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【2分の1の魔法】最後なぜイアンは父親に会わなかった?兄バーリーの目的から考察

公開日: 2020年8月22日 | 最終更新日: 2020年8月23日

 

【2分の1の魔法】は、死亡した父親を蘇らせることが目的のストーリーです。

主人公のイアンは、自分が生まれる前に父が他界していたので、写真でしか見たことがありませんでした。

それもあり、父親に会うために必死で魔法を練習して、過酷な旅に踏み出したのです!

 

逆に、イアンの兄・バーリーは3歳の時に父を亡くしています。

なので、うっすらとした数少ない記憶しか持ち合わせていませんでした。

その中でも、忘れられない苦い思い出が1つあり、それがずっと引っ掛かっていました。

なので、イアン同様バーリーも父親に切実に会いたいと願ったのです!

 

しかし、結論ですがこの兄弟の1人しか父親に会うことができませんでした。

もうお気付きの方もいらっしゃるかと思います!

 

今回は、【2分の1の魔法】に登場するイアンについてお話します↓↓

※ネタバレ内容となりますので、ご注意下さい!

 

★この記事を見ることで、イアンが最後に父親に会わなかった理由が分かります!

 

 

 

【2分の1の魔法】最後なぜイアンは父親に会わなかった?

 

冒頭でも触れましたが、イアンはせっかく会うチャンスがあった父親と会いませんでした。

正確には、その時の状況や時間の都合上から会うことができずに、遠目で見て終わりました。

それには、イアンなりの深い理由があったのです。

以下、考察します↓↓

 

父親の復活を阻止しようとするドラゴンの足止めをイアンが買って出た

物語のクライマックスで、「不死鳥の石」を手に入れたことで、「守護者の呪い」が発動されてストーンドラゴンが出現しました。

この「守護者の呪い」を打ち破るただ1つの方法は、聖剣呪いクラッシャー」をドラゴンのコアに突き刺す他ありませんでした。

先祖から勇者の家系であるマンティコアがここで登場するも、ドラゴンの強さにやられてしまいます!

その後、イアンとバーリーが旅に出てからマンティコアと一緒に追いかけていた母・ローレルが、「呪いクラッシャー」を1度ドラゴンに突き刺します!

[code_balloon position=”left” name=”アニ木” text=”正直このシーンは驚きました!「母は強し!」

 

しかし、それも刺さりが浅く決定打にはなりませんでした。

一方、イアンとバーリー「魔法の杖」と「不死鳥の石」を使って、再度父親を蘇らせていました。

しかし、完全復活には多少の時間が必要で、その間にローレルが討ち損じたドラゴンがイアンたちの方へ向かいます!

父親の復活を阻止されないために、どちらかがとなって時間を稼ぐ必要がありました。

初めはバーリーが名乗りを上げますが、イアンが制止し自らが進んでドラゴンと戦うことを決めたのです!

 

 

ドラゴン討伐後に兄バーリーだけ復活した父ウィルデンと話をする

イアンはドラゴンに苦戦しますが、これまでに覚えた魔法を全て駆使します!

最後は、ローレルが「呪いクラッシャー」をイアンに投げて、そこにスピードを乗せる魔法「スピーディオ」を付与してストーンドラゴンのコアを貫くことに成功しました!

まさか、勇者の家系であるマンティコアではなくて、母・ローレルの方が活躍するなんて思ってもみませんでした!

ローレルのナイスアシストにより、ドラゴンは消え去り、後は父親・ウィルデンが復活するのを待つばかりです。

 

イアンはドラゴンとの戦いで崩れた瓦礫がれきの閉塞した空間から抜け出せずに、ただただ・・・・遠目から復活する姿を見ているだけでした。

そして、父親が念願の復活を果たし、隣にいたバーリーだけが感動の再会を果たします!

バーリーは父親と楽しそうに話をしていましたが、最後は魔法の効力が切れ、ハグをしながら消えいきました。

 

イアンは父親に会うために冒険していたが夢は叶わなかった

自分に自信がなく引っ込み思案だったイアンが、苦難の冒険を乗り越えることができた裏には「父に会いたい」という強い想いがあったからです!

母・ローレルより、兄・バーリーより誰よりも父親に会いたかったに違いありません!

しかし、最後の最後でどちらかが犠牲になる必要があり、自らが父親の元を離れることにします。

 

ずっと思い焦がれてきた「絶対父親に会うんだ!」という夢は、とうとう・・・・叶うことはありませんでした。

 

 

イアンが足止め役に徹したのはドラゴンを倒せるのは自分しかいないと考えたから

イアンはなぜ、自ら足止め係として立候補したのでしょうか?

それは、全て兄のためでした!

 

まずストーンドラゴンですが、生身の姿では間違いなく倒されます。

空が飛べて、怪力のマンティコアであれば「呪いクラッシャー」を利用できますが、それも不可能。

なので、バーリーが立ち向かったところで必ずやられてしまいます。

それをイアンは分かっていたのです!

 

さらに、魔法が使えるのは自分だけなので「兄を守る」という意味でも、率先して動いたのでしょう!

結果的に、魔法の呪文が使えるイアンに有利に事が運び、ドラゴンを討伐することができました!

 

最後父親に会わなかったのはさよならを言いたい兄の目的を叶えさせるため

イアンが最後に、バーリーにチャンスを譲ってあげたのには深い理由がありました!

冒頭で、バーリーの苦い思い出について触れましたが、実はこれは「バイバイ」を言っていないということです!

当時3歳のバーリーは、病院で治療する父親の隣に行こうとしていました。

しかし、チューブに繋がれた父親の姿を見て、「これまでの姿と違う!」と怖くなってしまいます。

そうして、会わずにバイバイすることなく、父親は亡くなってしまったのです!

 

このことが、ずっとバーリーの中で引っ掛かっており、それ以降は「何があっても怖がらない!」と決めます。

イアンは、なんの思い出もない自分よりも、トラウマを乗り越えるための兄・バーリーの目的の方が最優先だと考えました!

なので、イアンは会いたい気持ちをグッと抑え込み、ドラゴンとの戦闘を決意したのです!

 

以上、イアンの心変わりから、最後に父親と会わずに兄・バーリーだけが再会することができました!

ラストでは自分を犠牲にするという、弟が兄を重んじる光景を見れました!

この時点で、イアンは兄バーリーの存在の大きさに気付き、父親の影と重ねていたのかもしれませんね!

 

 

【2分の1の魔法】イアンについてまとめ

 

まとめ

●イアンは、父親との再会チャンスを自ら放棄してドラゴンとの戦闘を選んだ

●その理由は、兄・バーリーが「父親の死の間際にさよならを言えなかったこと」という苦い思い出として持っていたから

●会わなかった理由は、ドラゴンを倒せるのは魔法が使える自分だけだったこともありますが、弟としてバーリーに願いを叶えて欲しかった気持ちが大きかったから

●その決断に至ったのは、バーリーのことを「父親のように頼れる存在」だと認識できるようになったからと考察

 

まさかの結末に「イアン会わないの!?」と思った方も多かったと思います!

しかし、あえて会わない演出を取った作者の意図を考えると、そこにも兄弟愛が見え隠れしているように感じました。

父親を蘇らせるという冒険が、まだ幼かった2人の兄弟の「心の成長」を手助けしたのかもしれませんね!

 

・イアンとバーリーのことを、全力で心配する母・ローレル

・イアンのことを、いつも信じて側で見守る兄・バーリー

・そんなバーリーの存在の大きさにようやく気付き、無意識に父の影を重ねる弟・イアン

 

「家族愛」「兄弟愛」という素晴らしいテーマで送られる【2分の1の魔法】。

ぜひ、多くの方々に見て頂きたい良い映画でした^ ^

 

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