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常守朱が収監・捕まった理由はなぜ?最後は執行官落ち?

公開日: 2023年6月14日 | 最終更新日: 2023年6月21日

 

2023年6月現在、4年ぶりのシリーズ最新作が劇場で公開中の【PSYCHO-PASS PROVIDENCE】。

※以下、PROVIDENCEと呼称

PROVIDENCEは、4年前に公開された劇場版【PSYCHO-PASS 3 FIRST INSPECTOR】(以下、FIRST INSPECTOR)より1年〜数年前の話です。

FIRST INSPECTORとその前に放送されたアニメ3期では、主人公であった常守朱つねもりあかねが潜在犯として拘留されてしまっていました。

常守の部下として、公安局に所属していた宜野座ぎのざたちも外務省に異動しており、FIRST INSPECTORとそれ以前のシリーズとの間に、明らかに何かが常守たちの周囲で起こったことは確実です。

 

ですが、実際に一体何が起こったのかなぜ常守は拘留されているのか、狡噛だけでなく宜野座までが外務省に所属しているののはなぜかといった謎については明らかにされませんでした。

2023年5月に公開されたPROVIDENCEは、FIRST INSPECTOR以前の空白期間を描き、謎が明かされた作品だったのです。

この記事では、PROVIDENCの中で最も注目されている、常守朱が逮捕されるに至った理由をご説明したいと思います↓↓

この記事を見て分かること
  • 常守朱が「収監された理由
  • 収監後の常守朱の「処遇」について

※PROVIDENCEのネタバレが含まれていますので、ネタバレしてほしくない方はご注意ください

 

 

 

常守朱が収監・捕まった理由はなぜ?

 

FIRST INSPECTORでは、常守朱がなぜか潜在犯が収監される施設にいましたが、その理由が作中で明かされることはありませんでした。

そのため、彼女が収監されるに至った理由についての謎は残っていましたが、2023年5月に公開されたPROVIDENCEで、その謎がようやく明かされました!

おおまかな流れ

PSYCHO-PASSシリーズは、シビュラシステムが計測する犯罪係数が一定値より上回ったものは、潜在犯として収容されるような世界です。

公安局の刑事課は、さまざまな刑事事件を扱うことによって、ストレスを抱え込みやすい部署でもあり、本作の主要人物である狡噛慎也や宜野座伸元など、長く公安局で働いていた人物も、犯罪係数が上がり潜在犯となってしまうような場所でした。

 

しかし、そんな過酷な環境の中でも、色相美人と呼ばれるほど犯罪係数がクリアな値を保っていたのが主人公である常守朱でした。

そんな彼女が、なぜ潜在犯の収容施設に収監されてしまったのか?

あれほど法を犯すことを悪とみなし、殺人を忌避していた彼女が、殺人を犯してしまったのか?

このようなファンの長年の謎が、PROVIDENCEでは遂に明らかになったのです。

ここでは、その理由をご説明したいと思います!

 

捕まった理由は「禾生局長」の暗殺容疑

 

結論から先に言うと、常守が捕まった理由は、公安局のトップである禾生かせい局長を公衆の面前で銃殺したためです。

シビュラシステムが日本社会に干渉するための、媒体の1つである「禾生局長」。

常守は多くの人が見守る自らの授与式の最中、禾生局長を拳銃で殺害したのです。

もちろん、禾生局長は人間ではなく、シビュラの媒体である以上、本当の意味では殺人ではないですよね。

 

しかし、常守はシビュラシステムを根本的には否定していませんでしたし、禾生局長を殺しても何の意味もないことは知っていました。

にもかかわらず、なぜ公衆の面前で禾生局長に銃を向けたのか?

それは、シビュラシステムによる裁きに身を委ね、法の停止を求める日本の社会に対して、「人を裁くのは法しかない」という事実を突きつけるためだったのです。

彼女は公安局で監視官として働く中で、シビュラシステムによる犯罪係数による裁きに疑問を抱き、常に「法による裁きと償い」を一貫して主張してきました。

 

ですが、最新作の劇場版の世界線では、日本は法律を放棄してしまう方向性に向かっていました。

そんな動向の中で、彼女は上層部にも法の存続を主張していましたが、狡噛と再会して行動を共にすることで覚悟を決めたのです。

彼女は、自ら禾生局長を撃つことで、公衆の面前で「シビュラシステムが裁くことのできない犯罪者がいる」という問題を露呈させ、法の必要性を訴えたのです。

シビュラシステムの犯罪係数による裁きが恣意しい的なもの(思うまま)であることは、彼女はそれまでに関わってきた事件で知っていましたが、そうした事実は公安局のブラックボックスに封じ込められていましたよね。

常守は、そのシビュラシステムの欠陥を、自分自身が「犯罪者」となることで公然に突きつけたのです。

 

 

シビュラの秘密は公にされておらず殺人扱いとなる

彼女の行動の結果、シビュラの秘密は公然にはされず、ただ公安局のエリートが式典の最中に局長を撃ち殺したと言う事実のみが公になりました。

もちろん、シビュラの媒体である禾生局長を、確固たる覚悟で撃った常守の色相が濁るはずもありません。

つまり、シビュラシステムの判断では「正常」とされる人間が、とんでもない殺人事件を起こしたという事実が生じる結果となったのです。

 

その事実がもたらしたのは、世間の人びとが常守朱という殺人者を裁くために、法の存続を求めるという事態でした。

シビュラシステムが犯罪者を裁くことができないのならば、法律、すなわち刑法による裁きが必要だとされたのですね。

これが、彼女が求めたことだったのです。

彼女は、法の存在を守るために、自ら法を犯し、その必要性を身をもって証明したのです。

 

色相に変化はなく霜月に一係を託して拘留された

 

殺人を犯した常守は、その後一体どうなったのでしょうか。

先ほども述べましたが、彼女の色相には変化はありませんでした。

実際に人間を殺したわけではないので、当然と言えば当然ですよね。

 

しかしシビュラシステムでは「犯罪者」として認識されなくとも、公衆の面前で殺人を犯した彼女を、公安局はそのままにしておくわけにはいきません。

日本社会の風潮も、彼女の行動を批判し、裁きを求める声が上がったようです。

こうした状況を収束させるため、彼女は犯罪者として拘留され、監視官の任も解かれたのです。

 

授与式自体、彼女が監視官からさらに上層部へと出世するためのものだったので、行動を起こす前から彼女は一係の人員を整理していました。

自らの部下であった執行官、宜野座伸元と須郷徹平を花城フレデリカと狡噛慎也のいる外務省に、そして他の一係のメンバーを、後輩である霜月に託したのです。

 

 

最後は執行官落ち?

 

では、その後の常守は一体どうなってしまったのでしょうか?

シリーズを通して主人公であり、キーパーソンであった彼女はどうなったのか。

それは、FIRST INSPECTORのラストで描かれています。

彼女は施設から出て、執行官として再び公安局へと戻ってくるのです。

それは一体どういうことなのか、確認してみましょう!

 

 

法斑新局長の推薦で釈放され法定執行官となる

 

FIRST INSPECTORは、PSYCHO-PASSシリーズの中では最も時系列的に新しいものです。

FIRST INSPECTORで起こった最も大きな変化は、公安局の局長がシビュラシステムではなく、人間の法斑静火ほむらしずかとなったことでしょう。

彼自身、シビュラシステムの干渉の外にいるコングレスマンと呼ばれる人物であるのです。

しかし、シビュラではなく人間が局長となることで、常守の処遇も大きく変わります

彼女は法斑の推薦により釈放され、「法定執行官」として一係に戻ってくるのです。

 

実質的に霜月監視官の部下として働くことになった

 

では、法定執行官とは何か。

それはまだ作品の中では明らかになっていません。

シビュラが全て管理してきた日本の中で「法定」という言葉が使用されること自体、従来の監視体制が一新されたと感じます。

一係の中にいる執行官とはどう違うのか、何か特別な働きをするのか。

まだはっきりはしていませんが、実質的には後輩であった霜月の下で部下として働くことになるということでしょう。

 

FIRST INSPECTORでも法斑は、霜月のサポート役として常守を紹介しています。

執行官となった彼女がどう動いていくのか、一係と外務省行動課のメンバーはどのように活躍していくのか。

2023年に公開された劇場版によって、さらにその後が楽しみになる展開になってきたことは事実ですね!

 

【サイコパス】常守朱が捕まった理由まとめ

 

まとめ
  • 捕まった理由は「禾生局長」の殺人。
  • 常守朱の目的は、法を守ること。
  • 収監後、法斑新局長の推薦で霜月の補佐として公安局に戻る。
  • 公安局には、監視官ではなく法定執行官として戻った。

 

以上、常守朱のその後についてでした。

いかがでしたでしょうか?

2019年のFIRST INSPECTOR公開時から、長年明かされてこなかった常守が収監されていた秘密。

まだまだ物語は終わりを見せないPSYCHO-PASSシリーズ。

今後の展開がとっても楽しみなところです!

まだ新作が発表されたばかりですが、先が楽しみな作品でしょう^ ^