魔女の宅急便-先輩魔女は誰？最後のセリフから都市伝説を考察まとめ

【魔女の宅急便】では、キキが旅立った日の夜に出会った一人の魔女がいます。

彼女は視聴者のなかで、意外と人気があるキャラクターです。

『先輩魔女』や『お姉さん魔女』と呼ばれていますが、彼女は何者なのでしょうか？

今回は、そんな先輩魔女についての謎を解明していきましょう↓↓

先輩魔女は誰？

魔女の宅急便の先輩魔女可愛いですよね pic.twitter.com/1LMnkj7fAo

— 杉の木 (@suginoki7777777) January 22, 2016

先輩魔女とは、キキが旅立った日の夜に出会った「髪を二つにまとめた少女」です。

キキが先に声をかけて、少しだけ会話をした魔女で、少しすましたような言動をしてきます。

視聴者によって、『可愛い』『嫌な感じ』といった賛否の声もあります。

そんな彼女ですが、実際はどんな存在なのでしょうか？

考察も交えながら、見ていきましょう！

正体① 序盤に登場する名前が不明の魔女

先輩魔女と呼ばれている彼女には、名前がありません。

原作でも『お姉さん魔女』と書かれています。

魔女の宅急便の資料などを見ても、彼女の名前はありませんでした。

彼女の登場シーンも、キキが旅立ってすぐに出会った部分だけです。

そんな彼女ですが、言動から大人っぽく見られたかったり、繊細な性格をしていると思われます。

静かに飛びたいから音楽を消してほしいと言ったり、修行のことを聞かれても『そりゃあね』と、多くは語りませんでした。

登場シーンもキキと会話をしたシーンのみですが、彼女とのやり取りがキキにいろいろと自分を見つめるきっかけになりました。

正体② キキより1つ上の14歳だと推定

先輩魔女は、おそらくキキの一つ年上の14歳であると、考えられます。

キキに声をかけられたとき、『もうすぐ修行が明ける』と言っていました。

そもそも、魔女は13歳になると一年間修行の旅に出ます。

そんな魔女が修行が明けるということは、旅立ってもうすぐ一年たつことになります。

そうなると、彼女が14歳になるのが分かりますね。

彼女はキキに対して、少し言い方が悪いように感じる部分もありました。

しかし、キキはあまり気にしていない様子です。

もしかしたら、先輩から貴重な話が聞けた、と尊敬の気持ちを抱いていたのかもしれません。

ジジは先輩魔女の猫と話せなかったので、少し不機嫌になっていましたが。

正体③ 黒猫の名前はププ (原作)

先輩魔女に名前がないように、相棒の猫にも名前はありませんでした。

しかしそれは、アニメ映画での設定です。

原作では、『ププ』という名前だと書かれています。

原作での先輩魔女は、アニメ映画とは少し設定が異なり、本人に名前はありませんが、親しみやすい雰囲気のある人です。

こういった部分で、原作との違いがありますね。

アニメ映画に登場する先輩魔女は、残念ながら名前がなく、視聴者も気になっている人が多い部分です。

先輩魔女に名前がないように、相棒の猫にも名前がないのは、ある意味しっくり来てしまいますね。

正体④ ムーランルージュがモデルの歓楽街で暮らす

先輩魔女がキキと別れて降りて行った街は、パリ市内にある歓楽街、モンマルトルがモデルだと言われています。

モンマルトルは、ムーランルージュが栄えた街としても有名でした。

そして、ムーランルージュは赤い風車がある建物のことです。

先輩魔女と出会う前に流れていた曲も『ルージュの伝言』で、もしかしたらルージュつながりで、そういった街をモチーフにしたのではないでしょうか？

先輩魔女が降りて行った街は、歓楽街がモチーフになっています。

ちらっと小さく映っているので、子供は気づかないかもしれませんが、一部の大人は気づいている人もいるかもしれませんね。

なぜこの街をモチーフにしたのか、不思議に感じますよね。

ジブリの教科書⑤で、宮崎駿監督は『現代社会で、女性が遭遇するであろう物語』だと、言っていたそうです。

先輩魔女は、もしかしたらキキ以上に、苦労が多い日々を送っていたのかもしれませんね。

正体⑤ 仕事は占い師 (恋占い)

彼女の仕事は、恋占いだと本人が言っていました。

これは自分で決めて降り立った街で懸命に生きて、何とか自分にできることを見つけられたからだと思います。

魔女であっても、少女が一人で知らない街で生きていくのはとても大変なことです。

そんな中、自分は占いでやっていくと自身の居場所を苦労して確立させたのではないでしょうか？

本人はあまり多くを語っていませんが、相当苦労して一年を過ごしたことでしょう。

正体⑥ 苦労人

先輩魔女はおそらく、結構な苦労人だったのではないでしょうか。

キキはコリコの街で、はじめこそ冷たい態度をとってきた人も多かったですが、飛行船の事件から街になじむことができました。

しかしそれは、奇跡に近い馴染み方でしょう。

ほとんどの魔女は、得体が知れないと思われ、冷ややかな言動をする人が多かったと推測されます。

私たちも、いきなり知らない人が声をかけてきたら、警戒しますよね。

それは、その人のことを知らないからの感情です。

そういった感じで先輩魔女も、街の人たちに警戒されたり、ひどいことを言われたりしたかもしれません。

苦労しながらも懸命に生きて、自分を守るのに必死だったため、キキに声をかけられたとき、そっけない態度をとった可能性があります。

原作での先輩魔女はホウキで飛ぶのが苦手で、飛べても暴れ馬に乗っているようになってしまうそうです。

正体⑦ 実は優しい性格

彼女のそっけない態度から、視聴者のなかで『嫌な奴、あんな言い方ないのに』と感じさせてしまうことがあるようです。

ですが、知らない街で一人でやっていくのは、とても大変です。

おまけに13歳という、現代では中学生になったばかりの子です。

そんな少女が自分にできることを必死に考えて、仕事もしながら生活していくのは、苦労しますよね。

そういった苦労があると、少しでも知ってほしいという想いから、あえてああいった態度をとったのではないでしょうか。

彼女はキキに『あなた、何か特技があって？』と問いかけています。

この問いかけは、旅立ちの際にあまり深く考えていなかったキキに、自分の仕事にできることを考えるきっかけとなりました。

別れ際、『あなたも頑張ってね、じゃあね！』と、キキにエールを送っています。

自分ももうすぐ帰れる達成感と、喜びから出た言葉かもしれませんが、キキにとっても背中を押してくれた言葉であり優しい存在だったでしょう。

正体⑧ キキに未来をイメージさせるためのキャラ

『先輩魔女』という存在自体が、意味のあるものだったと考えられます。

キキは、旅立ちに胸を躍らせていました。

ですが彼女に出会ったことで、一度、真剣に自分の特技を考えるきっかけとなったんです。

先輩魔女がもし自分の苦労話をずっと話していたら、キキも彼女に対する印象は違っていたかもしれません。

彼女は自分の生活については、多くを語りませんでした。

しかし、それでもキキがこれからを考えるのには、十分な返答だったでしょう。

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参照元 : スタジオジブリ STUDIO GHIBLI 公式サイト

サイトURL : https://www.ghibli.jp/works/majo/#frame

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【魔女の宅急便】お姉さん魔女の正体まとめ

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— アンク＠金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) March 27, 2020

以上、お姉さん魔女についての考察でした！

子供のころに見ていたときは、彼女について『嫌な性格してるな』と感じていた方もいるでしょう。

しかし、大人になってからもう一度彼女の言葉やふるまいを見てみると、彼女に対する見方が変わります。

先輩魔女は、今を生きるために必要な考え方を教えてくれました。

魔女の宅急便は、子供の視点と大人の視点で、ずいぶん感想が変わってくる作品です。

子供のころに感じていた感情を思い出しながら、もう一度見てみてください！

きっと当時感じていたものとは、違う感想が出てきて面白いですよ^ ^