第七王子-タルタロスの正体は?最後はどうなった?

公開日: 2023年11月18日 | 最終更新日: 2023年11月18日

 

今回の記事では、『第七王子』のタルタロスの正体について、そして最後はどうなったのかという内容を解説していきます。

まずは、タルタロスが登場するまでの大まかなエピソードです↓↓

主人公のロイドは自身の前世において、貧困により魔術を学ぶことが叶わなかった可哀想な少年でした。

ある日、魔術により殺されてしまい、未練を残したままこの世を去るのかと思いきや、サムール王国の第七王子として転生を果たします。

ロイドは、前世の記憶を持っており自分が転生したことを知っている状態です。

生まれ変わった今世のロイドは魔術の才能に長けており、幼いながらに容易く自分のホムンクルスとしてイドを生み出します。

 

しかし、元々興味が無いことには飽きやすい性格で自由人であったロイドは、自ら生み出したイドを放ったらかし、挙げ句の果てには「お前に役目はない」と存在意義すら否定してしまうのです。

そうしてロイドから酷い扱いを受けたイドは悲しみに暮れてしまい、最終的にはロイドを目の敵としてタルタロスを生み出します。

 

そんな経緯から生み出されたタルタロスについて、詳しく解説していきますね↓↓

この記事を見て分かること
  • タルタロスの「正体」について
  • タルタロスは「最後どうな」のか

 

 

 

 

タルタロスの正体は?

 

突如、ゴーレムの武道会に現れた巨大な生態、それがタルタロスです。

タルタロスの正体は一体なんなのでしょうか?

タルタロスが生まれた経緯や関係するエピソードを、下記で説明していきます。

 

正体① イドが作り出したゴーレム

タルタロスは、イドがロイドへの復讐を果たすために作り出されたゴーレムです。

イドは、ロイドが自分の身代わりにと作ったホムンクルで、容姿はそのままロイドと同じように生まれました。

ただ、生まれた当のイドは知識がなく、育ての親代わりとしてゴーレムがいつもそばにいたのです。

イドは立派に成長すれば、ロイドが自身に役目を与えてくれると信じ一生懸命に鍛錬に励んでいました。

 

しかしロイドは年々魔術に対する熱意が増していき、イドのことを放置状態にしてしまい、最終的には「もう必要ない」と言い放ったのでした。

イドがロイドとの勝負に勝つことができれば役目を与えてくれると約束し二人は戦いますが、イドは呆気なくやられてしまいます。

それからロイドに強い憎しみの感情を持ったイドは、数年後に錬金術を極め最強のゴーレムを作り出すことにしました。

そこで生まれたのがタルタロスでした。

つまり、ロイドへの復讐を果たすために生み出された存在だったのです。

 

 

正体②  生体ゴーレム

本来、ゴーレムというのは金属でつくるものとされていましたが、イドのつくったタルタロスは魔物などの生体を培養し、繋ぎ合わせて作られた特殊なゴーレムでした。

そのため魔力を吸い込み徐々に巨大化することがき、まさに「生体ゴーレム」です。

そんなタルタロスは、ゴーレム武道会に参加し、他のゴーレムたちを次々に吸収し巨大化していきます。

 

その姿はゴーレムどころか、何百年も生きた大木のような大きく歪んだ巨体になりました。

四肢を覆う触手は木の根のように足元まで広がり、まるで「地獄の亡者が積み重なった蜘蛛糸の塔のような姿」です。

タルタロス自体が、世界を滅ぼしかねない力を持っているのではないかと、ロイドが驚くほどの脅威的な存在でした。

 

 

最後はどうなった?

 

イドの、ロイドに対する復讐心から生まれたタルタロス。

ゴーレム武道会に参加したタルタロスは、他のゴーレムの魔力を吸収し巨大な姿へと変貌を遂げました。

そんなタルタロスは、最後にどのような結末を迎えるのでしょうか?

続けて解説していきます!

 

最後① ロイドに戦いを挑み序盤は優位に立つ

イドはロイドに対して深い恨みがあったことから、ゴーレム武道会でタルタロスを利用しロイドの操るディガーディアに戦いを挑みます。

あっさりとロイドとディガーディアに鋳なされてしまうかとも思われましたが、以前に戦いを挑んだ時から成長していたイドはタルタロスの力を借りて優位に立つことができます。

イドは、長い年月をかけて錬金術の研究を行い、いづれはロイドに勝利するため鍛錬を繰り返していました。

ロイドは、ルゴールとゴーレムで太刀打ちしますが、圧倒されてしまいました。

というのも、生物を合成させたようなタルタロスの身体は、異常な硬さと弾力があり、傷つけられても即座に再生が可能だったのです。

 

そうして、ロイドが何百と術式を編み込んだ大魔剣ですら軽々と防いでしまうのでした。

そんなタルタロスの強さを実感したロイドは、「世界を滅ぼしかねない」と評価をするほど実力を認めました。

そしてついにルゴールが撃退され次第にロイドは追い詰められていきますが、そんな中でも余裕の表情を崩さないロイド。

自分の生み出した魔術を試す絶好の機会だ、と喜びながら戦闘を続けていきます。

 

 

最後② ロイドに完敗し命を助けられる

ロイドにとって錬金術の中でも、特にゴーレムの研究は未知の領域であり、長らく研究を続けていたイドには流石に敵わないと溢します。

しかし「試していない奥の手がある」といったロイド。

実は、ロイドのゴーレムであるディガーディアの本来の形は「祭壇だ」とぼやくのです。

 

ロイドの話す「祭壇」とは、大小無数の魔術陣と多数の触媒、定められた手順、数十人規模の魔術師部隊など時には贄を用いて大規模魔術を発動させる「場」のことです。

古くから神殿や王墓など、魔術的に優れた形状の建築物として存在しており、歴史の転換期にはこれらの「祭壇」を用いて様々な儀式が行われていました。

それが大規模魔術の「祭壇」ですが、これは個人で扱う範疇を大きく越えており、数人の魔術師の手によって発動されるのものなのです。

 

しかし、魔術オタクのロイドはそれを1人の力で作り出そうと考えます。

そんなロイドの力は、さすがのイドでも自身の想像の域を超えた威力でした。

さらにロイドは、念には念をと言わんばかりに、もう一つの大規模結界魔術「絶天蓋」を展開。

そうして最終的には、規格外の力を見せたロイドの圧勝となりました。

敗北したイドはタルタロスは共に破壊されるはずでしたが、ロイドが空間転生を発動し気絶したイドだけを救い出します。

 

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【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】タルタロスの正体や最後まとめ

 

今回の記事では、『第七王子』に登場するタルタロスの正体やその最後についてまとめてきました。

まとめ
  • タルタロスはイドが生み出した生体ゴーレム
  • イドが持つロイドへの復讐心から生み出された
  • 魔力を吸収し巨大化しロイドとの戦いで一度は優位に立つ
  • 最後は規格外のロイドの発送と魔術によって敗北するも命を助けられる

 

タルタロスが生み出された経緯は少し悲しいものでしたが、それでもイドの長年の努力が伝わってくるほど非常に強いゴーレムでした。

今後イドとロイドの関係性はどのようになっていくのか、今後の展開も楽しみですね。

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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