【ワンパンマン】の謎多きヒーロー、ブラスト。
S級1位ということで、序盤からその名前だけが登場していました。
しかし、姿を現すことはなくその正体について、ファンの間では色々と論争がありました。
そんなブラストは中盤から登場することになり、その見た目や強さに歓喜したファンも多いのではないでしょうか?
では、実際ブラストの正体とは何者なのでしょう?
今回は、one版に先行し本格登場した村田版のブラストに対して解説していきます↓↓
目次
ブラストの正体は神?
ワンパンマンの村田版読んでたらブラスト原作より早く出てきてびっくり!原作と違う展開でありつつも、原作ではブラストの息子のブルーが登場しててストーリーがちょっとリンクしてるのが面白かった!
いやぁ村田版も今後の展開が気になりますなぁ pic.twitter.com/vvYGQcGPsA— チュチュ (@Woods_Book294) January 26, 2021
物語の序盤では、サイタマの登場にカタルシスを与えるためだけの前座と思われていたプロヒーローたち。
ところがどっこい、蓋を開けてみれば、特にS級ヒーローは軒並み人間を超えた実力者であることがわかりました。
そんなS級たちの中で、シルバーファングや戦慄のタツマキをおさえてNO.1の地位につきながらも謎多きヒーロー、それがブラストです。
彼の正体とはいったい、何なのでしょうか? 以下で解説していきます!!
正体① 趣味でヒーロー活動を行う
本編から18年前。タツマキが10歳だったころ。
実はブラストは少女のころのタツマキと面識があり、その際、彼女に対して「(自分は)ヒーロー活動をしている者だ……まあこれは趣味なんだがね」と名乗っています。
なんだかどっかで聞いたことのあるフレーズですね!
ただ、ブラストの場合はこの時点でヒーロー活動以外の仕事を持っているようなので、社会適合の1点のみにおいては完全にサイタマを突き放しています。
(強者と戦うことのみが生きがいになっているサイタマが異常なだけかもしれませんが……)
ちなみに、ヒーロー協会が創立され、プロヒーローが世に出てきたのは本編から3年前とごく最近のことで、この頃には本当にヒーロー活動なんて趣味以外でやることではなかったようです。
タツマキを襲おうとしていた巨大なキメラを、ブラストがワンパンで倒している描写がありますが、彼はこの強さをどのように手に入れたのでしょうか。村田版よりも先のストーリーを読むことのできるone版でも、まだ明かされていません。
タツマキの超能力の話についても驚いていませんし、おそらくはブラスト、このころから次元を操る能力を持っていると思われます。
協会からのナビもなく、「黒いキューブ」(後述)を、趣味で求めて自力で地球各地を巡っていたようですが……。
ネオヒーローズ編で登場したブラストの息子「ブルー」が16歳であることを考えると、あるいはもうこの時点でブラストは結婚もしているかもしれませんね。
サイタマに比べて本当に社会性が高い。けど家庭のほうがおざなりになっていないか心配です……
正体② 他のS級とは別格の強さを持つ
ブラストの特異性は枚挙にいとまがなく、その何一つ、他のS級ヒーローでは太刀打ちできないでしょう。
- 放射線に耐性を持つ
- ガンマ線バーストをものともしない
- 多次元を行き来する
- 重力を操る
- 他者を地球外に強制的に転移させることができる
- 地球外生命体と思しき協力者とともに「神」討伐パーティーを組む
これは、全部ブラストのことです。
強さの次元が違いますよね。。
S級ヒーローの中でも2位のタツマキは別格ですが、ブラストはさらにその上をいっています。
まさに「次元の違う」強さを持った、規格外のヒーローだと言えます。
また、個人で核爆弾と比べられるほどの破壊力を持つタツマキをヒーロー側につかせたこと、人類にとって害であろう「神」に対して人知れず対抗していることから、ありとあらゆるとろこでファインプレーをしています。趣味でやる範疇ではないですね。
「いざというときに誰かが助けてくれると思ってはいけない」というブラストの言葉はタツマキにとって激励であるとともに呪いともなってしまいましたが、ブラスト自身がこのマインドをもってヒーロー活動をしているのでしょう。
本当に、趣味の範疇を超えているような気がするなあ……
正体③ 20年前から神と関係がある
前述したように、18年前からブラストは趣味でヒーロー活動をしています。
それよりさらに前、本編の20年前から「神」と戦っている、という情報が、ヒーロー協会幹部のシッチによって明かされました。
20年、他の次元・他の惑星の仲間とともに神の野望を阻み続けてきたブラスト。
神もそんなブラストが目障りだったようで、ブラストはヒーロー協会設立から1年後、つまり本編の2年前に神から直接コンタクトを取られ直接対決をします。
神の恐ろしさを身をもって体験したブラストは、神に利用される人間を少しでも減らすため、神の存在を外部に伏せ、シッチ以外のヒーロー協会には行方を告げず独自に神を追うようになります。
神との会敵後は、趣味ではなくライフワークでヒーロー活動をしているようですね。
正体④ 未来のサイタマという声も?
先ほどもちらっと触れましたが、「趣味でヒーロー活動」をしているという点、他にも「他の追随を許さぬ強さを持っている」「マントを愛用している」という共通点から、ブラストとサイタマにはなにか関係があるのではないかと感じる読者が多かったようです。
ブラストは「未来のサイタマ」、あるいは「パラレルワールドのサイタマ」という説もあるとか。
とはいえ、アトミック侍や閃光のフラッシュなどマントをつけているヒーローはほかにもいますし、怪人協会編で本人たちが直接対面した時も、お互い何のリアクションもなかったこと、なにより、残念ながらサイタマとブラストには明確な力量の差があることを踏まえると、「未来のサイタマ」説は否定できます。
初対面の時、閃光のフラッシュはブラストに冷や汗をかきましたが、サイタマはしらーっとした顔で眺めているだけでしたね。
おそらく、サイタマにとってはブラストも、わくわくするような強敵にはなりえなかったのでしょう。
ていうかいくら数十年の年の差があったとしても、同一人物にしては何もかも違う気が……
パラレルワールド、という説は否定できませんが、戦闘の最中も人類や地球を守ろうとするブラストと、周囲の被害をまるで気にしないサイタマでは、もう魂の本質から違っているように感じます。
仮にパラレルワールドという前提があったとしても、本人たちがお互いを自分と同一視することはなさそうですね。
目的① 黒い箱 (キューブ)を集め回る
ブラストにはほかのS級ヒーローとは違い、災害レベル”竜”のような事態でさえ協会からの招集を免除される特権があります。
それは、地球にとって最大の脅威、神の対策を一人で担っているからにほかなりません。
その神対策の一環として、ブラストが18年以上前から回収してまわっているのが、前述した「黒いキューブ」です。
黒いキューブとは、神との通信機。
神はキューブに触れた者に語りかけ、それにより、怪人王オロチの怪人細胞を食べた人間と同じく、いやもっと凶悪に人を怪人化させることができるのです。
ブラストはそのキューブを回収することで、神の手先になる人間を少しでも減らそうとしていたんですね。
余談ですが、one版でアマイマスクが語ったところによると、ワンパンマン世界はいくつもの文明が大陸とともに滅んでいるという設定のようなので、古代の神との通信機みたいなオーパーツが各地から出土してもまあ……おかしくはない……のかもしれませんね。
目的② 神を討伐すること
ブラストの最大の目的こそ、神の討伐です。
ワンパンマンのラスボスであろう神。人間に対して気まぐれに「力」を与え、時に無慈悲に「没収」する神の全容は、いまだ明かされていませんが、人類の脅威であることは間違いありません。
村田版の情報を整理すると、ブラストはこのような人物です↓↓
- 本編より20年以上前、黒いキューブに触れ、神と対話をしたことがある
- しかし神と決別、神打倒に乗り出す(神から「力」を受け取ったかは不明)
- 20年間、黒いキューブを回収し、人間を怪人化させ地球を滅ぼそうとする神の野望を阻み続ける
- ムカデ仙人と戦っているうちに神側からコンタクトがあり、直接対決(初バトル?)
- 異なる次元、違う惑星の人間たちと徒党を組み、時空を超えて神側に何か動きがあると現場に駆け付ける
という経緯をたどって今があるのだと推測することができます。
趣味でヒーロー活動をしているうちに黒いキューブを見つけたのか、黒いキューブを見つけたからヒーロー活動をはじめたのかはわかりませんが、ブラストと神との関係は切っても切れないようです。
どうやらワンパンマン世界にはいろんな次元があり、神、そしてブラストはその次元に対して干渉できるようですが、近年サイタマのいるこの次元に、神がちょっかいを出してくることが増えたとか。
ブラストはそれを「この次元にやつ(神)を呼び寄せるなにかがあるのかもしれない」、と突き止めていますが、それがサイタマであることまでは思い至っていない様子。
でもなあ……サイタマが原因だとわかったとして、じゃあ誰がサイタマをこの次元から排斥できるんだ? という問題があるので……わかったところで、ブラストに何ができるのかな……
神がサイタマのお眼鏡にかなうほどの強さを持っている場合は、嬉々として神と別次元に移動してバトってくれるかもしれませんが……因縁ある神に対してブラストも戦闘に加わりたいだろうし……うーん……、
がんばれ、ブラスト……!
弱いしださいと言われる理由は?
ブラストのおっさんS級1位で神と戦ってるくせにサイタマの強さも分からんとか冷めるんだが。。。。
一瞥で地球代表と洞察したボロスってやっぱ最強なんやな(´∀`)#ワンパンマン pic.twitter.com/FcRfqZRM0H
— T郎@ZD8乗り (@shimoneta_ITR) June 23, 2022
さて、ここまで熱くブラストに対して語ってきましたが、一方で読者から「期待外れ」「がっかり」という意見があるのも、悲しいかな事実です。
ひどくない!?(笑)
こんなに頑張っているブラストなのに、何故そんなことを言われなくちゃならないのか、解説していきます。
覚醒ガロウを倒せずモブ扱いされた
S級1位という誉れ高い地位をいただき、実際、他のS級ヒーローとは次元の違う強さを持っていることが間違いのないブラスト。
ですが、そんなブラストですら最終形態のガロウには後れを取りました。
ヒーローとして「地球を守る」という前提があるからか守りに徹して、ガロウを前に終始、攻め手に欠けます。
ガロウ曰く「S級1位というのはダテじゃなさそーだな」「だが今の俺はてめーなんぞ眼中にねえんだ」。
実際、ガロウの破壊力と超学習能力にはブラストも後手に回っており、冷や汗をかくシーンが多く見受けられます。
ブラストだけでは災害レベル”神”となったガロウ(協会が正式に認定したわけではありませんが、これが災害レベル”神”でなくて何なのでしょう)は止められず、サイタマとガロウの戦いの余波が地球に及ばぬよう、尻ぬぐいに徹することしかできませんでした。
しかもブラスト単独ではそれすらも難しく、協力者の手を借りて。
個人の手には余ることは、むしろ当たり前なのですが……それくらいブラストには軽々してほしかった、という意見が散見されます。
……one版ワンパンマンで意味深な登場をし、またS級の中でも最高峰のヒーローということで、読者からサイタマほどの規格外のバケモノを期待されていたブラストですから、サイタマほどの強さを持たないことに期待外れとがっかりされてしまったのですね。
ちなみにブラストはキングやサイタマの実力を見誤るなんてこともやってます。
……いやこれはキングの、先入観なくキングの話を聞いてくれる人以外に誤解され続ける性質と、とサイタマのオーラの無さがすごいだけかもしれないですが!
スーツやキャラデザインが期待外れだった
また、ブラストのキャラデザインに対し、割とレトロな造形だったというか、「正統派のヒーロー像そのまますぎる」ことにがっかり、という意見もあるようです。
サイタマのように取ってつけたような(それこそ「アンパンマン」のような)ちゃちいマントではなく、あちこちに「BLAST」の意匠と歴戦の戦いの痕が刻まれた、いわば”ガチ”なスーツ。
ブラスト本人のビジュアルも、タツマキのように少女のように見える女性でもなく、クロビカリや番犬マンのような尖った個性的な姿でもなく、バングのようにおじいちゃんというわけでもない……
ブラストは精悍な顔つきですし、スーツ越しにも肉体が鍛えられているとも感じられますが、アメコミヒーローに出てくるような壮年以降の男性ということで、個性的なヒーローたちの中ではあまりにもどストレートなヒーロー像というか……
ぶっちゃけキャラメイクが中途半端に感じられますね。
20年前から神と戦い、ネオヒーローズ編で登場したブルーのような年頃の息子がいることを考慮すると、若く見積もっても30代半ば以上、普通に考えたら40代以上なのは間違いないでしょう。
25歳という若さで訳の分からない強さを持つサイタマという特異な存在に慣れた読者からすると、彼と比較して「うーん……」となってしまうのかもしれません。
ブラストは何一つ悪くないんですけどね!
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【ワンパンマン】ブラストの正体まとめ
この描写からブラストはよく分からない怪物と戦ってて、その怪物を倒すためにクッソ強ぇ人が仲間って訳か。サイタマがこの中入ったら最強説 #ワンパンマン pic.twitter.com/0M3E4Jm5Hg
— n⃞̆̈す⃞̆ふ⃞̂̈ぃ̆̈か⃞̌̈い̊̈す⃞̤ n⃞̆̈⚡️ (@sfq_xv) January 14, 2022
- ブラストはサイタマではない
- ブラストは強いが、サイタマはもちろんガロウにも及ばない
- ブラストはドストレートな「ヒーロー」の造形をしている
- 「がっかり」と感じた読者も多い
というわけで、one版で存在が示唆され、村田版でとうとうその全貌を発表された謎のヒーロー、ブラストについてでした!
ほとんどの地球人類や怪人など敵ではない異次元の強さを持ちながらも、結局ブラストは第二のデウスエクスマキナではありませんでした。
依然「ワンパンマン」とはサイタマのみを指すようです。
しかし、それがどうした!
キングが顕著ですが、ヒーローとして強い影響力を持つ人物は、現場にいなくとも、名前だけで犯罪の抑止力になるのです。
ヒーローの適性の無い、いつも遅れてやってくるサイタマがムカデ仙人討伐に間に合ったのは、ブラストの名前を出したおかげ。
上には上がいるからって腐らず、ブラストには毅然として神打倒に今後も尽力してほしいものです。人類と地球のために!
でもブルー君とは、再会してちゃんと対話した方がいいよ……とも思うネオヒーローズ編。one版でどう決着がつき、村田版がどう料理していくのかを楽しみに待ちましょう!
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