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アリエッティは盗人で借りてない?角砂糖やティッシュのシーンから解説

公開日: 2020年8月28日 | 最終更新日: 2023年5月15日

 

【借りぐらしのアリエッティ】は、小人族がうまく生きていくために、人間に見られずに生活する物語です!

タイトルの通り「借りぐらし=借りて暮らす」ということなので、人間から様々なものを借りてきます。

アリエッティたちは、このことを「借り」と呼んでいました。

 

人間が数十歩で手が届く場所も、アリエッティたちには数時間をかけるほどの旅となります。

なので、「借り」を行なうときには重装備で、道具を駆使しながら獲物を狙うことが多いです。

 

しかし、この「借り」について視聴者の方々の間で多く意見されていることがあります。

それは、「借りてない」ということです!

 

今回は、【借りぐらしのアリエッティ】の「借り」についてお話します↓↓

★この記事を見ることで、本当に「借りぐらし」しているのかが分かります!

 

 

 

【借りぐらしのアリエッティ】アリエッティは盗人で借りてない?    

 

床下で、人間の「食料」や「雑貨」を借りて生活しているアリエッティたち小人族。

冒頭でも触れましたが、この「借りる」という行為に視聴者の方々から疑問があがっています。

返す気がないなら、単なる盗みでは?

盗人猛々しい!

との厳しい声が上がっています。

 

確かに、借りているのであれば返さないと盗んだことになってしまうかもしれません。。

●アリエッティたちは盗人なのか?

●そもそも「借りぐらし」とは?

 

ここでは、アリエッティたちが借りてくる角砂糖やティッシュのシーンから解説します↓↓

 

アリエッティは盗人で借りてない?

「借りぐらしのアリエッティ」というタイトルの通り、アリエッティたち小人は人間から生活に必要なものを借りながら生活しています。

アリエッティは、父・ポッド母・ホミリーの3人家族で、家は屋敷の床下です。

 

そして、その屋敷には主人である貞子家政婦のハルが2人で暮らしています。

アリエッティ一家は、この2人に気づかれないように食料や電気、ガスなどを少量ずつ借りて生活していました。

 

この「借り」に対して、「借りている」という小人たちの主張に対し、ネット上では厳しい意見が多く挙がっています。

泥棒と同じなのでは?」という厳しい声が多く見られますが、確かに否定はできません。

 

なぜなら、屋敷から「借り」てきたものを、小人たちは人間に「返していない」からです。

 

 

アリエッティは少しずつ借りてくるとセリフしている 

アリエッティは、彼女にとって初めての「借り」の日に、たまたま屋敷にやってきた少年・翔に見つかってしまいます。

翔が急に来たのは、心臓の病気の療養のためでした。

 

その夜、アリエッティは「借り」の最中に、またしても翔に見られてしまいます!

驚いたアリエッティは、「借りた」角砂糖を落とし、そのまま逃げ出します。

小人たちにとってのルールは「人間に姿を見られないこと」。

 

翔も優しい性格なので、アリエッティが落とした角砂糖を後日と届ける行動に出ます。

翔にその姿を見られてしまったアリエッティは、家族を守るため「もう関わらないでほしい」と1人で翔に頼みに行きました。

翔との会話の中で、アリエッティは自分たちの生き方について「盗んでいるのではなく、少しずつ借りている」のだと説明しています。

 

角砂糖やティッシュなどを借りてきている     

作品の中では、アリエッティやポッドが屋敷の中から「角砂糖」やティッシュ」などを持ち出している様子が描かれています。

ティッシュは失敗に終わりましたが、ホミリーのセリフから過去に借りてきたことがあることも理解できます。

先ほども触れた「電気」「ガス」や「水」も同様です。

 

このように、何年、何十年にも渡り小人族は「借り」を続けてきているのです!

なので、家政婦のハルが「泥棒小人!」と呼ぶ理由はここにありました。

 

 

持ち主に返却せずにそのまま移住した 

アリエッティと翔が出会うきっかけとなった「角砂糖」は食料であり、消耗品です。

つまり、「返却のしようがない」のです。

また、「ティッシュ」を借りてくるシーンも印象的ですが、これも消耗品です。

もしこれを「返す」となった際に、小人たちに購入する、もしくは生産する力があるとは考えられません。

 

アリエッティたちは、こういった消耗品を人間の元から持ち出しているのです。

その上、小人たちの住処を見てみると、返すどころか、元の形のまま使用するのではなく、使いやすいように加工して使用しているものも多く見られます。

この時点でも、「返却する予定はなさそう」です。

 

小人たちにとって1番の致命傷は「人間に姿を見られてしまう」こと。

アリエッティが翔にその姿を見られてしまったことにより、一家は引っ越しを余儀なくされます。

同じ小人の仲間であるスピラーに手伝ってもらい、アリエッティは翔に別れを告げて、屋敷を後にしました。

アリエッティと翔がお互いに感謝を伝え合う感動のシーンですが、ここで小人たちへの疑念が生じます。

 

長年「借りぐらし」をした屋敷を出ることになった小人たちでしたが、「借りたものはどうしたのか?」ということです。

そうです。アリエッティたちは、一切「返却していない」のです。

 

小人の間では「借りる=おすそ分け」の意味と捉えていると予想

ここからは考察です!

アリエッティたち小人は、人間とは違う生き物です。

人間と同じような知能を持ち、行動できたとしても、根本的な考え方が違うのでしょう。

 

寄生中という言葉があるように、生きていくためには「何かに寄生しなければ滅びてしまう」運命にある生き物です。

ただ、アリエッティたちは良心に溢れているので、悪いことはしない印象にあります。

「借り」は、先祖代々受け継いできた「生きる術」なので、むしろもっと高尚なものと考えられているのではないでしょうか?

 

小人にとっての「借りる」の意味が、人間の言う「おすそ分け」の概念であったと考えれば、小人たちの言動も理解できます!

「借りていない」ではなく、人間の持ち物や食料を、少量ずつ「おすそ分けしてもらっている」と考えてるのであれば、借りぐらしと言う言葉にも多少違和感がなくなるかもしれませんね!

 

結果的に盗んでいることに変わらなかった     

アリエッティたち小人族は、生きるために「借り」をしていました。

そして、それは彼女たちの中では悪いことではなく「生きる術」です。

 

しかし、人間からすれば所有物を勝手に持ち出され、一切返却されることなく姿を消された訳です。

小人たちの行動は、結果的には「盗みと変わらない」と言えるでしょう。

 

「奪っている」「盗んでいる」などといったネット上の声も見られ、厳しい意見が出ても仕方がないかもしれませんね。

 

 

【アリエッティ】借りぐらしについてまとめ

 

まとめ

●アリエッティたち小人族は、生きるために「借り」を行なっていた

●小人たちは、これを「おすそ分け」してもらっているという概念だったと考察

●結果的には、借りたものを一切返却していないため、人間からは「どろぼう」「盗人」と捉えられていた

 

「借りぐらしのアリエッティ」は、数あるジブリ作品の中でも、賛否が別れる作品です。

その中でも今回は、否定意見の大きな要因となっている「アリエッティたちは盗んでいるのでは?」と言う意見に焦点を当て、実際のシーンなどから考察しました。

 

「子供に悪影響なのでは?」と言う声もあり、難しい問題です。。

しかし、あくまでも作り話で「想像」に過ぎないと念頭に置き、楽しむべき作品と言えるのではないでしょうか?

 

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