ナウシカは最後死ぬ？墓のラストシーンのマスクや帽子の意味は？

視聴者の中でもいろいろ意見のある、ナウシカのラストシーン。

特に、アニメ映画のラストは「ナウシカは死んでいるの？」と感じる視聴者も多いようです。

ナウシカの最後は、どのような結末になっているのでしょうか？

彼女のその後と、映画のラストのシーンの意味について考えていきます↓↓

ナウシカは最後死ぬ？

大ババ「身をもって王蟲の怒りを鎮めてくだされたのじゃ。あの子は谷を守ったのじゃ」#風の谷のナウシカ #ナウシカ #宮崎駿 #金曜ロードショー pic.twitter.com/jdb5U8Uw40

— アンク＠金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) December 25, 2020

アニメ映画の最後に、ナウシカが死んでいるような描写があります。

風の谷のナウシカはアニメ映画と原作漫画で展開が異なり、彼女の最後も変わってきます。

アニメ映画と原作、それぞれでナウシカのその後はどうなるのでしょうか？

ここからはナウシカの映画のラストのその後の展開について、考察していきます↓↓

アニメ映画ではナウシカは死んでいない

アニメ映画でナウシカは死亡していません。

王蟲の大群に跳ね飛ばされたナウシカは宙を舞い、動かなくなってしまいます。

その姿を見た風の谷の子供たちが「姫ねえが動かなくなった」という言葉を発していました。

しかし、このときのナウシカは完全に死んだわけではありません。

瀕死、いわゆる死にかけの状態です。

瀕死の状態で体を動かすことができなかったので、死んでしまったと判断された可能性があります。

動かないナウシカを見て、子供の王蟲がナウシカを心配するように触手で彼女の傷口に触れます。

王蟲の黄色い触手には生命を復活させる、治癒の能力があるため、他の王蟲たちも協力してナウシカの治療を始めました。

そのおかげでナウシカは復活し、名シーンである黄色い触手の上を彼女が歩くところにつながるのです。

原作漫画では死亡する未来が確定

原作漫画でナウシカは、死んでしまう未来が確定しています。

原作漫画での本来の物語は、ナウシカが死に向かう未来を自ら選ぶことになります。

ナウシカたちは旧世界の人間で、汚染された世界でしか生きていくことができません。

しかも作られた理由が、世界が浄化されるまでのつなぎとしてだったことも判明。

世界の浄化がすべて完了したら、ナウシカは死んでしまうということです。

それに対してナウシカは「命の冒涜である」と激怒。

墓所の主に、浄化された世界でも生きていけるように「体を作り替えればいい」と提案されます。

しかし、ナウシカはその提案を拒否して墓所を破壊してしまうのです。

ナウシカは腐海をはじめ、すべての命を大切に思っていました。

旧世界の人たちの「自分たちさえ平和に暮らせればいい」という考えを、受け入れることができなかったのです。

そのため腐海によって浄化されていく世界ですべての生命と共存し、自身の命を全うすることを選んだナウシカ。

彼女は自分が何者なのかを知ってもなお、自身の運命を受け入れて、命が尽きるまで他の生命とともに生きる覚悟を決めたのです。

墓のラストシーンのマスクや帽子の意味は？

【風の谷のナウシカ】
その後のジブリシリーズの祖になった、名エンディング。
『おわり』 pic.twitter.com/Kg9RVhqUB3

— 情景師アラーキー (@arakichi1969) January 13, 2017

お墓のように見えるラストシーンですが、実際はどのようなメッセージが込められているのでしょうか？

映画版の最後はまるで、ナウシカが死んでしまったのかと思うような演出です。

しかし、映画の終盤でナウシカは王蟲に助けられて復活しています。

本当にナウシカが死んでしまう、という表現なのでしょうか。

ここからは映画のラストシーンの意味について、考察していきます↓↓

アニメ版ではラストシーンでマスク(帽子)が描かれた

アニメ版でのラストシーンで、ナウシカのマスク(帽子)が描かれていたのにも意味があります。

映画版のラストではナウシカのマスクの隣に、なにかの植物が映りこんで終わっています。

これが、ナウシカのお墓なのかは不明です。

植物が出ていた場所はナウシカとアスベルが落ちた、腐海の最深部の可能性があります。

そこにナウシカの飛行帽を描くことで、腐海の底はマスクのいらない土地で生物も生息できる、という希望を込めたメッセージなのではないでしょうか？

腐海の最深部でチコの実が発芽したことが判明

映画でのラストで描かれた植物は、腐海の最深部で発芽したチコの実であることが判明しています。

映画の中でナウシカとアスベルが、腐海の深部で食べていたのはチコの実です。

チコの実とは風の谷のナウシカに登場する架空の実です。

風の谷に自生する木の実で、栄養が高く、よく携帯食として使われています。

ナウシカがトルメキアの捕虜になるときに、谷の少女たちが彼女に渡していたもの。

その実の種から、腐海深部の浄化された土地で芽を出しました。

浄化された空気により「明るい未来が待つ」という意味がある

浄化された空気により、明るい未来が待っている、という意味を持たせています。

発芽したチコの実の隣にナウシカのマスクを置くことで、『ここはマスクが必要ない、浄化された土地』だということを伝えたかったのでしょう。

そのためこれはナウシカのお墓ではなく、世界の再生の印として描かれた可能性があります。

これにより腐海はこれから浄化されていき、普通の植物や生物が生きていけるという、明るい未来を示しています。

最後は墓のシーンに見えるためナウシカの死が連想された

最後のシーンがお墓に見えるため、ナウシカが死んでしまう？と連想させてしまっているのです。

映画版のラストでナウシカの帽子と発芽した植物が一緒にあることで、ナウシカの死を連想させてしまう。

しかしナウシカの死は、公式ではアナウンスされていません。

これはあくまで腐海の底で、チコの実が芽を出した、ということを伝えたかったのではないでしょうか。

映画のラストシーンは未来への可能性の表現です。

これから腐海が浄化されて、普通の植物が育っていこうとしているのを伝えたいのだと思います。

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参照元 : スタジオジブリ STUDIO GHIBLI 公式サイト

サイトURL : https://www.ghibli.jp/works/nausicaa/#frame

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【風の谷のナウシカ】ナウシカの死やラストシーンの意味まとめ

そのもの青き衣を纏いて金色の野に降り立つべし……
な、涙が止まりませんーーーーーーーーーーーーーーーーー。・°°・(＞_＜)・°°・。.°(ಗдಗ。)°. #ナウシカ pic.twitter.com/dreculkzSh

— アンク＠金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) January 13, 2017

以上、風の谷のナウシカの映画のラストシーンに関する考察でした。

映画のラストで彼女の帽子と植物が一緒に描かれています。

そのためどうしても、ナウシカが映画のその後で命を落としてしまうと、思わせてしまいますね。

しかし映画のほうのナウシカは王蟲たちの力によって復活。

その後は生き残った人たちとともに、風の谷の復興に尽力したことでしょう。