映画【リメンバーミー】には、「アレブリへ」と呼ばれる動物たちが登場します!
主人公ミゲルと仲良しな“犬のダンテ”や、ママ・イメルダの“猫・ペピータ”が代表的です。
そんなアレブリへですが、「リメンバーミー」を初めて見た時には、その“存在の意味”や“世界観”がよく分かりませんでした。
なので、少し調べてから2回目の「リメンバーミー」を見てみると、最初より格段に理解することができて“楽しさ”も増えました!
では、このアレブリヘとは一体どのようなものなのでしょうか?
今回は、リメンバーミーの「アレブリヘ」についてお話します!
- 魂のガイド「アレブリヘ」の正体
- アレブリヘの「元ネタ」について
目次
リメンバーミーの魂のガイド「アレブリヘ」とは?
リメンバーミーのアレブリヘみたいに暗いところで輝くウツ子 pic.twitter.com/KoiiY74hUR
— はるモ (@HRM57967123) March 3, 2020
冒頭でも少し触れましたが、“アレブリへ”と呼ばれる不思議な生き物が登場します!
「死者の国」ではアレブリへがいることは当たり前で、その数もかなり多いようです!
そして、アレブリへになることができる生き物はこの世で“動物だけ”だそうです!
では、アレブリへについてさらに詳しく解説していきます↓↓
アレブリへの見た目はカラフルな精霊の姿
アレブリへは、かなり奇抜な見た目をしています!
色は“カラフル”で、容姿は“色んな動物をかけ合わせた”ような感じです!
例えば、“ママ・イメルダの猫のペピータ”の体は、“緑色”で巨大な“ジャガー”、“ワシ”の翼、“トカゲ”の尻尾など、様々な動物を組み合わせたような外見をしています!
全然猫っぽくなく、非常に恐ろしい見た目の生き物に感じました!
今日(2/22)は、#猫の日 🐱
『#リメンバーミー』にも、ネコがいた…?!
正体は、人間の魂を導くスピリットガイドである“アレブリヘ”の<ペピータ>❗️✨
重要なポイントでミゲルたちを手助けするかも⁉️ pic.twitter.com/k61A16u7KY
— ディズニー・スタジオ (@disneystudiojp) February 22, 2018
「死者の国」にいるアレブリへは、ペピータ以外もみんなカラフルな色合いで体が構成されており、“単色だけの動物はいません”でした!
さらに、体から羽やトゲが生えているアレブリへなどもおり、カラフルな“合成獣”ばかりでした!
存在理由とその意味について
アレブリへは「死者の国」で「魂の旅のガイド」「魂の案内役」などと呼ばれています!
作中では、“アレブリへは死者が迷うことのないように導く役割がある”という設定となっています!
1人の死者に対してアレブリへは複数いるのか、もしくはアレブリへが付いていない死者もいるのか詳細は不明ですが、“死者を手助けする存在”です!
分かりやすいエピソードで言えば、主人公・ミゲルと犬のダンテの関係性です!
2人は「生者の国」から「死者の国」に迷い込み、そこで色々な出会い・経験をしていく訳ですが、“初めからミゲルのアレブリへはダンテ”でした!
「生者の国」で「呪い」を受けたミゲルが「死者の国」へ行く時にダンテも同行していましたが、これはアレブリへの役割を認識した上で一緒に行ったのです!
そして、見事ミゲルとヘクター(ミゲルのひいひいおじいちゃん)を繋ぎ合わせ、「魂のガイド犬」の責務を全うしました!
ダンテのアレブリヘについての記事はこちらです↓↓
以上から、アレブリへの意味は「ペットではなく介助犬のようなイメージ」です!
仕える主人の手足となり手助けする“意味合い”があります!
そして、アレブリへの存在理由は「死者(魂)のガイド」です↓↓
- 道に迷ったとき
- 誰かを探すとき
- 何かを探すとき
など、案内役として“存在”しています!
アレブリヘの能力
作中でも、アレブリへの“現実離れした能力”を垣間見ることができます!
ここでは、そんなアレブリへの能力をご紹介したいと思います↓↓
物語の途中で、“フリーダ・カーロ”という世界的に有名な“天才芸術家”が登場します!
そこで、フリーダのアレブリヘの猿も登場するのですが、小さいながら印象に残る能力を持っていました!
「アレブリヘは色んな姿になれるのよ」
「ミステリアスでありパワフル」
という、フリーダのセリフに合わせて“カラフルに体の色を変化”させたり、“口から青い炎”を吐いて見せました!
色んな姿になれるという発言から、もっと他の能力もあることが伺えます!
先ほど話にも触れました猫のペピータですが、凄い能力を持っています!
ペピータの能力は、“空を飛ぶ”ことに加え非常に“鼻”が効きます!
“ミゲルを追跡”する時にも、“嗅覚”によってどこにいるか分かります!
さらに、その鼻から“特殊な青い鼻息”を噴き出すことで、肉眼で見れるほど“目標の足跡を映し出す”ことも可能です!
それを辿ってミゲルを見つけ出すこともできているので、恐るべき能力です!
ダンテは、アレブリヘの姿となって“背中に小さい羽”が生えました!
そこで、空を飛ぶことができるようになります!
あとは、初めからヘクターがミゲルの家族だと知っていたことから“第六感”も凄いです!
ダンテも他のアレブリヘと変わらずカラフルな見た目となっています!
以上のように、各アレブリヘによってそれぞれ能力がありました!
フリーダの発言から、おそらくアレブリへは“どんな能力も使うことができる”のだろうと考察しています!
猿は変色や炎などフリーダの“芸術家に近い”能力、ペピータはイメルダに“追跡を任された故の能力”、なのでダンテもミゲルが必要とすれば“他の能力にも目覚める”のだろうと感じました!
以上、アレブリへの能力でした!
アレブリへの種類や数
作中では、メインに取り扱われるアレブリへが少なくその“数”や“種類”など“詳細は不明”ですが、物語に登場した“セリフ”や“シーン”から考察していきたいと思います!
作中で登場したアレブリへは、どれも“独特な姿・形”をしていました!
似ていても、どこか色やパーツが違ったりしているのでしょう。
持ち主(飼い主)の“自分専用”ということで、“それぞれ特徴ある”アレブリへとなっているのだと考察しました!
アレブリへは「死者の国」での案内役ですが、作中では“死者の数ほど多く登場しません”でした!
もしかしたら家で待機しているのか、別の場所へ行って遊んでいるのかは分かりませんが、おそらく“死者全員が持っている訳ではない”です!
序盤に「生者の国」から“マリーゴールドの橋”を渡り「死者の国」へ行くときにも、“オスカル&フェリペ”(ミゲルのおじさん)がミゲルに「あいつらの糞には気をつけろ」みたいなことを言っていました。
おそらく、アレブリへのことをそこまで好いていないのでしょう。
なので、ペットのように必要のない人は持っておらず、“欲しい人だけ手に入れるという存在”なのだと思います!
それにしても、アレブリへはどうやって手に入れるのか気になるところです。
どこかで誕生させてもらうのか、欲しい時に買うのか、借りるのかは謎のままなので自分なりに想像してみても面白そうですね!
アレブリヘの元ネタ「メキシコの民芸品」について
リメンバーミーに登場するアレブリへは、実は元ネタがあります!
実は、元になった場所は「メキシコ」でした。
さらに、そのメキシコに「古くから伝わる民芸品・アレブリへ」が元ネタだと言われています!
一体どのようなものなのでしょうか?
以下、解説していきます↓↓
メキシコの民芸品「アレブリへ」はフォークアート
「アレブリへ」は、元々“フォークアート”として注目を浴びていました!
フォークアート・・
“土地固有の文化から生まれたアート”
それぞれの地域社会が共有する価値観と美学を伝え、“文化の独自性を表す”ものである。
素材には、布、木、紙、粘土、金属など、実用本位で装飾的なものが使われる。
引用元:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88
メキシコ人の“ペドロ・リナーレス”という男性が病によって生死の狭間を彷徨った際に、“夢の中で見た奇妙な動物たち”こそ、後の「アレブリへ」です!
メキシコ南部の #オアハカ州 の伝統的な木工の工芸品と融合し作られた『#アレブリヘ』。メキシコから高崎に届きます。芸術家の #ペドロ・リナーレス 氏(享年86)が30歳の頃に夢で見た奇妙な生き物の像を作り、生まれたものだと最近知りました。映画 #リメンバーミー にも登場し活躍していましたね👍 pic.twitter.com/imnD3XVp6Q
— ミステル・カカオ🇯🇵覆面MANIA🎌CMLL🇲🇽 (@MISTERCACAO) September 13, 2020
夢の中で動物たちは「アレブリヘス!」とずっと叫んでいたようで、病から復活したペドロはそれを参考に「アレブリへ」と名付けたようです!
不思議な色や容姿の動物を、“張り子細工”で作るペドロの作品は瞬く間に浸透し、“メキシカンフォークアートのジャンル”として広く認知されるようになりました!
よく「アレブリへ」という言葉は“木彫りの作品”という意味合いで認知されています。
しかし、実はこの木彫りの作品は“オアハカ地方”の“木彫り職人”がペドロの「アレブリへ」を参考にしてできた作品であり、本来の「アレブリへ」とは違います。
なので、「リメンバーミー」に登場する「アレブリへ」は生みの親ペドロが創作した“フォークアート”だったのです!
フォークアート「アレブリへ」をご紹介
上記で解説した、「アレブリへ」ををご紹介していきたいと思います!
現地の本来の「アレブリへ」はこちらです↓↓
アレブリヘの恐竜。
ものすごく細かな柄の描かれるアレブリヘも、メキシコフォークアートの代表選手。#メキシコ雑貨 #フォークアート pic.twitter.com/1r2LQub6lA— bolsademercado/メキシコのフォークアートを追う旅 (@bolsademercado1) March 2, 2020
うらまっく様(@uramac )原型「やさぐれギャンゴ」塗りました。メキシコのフォークアートが大好きなのでアレブリヘをイメージしてます、まとめきれなかった感もありますがめちゃくちゃ楽しかったです、ボークス仙台SRショーケースに置かせて頂きました。 pic.twitter.com/0zhUD9cVld
— おがあすか (@ogatteku_ki) January 10, 2021
Ideeで買い物。メキシコのフォークアート木彫り。 pic.twitter.com/ennXeWP6AU
— nobumichi asai (@nobumichi_asai) October 16, 2016
【商品のご紹介】オアハカンウッドカービングはメキシコのフォークアートの一つで、オアハカ州で作られている彩色木彫。美しい色彩で描かれた動物たちが愛らしい作品です。「イメージの力展」会期〜6/9(月)までのお取り扱いです。 pic.twitter.com/IZt7c9Kl2h
— スーベニアフロムトーキョー (@s_f_t) June 6, 2014
以上、元祖「アレブリへ」のご紹介でした!
いかがでしたでしょうか?
「リメンバーミー」に登場する「アレブリへ」のイメージとかなり似ていましたよね!
【リメンバーミー】アレブリへについてまとめ
ダンテが可愛くて!#アレブリヘ #死者の日 #ウンポコロコ pic.twitter.com/Qp5hSN2R1t
— 🌶 万願寺とうがらし👉👈ばりーず🥕Buddies🌸🐅💗🐾 (@DarthXevious) April 9, 2018
魂のガイド「アレブリヘ」とは?
- アレブリヘとは、「死者の国」の「魂のガイド」のこと
- 「容姿」:“合成獣・カラフル”
- 「能力」:“無限大”でなんでも使うことができると考察
- 「存在する理由」:“仕える主人の手足となり手助け”
- 「存在する意味」:“死者の案内役”
元ネタのメキシコの民芸品について
- 「アレブリヘ」の元ネタは、メキシコに古くから伝わる民芸品である「アレブリヘ」という“フォークアート”のこと
- 作者はペドロ・リナーレスで、「アレブリヘ」は“架空の生き物”
今回は、リメンバーミーの「アレブリヘ」についてお話してきました↓↓
リメンバーミーを見て奇妙な動物「アレブリへ」に興味を持つことができましたか?
元ネタである、実際のフォークアートも生で見てみたいと思いました!
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