エヴァのカオルの正体は何者？狙いや目的はシンジの幸せ？

完結編の【シン・エヴァンゲリオン】が公開されてから1年が経ちました！

今でも分からないことが多いエヴァンゲリオンですが、特に謎が多いのが渚カヲルです。

とても難解なセリフが多く、理解しきれないところも多いと思います。

アニメ版から劇場版に渡り、いつでもキーマンとして登場する人物です。

今回は渚カヲルの下記の疑問について紹介していきます！

エヴァのカオルの正体は何者？

最後のシ者、渚カヲルはいいぞ〜〜 pic.twitter.com/UZJMefy3ZS

— やす (@YASUnososaku) March 28, 2023

TVシリーズ版では、第24話「最後のシ者」で登場するエヴァパイロット「フィフスチルドレン」です。

アスカが精神汚染を受け、エヴァに乗れなくなってしまったため、パイロットの補充としてゼーレからNERVに直接派遣させられました。

新劇場版では、NERV側のエヴァ「第13号機」のパイロットとして登場しています。

2つの作品でカヲルの設定は少し違いますが、共通点としてはシンジに唯一心を開いたことと、シンジに興味があるということです。

一見すると普通の男の子のように感じますが、白い肌やレイに似た赤い目、TVシリーズ版ではエヴァに乗らなくても機体を動かせるなど、不思議な点が多くあります。

掴みどころのない渚カヲルですが、本当の姿は何なのでしょうか？

カオルの正体について

エヴァパイロットとしてNERVにやってきたカヲルですが、その正体は第17使徒「タブリス」でした。

物語に出てくる最後の使徒です。

カヲルの中にはゼーレによって第1使徒アダムの魂が入れられており、唯一人工的に作られた人型の使徒になっています。

アスカに精神攻撃をしたりレイを知ろうとした使徒に続き、人間の心を知ろうとしてシンジに接触したと考えられています。

NERVのエヴァ第13号機のパイロットとして登場するカヲル。

新劇場版の劇中では、カヲル自身が、

“まさか第１使徒の僕が、１３番目の使徒に堕とされるとは・・・“

と言っているように、正体は第1使徒アダムスでした。

新劇場版ではアダムスは4体確認できるため、「アダムスの生き残り」と表現したほうがいいかもしれません。

また、シンエヴァでは加持リョウジに渚司令と呼ばれていたりと、まだ正体に関して不明瞭な部分がいくつかあります。

使徒だが悪者ではない「いいやつ」

希望は残っているよ。どんなときにもね【渚カヲル】 pic.twitter.com/ZSAnNlNkXM

— エヴァbot (@takatanien10) March 9, 2022

使徒といえば人類滅亡の引き金になる、人類にとっては有害な存在です。

言うならば、シンジたちの敵ですね。

ですが、カヲルはそれまで登場した使徒とは違う行動をしていました。

TVシリーズ版では人に興味があったためシンジに接触し、共に行動していくなかで好意を寄せます。

そしてシンジのために「人類が滅亡しない」ような行動をとります。

新劇場版では、最初からシンジのために動くようなそぶりを見せており、Qで絶望しているシンジに寄り添っているなど、人類を滅亡させることとは程遠い行動をしています。

TVシリーズ版、新劇場版共に共通していることは、カヲルはシンジにとって間違いなく「いいやつ」だったということです。

狙いや目的はシンジの幸せ？

そんな顔をしないで。また会えるよ、シンジ君【渚カヲル】 pic.twitter.com/U4HfYJl7V5

— エヴァbot (@takatanien10) March 31, 2023

カヲルが使徒なのに人類を助ける行動をするのはどうしてなのでしょうか？

その狙いや目的には必ずシンジの幸せが関係しています。

TVシリーズ版と新劇場版では設定が違うため、別々に紹介していきます！

カヲルの狙いや目的について

NERVにやってきた当初はゼーレの命令に従い、セントラルドグマ最深部にあるアダムの体を取り返すことが目的でした。

しかし、最深部にあるアダムと思われていたものは第2使徒リリスだったのです。

アダムの魂とリリスが接触するとサードインパクトが起こり、人類が滅亡すると悟ったカヲルは、「シンジのいる世界を滅亡させたくない」と死ぬことを選択するのです。

カヲルが死ねばサードインパクトは起こらず、シンジが死ぬこともないと考えたのでしょう。

新劇場版では『破』の最後で“今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ”と言っており、「シンジの幸せ」こそがカヲルの目的になっています。

セリフからも読み取れるように何回もこの世界をループしており、旧劇のような惨状にはさせたくないのが伺えます。

今度こそ君だけは、幸せにしてみせるよ【渚カヲル】 pic.twitter.com/IH0bksDjuI

— エヴァbot (@takatanien10) March 7, 2022

また、シンジと共にロンギヌスとカシウスの槍を使い、世界を再構築することも目的のようです。

最終的には、どちらもシンジの行く末が幸せな方向に行くよう願っているのです。

なぜシンジの幸せを願うのか？

では、なぜシンジの幸せを願っているのでしょうか？

それは好きになった初めての人類がシンジだったからです。

TVシリーズ版ではシンジに対して好意を寄せているとはっきりわかるシーンがあります。

LikeかLoveかはわかりませんが、好きになった人の幸せを願うのは使徒なのにとても人間味がありますよね。

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【エヴァンゲリオン】カヲルの正体や目的まとめ

テレビ版のカヲルも、行動を翻訳すると「シンジくんは何を犠牲にしても生きることを望んでいるので、自分を捧げてそれを叶えた」という話なので、新劇での違いは最後の最後で反省が入ったことくらい。

— ろくせいらせん (@dddrill) March 3, 2022

私も最初に観た時は使徒だったなんて思ってもいませんでした。

シンジと同時に使徒だと知り、シンジと同じ気持ちになったのを覚えています。

どちらもカヲルの最終的な願いは、シンジが「カヲルの思う」幸せになることだとわかりますね。

劇中ではその目的は果たされなかったのですが、シンエヴァでシンジは別の幸せを見つけました。

シンジの幸せは自分の幸せだと言っていましたが、シンエヴァが終わった今、カヲルも幸せだといいですね。