ホラー映画【IT/イット】に登場する、神出鬼没の“ペニーワイズ”は対象が怖がる姿に変身することができます。
しかし、普段は不気味な“ピエロ”の容姿をしています!
今回は、【IT/イット】のペニーワイズは“なぜピエロなのか?“
さらに、“出現条件”や“下水道にいる理由”についてもお話していきます!
目次
【IT/イット】ペニーワイズはなぜピエロなのか?
【IT/イット】に登場する“ペニーワイズ”はなぜピエロなのでしょうか?
見た目でインパクトを与えるのであれば、米ホラーで有名な“ジェイソン”や“フレディ”のような容姿でもよかったのではないかと、ふと疑問に感じました!
そのことについて、以下お話していきます!
モデルは有名な殺人鬼ジョン・ゲイシー
これは有名な話ですが、少し触れておきます!
ペニーワイズのモデルとなったのは、アメリカの殺人鬼“ジョン・ゲイシー”という男性です!
ジョンは、“ポゴ”という名前の“ピエロ”に扮してチャリティイベントに参加しました。
後に“キラークラウン(殺人ピエロ)”と呼ばれることになるジョンは、イベントで捕まえた“子供に性的暴行を加え殺害”し続けました。
約7年間で“33人”を殺害しました。
ペニーワイズは、このジョンがモデルと言われています!
“ピエロ=怖い”という恐怖感を伝えるため
ピエロは子供たちを楽しませる“喜劇のキャラクター”ですが、しっかりメイクされたその容姿から“表情や心が読めない”ため逆に“不気味”な印象も持ち合わせています。
そして、そんなピエロに対して“道化恐怖症”というものがあります。
道化恐怖症(どうけきょうふしょう、英: Coulrophobia)は、恐怖症のひとつ。メーキャップしたピエロを見ると、本来ゆかいなおどけものを象徴したそのキャラクターに対して極めて恐怖感を覚える病的な心理。ピエロ恐怖症、クラウン恐怖症。英語表記をカナ転記したコルロフォビアも用いられる。
道化恐怖症は、いわゆる精神科医の手助けが必要な不安障害などとは異なる。恐怖感を感じる理由として「メーキャップされた顔からは、感情を読み取ることが出来ないから」「欧米ではサーカスが身近で、物心付く前、なんにでも恐怖を感じる年齢の時にピエロを見るから」「バットマンのジョーカーなど、ピエロの一般イメージを逆手にとって、逆に悪役パターンが多く、そのイメージが定着した」などの説がある。ジョニー・デップもこの恐怖に襲われており、克服のためにあえてピエロの人形を家に置いている。
出典:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E5%8C%96%E6%81%90%E6%80%96%E7%97%87
このように、“ピエロ=怖い”という印象が定着化している時代背景に合わせて、より恐怖感を伝えるためにピエロというキャラクターを使用したのではないかと考えています!
確かに、子供の頃に“某ハンバーガー店のマスコットキャラ”に対して不気味な印象を持っていたのを思い出しました!
ピエロには、恐怖を覚える何かがあるのですね。
ペニーワイズの”恐怖を育てて喰らう”イメージと相性が良い
物語の中では、ペニーワイズは子供たちの“恐怖を喰らう”習性がありました!
しかも、ただすぐ襲うのではなく“遊びながら泳がせながら”じっくりと恐怖を感じるように仕向けていました!
ペニーワイズ本人も、そうして“恐怖を育ててくこと”に快感を得ているように感じました!
このように、子供たちをじわじわと震え上がらせるために“ピエロという姿”は非常に相性が良かったのではないでしょうか。
現に、ストーリー序盤で登場する“少年・ジョージー”はペニーワイズと出会ってからずっと“半信半疑”でした。
ペニーワイズも“信じ込ませる素振り”を見せたり、“恐怖感が伝わることを言ったり”と、ジョージーの心境の変化を見て“楽しんでいる”ようでした!
最終的には、“どんどん恐怖を募らせていたジョージー”の腕を食いちぎり排水溝へ引きずりこみました。
ただ怖がらせるだけではなく、ピエロという“隠れ蓑”を利用して一瞬信じ込ませることで、次の恐怖感を2倍にも3倍にも膨れ上がらせて楽しむペニーワイズとの相性がバッチリだったわけですね!
【IT/イット】ペニーワイズの出現条件
ペニーワイズは“神出鬼没”で、どこでも現れるイメージです!
しかし、現れる時とそうでない時は何が違うのでしょうか?
ペニーワイズの“出現条件”についてお話していきます!
対象が恐怖を感じるとその前に現れる
ペニーワイズは子供をターゲットにしていました。
その子供たちは不安を抱えながら日々生活をしていましたが、それが何らかの理由で“恐怖”へと変わったタイミングでペニーワイズが出現した印象でした!
“ルーザーズクラブ”7人のいじめられっ子たちや、逆にいじめっ子の“少年・ヘンリー”も作中でふと恐怖を感じた時にペニーワイズが登場していました!
タイトルの「IT/“それ”が見えたら終わり」というのも、“それ”はペニーワイズでもありますが、恐怖そのもののことでもあります!
恐怖とは、“内なる感情で表面的には現れません”が、それが“具現化(見えたら)”されてしまった時には“もう遅い(終わり)”という意味合いがあるのだと推察できます!
なので、ペニーワイズの出現条件としては“対象の恐怖心が内から外に出るぐらい大きく膨らんだ時”だと言えます!
ペニーワイズが下水道にいる理由について
ペニーワイズの初登場は、路上の“排水溝”の中でした!
さらに、その後も“下水道”や“井戸”の中などに登場しました!
何か理由があるのでしょうか?
ペニーワイズが下水道にいる理由についてお話していきます!
暗くて不気味というイメージがあるから
普通の生活をしていれば、下水道は入ることのない場所です。
下水道には「暗い」「汚い」「臭い」「狭い」「不気味」などマイナスイメージがたくさんあります!
しかし、逆に“恐怖感を与える環境”としてはこれほど“適した場所”はないです!
“水が滴る音”や、不潔な環境の中で“ネズミなど自然の動物がいること”もよりいっそう恐怖心を伝えることができます。
移動経路として便利
前述しましたが、ペニーワイズは神出鬼没です!
映画のキャラクターの設定なので、移動の様子については描写がありませんが、魔法使いでもないので“瞬間移動”などはしていないと思います!
もし、それが可能であれば物語終盤にルーザーズクラブにやられていた時にも“逃げることができたはず”です!
なので、ペニーワイズの神出鬼没の理由で考えられることは“下水道を通って出現している”ということです!
下水道であれば、地下なので地上のように“障害物”や“信号”などはありません。
地上の距離から算出される移動時間よりも、かなりの“短時間で次の目的地に行く”ことができます!
営業マンのように足で勝負していたのか、かなり地道な行動であの姿からは想像できませんね!
そう考えるとペニーワイズは、街全体の広大な“地下道を全て把握”していたということになり、“恐るべき記憶力”の持ち主です!
映画【IT/イット】についてまとめ
【IT/イット】のペニーワイズは“なぜピエロなのか”、そして“出現条件”や“下水道にいる理由”についてお話してきました!
まとめ
〇ペニーワイズがピエロの理由は、“恐怖感をじっくりと伝えるため”
そして、モデルとなった“ジョン・ゲイシー”がピエロをしていたため
〇ペニーワイズ出現条件は、対象の“恐怖心”が内心では抑えきれずに外に漏れるぐらい“大きくなった時”
〇ペニーワイズが下水道にいる理由は、“恐怖心を伝えやすい環境”なのと、“移動経路として便利だった”ため
以上、【IT/イット】のペニーワイズに対する考察でした!
一部、完全な妄想で強引な考察もありましたが、“1つの結果ではなく色々なパターンの考察”をしてみるのも楽しいですね!
今後も、引き続き考察していきたいと思います!
まだ【IT/イット】を見ていない方は、ぜひご覧下さい!
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