【無職転生 - 異世界行ったら本気だす –】は前世の記憶を持つルーデウスが主人公。
34歳で後悔ばかりの人生を終えた彼は、異世界に転生したと気づいたとき、「今度こそ本気で生きる」と決意します。
「ルーデウスとして」の人生は前世以上に困難と試練の連続でしたが、その最期はどういうものなのでしょうか?
この記事ではルーデウスの人生の集大成と、彼が死後も世界に与えた影響を解説していきます!
- ルーデウスの「死因」
- ルーデウスと「世界の関係」
- ルーデウスの「子孫とラスボス」との決戦について
目次
ルーデウスは最後老衰で死亡する?
dアニメストア #無職転生 II第1話。
ルーデウスの異世界生活は挫折からの再起。幸福の絶頂で幸福を失い、再び挫折してはいたが、本気を出すことを積み重ねてきた彼は今、危機に面して本気で生きる人々の姿を目の当たりにしたことで、生の意味を再認識できた。物語の再始動として素晴らしい話だった。 pic.twitter.com/XBZI8Lv0Eu— 翔也 (@gracilistepuer) July 10, 2023
さて、結論から申し上げると、ルーデウスは「74歳」まで行きます!
ルーデウスは、これまでに幾度か死を経験してきました↓↓
- 死を覚悟するほどの重傷を負う
- 確実に死んでいたところを魔術で復活させられる
- 別の時間軸の自分が死ぬところを見る
など
このように、波乱万丈な人生を送ってきました。
それでも、なんとか74歳まで生きて最期は老衰で安らかに眠ります。
ここからは、ルーデウスが死亡するまでの流れを見ていきましょう↓↓
① オルステッドとの初戦で死亡
オルステッドばけもんやんけ pic.twitter.com/pDaF9oXG4l
— 夏油tじじぃ👴 (@TG1xx) July 11, 2023
“七大列強”第2位にして、世界最強の龍神オルステッドとルーデウスは「たまたま」出会います。
このたまたまというのが、過去と未来を知るオルステッドにしてみればイレギュラーのことで、彼はルーデウスに興味を抱きます。
しかし、ルーデウスが“ヒトガミ”という単語に反応したことで、排除しようとしました。
オルステッドとヒトガミは、不俱戴天の敵同士です。
お互いの存在を抹消することに人生をかけています。
そしてヒトガミを殺すために、いくつもの未来を体験してきたオルステッド。
どんな未来でも見たことのないルーデウスを、ヒトガミの使徒だと誤解したんですね。
オルステッドに手も足も出ず、ルーデウスは心臓を貫かれて死亡。
ですが、オルステッドは傍らにいた黒髪白仮面の女 (七星静香)に「そいつ、生かしていた方がいいんじゃない?」と助言され、ルーデウスを蘇生します。
これまでの世界では観測できなかったトリックスターとして、ルーデウスを生かすことを決めたのです。
② 老デウスルートで過去転移後に死亡
ヒトガミに対して疑いを持たず、ヒトガミの指示を信じたルーデウスが至る、イフの世界線。
このルートのルーデウスは、最悪でした。
まず、ロキシーとお腹の中の子を失います。
その後にシルフィも失い、最終的にはエリスとは和解も結婚もできないという状況です。
ただただ、ヒトガミへの恨みのみで老人になるまで生き続けてた別ルート。
通称「老デウス」。
そして、過去の自分自身に「ヒトガミを信用するな」と忠告するため、持てる力すべてを注ぎ過去に転移。
本編軸のルーデウスは老デウスの忠告に、半信半疑ながらも従い、それによりロキシーを失うことを回避します。
老デウスはルーデウスに自身の一生を綴った日記を残し、死去。
灰のように崩れ消えました。
未来の自分が死んでまで伝えたかったことを聞き届けたルーデウスは、ヒトガミへの不信感を募らせます。
③ オルステッドとの再戦で瀕死→軍門に下る
未来視を持つヒトガミは、”オルステッドとルーデウスの子孫が手を組んで自分を殺す”ことを観測しており、それを避けるためにルーデウスの子供を狙っていました。
ルーデウス本人はどうでもいいけれど、その子孫はキーパーソンになる。
だから排除する。
もちろんそれを知ってルーデウスは心穏やかではいられません。
とはいえ、ヒトガミはルーデウスよりも上位の存在です。
ルーデウスは「家族には手を出すな」と懇願するしかありません。
ルーデウスにとって、前世では持つことの叶わなかった家族は特別なもので、なによりも大切な存在でした。
ヒトガミは「家族を守りたかったらオルステッドを殺せ」とルーデウスに命じます。
世界最強のオルステッドには、数年の鍛錬が通じるはずもなく、再びルーデウスは返り討ちに遭います。
戦意も折れ、ほとんど死に体のルーデウスに、オルステッドは2つの選択肢を提示します。
「ルーデウスを殺し、子孫を誘拐しヒトガミ討伐に協力させる」。(※ルーデウス自身にはヒトガミ討伐の運命がない)
もしくは「ルーデウスが家族ごと自分の軍門に下るか」。
ルーデウスは後者を選びました。
家族のために、オルステッドの下で、ヒトガミを敵として認定することを選んだのです。
最後に老衰で死亡するラストシーン(74歳)
オルステッドとルーデウス。
ここから「俺が(お前の子供たちにプレゼントを贈る)サンタクロースだ」なんて未来があるなんて思えないよね……絆されたな社長 pic.twitter.com/GtuQxZkrkJ— はにはに (@hanb474257) July 15, 2023
自分のために、家族のために、たびたび人知を超えた存在と戦わざるをえなかったルーデウス。
ですが、その最期は老衰。
74歳の時、妻や子や孫たちに囲まれ眠るように逝きます。
死の直前、娘ララがオルステッドと並び、ほかの子孫や転生者を伴ってヒトガミを封印するという夢を見て、その実現を願って。
葬式では5,000人の参列者が訪れる
ルーデウスの死後「アスラ王国人物録」に『ルーデウス・グレイラット』が記されます。
それによると、葬儀には5000人もの弔問客が訪れ、その中にはオルステッドの姿もあったそうです。
オルステッドは”ヒトガミ討伐のための駒”としか見ていなかったルーデウスを、いつしか腹心として、友として重用するようになります。
そして、ルーデウスの葬儀に参列し、家族と共に最後までルーデウスの死を見届けたのでした。
死後の未来はどうなる?
無職転生26巻読破
チート能力どころか人族でちょっと強いだけ。そんなルーデウスが送る家族の物語。きっと引かれるくらい無職転生について語りまくれます……
最高すぎました、文句無しの名作。
“ルーデウス”の人生は終わった。続く六面世界の物語にもっと浸りたいと思います。 pic.twitter.com/AMULeJej5w— Kerito (@TheMelancholy__) December 2, 2022
ここまで、ルーデウスの死亡シーンについて説明してきました。
ここからは、ルーデウス死後の世界がどうなっていくのかを解説します↓↓
ルーデウス亡き死後の未来はまだまだ続く
ルーデウスが死んだ後も世界は続いていきます。
ルーデウスが生前に交流を持った黒髪白化面の女(ナナホシ)や後輩のザノバなどは、ルーデウスとの共同研究を世に多く発表し、これまでの世界の体制を少し変えました。
彼が3人の妻との間に作った6人の子供たちもそれぞれ家庭を持ち、生活を続けていきます。
特に次女のララ、そして三男アルスの孫のフェリスは、オルステッドとともにヒトガミ討伐に参加します。
子供たち(子孫)とヒトガミの最終決戦
ヒトガミは未来視の能力でルーデウスに「未来」を見せました。
ルーデウスが夢だと思ったそこでは、オルステッドとララ、フェリスがヒトガミ封印に成功します。
ところが、ルーデウスは死後の世界でヒトガミと再会。
そこでヒトガミが、封印の未来を回避するための策をめぐらせていると聞かされます。
その策が成功したら、ルーデウスの子孫たちは互いに憎みあい、争いあい、ヒトガミ封印などしている場合ではなくなるとのことですが……ルーデウスはどこ吹く風。
「俺はもう十分生きた。俺の死んだ後のことは、子孫たちが何とかするだろう」と。
ルーデウスは異世界での人生を全うし、後悔なく消えていきました。
【無職転生】ルーデウスの死亡&未来についてまとめ
無職転生の小説26巻まで読み終わったけど素晴らしい作品だった(T . T)
後は蛇足編やらスペシャルブックで愉しまさてもらいます📚
感動や切なさで泣いてしまった😭✨ pic.twitter.com/JKDPHNPU40
— OUJA (@OUJA1989) March 10, 2023
- ルーデウスはその人生でよく戦い、よく死にかけた
- 死因は老衰。享年74歳
- 死後も彼の影響は世界に及んだ
以上、ルーデウスの死亡とその後の世界についてを解説してきました。
人生を赤ちゃんからやり直したルーデウス。
彼は転生した異世界で、前世では破綻してしまった「家族」を新たに作り、死ぬまで愛しました。
ルーデウスは死んでも、その子孫が、彼の存在を後世に伝えるのですね。
『無職転生』の原作小説は全26巻。ルーデウスが生きた証を、どうぞご覧ください!