【転スラ】は、現在大人気の作品ですが、謎が多い作品でもあります。
設定自体は、「すべての種族が幸せになるための国作り」と分かりやすいです。
ただ、キャラに関しては、未だ謎に包まれている人物もいます。
その中で、特に「クロエ・オベール」は謎が多いです。
主人公のリムルが、イングラシア王国の学園で出会った女の子で、初登場時は10歳でした。
この2人の出会いは、後のストーリーに大きく影響していきます。
今回は【転スラ】に登場する、クロエ・オベールについてお話します↓↓
★この記事を見ることで、クロエの「正体は勇者なのか」、さらに「宿した精霊が何だったのか」が分かります!
※一部、ネタバレ内容を含みます。アニメのみ視聴している方はご了承下さい。
【転スラ】クロエの正体は勇者?
シズさんの仮面を貰ったクロエは後に重要なキャラに成長しそうな気がする♪上位精霊降霊の時一人だけ人間みたいな精霊来たし♪(少し前にアマプラで一期見直した♪)
スラリンが言うように勇者になりそうめちゃ#転スラ pic.twitter.com/W22NCVajrS— がおらお (@gaorao) February 18, 2021
まず、クロエとは「別の世界から召喚された」女の子です。
アニメでは完璧な状態で召喚されていないことが原因で、体が壊れてしまうという状態でした。
しかし、リムルによって体の中に精霊が与えられ、命を救われています。
その時、クロエに宿った精霊が謎めいた雰囲気だったので、疑問に思った方も多いのではないでしょうか?
転スラは、設定が細かいところまで作りこまれています。
なので、1回見たくらいでは、すべて理解するのが難しい印象です。
そこを、ここでは詳しく解説します↓↓
クロエ・オベールの正体は「勇者」
いきなり結論ですが、クロエの正体は「勇者クロノア」です。
実は、このクロノアは、アニメ第1話でもすでに登場していました。
あの「暴風竜ヴェルドラ」を封印した人物です。
ただ、イングラシア王国で出会った10歳のクロエが、ヴェルドラを封印できるとは考えにくいです。
そもそも、時系列がおかしくなります。
クロエが成長すると、竜をも封印できる「勇者クロノア」になるということなのでしょうか?
黒幕・ユウキの手により崩壊する「未来の世界を救うため」に存在する
時系列について触れる前に、先にクロエの目的を紹介します。
クロエは、終わりゆく「世界の崩壊を防ぐため」に存在する勇者でした。
同じく、イングラシア王国で出会ったユウキ・カグラザカの手によって、世界は滅ぼされてしまう運命にありました。
ユウキと言えば、あのシズさんの弟子です。
初見では正義感ある好青年という印象でしたが、実は黒幕でした。
クロエは、崩壊するであろう未来の世界を改変するために、奔走します。
転スラの世界は平和に見えますが、そのまま何も手を加えずにいると、ユウキに滅ぼされてしまうという運命が決まっていたのです。
クロエは元々「300年前」にレオンと異世界からやってきた少女
では、ここからクロエの動向が分かるように、時系列の話に戻ります。
そもそも、クロエがこの転スラ世界にやってきたのは「300年前」です。
現在、「八星魔王」の一角である「レオン・クロムウェル」とともにやってきました。
その当時は、まだまだ小さい子供でした。
なので、クロエは異世界転生者だったのです。
レオンと暮らす途中でクロエだけ「ユウキから召喚」される
クロエは、同じ時期に召喚されたレオンと一緒に過ごしていました。
しかし、そんなタイミングで、未来のユウキにクロエだけが召喚されてしまいます。
なぜ、ユウキがクロエを召喚した理由は、詳しくは分かっていません。
しかし、各国が軍事力や抑止力のために異世界から、勇者候補を召喚する事例が続きます。
そこで、失敗して異世界に来た子供たちを、イングラシア王国の自由学園に集めていたのがユウキです。
勇者の芽を摘むためなのか、教育して利用する気だったのかは不明です。
ただ、クロエの場合は集められたのではなく、ユウキに直接召喚されています。
この時の影響で、クロエは過去の記憶を失い、レオンとの思い出は消え去ってしまうのでした。
シズの生徒として友達4人と過ごす中でリムルと出会い助けられる
ユウキから召喚された後は、クロエは静かに学園で過ごします。
そこから、縁がありシズの生徒となったのです。
そこでは、クロエ意外にも生徒がいました。
- 三崎 剣也(ケンヤ・ミサキ)
- 関口 良太(リョウタ・セキグチ)
- アリス・ロンド
- ゲイル・ギブスン
この4人とは、クロエも仲良しになり毎日を楽しく過ごします。
しかし、先ほども説明しましたが、子供たちは不完全な状態で召喚されました。
なので、不安定な魔素の影響で、そのままでは体を保つことができない状態です。
そこで運良くリムルと出会い、その体に精霊を宿らせる方法を試してみます。
それぞれに精霊が宿り、魔素が安定化したことで消滅は防がれました。
ここで、クロエに謎の精霊が宿り、疑問が生まれました。
クロエ含む5人は命を救われた恩義があり、みんながリムルに懐いていきます。
宿った精霊クロノアについても
クロエに宿った精霊?が問題にならなければ良いのだが....#転スラ pic.twitter.com/QyS3VpUqzz
— 魔術師ヤン (@issyarurotorrk2) September 9, 2019
これまでは、クロエに焦点を当ててきました。
ここからは、クロエに宿った精霊について見ていきましょう!
宿った精霊が「勇者クロノア」と呼ばれるのは、なぜなのか?
以下、解説します↓↓
体内の魔素を安定させるために宿した精霊が勇者クロノアだった
先ほどの話の続きになりますが、リムルは子供たち5人の体内に精霊を宿そうとします。
そうすることで、魔素の不安定さからくる消滅を回避しようとしました。
この時、クロエに宿った精霊こそ「勇者クロノア」です。
他の4人はちゃんとした精霊でしたが、クロエだけは精霊ではなく人間のような姿でした。
一緒にいた魔王・ラミリスも、この精霊に対して「破滅をもたらす存在」という印象を持ち、かなりの警戒心を持っていました。
では、この勇者クロノアとは「悪なのか善なのか?」
勇者クロノアこそ未来のユウキから世界を救うため「タイムリープ」していた
クロエに宿った精霊「勇者クロノア」というのは、実は「未来のクロエ」です。
当時はまだ10歳の幼い姿でしたが、クロエが成長するとシズのような美女へと変貌します。
そして、未来では「勇者としての責務」を果たそうと、黒幕・ユウキと戦います。
しかし、未来ではユウキに戦いを挑みますが、毎回敗れていました。
自信が死ねば、世界崩が壊させられることが分かっていたクロノアは、殺される直前に過去に向けて自信の分霊体を飛ばしていたのです。
そうして、少女であるクロエのもとへ宿りました。
いわば、タイムリープということです。
クロノアの影響によりクロエはユニークスキル「時間旅行」を会得した
クロノアが、ユウキに敗れて毎回クロエに宿る時、取得していたスキルがありました。
それこそがユニークスキル「時間旅行」です。
本来であれば、クロノアの意志がクロエに引き継がれるはずでした。
そうすれば、クロエも「自分のやるべきこと=ユウキを倒すこと」が理解できるので、対策がうてます。
しかし、そう上手くはいかず、引き継がれたのは「このスキルだけ」でした。
スキル名の通り、過去へと自身の分霊体を放ち、その場面からリスタートできる(タイムリープ)能力です。
そしてこれは、次でご紹介する「勇者育成プログラム」を行う上で、必要となるものでした。
タイムリープの協力者・ヒナタの持つ「勇者の卵」を過去で育てる計画「勇者育成プログラム」が繰り返された
クロノアが宿ったクロエですが「ユウキに負ける」という未来を回避するために、何度もタイムリープを繰り返して強くなる必要がありました。
それを「勇者育成プログラム」と呼びます。
これは、ヒナタが持つ「勇者の卵」を利用して、過去でクロエを猛特訓させるというものでした。
この「勇者の卵」とは、勇者の素質があるものだけに与えれれる称号です。
これには精霊の加護が必要不可欠で、その資格を見出され、選ばれた者だけが持つ希少な称号でした。
それぞれ段階があり「勇者の卵<不完全な勇者<完全な勇者」となっていきます。
勇者の卵を持つ人物すら少ない中で、さらなる進化を果たすには「強さ・資格」必要でした。
では、なぜヒナタが関係してくるのでしょうか?
実はヒナタは、クロエの持つ「勇者の卵」と自分の卵を融合させることで、一緒にタイムリープできるようになっていました。
そして、クロノアのユニークスキル「時間旅行」は、ヒナタの死が過去へとタイムリープするトリガーになっていたのです。
順番でいえば、以下のようになります↓↓
- 未来でヒナタが死んで、クロノアは「時間旅行」を発動させ2,000年前にタイムリープ
- まだ幼いクロエに精霊として宿り、そこで「時間旅行」だけが継承される(自覚はなし)
- 勇者育成プログラムによって、ヒナタがクロエの特訓に協力する
- 完全な勇者となりきれなかったクロノアはユウキに敗北し、再び分霊体となり過去に飛ぶ(1へ)
最終的に「不完全な勇者」だったクロエは「真なる勇者」へと覚醒する
何度もタイムリープを繰り返しますが、クロエはずっと「不完全な勇者」ままでした。
その理由が、ヒナタにあります。
実は、ヒナタは勇者として不完全な状態で、クロエとタイムリープしていました。
ヒナタは、振り払えぬ闇を心に抱えたままだったので、精霊の加護がそれ以上受けられなかったのです。
これこそが、クロエを完全な勇者に昇華できなかった理由です。
ユウキに勝つためには、クロエが「完全な勇者」となる必要がありました。
そんな時、いつものルートではなく、クロエ、ヒナタ、リムルが過去とは少し違った行動をする世界に到達します。
本来であれば、リムルがヒナタに殺されることで、ヴェルドラが暴走するなどしていました。
しかし、今回来た世界は最善のルートのようでした。
これにより、不完全ではないヒナタの魂がクロエの持つ「勇者の卵」と良い形でマッチしたことで、クロエは「完全な勇者」となります。
結果、今までで1番強いクロエが誕生することとなりました。
【転生したらスライムだった件】クロエ・オベールの正体まとめ
#転生したらスライムだった件 #転スラ
第23話視聴!精霊召喚はBGM通り流れ作業の感じ。ガチャで「はい」ボタン連打。
クロエの「大好き」はちょっと唐突感イングラシア王国に来てからの緊張感の無さがちょっと残念
リムルも大賢者の効果か「どうすればこうなる」がわかってる感じ
あとは外伝か! pic.twitter.com/2cYTdVnVZY
— ねこ様クンカクンカ (@NekosamaK) March 20, 2019
まとめ
- クロエ・オベールの正体は「勇者」
- 黒幕・ユウキの手により崩壊する「未来の世界を救うため」に存在する
- クロエは元々「300年前」にレオンと異世界からやってきた少女
- レオンと暮らす途中でクロエだけ「ユウキから召喚」される
- シズの生徒として友達4人と過ごす中でリムルと出会い助けられる
- 体内の魔素を安定させるために宿した精霊が「勇者クロノア」だった
- 勇者クロノアこそ未来のユウキから世界を救うため「タイムリープ」していた
- クロノアの影響によりクロエはユニークスキル「時間旅行」を会得した
- タイムリープの協力者・ヒナタの持つ「勇者の卵」を過去で育てる計画「勇者育成プログラム」が繰り返された
- 最終的に「不完全な勇者」だったクロエは「真なる勇者」へと覚醒する
以上、クロエの正体についてでした!
クロエはアニメの中では小さな少女として描かれていましたが、はるか昔にあのヴェルドラを封印した勇者だったのです。
しかし、ユウキの思惑により記憶を消され、不完全なまま現在へ召喚されることになりました。
そして、不完全な体を補強するために精霊を体に宿しました。
それが未来から飛んできたクロノアの魂です。
生き延びたクロエはまたユウキに挑み、負けてしまう直前に過去に自分の魂を飛ばしていたのですね。
これが、何度も繰り返されたタイムリープということになります。
あることをきっかけに、リムルが死なずにクロエは覚醒勇者となり、ユウキに滅ぼされない世界へとたどり着きます。
これがクロエ・オベールの一連の流れです。
転スラの特徴として、このように「主人公以外のキャラにも細かな設定がある」というところでしょう。
ぜひ、何度も読み返してクロエのタイムリープの流れを掴んで下さいね^ ^
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