無職転生-シルフィとの再会はいつで何話?フィッツの正体から解説

公開日: 2023年7月7日 | 最終更新日: 2023年7月13日

 

無職転生 - 異世界行ったら本気だす】では、かつて己の人生に失望したまま死んでしまった主人公が、異世界で「ルーデウス」として生まれ変わり、人間的に成長していく様子が描かれていきます。

ルーデウスとして「今度こそ悔いのない人生を生きる」と決めた彼の前には、個性豊かなキャラクターが現れます。

特に、作品のヒロインでもある女性たち。

  • ロキシー・ミグルディア
  • シルフィエット
  • エリス・ボレアス・グレイラット

 

この3人はそれぞれ違った魅力でルーデウスの人生を、幼少期から彩ってくれます。

中でも、個人的に1番のお気に入りのキャラクターがシルフィ(シルフィエット)です!

主人公は前世の記憶を持ち、赤ん坊のころから大人と同等の頭脳、そして天才的な魔術のスキルを持っていました。

ルーデウスは5歳の時、街の子供たちでいじめられていた緑色の髪の長耳族(エルフ)の少女を助け、急速に仲を深めていきます。

それがシルフィです。

 

しかし、2人は予期しない別れで引き裂かれ……

再会は8年もの月日が流れた先となるのです。

一体何があったのか?

どうやって再会したのか、、こちらは気になりますよね!

なので、今回は「無職転生-シルフィとの再会はいつで何話?フィッツの正体から解説」と題して、解説していきます↓↓

 

この記事を見てわかること
  • ルーデウスとシルフィが再会する「話数
  • フィッツ先輩」の正体
  • ルーデウスとシルフィが「気付くまでの経緯

 

 

 

シルフィとの再会はいつで何話?

 

シルフィは禁忌とされる緑色の髪を持っていたがために、幼いころから村の子供たちにいじめられていました。

それを5歳のルーデウスによって助けられ、2人は仲良くなっていきます。

 

しかし、シルフィは次第に、はじめての「友達」であるルーデウスに依存していくようになります。

ルーデウスもまた素直に好意を寄せてくるシルフィに惹かれていき、2人は共依存のような関係になっていきます。

それを憂慮したパウロ(ルーデウスの父)によって2人は物理的に距離を置くことになったのですが……

 

そして、2人はその後の転移事件によって長期間に渡って会えなくなってしまうのです。

その再会の時期や、経緯をご紹介します↓↓

 

シルフィとの再会エピソードは原作小説「8巻」

 

フィットア領の転移事件」というおびただしい死者を出した災害のせいで、いきなり世界各地に飛ばされた2人が再会できるのは、8年後となります。

原作小説8巻「第8章 青少年期 学園編(前)」で、その様子を確認することができます。

数々の出会いと別れ、そして冒険を繰り返し、青年となったルーデウスはある目的をもって「ラノア魔法大学」に入学します。

 

そこで待っていたのは、アクの強い学生の面々や亡命中の王女、そして王女の護衛である【フィッツ先輩】です。

白い髪にサングラス

小柄なその人物のことを、ルーデウスは「少年」と思いながら接しますが……

意外な出会いに、ここから2人の関係性がグッと深まっていきます。

 

 

フィッツの正体について

 

ラノア魔法大学一の天才にして、王女の護衛でもある「フィッツ先輩」。

フィッツ先輩の正体は、「転移の影響+魔力枯渇+恐怖」で髪の毛が真っ白になってしまったシルフィです。

父の親心、そして人知を超えた災害によってシルフィと離れ離れになったルーデウスは、ようやく彼女と再会できたにもかかわらず、なかなかそのことに気づきません。

シルフィもてっきり、8年も経ったしもう自分のことを忘れてしまったのかも……と思い、言い出せませんでした。

 

第1巻で離れてから、実に7巻分もの出会いと冒険がルーデウスにあったわけですが……それはシルフィも同じ。

「ラノア魔法大学」で再会することになる2人ですが、シルフィは8年前とは違う髪の色で、違う格好で、違う名前を名乗っていました。

亡命してきた王女を護衛する者としてのことです。

 

順を追って、再会までの経緯を整理してみます。↓↓

 

 

再会の経緯①

 

フィットア領の転移事件でシルフィが飛ばされた先

「フィットア領の転移事件」とは、幼いルーデウスとシルフィも巻き込まれた、大規模な魔力災害のことです。

一瞬にして、その土地にいた全員が、建物ごと、広大な世界のどこかに強制的に転移させられてしまいました。

ルーデウスは、恐ろしい魔物がたくさんいる魔大陸に。

シルフィは、アスラ王国王都アルスの王城に飛ばされました。

 

魔術に優れたシルフィは、突然の状況にも関わらず運よく生き延びることができました。

無我夢中で魔術を行使し、急に目の前に現れた(とシルフィには見えた)魔獣を撃退したのです。

それにより、その魔獣に襲われかけていたアスラ王国第二王女・アリエルを、図らずも助けることとなったのでした。

そしてシルフィは、王宮の政争に巻き込まれることとなります。

 

巻き込まれた政争

王女アリエルは(たまたまとはいえ)自分の命を助けてくれたシルフィのことを気に入り、転移事件によって身寄りと行き場を失ったシルフィを保護しようとします。

しかしアリエルは第二王女であり、第一王子と次期後継権をめぐって対立していました。

アリエル派の貴族たちは政権争いを少しでも優位に運ぶよう、シルフィを利用することに決めました。

そしてシルフィは、「無詠唱魔術を使う、謎の天才」「男か女かもわからないミステリアスな存在」「少年第二王女の守護術師『フィッツ』」として祭り上げられることになったのです。

このとき、シルフィはまだ10歳でした。

 

シルフィはシルフィの意志とは無関係に、「フィッツ」として生きていくことを決められてしまったのです。

災害によって両親とも、ルーデウスとも再会できないまま。

 

差し向けられた暗殺者

そんな出会いではありましたが、シルフィは次第にアリエルと仲良くなっていきます。

身分は違うけれど、友達と呼んでもいい関係。

 

しかし第一王子派の貴族たちは暗殺者を仕向け、手段を選ばずアリエルの力を削ごうとします。

王宮内の味方はどんどん減っていき、アリエルは追い込まれていきます。

いくらシルフィが天才的な魔術の腕を持っていても、1人ではアリエルを守り切ることはできません。

アリエルは他国に亡命することを決め、その過酷な旅にシルフィの同行を求めました。

そしてシルフィは、それを受諾しました。

 

再会するまでの経緯②

 

過酷な旅路

アリエルはシルフィをはじめ、数少ない味方全員で王宮を脱出しました。

ですが、アリエルの亡命を、第一王子側がすんなり見送ってくれるはずもありません。

追っ手を差し向けられ、そのたびに味方を失っていきました。

それでもなんとか、ラノア王国の魔法都市シャリーアに一行はたどり着きました。

そして無事、アリエルとシルフィは魔法大学に入学し、身分を保護されます

 

ここでもシルフィは「フィッツ」のままでした。

王座に就くことをあきらめていないアリエルの力になるべく、謎の存在「無言のフィッツ」のままでいることにしたのです。

 

ルーデウスの入試

一方、魔大陸で名を挙げていた15歳のルーデウスのもとに、ラノア魔法大学から特別生の推薦状が届きます。

悩みつつも、ある目的のためルーデウスは入学を決意。

ルーデウスの力を測定するため、大学一の天才「フィッツ」が入試に駆り出されることになります。

ここが、事実の上では2人の再会です。

 

しかし……。

ルーデウスにすぐに気づき、駆け寄ろうとしたシルフィに「はじめまして!」と言ってしまうルーデウス……。

現在のシルフィの、性別をあいまいにした服装、サングラス、緑から白に変わった髪……

また、このころルーデウスは心身ともに疲れ切っていたということもあり、本気でシルフィのことに気づいていませんでした。

ルーデウスのこの言葉にシルフィは「彼にもう【シルフィエット】は忘れられているのかもしれない」と感じ、以降【フィッツ先輩】として接することになります。

 

正体を隠したままの交流

とはいえ、同じ大学に籍を置く学生同士、また、なにかと注目されやすい二人はだんだんと交流を重ねていきます。

【フィッツ先輩】の正体に気づいていないルーデウスですが、それでも何かを感じ取っているのか、「彼」に惹かれていき、そんな自分に戸惑います。

フィッツが笑えば可愛いと思い、どうして男相手に?と疑問に感じるルーデウス。

 

一方のシルフィも、5歳のころからの恋は消えることがなく、彼に女性の影がちらつくたびに心を痛め、名乗りだせないことに悲しみを抱きます。

このすれ違いはルーデウスが入学してから1年も続きました

そんな2人の状況を憂慮し、打破したのが、アリエル王女でした。

 

 

再会するまでの経緯③

洞窟での告白

亡命の決死行を切り抜け、仲間としての絆を結んだアリエル王女とシルフィ。

シルフィからルーデウスのことを聞き及んでいた王女は、じれったい2人をなんとかすべく、策を練ります。

ルーデウスの寮室にシルフィを泊めようとしたり。

腕の立つ2人に魔物を討伐させよう(という名目で2人きりにしよう)としたり。

 

洞窟でルーデウスと2人きりになったシルフィは、彼から「昔、長耳族の少女と知り合いだった」という言葉を聞きます。

そう、ルーデウスはシルフィのことを忘れていなかったのです。

それを知り、シルフィはとうとう、サングラスを取り、自分の正体を明かすことに決めたのでした。

「やっと、言えた……」

こうして2人は、ようやく意識的にも再会することができたのです。

 

シルフィとバレたその後のルーデウスとの関係性

ルーデウスは過去愛した女性に振られた(と彼は思っている)喪失感から、心身に不具合が生じていました。

性的不能、いわゆるEDであり、その治療法を求めてラノア魔法大学に入学したのです。

大学自体には、その治療法は存在しなかったのですが……

シルフィと本当の意味で「再会」し、心を通わせた結果、心身の不具合をどちらも解消することができました。

そしてルーデウスは自信を取り戻すとともに、シルフィに操をささげようと誓ったのでした。

 

アリエル王女の前で「シルフィと結婚したい」と宣誓しました。

かつてルーデウスの父に懸念されていたような、ルーデウスだけに依存していたシルフィはもういません。

たくさんの経験を積み、それでもルーデウスのことだけを想っていたシルフィは、そのプロポーズを受け入れます

そして2人は学友たちの前で披露宴を執り行い、夫婦としてのこれからを誓います。

 

【無職転生】ルーデウスとシルフィの再会についてまとめ

 

この記事のまとめ
  • ルーデウスとシルフィが再会するのは原作小説8巻
  • 「フィッツ先輩」の正体はシルフィ
  • シルフィはルーデウスに自分が忘れられたと誤解する
  • 周囲の協力もあって思いが通じ合う
  • ルーデウスとシルフィは結婚する

 

以上、ルーデウスとシルフィの再会についてでした!

忘れられたと思っていてもなお、ずっと一途にルーデウスを想いを寄せ、彼が困ったときには手を貸していたシルフィ。

ささくれ立っていたルーデウスの心身を癒し、伴侶としてこの後も彼の一生を支えます

このような経緯だからこそ、作中でもシルフィは人気があるのですね^ ^

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!