ソフィーが若くなるのはなぜ？おばあちゃんになった理由についても

ヒロインが90歳のおばあちゃんという驚きの設定で話題となった「ハウルの動く城」。

予告やポスターにはおばあちゃんの姿が描かれており、どんな物語なのか疑問に思った人も多いでしょう。

しかし、映画を観てみると、元々は18歳の女性が呪いによっておばあちゃんの姿に変わってしまうという事が分かりました。

おばあちゃんになってしまう女性「ソフィー」と、イケメン魔法使い「ハウル」は面白くもあり、謎を残す作品としてファンに愛され続けています。

今回は、ハウルの動く城のヒロイン、ソフィーについて詳しく見ていきましょう↓↓

ソフィーが若くなるのはなぜ？

映画No.590
「ハウルの動く城」
★★★★
荒地の魔女の呪いで老婆の姿になってしまった18歳のソフィーは魔法使いのハウルと出会い、奇妙な共同生活を始める。
正直ストーリーはいまいち理解できていない部分もあるんだけど、幻想的な世界観が非常に魅力的でキャラクターも愛らしく何度観ても面白い。 pic.twitter.com/wNaoOij0Tz

— ライアン (@eiganomushi) July 20, 2020

この物語のヒロイン、ソフィーは自分に自信のない地味な女性です。

亡くなった父親から受け継いだ帽子屋で働いていましたが、「荒地の魔女」という恐ろしい魔女に呪いをかけられ、老婆の姿になってしまいました。

しかし物語が進んでいくと、突然若返ったりまた老婆の姿になったりと、姿をころころ変えるのです。

どうしてこのように姿が変わるのか作中でははっきりと説明はされていませんが、ファンの間ではある法則があると言われています。

以下で、詳しく見ていきましょう↓↓

自己肯定感が高まったから

#ハウルの動く城
ソフィーの見た目が頻繁に変わったのは「自己肯定感の揺れ」の表現だとか。卑屈な中盤までの老婆姿は徐々に減り「ようやく守らなければならないものができたんだ。君だ」の告白以降は、実年齢より若々しく。令和の今も論争される老いとは何か？を考えさせられる興味深い設定ですね。 pic.twitter.com/tyEIUfvLQM

— ハマダヒデユキ (@yukitadie56) January 6, 2023

ソフィーは元々自分に自信がなく、卑屈な性格をしています。

自分の事を「美しくない」と決めつけて地味な格好をしていますが、家の外に出ればナンパをされ、ハウルにも「ソフィーは綺麗だよ」と言われていました。

さらには隣国の王子にも惚れられるなどから、本当の自分をちゃんと見ておらず、一方的な思い込みにより自信を失くしているのだと考えられます。

この、自己肯定感の低さはかなりのものです。

しかし、ハウルに出会った事で段々と自分に素直になっていき、自信もついていきます。

そして、ハウルの事で一生懸命になっている時や、心が前向きになっている時は、元の18歳の姿まで若返っていくのです。

ソフィーはハウルやハウルの弟子である「マルクル」などに必要とされ、頼りにされるうちにほとんど底辺にあった自己肯定感を徐々に高めていき、自信を持っての発言や前向きな発言の時は若返るのです。

ソフィーの外見は、彼女の精神状態を表しているように見えます。

逆に老婆の姿になるのは自信がないとき

ソフィーって何で老婆になったり若返ったりしてるのか気になってたけど、自己肯定感が低くなると年老いた見た目になるって書いてあってなるほどと思った
たしかに「私なんかが」ってよく言ってた
最初老婆になった時、全く泣かないし悲観せずにソフィーってめっちゃ前向きだなと思ってたけど逆だった pic.twitter.com/TP559QlqDk

— ますだ (@msd0521) July 31, 2018

ソフィーが前向きな気持ちでいる時は若返った姿になりますが、逆に後ろ向きな気持ちになった場合、老婆の姿になってしまいます。

特に物語の序盤、ソフィーは常に自分に自信のない状態でしたので、ずっと老婆のままでした。

しかし、ハウルに出会った事で恋する事を覚え、彼のために必死になる事ができるようになります。

そして自信を持ち始めた物語中盤からは、徐々に若返った姿でいる事が多くなってきます。　　

ソフィーの精神状態によって姿が若返ったり老婆の姿となったりするため、ハウルに出会わなければずっと老婆のままだったかもしれませんね。

荒地の魔女に呪いをかけられたのがきっかけ

今日の金曜日ロードショーハウルの動く城だったんだ！
いつまで経っても荒れ地の魔女が呪いをかけるシーンはトラウマ😂笑#ハウルの動く城 #金曜ロードショー pic.twitter.com/tnPSb5mUGh

— puu (@puta144411) January 6, 2023

物語の冒頭で、ソフィーはハウルに関わった事で荒地の魔女に目をつけられ呪いをかけられてしまいます。

呪いがどのようなものかは説明がありませんでしたが、気付くとソフィーは老婆の姿となっていました。

老婆の姿のままでは帽子屋に居られないと悟ったソフィーは、家を出て彷徨いハウルの住んでいる動く家に辿り着くのです。

逆に言えば、何も起こらなければソフィーはずっと自分に自信のないまま帽子屋に居続けたという事になるため、ソフィーの成長のきっかけとなったのが荒地の魔女の呪いという事になりますね。

ソフィーこそが魔女だったというオチ

作中では全く語られていませんが、原作である「魔法使いハウルと火の悪魔」では、ソフィーは「言霊の魔法」の力を持つ魔女であると明記されています。

つまり、ソフィーは物に命を吹き込んだり、言霊によって物を動かしたりする事ができるのです。

物語のラストシーンでは、ハウルの心臓をもらって生きていた「カルシファー」に命を吹き込み、ハウルに心臓を返しても死なないようにするなど、密かにその魔力を発揮していました。

ソフィーは言葉を発する事により魔法をかけるため、荒地の魔女の呪いによって老婆にされても、前向きな発言をしていると元気になり若返る事ができたのでしょう。

荒地の魔女とともに長い階段を登るシーンでは、ソフィーの心が少し前向きに寄っていたために、「なんであんな元気なの！？」と荒地の魔女を驚かせるほどに元気な姿となっていましたね。

最後は心から自信を取り戻して元に戻る

物語序盤では自分に自信がなく地味に生きていたソフィーですが、ハウルと出会ってからは生き生きとし出し、前向きな発言をしたり一生懸命になるシーンも多々ありました。

ソフィーの心がどんどん前向きになるにつれて、序盤は多かった老婆の姿が少なくなり、終盤は元の姿でいる事が多くなっています。

どのタイミングで呪いが解けたのかは明かされていませんが、物語のラストでは、失っていた自信を心から取り戻したソフィーは完全に元の姿を取り戻していますね。

ハウルを実質無料(0円)で見る方法

参照元 : スタジオジブリ STUDIO GHIBLI 公式サイト

サイトURL : https://www.ghibli.jp/works/howl/#frame

最後に、ハウルの動く城を実質0円で見る方法をご紹介します。

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【ハウルの動く城】ソフィーの年齢が変わる理由まとめ

このシーンが好きなの。
ソフィーが自分に自信が持てないのが可哀想で、ハウルが辛そうで。 pic.twitter.com/ID6P8Wldi2

— みゆなし (@miyunacs919) October 4, 2015

いかがでしたでしょうか？

公式では説明はありませんでしたが、ソフィーは実は魔女でした。

命を吹き込む魔法でカルシファーやハウルを気付かないうちに助け、自分の自信を取り戻して呪いに打ち勝ったソフィー。

物語では、老婆になってからのソフィーの方がたくさんの出会いがあり冒険もありの刺激的な人生になっていたので、荒地の魔女の呪いも結果的に見ればソフィーの心の成長に必要だったとも取れます。

そしてハウルはソフィーが後ろ向きな発言をして老婆の姿になると悲しそうな顔をしていた事から、出会った時からソフィーの真の魅力に気付いていたのかもしれません。

自分では気付かないだけで人は何かしらの魅力を持っていて、内面の美しさによってそれが表面に現れる事を改めて教えてくれる作品ですね。

今回はここでお終いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました！