ナニカ(アルカ)のおねだり/お願いのルールは？能力の秘密や条件について

【ハンターハンター】は、1998年より週刊少年ジャンプにて連載を開始し、現在まで全世界で愛される作品となりました。

数々の伏線が登場する中で、現在の暗黒大陸編と通じる内容があります。

それは、「ナニカ」の存在です。

ナニカは、原作漫画31巻から登場する、別名「アルカ＝ゾルティック」のことを指します。

アルカの中にナニカという別の人格があるような描写で描かれており、作中でも特異的な念能力を扱い物語のキーマンとなっていきます。

ゾルディック家でも危険視されるナニカは、「おねだり」と「お願い」というルールが存在。

これがまた意味不明ということで、理解できないまま流してしまう方も多いことでしょう。

なので、今回はナニカの能力のルールについて解説していきます↓↓

ナニカ(アルカ)のおねだり/お願いのルールは？

最近子供が少しずつ喋り始めてるんだけど、まだ「はい」が上手に言えなくて「あい」みたいな発音になる

ハンターハンターのナニカを思い出して、こういうところでも細かく幼さを表現したりしてたんだなーと感心したり pic.twitter.com/fhomUjxnun

— あーさー (@a_sa_pfb) January 22, 2023

ナニカの念能力は、「価値の等価交換」です。

簡単に言えば「1つお願いを叶えてくれる代わりに、ナニカのおねだりを3つクリアしなければならない」というルールがあります。

ただ、これだけではなくその他にも細かいルールや設定があり、これがさらに難解さを深めています。

ナニカのおねだりやお願いは、キルアやゴンにも大きな影響を与えていくのです。

ナニカのルールは複雑ですが、個人的な視点で「全11個」に分けて簡潔に解説します。

早速ですが、ご紹介していきます↓↓

ルール① 「1つのお願い＝3つのおねだり」

まず、1つ目のルールが「1つのお願い＝3つのおねだり」です。

これは先ほどもお伝えしましたが、ナニカの念能力は1つのお願いを叶えてくれる代わりに3つのおねだりを果たさなければなりません。

また、お願いの難易度が高ければ高いほど、おねだりも難しいものになっていきます。

ルール② おねだりとお願いは「等価交換」

2つ目のルールとして、お願いは「等価交換」だということです。

例えば、「誰かを殺してほしい」というヘビーなお願いをした場合、その見返りも「かなり重めなものを3つ」要求されます。

そこでは「抱っこ」「おんぶ」「たかいたかい」など、誰でもできるような簡単なものになることはありえません。

なので、何でも一方的にお願いを叶えてくれる願望器のようにはいかないのです。

ルール③ お願いの要求が強いほどおねだりの難易度が上がる

ルールの3つ目として、「お願いの要求が強ければ、おねだりの難易度も上がる」というものです。

先ほどの②と似ていますが、この難易度という言葉が肝です。

しかし、ナニカへのお願いには限度はないと言われております。

例えば、ゾルティック家の執事が「私を億万長者にして」とお願いをしました。

するとアルカは、別の執事に対して「肝臓をちょうだい」などのおねだりをすることになります。

案の定おねだりをされた執事は、このおねだりを飲むことはできず殺害されてしまいます。

また、当人だけではなくその周りの愛する人までも殺されてしまうため、計67人が犠牲になりました。

ルール④ おねだりをされるのは別人物

そして、ルールの4つ目は「“お願いをした本人”と”おねだりをされる相手”は別人物」ということです。

誰かがナニカに、あるお願いをしたとします。

すると、その願いは叶えられます。

しかし、その後ナニカは名前を知っている第三者におねだりをするのです。

なので、お願いをした人物とは別の人に対しておねだりが発動されます。

そのため、おねだりされた人も「どのようなお願いがされたのか？」ということが分からず、理不尽なおねだりを強いられることとなります。

ルール⑤ おねだりを断り続けると罰が課せられる

5つ目のルールは「おねだりを断り続けるとペナルティがある」ということです。

ここまでの流れから、依頼者がナニカにお願いを1つすると、第三者に対して3つのおねだりが要求されることは分かりました。

そして、その第三者がおねだりをされた場合、数回は断る権利があります。

しかし、ずっと断り続けていると「自身」と「自身の最愛の人物」(もしくは長い時間を共にしている人)に、死という罰が課せられます。

ゾルディック家の執事がナニカにおねだりを要求された際、子供の駄々だと思い断り続けていた者がいました。

そして、次の「タカイタカイして」という要求を断ろうとした瞬間、頭が潰されるように地面へとめり込み死亡したのです。

なので、おねだりをされた時点で絶望が待っていることが分かります。

ルール⑥ おねだり失敗は死に直結する

さらに、6つ目のルールとして「おねだりの失敗も死に直結」します。

何度か断った場合に殺されることは説明しましたが、これは失敗したときも同じです。

自身と自身の最愛の人物が死ぬことになります。

この「失敗」とは、簡単なものでも難しいものでもクリアしなければ結果は一緒です。

そして、1度失敗するとリセットされるため、次のおねだりからは簡単なものから始まります。

ルール⑦ おねだりは同時に複数人にさせることはない

7つ目のルールが、おねだりは「同時または複数人には不可」ということです。

1人に対して、アルカの身近にいる名前の知っている人に対して行使されます。

そして、こちらは「お願い」も同様で、複数人同時には採用されず早い者勝ちです。

このように、アルカがおねだりしている最中には、別の人がおねだりをされることはありません。

ルール⑧ アルカが名前を知らなければおねだり不可

8つ目として「アルカが名前を知っている人物だけ」というルールがあります。

ここで、ようやく本体であるアルカが関係してきます。

お願いを叶えるのは「ナニカ」ですが、おねだりをしてくるのは「アルカ」です。

この、アルカが名前を知っている相手のみ、おねだりが要求されます。

ルール⑨ お願いは1人１つまで

そして、お願いは「1人につき1つまで」という9つ目のルールがあります。

お願いを叶えてくれるナニカは、基本的に1人1つまでです。

なので、同一人物が連続してお願いをすることはできません。

さらに、いくら1回の質問でも「自分を億万長者にして、〇〇を貧乏人にしてくれ」という、2つの願いが入った質問は適用されないということですね。

ルール⑩ 対象を治療する場合ナニカが触れる必要がある

ルールの10個目として、ナニカに対して「治療などのお願いをした場合は、ナニカが直接的に対象者に触れなければならない」というルールです。

キメラアント編で、ゴンは怒りによって覚醒し、ネフェルトピトーと対峙して瀕死の状態になりました。

キルアはゴンを助けるべく、ナニカに「ゴンを直して欲しい」と依頼します。

その際、ナニカが直接ゴンに触れることで治療が成立しました。

また理由は不明ですが、ナニカは破壊や壊すことを得意としているため直すことや治療は苦手なようです。

そのためナニカがお願いを達成すると、疲れからかすぐに眠りについてしまいます。

ルール⑪キルアだけはお願いではなく命令できる

最後、11個目のルールが「キルアだけは例外」という点です。

アルカ＝ゾルティックの兄であるキルアだけは、唯一ナニカに対してお願いではなく「命令」ができます。

理由は定かになっていませんが、アルカがキルアにのみ心を許し慕っていることは確かであり、これが関係しているのかもしれません。

また、今回のゴンの治療を依頼した際もお願いではなく命令として受理されました。

そのため、アルカのキルアに対してのおねだりも最も簡単なものになります。

【HUNTER×HUNTER】ナニカの能力のルールや条件まとめ

・アルカ(ナニカ)・ゾルディック
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— ひこ (@hayame_pablon) January 12, 2023

以上、ナニカ（アルカ）の能力やルールについてまとめてきました！

アルカの中に存在しているナニカの正体は、はっきりと分かっておらず謎が多いです。

また、ナニカの正体は、暗黒大陸編で登場する五大厄災の中の1つ「ガス生命体アイ」と同一なのではないかという考察もあります。

ガス生命体アイは、「欲望の共存体」とも言われており、ガスの塊なので特定の型をしておりません。

キルアに依存している点からも、アルカに憑依して依り代としていることと関係がありそうです。

現在、連載中の暗黒大陸編でも今後登場することで、ナニカの正体が明るみになるかもしれません。

ナニカの設定はやや複雑になってきたので、ぜひこの記事を読んで復習していただければと思います。

今後の展開にも目が離せませんね！

最後までご愛読誠にありがとうございました^ ^