ダンダダン-邪視の過去は悲惨?かわいいブリーフの元ネタはくねくね?

公開日: 2024年3月29日 | 最終更新日: 2024年10月11日

 

 

ダンダダンはジャンプ+(プラス)で好評連載中のオカルトバトル漫画です。

主要キャラの一人、ジジに取り付いた妖怪「邪視」の背景にある悲惨な過去をご存知でしょうか?

当時まだ子供であった邪視は村の大蛇信仰により地下に閉じ込められ、生贄にされました。

遊び盛りの中、孤独な生涯を終えた無念が邪視の強い怨念の源になっています。

 

また、邪視はくねくね伝説」と関係があり、よく裸(ブリーフ姿)で登場します。

ネット上では「かわいい」とも評価され、見た目のインパクトと合わせて人気キャラの1人です。

今回は邪視の悲惨な過去と元ネタである「くねくね伝説」について解説します↓↓

この記事を見て分かること
  • 邪視の「悲惨な過去
  • 邪視の元ネタとなったくねくね伝説」の詳細

 

 

 

 

邪視の過去は悲惨?

 

まず、邪視の過去を知る上で簡単なプロフィールをご紹介します↓↓

  • 山の怪、神とも崇め奉られるほどの妖怪
  • 坊ちゃん刈り、縦の目、やせ細った身体、かわいいブリーフ着用
  • ターボババアによって正体を明かされる
  • 悲惨な過去をもち、人間(特に自身を生贄にした鬼頭家)に対して深い憎悪をもってい

 

上記を踏まえた上で、悲しい泣ける過去を解説します。

早速、見ていきましょう↓↓

 

過去① 住んでいた村では大蛇信仰があった

まだ人間であったころの邪視が住んでいた村では大蛇信仰があり、火山にすむ大蛇が空腹になると火山が噴火し、村を滅ぼすと恐れられていました。

当時の村人たちは大蛇を恐れ村の子供を1人、供物として捧げ続けます。

この大蛇信仰は200年にわたって続いており、大蛇への人柱を用意する役割を鬼頭家が受け継いできました。

村人たちは人柱で村を守り、温泉という恩恵を受け続けてきました。

 

 

過去② 友達とも遊べず地下に幽閉される

大蛇への供物として生贄にされた邪視は1人、地下に閉じ込められます

まだ子供であった邪視は遊び盛りであるにも関わらず、誰とも接しない孤独な時間を過ごし続けました。

閉じ込められた地下から見えるわずかな隙間より、友達同士で遊ぶ村の子供たちを見つけて、その子らが踊っているのを見よう見まねで獄中で踊ってみるなど子供らしさも描かれました。

 

ただ、衰弱しきっているため少ししか踊ることができず力尽きてパタっと倒れてしまいます。

それでも、一緒に遊べたような感覚になり少しだけ嬉しくなった邪視はニッコリと笑いながら眠っていきました。

この虚しく踊る姿は、邪視のモデルと言われている「くねくね伝説」に通じる悲しさを感じます。

 

過去③ 生贄にされて殺される

長い間閉じ込められ満足な食料も与えられず痩せこけた姿になった頃、その時がきました。

邪視は、人柱としてマグマの中に供物として捧げられます。

邪視は「1度でいいから、みんなと一緒に遊びたかった」と無念を残し、燃え盛る炎の中にに焼き尽くされます。

そうして、人型のような真っ黒な炭の塊だけが残るひどいあり様のまま最期を迎えました。

このように邪視は、大蛇信仰の生贄として殺されたという過去があります。

 

 

過去④ モンゴリアンデスワームの存在に気付く

焼死体となった邪視は、この段階ではまだ生前の姿や優しい性格をしていました。

死んだことで霊体となり、ここで一家団欒の家庭へシーンが変わります。

そこでは両親と一緒に食事を楽しむ、生前の邪視ぐらいの男の子も描かれました。

その子は、本来見えないはずの邪視の姿をハッキリととらえ「おばけ!」と驚きながら、「両親にそんなものはいないぞ」と諭されます。

そんな家族を見ながら、邪視はものすごく禍々しい何かがこの家の地下にいると気付くのでした。

 

後ほど明らかになりますが、実はこの正体はモンゴリアンデスワームでした。

大蛇信仰の象徴とされていた存在であり、この儀式を行っていた鬼頭家の棟梁・鬼頭ナキこそが、また別の生物の「地底人」でした。

この地下に棲むという地底人と、いつも地中にいるモンゴリアンデスワームという地下タッグによってこの村は悲劇を繰り返していたのです。

そして普通の一軒家として描かれていましたが、その場所こそが代々モンゴリアンワームを祀るための「依り代」として、姿を変えて現在はそこに家が建っていたという状況だったのです。

 

過去⑤ 犠牲者の子供を器として邪視となる

モンゴリアンワームは念波を発して、浴びた者の自殺願望を高めます。

この一家の両親は首吊り自殺をしてしまい、残された男の子は大蛇信仰の供物として生贄に捧げられることになりました。

自身と同じように獄中に入れられる少年を見た邪視はなんとか助けようとしますが、霊体なので触れることもできずにただ指をくわえて見ているしかありませんでした。

こんな状況を作り出した鬼頭家に対し募らせた悔しさや怒りを、男の子に憑依することで邪視は怨念として怪異へと変貌を遂げたのです。

なので、現在の邪視は生前の見た目ではなく新たな犠牲者となった少年の姿をしていたのです。

 

 

かわいいブリーフの元ネタはくねくね?

 

邪視の元ネタである「くねくね」は、2ちゃんねるに投稿された都市伝説です。

くねくね伝説について

  • 山の木々の中に潜む、両手に鎌を持ちながら裸でくねくねと全身を揺らして踊る
  • 白い肌で頭髪は無く、目が縦向きで眉間に1つしかない
  • 目が合うと自殺衝動に駆り立てられる
  • 興味を持った相手を追い続ける
  • 不浄なものを嫌う。

→対策は糞尿をぶちまける、性器を見せつけるなど

 

邪視の過去や見た目、能力の設定に通じる部分が多く見られます。

では、邪視の元ネタがこの「くねくね」なのでしょうか?

以下、考察します↓↓

 

ブリーフ姿は都市伝説とは関係のないオリジナル設定

 

結論ですが、邪視とくねくね伝説は関係性がないオリジナル設定だと考えています。

くねくね伝説では裸で踊るとされていますが、ダンダダンの邪視はかわいいブリーフを着用しており、邪視のチャームポイントでもあります。

邪視の後に生贄にされた子供に取り憑いた時に、子供が履いていたブリーフがそのまま体現されたものと推測されます。

荒々しい口調や鍛え抜かれた肉体と白いブリーフのアンバランスな風貌が、逆にかわいいと評判です。

 

ブリーフには「人間を皆殺しにしたい」邪視の怨念が集約されており、邪視本体とは切り離された意思をもっています。

オカルンとの約束を果たすために邪視自らブリーフを脱ぎ、オカルンに預けられました。

その後、ブリーフは呪物として保管されています。

 

容姿や邪眼の能力の元ネタはくねくね

 

容姿や能力から「くねくね伝説が元ネタ」と推測されますが、一部元ネタとの相違点もあります。

元ネタとの合致点と相違点を以下にまとめました↓↓

元ネタとの合致点

  • 容姿

→裸 (ブリーフ姿)、目が縦向き

  • 能力

→目があった人間を自殺願望に駆り立てる

 

元ネタとの相違点

  • 容姿

頭髪がない → 髪型が坊っちゃん刈

目が眉間に1つ → 両目がある) 

 

  • 能力

両手に鎌を持つ → 鎌は持っていない

怨念を操り → 拳で闘う

 

元ネタと相違点がいくつかありますが、逆に邪視の魅力をより際立たせるポイントとなっています。

邪視の弱点は現在、作中では触れられていません。

 

弱点とは少し違いますが水をかけると邪視になり、お湯をかけるとジジに戻ります。

おそらく、この元ネタは「らんま1/2」(作者:高橋留美子)と推測されます。

(呪いの泉に落ちた格闘家らんまは水をかけると女になり、お湯をかけると男に戻る)

ジジが「やぱぱーやぱぱー」と、らんま1/2のオープニング曲を口ずさむシーンもあり、この設定が意図的なオマージュであることが伺えます。

 

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【ダンダダン】邪視の過去や元ネタについてまとめ

 

まとめ

邪視の過去について

  • 過去① 住んでいた村では大蛇信仰があった
  • 過去② 友達とも遊べず地下に幽閉される
  • 過去③ 生贄とされて殺される

 

元ネタについて

  • ブリーフ姿は都市伝説とは関係のないオリジナル設定
  • 容姿や邪眼の能力の元ネタはくねくね

 

ジジの村にある神社の神主は大蛇伝説を「過去の過ち」と話しています。

自然の脅威、火山の噴火に恐れを抱いた人間は恐怖のあまり思考力を奪われ、非人道的な行為である「人柱」を200年間も続けてしまいます。

邪視の怨念は、悲惨な過去を生み出した愚かな人間に対する怒りそのものではないでしょうか?

また、切り離されたかわいいブリーフが呪物として保管されている点は、今後の伏線ではないかと推測しています。ジジと邪視の決着と合わせて、気になりますね。

邪視の悲惨な過去から生み出された怨念がどんな決着を迎えるのか、ブリーフが今後のストーリーにどう関わってくるのか、今後の展開に期待です!

 

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