【Re:ゼロから始める異世界生活】は、メインヒロインにエミリアという女性キャラがいます。
エミリアは初回から登場する、物語のキーマンです。
彼女の記憶を辿れば、確信に近づけるのですが、当の本人は過去を全く覚えていませんでした。
このことがきっかけで、エミリアは誰にも理解してもらえず、苦しんで生きていくことになります。
このエミリアの記憶に再度焦点が当たるのは、聖域編で「試練」を受けるシーンです。
「強欲の魔女」エキドナが、エミリアの記憶を元に過去を見せることで、それを乗り越えることができるのかという試練でした。
エミリアはずっと過去に囚われ後悔してきたので、試練に失敗し続けていました。
しかし、「パックとの契約解除」や「スバルとの深い関係性の構築」という出来事を経てからは、精神的に強くなり試練を突破します。
一体、エミリアの過去に何があったのでしょうか?
今回は【リゼロ】に登場するエミリアについてお話します↓↓
★この記事を見ることで、エミリアの過去の出来事や、記憶喪失していた理由が分かります!
目次
【リゼロ】エミリアの記憶喪失や過去とは?
#エミリア生誕祭
これからもアニメ楽しみにしてます!
リゼロはエミリア1択😘 pic.twitter.com/9d4TzdPgP0— sora (@Sooora_52) September 20, 2020
エミリアは、自分自身のことが何一つ分からないでいました。
「両親は誰なのか?」
「幼少期をどのように過ごしてきたのか?」
「自分が氷結の魔女と呼ばれるのはなぜか?」
「故郷であるエリオール大森林の永久凍土の理由」
「エルフの仲間たちが氷漬けにされている理由」
しかし、物語が進むにつれて、次第にエミリアの過去が判明してきます。
ここでは、聖域で試練を受けた時に知った「エミリアが記憶喪失した理由」や、「隠された過去」をお話します。
以下、解説します↓↓
エミリアはパックと出会う以前の記憶を喪失していた
これまで、OVA【Re:ゼロから始める異世界生活】「氷結の絆」にて、エミリアが氷漬けになっているシーンが分かっていました。
そして、その氷漬けから解放したのが大精霊・パックです!
簡単に言えば、パックはエミリアのために生まれ、彼女の力になることを生きがいとする精霊でした。
エミリアは、パックによって解放されてから記憶があいまいな状態です。
断片的に描写がチラつくも、過去については全く思い出せません。
1人で不器用に生きるエミリアを見て、危険が大きすぎると判断したパックは、契約することを持ちかけます。
エミリアもこれに承諾し、大精霊・パックは彼女の支柱となりました。
しかし、実はパックの本当の狙いは”別“にありました。
もちろん「エミリアに危険が及ぶことを防ぎたい」という思いはあります。
ただ、1番は記憶を取り戻した時に、「心の弱いエミリアでは、耐えきれず精神が崩壊してしまう可能性がある」ということが懸念されたからです。
パックは自分と契約させることで、エミリアの思い出に蓋をする役割も同時に担いました。
これにより、エミリアは完全に過去について思い出すことがなくなります。
なので、エミリアの1番古い思い出は「パックが自分を氷漬けから解放してくれた時」のことでした。
この記憶の蓋を外すためには、再びパックとエミリアが契約解除をする必要があります。
パックは、「契約がなくなれば周囲に助けてくれる存在がいなくなり、傷ついたエミリアが簡単に壊れてしまう」ことが容易に想像できました。
なので、ずっと傍で見守り続けます。
それは、エミリアがパック以外に心から信頼できる存在が現れるまでずっとです。
そして、ついに信頼に足る人物「ナツキ・スバル」という男が現れ、彼に思いを託したパックはエミリアと契約解除をするのでした。
最愛の母・フォルトナを殺され仲良しなジュースが精神崩壊するという悲しい過去を持つ
パックとの契約解除をしたエミリアは思い出の蓋がなくなりました。
そして、その状態で聖域の試練を受けます。
すると、これまで映らなかった光景がエミリアの目の前に広がります。
それは、故郷「エリオール大森林」でした。
そこには、育ての親であるフォルトナや、エルフの一族の仲間、さらには彼らの理解者であるジュースなどが登場します。
当時、まだ幼かったエミリアは最愛の母や、仲間たちと仲睦まじい生活を送り、幸せいっぱいでした。
自身の過去を知らないエミリアは、その光景に驚きます。
しかし、平穏な日々も長くは続きませんでした。
エリオール大森林に「強欲の大罪司教」レグルス・コルニアスと「虚飾の魔女」パンドラが現れたのです。
そして、森には三大魔獣の一角「黒蛇」が放たれ、惨状と化します。
必死の抵抗も虚しく、母・フォルトナは死に、守り続けてくれたジュースは精神崩壊を起こして「怠惰の大罪司教」ペテルギウス・ロマネコンティとしてパンドラ側につきました。
この悲惨な状況に、幼いエミリアの隠された力が暴走します。
「みんな、しんじゃえ」
エミリアのマナが溢れ返り、猛吹雪を起こして辺り一面を雪景色に変えていきます。
「エリオール大森林の永久凍土」は暴走したエミリアが発生させたので周囲から「氷結の魔女」と呼ばれていた
エミリアの暴走は止まらず、エリオール大森林をみるみる白一色に染めていきます。
死にゆくフォルトナも、精神崩壊するジュースも、森の仲間たちも、そして自分自身も凍っていきました。
ジュースに関しては、パンドラの一言によって無気力のまま立ち上がり、生まれ変わったペテルギウスとしてそのまま森を後にします。
そうして暴走が止まることはなく、雪は吹き続けたのです。
約100年間、ずっとエリオール大森林に猛吹雪を降らせ、その場所は永久凍土と化しました。
自身も氷漬けにされているにも関わらず雪が止まないことから、エミリアがどれほど大きなマナを持っているかが分かります。
この状況は、大精霊・パックがエミリアのところを訪れるまで続きました。
雪が止んだ後、エミリアは記憶がないものの「氷漬けになっているエルフたちを助けたい」という一心で、日々汚れを落としたり話かけたりしていました。
エミリアがエリオール大森林を離れなかったのは、その理由からです。
しかし、周囲の地域の人々は永久凍土と化したエリオール大森林に、たった1人で生活するエミリアを不気味がります。
永久凍土の原因はエミリアだという噂が流れ、いつしか彼女は「氷結の魔女」と呼ばれるようになりました。
過去の記憶がなかったのは「虚飾の魔女」パンドラの権能によるものだった
力が暴走し、全てを氷漬けにしたエミリアでしたが、復活した後に”なぜ記憶がなかった“のでしょうか?
氷漬けになっている間も少しの意識はあり、肉体も成長していました。
過去を忘れる原因とはなりません。
実は、エミリアが過去について覚えていなかったのはパンドラの影響でした。
パンドラがペテルギウスとともにエリオール大森林を去る直前に、エミリアにこのようにセリフします↓↓
「あなたの今日までの思い出は、私の存在を忘れて完結すること」
パンドラは、”起きた出来事を、セリフした内容にそのまま上書きできる“という権能を持っていました。
言葉だけで、あったことが無かったことにされる恐ろしい能力です。
これにより、パンドラが関与したエミリアの全ての記憶を抹消されます。
なので、パックと出会った時に過去が思い出せなかったのです。
さらに前述した通り、パックもエミリアに過去に苛まれないよう、契約という形で思い出に蓋をしました。
この2重の出来事により、スバルと出会った頃のエミリアは過去について記憶が全くなかったのです。
以上が、エミリアの過去と記憶喪失エピソードでした。
【Re:ゼロから始める異世界生活】エミリアの過去まとめ
#エミリア生誕祭
エミリアたん!誕生日おめでとうーー!!リゼロの花であるエミリアを俺はこれからも推していく!! pic.twitter.com/qK1wDPCFWN— らいせん (@Riset_Rm) September 20, 2020
まとめ
●エミリアは、パックと出会う以前の記憶を喪失していた
●母・フォルトナの死、ジュースの精神崩壊、エルフの仲間たちを殺されるという悲しい過去を持つ
●「エリオール大森林の永久凍土」は暴走したエミリアが発生させたので、周囲から「氷結の魔女」と呼ばれていた
●過去の記憶がなかったのは「虚飾の魔女」パンドラの権能によるものだった
登場した段階では、順風満帆な様子のエミリアですが、誰よりも過去につらい経験をしていました。
それに加え、まだ解決していない「嫉妬の魔女」問題もあるので、これからも困難が予想されます。
しかし、エミリア陣営も仲間が増えつつあり、スバルという騎士もいるので安心です。
今後、暴かれるであろうエミリアの正体も楽しみですね^ ^
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