【鬼滅の刃】では、十二鬼月という鬼の集団があります。
下弦・上弦と呼ばれる鬼たちは、その位により強さが分かれていました。
それぞれ6匹ずついる十二鬼月の中に、”累“という鬼がいます。
累は、下弦の伍で十二鬼月の中では位が低いですが、そのキャラから人気があります。
今回は、下弦の伍・累についてお話します↓↓
目次
累の過去や最後はかわいそう?
カナダ人と鬼滅の刃の話しして、ルイが好きって言ったら驚かれたし横におった先生にも驚かれた(՞ټ՞☝ pic.twitter.com/aR9kR1WlOG
— @ル (@Dodecaminhshs) February 14, 2020
「炭治郎立志編」で、那田蜘蛛山の舞台で鬼との戦闘が行われることになります。
その山のボスが累であり、当時の炭治郎にはかなりの強敵でした。
結果的に、累は斬られて殺されますが、最後に見せたそのエピソードから人気が高まることになります。
累の過去に何があったのでしょうか?
以下、解説します↓↓
十二鬼月・下弦の伍「累」は両親などの家族の愛情を知らない過去があった
累がまだ人間だった頃、両親の愛に対して疑問を感じていました。
「親はこうあるべきではないか?」とずっと考えます。
そして、1組の家族の不幸エピソードを聞きました。
それは、子供が川で溺れていたところを父親が救い、代わりに死んでしまうという話でした。
累は「親としての務めを果たした」と、亡くなったその父親を褒め称えます。
しかし、自分の場合は違いました。
鬼となってからというもの、人間を喰らわなければいけない自分に対して、親はひどく悲しんだのです。
最終的には父親から殺されそうになり、激情した累は逆に殺してしまいます。
その勢いで、近くにいた母親も殺します。
「なぜ親であるにも関わらず、子供である自分を殺そうとするのか?」
途中までその答えが分かりませんでしたが、最後に両親が残したセリフの意味を改めて知ります。
父親は、鬼となり人を喰らう累を殺して、自分も一緒に死んであげるつもりでした。
母親は「ごめんね」と言い残し、死んでしまいます。
それを聞いた累は、「家族」や「親」という存在の、本当の答えが知りたくなりました。
ここから、累の”家族愛“への執着は増していきます。
那田蜘蛛山で父や母を擬似的に作り家族ごっこをしていた
累は、過去の出来事から孤独になります。
しかし、どうしても「家族」を持ちたい累は、襲った人間を殺さない代わりに、家族になることを誓わせました。
そうして、次第に家族は増えていき、それぞれに父や母・兄や姉という役割を持たせて擬似的な家族を作り出します。
累は1番下の子供という設定で、家族からの愛を多く受けることができるポジションにいました。
そうして、家族愛というものが何なのかを知りたかったのでしょう。
偽の家族ごっこは無理があったため、長く続くことはありませんでした。
温もりを求めて死んでいく最後の姿はかわいそうだった
炭治郎と激戦を繰り広げますが、やはり十二鬼月の名は伊達ではありません。
苦戦を強いられた炭治郎は、倒すことなく駆けつけた水柱・冨岡義勇に助けられます。
そして、「義勇 vs 累」という戦いが開始されました。
いかに累が強いとはいえ、義勇は鬼殺隊の最高位「柱」であり、その差は歴然でした。
あっという間に累の方が追い詰められ、首を斬り落とされたのです。
死に際に、「本当の家族」と「偽の家族」のどちらからも愛情を感じることができなかった累は、温もりを探すかのように、身体だけが1人歩きします。
前方が見えない中、不思議と炭治郎の前に倒れ込みました。
炭治郎は、累から”悲しみのにおい“を感じ、そっと背中に手を置きます。
累は初めて人の温もりを感じ、安らかな気持ちで消滅していくのでした。
鬼となった理由は病気?
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— 【よかった】ノンヒラニシ (@_nonhiranishi) October 27, 2019
上記では、累の過去についてお話してきました。
そもそも「何故鬼になったのか?」
それには、累の生まれつき弱い身体が関係していました。
以下、解説します↓↓
累は走ることもできないぐらい身体が弱かった
累は、生まれながらに病弱で体力がありませんでした。
両親からは、家から出ることを禁じられるほどです。
それでも累は、外に出ることに憧れを感じ無理矢理にも外出します。
外では、同年代の子供たちが雪合戦をしていました。
羨ましく感じた累は歩み寄ろうとするも、身体が弱いため息を切らしながらその場に倒れてしまいます。
急いで母親が駆けつけ、大事には至りませんでした。
以上のように、人間の頃の累は重度の虚弱体質で、走ることすらできない状態でした。
鬼舞辻無惨と出会い鬼となった理由は病気から逃れるため
累の病弱な姿を見て、現れたのは「鬼の王」鬼舞辻無惨でした。
「かわいそうに。」
この一言から、累は鬼になることを決意します。
詳しくは描かれていませんでしたが、鬼となった理由は病気が大きく関係していました。
鬼となれば「日の光に当たれない」「人を喰らわなければいけない」というデメリットもありますが、元気に生きることができるという大きなメリットもありました。
身体が弱かった累からすれば、そんなデメリットなんかよりも「ずっと元気に外を歩きたい」「走り回りたい」という願望の方が強かったのでしょう。
鬼となった累は、ここから外道を歩むことになります。
そして、父親に道連れにされかけ、母親からは「強い身体に生んであげられなくてごめんね」という、冒頭のエピソードへと続いていくのです。
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まとめ
●十二鬼月・下弦の伍「累」は、両親などの「家族の愛情を知らない」過去があった
●那田蜘蛛山で、父や母を擬似的に作り家族ごっこをしていた
●最後は、温もりを求めて死んでいった
●累は、走ることもできないぐらい身体が弱かった
●鬼舞辻無惨と出会い、鬼となった理由は病気から逃れるため
累の中では、家族愛は絶対的なものでした。
それを「偽物だ」と炭治郎に言われたので、あれほど怒り狂ったのです。
「お前いま何て言ったの?」
この時の累は、まるで本当の家族をバカにされたかのようでした。
それほど、累の中で”家族の絆“というものが根付いていたのですね。
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