「キングダム」68巻では、秦軍が邯鄲攻略を目指し、趙国深部・宜安にまで兵を進めます。
この兵が進められていたことには、李牧は早々に進路について読み切っていました。
こうして、李牧の策略にハマり、 破滅的な打撃をうけてしまう秦軍。
秦軍が負けることになれば、李牧が率いる趙軍が勝利となる重要な戦いでした。
趙軍の勝利だけは絶対に阻止しなければならない「秦趙宜安決戦」はどうなるのか?
後がない、桓騎軍のお頭である「桓騎」は伸るか反るかの最後のギャンブルに出ます。
なんと趙軍への決死の奇襲を仕掛け、総大将である李牧の首を狙ったのです。
果たして、李牧を討ち取ることができるのでしょうか?
この賭けが失敗することになれば、桓騎の死亡が確定してしまう戦いでもあります。
今回は、李牧を追い詰めた桓騎について詳しくご紹介していきますね↓↓
目次
桓騎は最後死亡する?
今追ってるのは呪術廻戦とキングダムのみ。桓騎の死亡シーンはかっこよかったなぁ pic.twitter.com/lyVkVS7vHg
— やぎちゃん (@yagi_chan326) July 14, 2023
いきなり結論ですが、桓騎は死亡します。
これまで良くも悪くも味方から目をつけられていた実績のある武将だったので、残念です。
ここで、少しだけ桓騎の人物像についてご紹介します↓↓
元々、桓騎は秦の筆頭将軍・蒙驁(もうごう)の副将をつとめています。
性格の荒い山賊だらけの桓騎軍をまとめ、仲間たちや部下にはお頭と呼ばれている桓騎です。
桓騎が得意とするのは、ゲリラ戦術。
ゲリラとは、奇襲、待ち伏せ、後方支援の破壊、攪乱や攻撃を行う戦法のこと。
この戦法を得意としているので、山賊の頭領だったころは討伐軍を相手に、無敗を誇る実績を残しています。
また「バケモノ」と評価されるほどで、戦いに関しても天才です。
秦の六将軍にも並ぶ武力をもつ桓騎ですが、国内外では名があまり知られていません。
そのため、李牧ですら彼の実力については知らなかったそうです。
桓騎の強さは、全てへの激しい怒りを源にしています。
そんな中、仲間の1人である雷土が敵につかまり拷問を受けながら虐殺されてしまうことに。
それを知ったことで、捕虜となった趙兵を処刑し、残りの約十万人の趙兵を殺害するという怒りをみせています。
敵の国では戦に関係無い市民たちを平気で殺してしまう残虐さをもっていますが、仲間に手を出す者には容赦はしません。
肥下の戦いでは、仲間たちが次々と犠牲になっていきます。
激しい怒りを源にする桓騎は、李牧の元にたどり着き討つことができるのでしょうか?
たどり着く前に、趙兵たちに討ち取られて死んでしまう運命なのか?
それでは、早速「肥下の戦い」をみていきましょう↓↓
「肥下の戦い」で李牧軍に討ち取られ戦死
先にお伝えすると「桓騎は肥下の戦いで死亡」が確定しています。
部下たちには「俺たちが勝つ」と勝利宣言するような形で、李牧の元に向かう桓騎。
李牧の姿が見えたことで、桓騎は刀をむけます。
しかし、この討ち取れる大チャンスは兵士たちにより阻まれ、桓騎の身体に無数の槍が刺さってしまうことに!
致命傷を負う桓騎でしたが、仲間たちが犠牲となり倒れていく現実を見て、最後の力を振り絞り李牧を討ち取ろとします。
それでも李牧には届かず、刺されたことでの李牧の目の前で、刀をむけながら息絶えました。
このとき、桓騎の刃は折れていて使い物にならない状況だったこともあり、李牧は避ける素振りすら見せませんでした。
もし折れていなければ受けていたのか考察できるシーンでもあります。
負け戦ながら死にゆく仲間たちと奮戦
肥下の戦いでは、桓騎の仲間たちも犠牲となります。
※ここでは一部のキャラのみの紹介となるため、詳しくは下記事を参照下さい↓↓
最初に死亡したのは、桓騎に惚れていた黒桜(こくおう)です。
黒桜は、桓騎の元に向かう途中で趙軍の兵士が投げた槍が腹部に命中したことで瀕死となり、馬から落ちて息絶えました。
次に死亡したのは、桓騎軍の中では最強の怪力をもち、最終ウェポンと呼ばれていたゼノウです。
李牧が率いる趙軍の本陣が、手薄になると一家を率いて襲撃を開始するゼノウ。
駆けつけた上和龍(じょうかりゅう)に致命傷を負わされてしまいます。
誰もが死亡したと思われていたゼノウでしたが、桓騎の号令で立ち上がり、上和龍の頭を掴んで握り潰しますが、相打ちとなり戦死しました。
続く、ゼノウ一家と同じ武力をもつ朱摩(しゅま)は、李牧を助けにきたカイネを相手にします。
追い詰めるという活躍をしますが、相方のピンチを救うために現れた李牧の一撃をうけてしまい、頭部を左目ごと貫かれて戦死。
厘玉(りんぎょく)は桓騎の下へと向かい、最後まで桓騎と行動を共にして戦死することに!
桓騎に忠誠を誓い、全てうまくいくという言葉を信じていたから、仲間たちは必死の生きざまを見せたと言える戦いでした。
愛する偲央 (しお)を想いながら死んでいった
桓騎は、趙軍の兵士が投げた槍が刺さりながらも、ある女性を思い出します。
死が近づいていることから、愛する偲央(しお)が走馬灯として桓騎の脳内に思い出されていたのでしょう。
偲央(しお)は、砂鬼一家の首領で「衣央の姉」です。
桓騎を拾ったことで関係性をもちます。
狼甫一家の復讐から逃れるため、自分たちが住んでいた山間の空き地を放棄します。
元々は、偲央(しお)たちを虐待しながら楽しんでいた狼甫一家でした。
しかし、桓騎の提案で狼甫一家の幹部数人と共に頭目である狼甫の寝込みを襲って殺してしまいます。
このことで、住み家を放棄し桓騎と共に旅立つことに。
桓騎は、狼甫一家をさらし者にすることで「この先、お前達が誰一人傷つけられないための手段だ」と教えます。
生き延びる方法を教えられただけではなく、偲央(しお)たちを狙う刺客もいなくなったのも事実。
その後、平和に暮らせると思っていた矢先、偲央は謎の死を遂げてしまいました。
桓騎はそんな偲央を想いながら、戦場で散っていきます。
初めは悪党として描かれましたが、桓騎の過去や人柄を知れば良いキャラだったと感じられることでしょう。
桓騎の死は史実に基づいた内容だった
キングダムに登場する人物は、オリジナルキャラが多いです。
しかし、桓騎は実在していたことも判明しています。
ただ、原作のように残虐な将軍とは記されているわけではなかったようです。
紀元前236年、王翦(おうせん)や楊端和(ようたんわ)と一緒に趙国を攻め、鄴(ぎょう)周辺の9城をとっています。
扈輒(こちょう)将軍討ち取り、趙兵10万人の首を討ったという記録も。
史実に肥下の戦いで、李牧に敗れてしまったことで桓騎は戦死しているので、原作は歴史と同じ内容で描かれています。
死亡シーンは69巻「752話/聖地へ」
69巻「第752話/聖地へ」で趙軍の兵士が投げた無数の槍が貫通したことで桓騎は死亡しています。
愛する偲央(しお)の走馬灯を見る中で、李牧を討ち取るという気力がありました。
李牧に刃をむけながら死亡する桓騎の姿を見た読者は、悲しむ方もいれば漢として生きざまを見せたことでカッコイイという意見もあります。
何度見ても勇ましい最期なので、上記話数を参考に見てみて下さい。
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【キングダム】桓騎の死亡シーンまとめ
キングダム69巻泣ける😭 pic.twitter.com/13Iqy9raKo
— -RYE- (@_RYE_KKpoker) October 15, 2023
- 無数の槍が刺さり李牧の目の前で、刀をむけながら死亡する
- 負け戦で死亡した仲間は、黒桜・ゼノウ・朱摩・厘玉 (など多数)
- 死が近づいていることで愛する偲央(しお)を思い出す桓騎は実在する人物で歴史で起きた内容もそのまま原作で描かれている
- 桓騎の死亡するシーンはキングダム・69巻第752話「聖地へ」
以上、桓騎の死亡についてのまとめでした。
桓騎軍としての戦いでは、李牧に敗れてしまいましたね。
しかし、兵士たちの無数の槍がなければ勝利する可能性が高かった戦でもあります。
桓騎を失った秦軍は、どのように戦略を狙うのでしょうか?
先の展開が楽しみです!
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