ヴィジランテ-ナックルダスターは死亡する?最後はどうなったのか解説

公開日: 2025年4月16日 | 最終更新日: 2025年7月2日

 

『ヴィジランテ』は、週刊少年ジャンプで人気連載していた『僕のヒーローアカデミア』の外伝作品です。

単行本では全15巻で発売されており、ヒロアカで人気のあったキャラクター達の過去や活躍がわかると注目を集めました。

主人公は「滑走」という個性を持つコーイチ

憧れのヒーローになる道を断たれてしまい、ボランティアとして人助けする活動をしており、ヒロアカのデクとは対照的に描かれている存在です。

そんなコーイチの前に現れるのが、ヴィジランテとして無個性無免許でヒーロー活動をしていたナックルダスターになります。

彼との出会いが、コーイチの人生をがらりと変えてしまうことになり、ヒロアカでのオールマイト的な存在と言えるでしょう。

コーイチの人生の道標にもなったナックルダスターは、犯罪者などに制裁を施す別名”鉄拳掃除人”とも呼ばれていました。

犯罪者に対して、殴るとスッキリするといったサイコパスに近い発言も見られ、完全な正義の味方というわけでもなさそうです。

そんなナックルダスターが、本編において死亡したという噂が広まっていました。

そこで今回は、『ヴィジランテ』のナックルダスターは死亡したのか、彼の最期について解説していきたいと思います。

この記事を見て分かること
  • ナックルダスターの死亡説について解説
  • ナックルダスターは死亡したのか解説
  • ナックルダスターの過去について解説

 

 

ナックルダスターは死亡していない

結論から言って、『ヴィジランテ』本編においてナックルダスターは死亡しておりません!

ではなぜ、彼の死亡説が浮上したのでしょうか。

その理由や経緯について解説していきます。

 

No.6との戦闘で重傷を負う

ナックルダスターの死亡説が出たのは、No.6との激戦からでした。

彼はNo.6との戦闘で重傷を負ってしまいます。

2人の因縁は、ナックルダスターの過去にあり、それが本編で明かされています。

ヴィジランテとして活動をする以前、「超高速のオクロック」というヒーロー名でプロヒーローの活動をしていたナックルダスター。

頭の回転を速めるオーバーオクロックという個性を使って、あらゆる難事件を解決へ導いていたことから世界中で知られているヒーローだったのです。

しかし、家庭内の関係は最悪で娘からは見限られ家を出ていかれてしまいます。

娘を探し始めたナックルダスターでしたが、ようやくの想いで見つけ出したときにはヴィランの手により怪物の姿に変えられ以前の面影は残っていませんでした。

娘の変貌に、彼の妻は寝込んでしまい精神的に崩壊。

さら自分自身の個性をヴィランに奪われてしまうことになり、家族と個性、これまでの功績といったすべてを失ってしまいました。

そんな重い過去を持ち、ヴィランに対して憎しみを抱えているナックルダスターは、娘をヴィランにした犯人こそがNo.6であることを突き止めるのです。

そして偶然にも、ポップを狙って彼の前に現れたNo.6に対して、奪われたすべての復讐を果たそうと応戦しましたが無個性のため敵うはずもなく重傷を負います。

 

 

再戦時に自爆を試みるも失敗

しかしナックルダスターは諦めませんでした。

その後、再戦に立ち向かいその際に自爆を試みましたが失敗に終わってしまうのです。

一度敗れるも、ナックルダスターのNo.6に対する憎しみが消えることはなく、鳴羽田ロックダウンにボロボロの身体で松葉づえ姿で現れました。

そして復讐のためにNo.6との再戦を行います。

しかし個性もなく満身創痍のナックルダスターには、戦う手段が”自爆”しか残っていませんでした。

決死の覚悟で自爆によりNo.6を道連れにしようと試みましたが、No.6の仲間に作戦がバレてしまい失敗に終わりました。

 

最終話の最後で登場が確認

自爆が失敗に終わったナックルダスターは、その際の生死が分かっておらず、死亡したかのように思われていました。

しかし最終話の最後で、生きた姿で登場が確認されています!

No.6との再戦で、結果的には捨て身にはならずに一命を取り留めていました。

そして最終回で、コーイチが海外へ拠点を移し活動を進める中、ナックルダスターは鳴羽田の地で悪党を問い詰めていく、これまでの活動に戻っている姿が描かれました。

最期の最期まで、生死が不明なまま死亡説まで浮上していたナックルダスターでしたが、最終的には生き残っていたようで読者の皆さんも安心したことでしょう。

 

 

【ヴィジランテ】ナックルダスターの死亡説まとめ

ここまで『ヴィジランテ』に登場するナックルダスターの死亡説についてまとめていきました。

まとめ
  • ナックルダスターは生きている
  • ナックルダスターはNo.6に復讐を果たそうとするが重傷を負う
  • No.6と再戦で自爆を試みるも失敗
  • 生死不明だったが最終回で生存が確認された

ヒロアカのオールマイトが完全な”正義”のヒーローとして描かれているとすると、ナックルダスターは”ダークヒーロー”や”アンチヒーロー”といった存在に近いでしょう。

しかし、過去を鑑みると、正義というよりはすべてを奪われたことへの復讐心、憎しみからの行動であるため「ヒーロー」と呼べるのかどうかも賛否両論ではないでしょうか。

そしてコーイチにとって、道しるべ的存在であったことには変わりなく、彼がいたからこそコーイチは進むべき道を見つけられたと言えます。

「悪は必ず滅ぶ」というヒーローものの鉄則で考えれば、最終的に生存したナックルダスターは、かたちはどうあれ悪ではなくヒーローとして描かれていたことは間違いないと考えます。

最期までご覧いただきありがとうございました!!