ジブリ作品の中でも人気の高い作品である『もののけ姫』。
小さいころは、中々理解するのが難しい作品の印象ですが、大人になってから見れば『もののけ姫』はメッセージ性の強い物語であることがわかります。
人間だけではなく、神様といった存在が多く登場する中で、マスコットキャラのような存在ともいえるのが「こだま」ではないでしょうか?
グッズ化も多くなされているこだまですが、彼らは一体何者であるのかその正体を考察していきます。
目次
こだまの正体は何者?
バースデーケーキを作って、余ったチョコペンでシュークリームに顔を描いたら、もののけ姫のこだまそっくりで、不気味なバースデーケーキが完成してしまい1人でツボに入ってゲラゲラ笑ってしまった!! pic.twitter.com/wXo80oMJWn
— けいこ (@Sato_ryu77) November 6, 2022
皆さんは、こだまを見て「かわいい」と感じますか?
それとも、少し「こわい」と感じますか?
私は、幼いころにこだまを見た時は少し怖いと思っていましたが、大人になってかわいいなと思うようになりました。
こだまは人型の姿をしていますが、小さくまるで小人のようなサイズ感です。
真っ白な胴体をしており頭には目と口のようなものがついていますが、個体によって少しずつ顔が違います。
このこだまの正体に関して、実は様々な考察がなされています。
そこで、個人的な見解も交えながら、こだまの正体についてみていきます!
正体① 木の精霊もしくは妖精
こだまの正体に関しては諸説ありますが、最も有名なのはこだまは木の精霊である、あるいは妖精であるという見解です。
こだまは、漢字表記にすると「木霊」となります。
古来から日本では、木などの自然のものには精霊が宿るという信仰があり、それを表現しているのが木の精霊であるこだまなのではないでしょうか。
木に宿っている精霊、妖精として登場するこだまは、森という自然も生き物であることを見る者に分かりやすく伝えるための表現とも言えます。
作中でも、こだまが現れるところは「良い場所」とされています。
正体② 害はなく誰でも見ることができる
普通の生き物とは違う不思議な存在のこだまですが、彼らは「こどもだけに見える」といった設定はありません。
『もののけ姫』の主人公であるアシタカのような青年にも見えていましたし、大人にもしっかりと認識されていました。
例えば、本作と同じジブリ作品のひとつである『となりのトトロ』にも、「トトロ」という不思議な存在のキャラクターが登場します。
トトロは有名ですよね。
このトトロは、こだまとは違い子どもにしか姿をみることができず、大人には見えないという設定があります。
また、作中でこだまは”害がない”ことが語られていました。
アシタカが「豊かな森にだけ出現する」と言っており、人間や他の生き物に害を及ぼすことは無いようです。
しかし、それを知らない人間側はこだまの姿を見て怯えた表情を浮かべるシーンがありました。
こだまが木の象徴として描かれていると捉えれば、そのシーンはまるで自然に対してある種の恐怖心を抱いていることを表現しているのではないでしょうか。
正体③ モデルは屋久島の「木霊の森」の白い玉ボケ
では、こだまはどこから着想を得たのでしょうか?
実際に、こだまのモデルとなったものがあると言われており、それはシシ神の森のモデルとなった屋久島が関係しています。
そして、屋久島には「木霊の森」という森が存在します。
そこでは、写真を撮ると白くボヤっとした”何か”が映ると言われているそうです。
元々、霊感のような不思議な力を持ったスタッフの1人がぼんやりとその”何か”視界にとらえたことから、あの小さい人型のようなこだまが描かれたとも言われています。
屋久島へ行けば、こだまに会えてしまうかもしれませんね!
正体④ 森林破壊イメージをビジュアル化した存在
そんなこだまですが、最後の方のシーンでは大きな木にたくさんのこだまが集まっている瞬間があります。
その後、森林が破壊されていくシーンで、こだまたちが木から一斉に落ちていくのです。
かなり多くのこだまが、みんな落ちていくのでかなり印象深いシーンではないでしょうか。
そしてこの落ちていくこだまたちは木が”死んだこと”を表現しており、森林破壊のイメージを見る側に分かりやすくしている場面と言われています。
宮崎駿監督による、森林破壊がより見る側の心に刺さるように描くという意図があったのかもしれません。
最後の1匹がトトロになる?
千と千尋でジブリが賑わっておりますが、私が好きなジブリ豆知識は「トトロ」が実はもののけ姫に出てくる「こだま」の成長した姿だったってヤツです。 pic.twitter.com/2jGUkrn0la
— ひつじ (@hopstepsheepp) January 8, 2022
さて、ここまで解説してきたこだまですが、こんな説があることをご存じでしょうか?
『もののけ姫』の最後に登場する1匹のこだまが、『となりのトトロ』のトトロになる、という説です。
このように、作品間を超えた都市伝説ともいえる説が多いこともジブリ作品の特徴ですよね。
こだまとトトロでは、”似ている”とはいいがたい姿をしていますが、この説について詳しく解説していきます!
こだまが大きくなるとトトロになると制作陣が語っている
一見、突拍子もない説ですが、実は制作陣側から語られていることなのです。
宮崎駿監督がスタッフとの会話を、ドキュメンタリーの中で明かされていました。
最期に登場するこだまが、「トトロに変化したって。耳が生えていたってことにすれば首尾一貫する。」と語られているのです。
とてもふわっとした感じもありますが、公式にそういった発言が出ていますから、きっとそうなのでしょう!
ほとんど死滅したがラストシーンで登場した
先ほども述べた通りシシ神の森のこだまは、森林が破壊されるのと一緒に死滅してしまいました。
しかし、ほとんど更地のようになってしまった台地上に、一匹のこだまがラストシーンとして登場しました。
これは、将来的にあの場所で森林、自然が復活する事を暗喩したシーンとなっているのです。
制作陣側も、「森林がいきなり復活することはない」とはっきりと述べています。
この先長い時間をかけて、森林が育っていくとともにきっとこだまの数も増えていくのでしょう。
最後の1匹が白い小トトロになる
この最後に登場した一匹がトトロになる、というのです。
実際に『となりのトトロ』では、3匹のトトロが登場します。
- トトロ
- 中トトロ
- 小トトロ
このうちの小トトロは、白い姿をしておりサイズ感もこだまとそっくりです。
宮崎駿監督の発言からしてこだまがトトロとなることは間違えなさそうですから、恐らくこだまに耳が生えて小トトロとなったのではないでしょうか?
『もののけ姫』の舞台設定が中世の日本で、トトロは戦後のお話とされていますから時系列的にも違和感はありません。
『もののけ姫』の世界でたしかに一度破壊されてしまったシン神の森は、長い時間をかけて再生し『となりのトトロ』の時代まで残っていた。
だから、トトロとなったこだまが登場したと考えれば、自然の強大な生命力を感じずにはいられません。
もののけ姫を実質無料(0円)で見る方法
参照元 : スタジオジブリ STUDIO GHIBLI 公式サイト
サイトURL : https://www.ghibli.jp/works/mononoke/#frame
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- 君たちはどう生きるか
- アーヤと魔女
- レッドタートル ある島の物語
- 思い出のマーニー
- かぐや姫の物語
- 風立ちぬ
- コクリコ坂から
- 借りぐらしのアリエッティ
- 崖の上のポニョ
- ゲド戦記
- ハウルの動く城
- 猫の恩返し
- ギブリーズ episode2
- 千と千尋の神隠し
- ホーホケキョ となりの山田くん
- もののけ姫
- 耳をすませば
- On Your Mark
- 平成狸合戦ぽんぽこ
- 海がきこえる
- 紅の豚
- おもひでぽろぽろ
- 魔女の宅急便
- となりのトトロ
- 火垂るの墓
- 天空の城ラピュタ
- 風の谷のナウシカ
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【もののけ姫】こだまの正体についてまとめ
もののけ姫に出てくる【こだま】
難しい漢字の書き方で、【樹神】
と書くんですね、知らなかったです😅
気になって調べたら、樹木の神様だそうで、たしかに森の中に出ていたのを記憶してます😊森を守っていたのですね、勉強になりました😁 pic.twitter.com/bwxzbvSe9g— 🌠貴☆昭🌠 (@GkxcGzE61Jt3U4E) September 27, 2021
- こだまの正体は木の精霊
- こだまに害はなく誰にでも見える
- こだまは森林破壊の象徴
- 最後に登場するこだまがトトロになる
ここまで、『もののけ姫』に登場するこだまの正体について見てきました。
やはり、何度この作品をみてもかわいらしいこだまです。
ジブリ作品にはこだまのような、マスコットキャラクターとも言えるキャラクターが多数登場してきます。
しかし、彼らは決して”かわいい”だけではなく何らかの意味や表現として描かれており、時に大切なことを見る側に伝えようとする製作者側の意図が込められているのです。
やはりジブリ作品は奥が深いですね^ ^
最後までご覧いただきありがとうございました。
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