【借りぐらしのアリエッティ】の世界では、小人は人間に見られてはいけないというルールがあります。
小人の中では、「人間は恐ろしい」というイメージがあるからです!
しかし、主人公・アリエッティには信頼できる人間ができます。
それは、翔です!
翔は、アリエッティの味方をしてくれる心優しい少年です。
そんな翔ですが、アリエッティと話をしている時に、ふと怖く感じる描写がありました。
今回は、【借りぐらしのアリエッティ】に登場する翔についてお話します↓↓
★この記事を見ることで、なぜ翔が怖いと感じられるのか、その理由が分かります!
目次
【借りぐらしのアリエッティ】翔は怖い?
🎬ノーカット🎬#借りぐらしのアリエッティ
🌼金曜よる9時🌼「人間に見られては行けない」
それが小人達の掟しかしある日、小人の少女アリエッティが病気療養にやってきた少年・翔に姿を見られてしまう…… pic.twitter.com/K9SKoVAg4y
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) August 24, 2020
心優しいイメージがある翔ですが、1度だけ「怖い」と感じられるシーンがあります。
それは、アリエッティが翔と2人きりで話をするシーンでした。
そこで翔は、アリエッティに対して「君たちは滅びゆく種族なんだよ」とセリフします。
さらに、心臓病を抱える自分の死について「死ぬのは僕のほうだ」と表情を変えずに言うなど、暗い印象がありました。
しかし、ドールハウスから小人用のキッチンを持ってきたり、アリエッティが落とした角砂糖を届けたりと、心優しい一面もあります。
どちらが本当の翔なのでしょうか?
「君たちは滅びゆく種族なんだよ」と言うセリフにスポットを当て、その真意や翔の人柄を見ていきましょう。
翔が怖いというネット上の声
まずは、ネット上での「翔が怖い」という意見を見ていきます↓↓
アリエッティの翔君、ものすごいこわい。「こわがらないで」の言い方が怖いってTLで散見したんだけど、本当に怖かった。「君達は絶滅する。あと何人いるの?人間は67億、君達は?知らないの?」とか脅した後に、物凄い優しくしたり。暴力と優しさを使い分けての口説き落としテク。
— 病気の豚 (@Sui_A) July 17, 2010
アリエッティは…翔がこわいね…美少年だから余計こわいね…笑
— ぺんた (@penta_atnep) March 21, 2011
真綿で首を締め付けるようにアリエッティを絶望させていく翔君こわいね #Arrietty
— いづみみなみ (@idumi_minami) December 16, 2011
翔が「怖い」という意見まとめ
●翔が怖い、美少年ということが余計に怖さをかきたてる
●脅したり、優しくしたりしている
●アリエッティを絶望に追い込む姿が怖い
無神経な言葉でアリエッティを傷つける姿を見て、翔が「怖い」という感情を持ってしまった方が多いようです。
翔は顔立ちの整った少年なので、真っ直ぐな目でアリエッティを見つめながら、残酷な言葉をかける様子は確かに印象的ですね。
滅びゆく種族なんだよというセリフから考察
アリエッティの翔くんになりたい
こんな人になりたい
見た目も性格もイケメンすぎる」」 pic.twitter.com/hXQxchz7eV— fuuki@美容垢 (@akahakuza0000B) August 18, 2020
「君たちは滅びゆく種族なんだよ」というセリフを放ったのは、アリエッティが「さよなら」を翔に伝えるシーンです。
翔たち人間に見られたことで、引っ越しをすることになっていました。
アリエッティは翔の質問に答える形で、会話が進んで行きます。
どのような流れから、このセリフが飛び出したのでしょうか?
以下、解説します↓↓
翔は小人についてアリエッティに色々聞いていた
翔は引っ越しの知らせにやってきたアリエッティに、小人について色々と質問をします。
「家族はいるのか?」
「アリエッティたち3人の他に小人はいるのか?」
など、立て続けに翔は問いかけました。
アリエッティは、家族以外には1人だけ知っていると答えます。
次から次へとアリエッティに質問をしていく様子からは12歳の少年らしい好奇心が伺えます。
小人は「滅びゆく種族なんだよ」と断定してアリエッティを泣かせる
アリエッティに小人の人数を聞いた翔は、「でもそのうち、君だけになってしまうんだろうね」と言い放ちました。
そして、「君たちは滅びゆく種族なんだよ」と、アリエッティに小人の絶滅宣言をしたことで、泣かせてしまいます。
このセリフについて、米林宏昌監督はこのように語っています↓↓
「アリエッティへの愛情の裏返しで、翔はこんなひどいことを言ってしまった。」
「このセリフには、翔のいろいろな気持ちが込められていると思います。」
ここで、この発言のポイントが1つあります!
小人の未来について、予想ではなく「断定」している点があります。
これは、「なぜ、自分がこんな運命を背負わなければいけないのか」という、自身の病気を悲観した翔の憤りが込められていたのです!
自分の行き場のない怒りを、アリエッティにぶつけてしまったのです。
また、このセリフには「気になる子に意地悪をしてしまう」という、12歳の少年らしい一面も現れています。
アリエッティに恋愛的な意味ではないにしろ、興味・好意を寄せていることは、これまでの翔の言動から伺えます。
少し厳しいこの言い方は、愛情の裏返しでもあるのでしょう。
翔の話す内容や表情・喋り方が怖いと感じられている
翔は、心臓に重い病を抱えています。
大叔母である貞子の家に来ていたのは、、手術間近の療養のためでした!
貞子の家にやってきたその日に、偶然アリエッティの存在を見たのです!
先ほども触れましたが、翔は心臓に病を抱えていることから、自分の命や運命について悲観的に考えています。
アリエッティに対して「滅びゆく種族」と言った直後、我に帰ったように「死ぬのは僕のほうだ」と話しました。
翔は12歳という若さながら、病気を持っていることや家庭環境が関係して、どこか達観した思考の持ち主です。
「自分の命は、手術をしても成功せず死んでしまう」
このように考えており、その数がどんどん減少している「小人族の運命=自分の運命」を重ね合わせて、このような発言に至ったのではないでしょうか。
翔の「表情や喋り方が怖い」という意見も多くありました。
物静かで感情の起伏が見られない話し方が逆に、冷酷に伝わってしまうのです!
やはり、これには持病や複雑な家庭環境が影響していると感じます。
【借りぐらしのアリエッティ】翔についてまとめ
誰か、、、誰かアリエッティの翔くんを洸希にやらせて、、、、 pic.twitter.com/E4kEFdQZVS
— ミ ク (@h__spdr__r) August 21, 2020
まとめ
●翔がアリエッティに「君たちは滅びゆく種族なんだよ」とセリフしたのは、「小人族の絶滅する運命=心臓の持病を持つ自分が死ぬ運命」と捉えたから
●心臓の病気から、全てを悟ったかのように一定のトーン、表情に変化をつけない話し方をする姿が怖く感じる
以上、「翔が怖い」という理由についてでした!
少年らしくない大人びた雰囲気や、達観した様子が総じて「怖い」という印象に繋がっているようです。
物静かな翔が、表情を変えるシーンも本編では見られます^ ^
翔の家庭環境や、病気について改めて念頭に置いて見直してみると、新たな発見があるかもしれませんね!
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