グロくてえぐい描写が多く出てきます。

令和となった今ですら「深夜枠でも放送ギリギリ?」という描写が多く、よくあの当時で放映できたなと思います。

 

 

特に死亡シーンがエグい

 

数あるガンダムシリーズの中でも、Vガンダムは特に「死亡シーンがエグい」作品です。

しかも、その殺され方がトラウマになるほどの残酷さで描かれています。

なので、進むにつれて段々気持ちが滅入ってしまうほどでした・・・。

 

鬱展開が多く狂っているという声がある

 

この作品が狂っていると感じるのは、スタート時と中盤、後半で同じ作品とは思えないほど内容と空気感が重くなる所です。

最初は、ウッソが偶然敵のモビルスーツを倒し、パイロットとして活躍するロボットアニメの王道的展開で進んでいきます。

ところが、憧れのお姉さん的存在だったカテジナさんがおかしくなったあたりから、雰囲気が一気に変わっていきました。

まさか、誰もヒロインが闇落ちするとは思っていないですからね。。

 

さらに、敵のモビルスーツが強くなったあたりからシュラク隊の戦いも劣勢さが増し、徐々に準主人公的なキャラが死ぬような重い展開へと落ちていきます。

この序盤と終盤の落差が「狂っている」と言われる理由だと思います。

 

 

トラウマシーンなど残酷描写をご紹介

 

ここからは、実際に残酷なシーンを紹介していきます。

視聴者に多くのトラウマを植え付けて来た作品が、このVガンダムです。

全てではありませんが、これを知っておけば大丈夫という「代表的なシーンを6つ」ご紹介します。

少しではありますが、皆さんと共有出来ればと思います。

 

 

①「母さんです」というウッソの母親の生首シーン

 

有名な残酷シーンはいくつかありますが、まず最初に出てくるのはこの「ウッソの母親の死」だと思います。

実は、これまでもガンダムシリーズでは、身内が目の前で死ぬシーンはありました。

Zガンダムでは主人公のカミーユの母親が人質に取られ、目の前で殺されるシーンもあります。

その時は、モビルスーツに残った血痕で「死を表現」していました。

 

しかし、Vガンダムはそんなに生易しいものではありません。

なんと、ウッソの手に母親の生首を持たせるという、かなり重い描写がされているのです!

これは直接的すぎて、視聴者への伝わり方は全然違います。

さすがに首は見えていませんが、仲間に差し出しているヘルメットの中にあることは一目瞭然でした。

まだ幼い息子が母親の首を抱えるという残酷すぎる描写から、我々にもその深い傷は残り続けました。

 

②伯爵の狂気のギロチンシーン

 

次に、あの有名な「ギロチンのシーン」が出てきます。

ザンスカール帝国の支配は「マリア主義」と「ギロチン」という2つの信仰対象がありました。

国民にはこれを敬わせ、反勢力にはギロチンや体罰で恐怖心を植え付けるというやり方をしていました。

 

一例として、このザンスカールの「ベスパ」に連れ去られた、オイ・ニュング伯爵という人物がいました。

拉致され、口輪をされ、瞬きできない器具を使用され、証明に照らされます。

 

そして、そのまま拷問を受け続けるのです。。

その末にギロチンで首をちょんぱされるシーンが描かれます。

 

この作品におけるギロチンが持つ意味は重く、大事な部分ではあります、

ただ、なにしろ恐怖を視聴者にも植え付けたので、当時の視聴率にも影響を与えていたでしょう。

きっと富野監督は、そんなことまったく気にしないのでしょうけど・・・。

ちなみにですが、ザンスカールという名前は頭部切断という意味の「斬+スカル」からきているらしいです。

 

③シュラク隊の爆死や圧死

 

次に、「シュラク隊の爆死や圧死のシーン」です。

これも、今のご時世では絶対に描かえない演出でしょう。

ただVガンダムが放送された時点では、命をかけて戦う実際の戦争や戦場をよりリアルに描いています。

このシュラク隊で登場するお姉さまたちが個性的かつ美人なこともあり、それぞれにファンが付くほどの人気っぷりでした。

 

しかし、そんなシュラク隊の結末は「全滅」。

推しキャラが死ぬ」という残酷さが、また切なさを増す要素になっていました。

 

さらに、その死亡シーンもえぐいものがあります。

  • コックピットだけを攻撃され圧死
  • 人間だけを狙ってビームサーベルで刺され焼死
  • 爆発物解除中に巻き込まれれ爆死
  • 機体で相手に特攻する
  • 投降と勘違いしそのままライフルを撃たれる

など

 

他のガンダム作品と比べても、かなり生々しく描かれている所があります。

シュラク隊が搭乗していたガンイージは、そこまで性能が高いモビルスーツではありませんでした。

終盤のザンスカールのモビルスーツ性能を考えると、もう少しなんとかしてあげられなかったのかなと思います。

大事なのは戦争が常に死と隣り合わせであること、必ずしも意味のある死に方が出来るわけじゃないということを伝えたかったのだと感じました。

 

④ネネカ隊のビーム死(生贄)

 

この作品で狂っている要素の中に、ネネカ隊のビーム死は入るのではないかと思います。

登場する背景として、カテジナがウッソを倒すために水着をきたお姉さんを投入するという色仕掛け作戦です。

そのためだけに編成された隊でした。

 

しかも、そのネネカ隊を生身でモビルスーツと戦わせるという狂気じみた演出で、もはや設定からおかしいです。

予想通り勝つことはできず、生身の身体にビームライフルを撃たれたり、そのまま機体にぶつかって死ぬなどします。

もはや、誰もが分かりきった結果のお遊びだったことでしょう。

 

⑤カテジナの急激な変貌と悪女ぶり

 

カテジナ・ルースは、ウッソと同じカサレリア出身でした。

しかし、戦争中にザンスカールの襲撃を受け、そこでクロノクルに誘拐されてしまいました。

 

◆カテジナとウッソの関係はこちら↓↓

 

そこでザンスカールの軍隊に入隊し、徐々に狂気な面がでてくることになります。

そんな展開ですので、当初ウッソにとって憧れだった存在のカテジナが、まさか闇落ちするとは誰も思わなかったでしょう。

シュラク隊を全滅させるほど、狂気に満ち溢れた悪役として描かれるようになります。

ザンスカールの軍人として活躍するようになると、次第にウッソが憎くなり、倒すためにあらゆる手を使ってくるような怖い人に変わっていったのです。

 

⑥母艦リーンホースJrの特攻

 

この、Vガンダムの「リーンホースJrの特攻シーン」は、他と比べると表にでる狂気さは薄いかもしれません。

ですが、自分たちの帰るべき母艦を「特攻で失わせることを決める大人たちの決断」は狂気に近いです。

 

実際に、賛否が分かれるシーンでもあります。

特攻するために「若い人は降ろさせ、老人たちだけで突っ込む」という描写だったことから受け止め方は様々なようです。

 

また、このシーンは富野さん的にも不満なシーンだったそうです。

ただ、戦争のどうしようもない状況の中で何としても勝つために「本来なら考えられない行動を取ってしまう」というリアルな選択肢として描かれました。

ある意味、上記のどのシーンよりも1番リアリティがあるのかもしれません。

 

【Vガンダム】トラウマシーンまとめ

 

まとめ

グロくて狂ってる説について

  • シリーズ上トップクラスのグロさを誇る
  • 特に死亡シーンがエグい
  • 鬱展開が多く狂っているという声がある

 

トラウマシーンなど残酷描写

  • 「母さんです」というウッソの母親の生首シーン
  • 伯爵の狂気のギロチンシーン
  • シュラク隊の爆死や圧死
  • ネネカ隊のビーム死(生贄)
  • カテジナの急激な変貌と悪女ぶり
  • 母艦リーンホースJrの特攻

 

今回は、Vガンダムのトラウマシーンをご紹介してきました。

なぜ、この作品が狂っているのか分かりましたね。

 

かなり過激な演出であることは、間違いないでしょう。

一方、富野監督はこの作品を書くにあたり、当時紛争状態にあった東欧に出向き現状を見てきたという背景もあります。

本当に語りたかった「戦争を起こしてはいけない」ことを、リアルに表現していたのだと感じました。

戦争を美化してはいけないと思う中で、最後のリーンホース特攻のシーンが、富野さんにとっては安直だと感じているのだと思います。

確か、同じような展開でファーストガンダムでも「これって戦争なのよね」と言いながら突っ込んでいくスレッガーもありました。

 

でもVガンダムの場合は、多くの大人が母艦という拠り所をなくしてまで勝ちに行く所が描かれているので、そこが名シーンと評価される要因なのでしょうね。

ということで、この作品については多くの口コミを見ても「狂っていることは間違いない」と思います。

ですが、戦争をリアルに描いたこの作品にとってはこの狂気が必然だったのだと思いました。