【エヴァンゲリオン】には、使徒という謎の生命体が登場します。
使徒は、どこからともなく出現。
街をあっという間に破壊していきます。
国連の陸海空軍が一斉射撃にて、倒そうとしますが爆薬など一切効き目がありません。
ここで登場するのが、エヴァンゲリオンです。
エヴァは「対使徒」迎撃用の秘密兵器で、凄まじい力を誇ります。
軍が手も足も出なかった使徒を、すぐに倒すことも可能です。
そんな使徒ですが、エヴァに倒された時に不思議な消滅の仕方をします。
それは、「赤い液体になる」ことです。
ただでさえ不思議な作品で、理解するのも難しいことも多々ある中で「なぜ液体!?」と疑問に感じます。
赤色ということで「血」のようにも見えますが、使徒は人間ではないので変です。
この謎の液体の正体は、一体何なのでしょうか?
今回は【エヴァンゲリオン】に登場する使徒についてお話します。
目次
使徒の赤い液体は血?
【エヴァンゲリオン】
使徒が倒されたときの赤い液体は血? pic.twitter.com/rvlRcMvBls
— 画像職人 (@PkTQoS0TiWhkft1) January 22, 2021
使徒は、生命体なので機械ではないですが、見た目はロボットのようにも見えます。
あくまでイメージですが、そんな物体が倒された時に、液体になるのは不思議ではないでしょうか?
それも、水のような透明ではなく、血のような赤い液体を撒き散らします。
この謎の液体は「血なのか、何なのか?」と感じる方も多いでしょう。
では早速、この使徒の「赤い液体」について解説します↓↓
使徒が発生させる赤い液体は「血」ではなく「LCL」
エヴァの海が赤いのって使徒の血?
でしたっけ…? pic.twitter.com/CCskAB14Jd— ︎︎🍁紅葉🍁蛙手 (@kahede0912) August 28, 2020
いきなり結論ですが、使徒が倒された時の赤い液体は、血ではなく「LCL」です。
見た目は真っ赤で、血のようにも見えます。
実際、血生臭い「鉄の臭い」がすると説明もされているので、ファンの間では「血」という見方をする方もいました。
しかし、血ではなく「LCL」が答えです。
LCLと言えば、主人公の碇シンジが初めてエヴァンゲリオンに乗る際、赤城リツ子博士が解説していました。
難しい話はここでは割愛しますが、コックピット内をLCLで満たすことで、衝撃を緩和したり、精神が侵されたりするのを防ぎます。
このLCLで満水になったコックピットでは、魚のように水の中でも呼吸が可能になる、不思議な液体です。
では、LCLをもう少し深堀りしていきます↓↓
LCLは別名「生命のスープ」と呼ばれるリリスの体液でもある
先ほどの続きとなりますが、LCLは「Link Connected Liquid」の略です。
長くて難しいですが、イメージはこうです↓↓
●リンク・コネクテッド=「繋ぐ」「繋ぎ合わせる」
●リキッド=「液体」
=液体で、パイロットとエヴァを繋ぎ合わせる
このLCLとは、一体なぜ生み出されたのでしょうか?
それは、はるか昔の使徒が関係していました。
第2使徒「リリス」という、人間の母なる存在のお話をします。
宇宙から飛来した第1使徒「アダム」は、地球で使徒を生み出していました。
しかし、本来それで終わるはずが、同様に第2使徒「リリス」も地球に飛来します。
この時の衝撃によって、世界が大爆発を起こしたのが「ファーストインパクト」です。
これにより、先住民だった第1使徒アダムが長い眠りにつき、リリスもその衝撃で体液が世界中の海に流れ出ます。
これこそが「LCL」です。
実は、LCLは「リリスの体液」でした。
流れ出たLCLによって、真っ青だった原初の海は赤く染まり、そこから生物が誕生し人間へと進化していきます。
なので、リリスは人間の母なる存在なのです。
人間が第18使徒「リリン」と呼ばれるのも、これが理由です。
同時に、リリスの体液は多くの生物を生み出したので「生命のスープ」とも呼ばれるようになりました。
液体となる現象を「形象崩壊」と呼ぶ
使徒は、エヴァに倒されると「赤い液体」になることを、お話してきました。
このことを「形象崩壊」と呼びます。
使徒には「コア」と呼ばれる赤い球体が、その体に存在します。
エヴァンゲリオンは、そのコアを狙って攻撃しますが、使徒もただただじっとしている訳ではありません。
使徒やエヴァは、「A.Tフィールド」というものを使用します。
一見、バリアのようなA.Tフィールドですが、これは「心の壁」のことです。
それを壊すために、エヴァは使徒のA.Tフィールドをこじ開けて、攻撃します。
コアを破壊された使徒は、2種類の消滅の仕方をします↓↓
●形象崩壊する
●十字架に爆発する
先ほどの「LCL」の話に戻りますが、A.Tフィールドは「心の壁」です。
言い換えれば、エヴァは使徒の心の壁を強引に引き剥がし、土足で心の中に侵入しているようなものです。
そして、心の奥底にある触れられたくない部分「コア」を直接攻撃します。
こうなれば、誰でも消滅したい気持ちになりますよね?
使徒も同じで、だから海へと還元されるために「LCL」となったのではないでしょうか?
なので、一見「攻撃されたから血が出た」と思ってしまいますが、実際は違います。
余談ですが、使徒は「生命の実」を宿す完全生命体で、寿命がなく生き続けられるので、そもそも血を必要としません。
なので、倒された時に発生する「LCL」は、体ではなく「心の血」でもあります。
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【エヴァ】使徒の赤い液体についてまとめ
相変わらず1話1話ものすごい作り込んだ話。多彩な使徒と戦いながら徐々に見えてくる人物像。リツコやゲンドウは何を知っているのか、加地の目的は。謎だらけ。戦い方すら全く判らない何もかもを飲み込む使徒。死の淵でのシンジの内省の後、突き破って咆哮するエヴァに慄くアスカ達。空から流れる血。 pic.twitter.com/UmjMiSEQS9
— 古い魔法 (@bbbbutterflybbb) March 1, 2018
まとめ
●使徒が発生させる赤い液体は「血」ではなく「LCL」
●LCLは別名「生命のスープ」と呼ばれる「リリスの体液」でもある
●液体となる現象を「形象崩壊」と呼ぶ
以上、使徒の赤い液体についてでした!
正直なところ、使徒が死ぬシーンは気持ち悪いです。
大量のLCLが洪水のように街に流れでて、建物を崩壊させていきます。
ただ、これは使徒だけではなくエヴァも同様で、血みどろの戦闘シーンが繰り広げられます。
なので、「グロい」と言う方も多くいました。
謎が多いエヴァですが、こういったシーンも1つ1つ知っていくと、より面白く感じるのではないでしょうか?
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