IT【それが見えたら終わり】ペニーワイズの「浮かぶ」の意味は？セリフの元ネタについても

公開日: 2019年10月27日｜最終更新日: 2020年6月14日

IT【それが見えたら終わり】に登場するセリフで「浮かぶ」という発言があります。

これは、恐怖の存在“ペニーワイズ”のセリフですが、一体どういう意味があるのでしょうか？

さらに、その「浮かぶ」というセリフの“元ネタ“についても解説していきます！

ペニーワイズのセリフ「浮かぶ」の意味は？

ペニーワイズは度々、子供たちに対して「浮く」や「浮かぶ」といったセリフを口にします。

これには、一体どのような意味があるのでしょうか？

これは物語終盤で登場するシーンですが、“ルーザーズクラブ”の面々がペニーワイズのいる最下層に到達した時に、連れ去られた仲間のうちの1人“ビバリー”が宙に浮いているのを発見します。

こちらも描写がありますが、ペニーワイズの“デッドライト”という能力で口から“オレンジ色の発光色”を対象に見せることで、相手の意識を奪い、そのまま“宙に浮かす”ことができます。

そこには、他の行方不明になった子供たちもプカプカ浮かんでいました。

これも含め、“浮かばせていたのは全てペニーワイズ”の仕業です。

なぜ、子供たちを浮かばせる必要があったのか？

それは、ペニーワイズが“子供たちの恐怖を喰らうこと”で次に“冬眠するための養分”としていたからです！

浮かばせることなく、恐怖を喰らうことができないのか疑問に感じましたが、おそらくそのような設定になっているのでしょう！

デッドライトは、恐怖を喰らい、浮かばせると同時に生気を奪う役割もあるのです！

恐怖と生気によって地に足をつけて生きている人間が、それを奪われると途端に軽くなるというイメージでしょうか。

先ほど、行方不明になった子供たちがペニーワイズに浮かばされていたことをお話しましたが、実はこれは“死”を表すのです！

浮かばされたということは、すでにペニーワイズから“デッドライト”を見せられたということです！

恐怖と生気を吸われた子供は、あとはぷかぷか浮かぶだけです。

なので、ペニーワイズが「きみも浮く？」と言う意味は、「きみの恐怖を喰らわせて？そして死んでから浮かんでくれる？」と言われているようなものです！

これを楽しんでいるペニーワイズが、遠回しに言う“殺し文句”だったのです！

ペニーワイズの「浮かぶ」の意味については“死を表す”と前述しましたが、実はこのセリフには“元ネタ”となる事件がありました！

以下、解説します！

ペニーワイズのモデルとなる、“ジョン・ゲイシー”が起こした“殺人事件が元ネタ”と言われています！

有名な話ですが、ジョンは表向きは子供たちを楽しませる“ピエロ”として、裏ではその子供たちを誘拐して“性的暴行”をおこない“殺害”する殺人鬼でした。

映画ITのペニーワイズのモデルとなった人物は連続殺人犯のジョンゲイシー pic.twitter.com/WRzmlzzh2N
— ケン太郎🦅(元トビ)11月4日大阪心斎橋アメ村三角公園関西ラストオフ会！！ (@kekenchan_1997) October 7, 2018

自分が“同性愛者”だということを世間に知られたくないという身勝手な理由で、“口封じ”のために殺害していたそうです。

後に“キラークラウン(殺人ピエロ)”と呼ばれるジョンは、“死体を自宅の床下に埋めていました”。

しかし、一定期間が経つとその“死体の腐敗”が進み、結果的にはその一部が地上に“浮いて出てきた”そうです。

この“死体が浮く”という状態を“作品でも引用”したそうです！

作品で子供たちをただ殺害するだけではなく、“ぷかぷか浮かばせていた理由”がこれで理解できました！

なので、ペニーワイズが“殺した子供たちを浮かせた”のはこの“キラークラウンの殺人事件が元ネタ”となっていたのです！

IT【それが見えたら終わり】に登場するペニーワイズの「浮かぶ」の“意味”や、その“セリフの元ネタ”について解説してきました！

まとめ

〇ペニーワイズの「浮かぶ」のセリフの意味は、子供たちの“死”

〇「浮かぶ」という“セリフの元ネタ”は有名な“殺人事件”

初めて見た時はペニーワイズの「浮かぶ」の意味が分かりませんでしたが、クライマックスのシーンでようやく本当の意味を理解しました！

そして、まさかそのセリフに元ネタがあるとは思ってもいませんでした！

知ると余計に怖いですが、ついつい調べてしまいます！

みなさんも、これを知った上で【ＩＴ／”それ”が見えたら終わり】をぜひ見てみて下さい！