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【シンゴジラ】血液凝固剤をなぜ口から摂取した?ヤシオリ作戦はご都合主義なのか考察

公開日: 2020年9月7日 | 最終更新日: 2020年9月10日

 

【シンゴジラ】は、SF映画作品としてはお馴染みです。

作中で、ゴジラを倒すために実行した「ヤシオリ作戦」というものがあります。

この作戦の概要は、ゴジラを倒すために凍結させて「血液凝固剤」を投与するというものです。

ヤシオリ作戦は、古事記で登場するヤマタノオロチ討伐時に眠らせるために用意されたお酒「八塩折之酒やしおりのさけ」が由来となります。

このお酒の名前にちなんで、作戦を展開していく訳ですが1つだけ疑問点が残りました。

 

「血液凝固剤」を投与する作戦なので、注射のように皮膚から体内へ流し込むイメージをしていた方がほとんどだったと思います。

しかし、結果的にはゴジラの口から摂取されました。

 

今回は、【シンゴジラ】のヤシオリ作戦についてお話します↓↓

★この記事を見ることで、ヤシオリ作戦がご都合主義だったのかが分かります!

 

 

 

【シンゴジラ】血液凝固剤をなぜ口から摂取した?

 

冒頭でも触れましたが【シンゴジラ】では、「血液凝固剤」を口から摂取するシーンが登場します。

元々は、投与することが目的だったはずです。

 

なぜ、ゴジラが口から摂取することになったのでしょうか?

エピソードを交えながら、解説します↓↓

 

ゴジラは街を破壊する害悪だったので止める必要があった

ご存じの通り、ゴジラは超巨大生物です。

突然街に現れる未確認生物として、過去シリーズ作でもそれは変わりません。

巨体で街を歩くので建物が壊れたり人が潰されたりと厄介者です。

 

この事態が毎回発生すると、首都圏以外でも被害が拡大してしまい、多くの犠牲者が生まれてしまう危険性がありました。

日本にとって害悪でしかないゴジラの動きを止めるために、「ヤシオリ作戦」を決行することになりました。

被害を最小限に抑えるために、一刻も早くゴジラの動きを止めなければなりません。

 

 

ゴジラの体内システムを利用したヤシオリ作戦で強制停止させようとした

ゴジラの動きを止めるために、ある作戦に出ます。

ゴジラの体内システムを利用して、強制的に冷却装置を停止させるという「ヤシオリ作戦」というものです!

日本の命運を分ける「一か八か」の作戦とも言われていました。

 

ゴジラには、熱核エネルギー変換生態器官と呼ばれている「生態原子炉」が存在します。

現実の話で言うと、東日本大震災時のにより起きてしまった原発と同じ仕組みで、核分裂でエネルギーが作られ血液による循環冷却が行われています。

この冷却装置が停止すると、メルトダウンにならないように生態原子炉が強制的に停止され、ゴジラは生命活動を停止するのです。

 

このゴジラの仕組みを利用して、血液凝固剤を投与する「矢口プラン」は生まれることになりました。

※矢口プラン=ヤシオリ作戦の一部

 

使用された血液凝固剤をなぜかゴジラは口から摂取した

ヤシオリ作戦が展開され、結果的にゴジラを停止させることに成功します。

作戦の要となる「血液凝固剤」がゴジラの体内に流入したのです!

しかし、「血液凝固剤」は投与されず、ゴジラの「口から摂取」されました。

なぜ、ゴジラの口から摂取されたのでしょうか?

 

ゴジラは巨大生物なので、口に入れるとしてもヘリなど上空から散布するようなことしかできません。

相当難易度が高いように感じますが、血液凝固剤はゴジラの口の中にしっかり入っていきました。

 

実は、「血液凝固剤」を準備していたところに、運よくゴジラが倒れてきてくれたのです!

ゴジラ側からすれば、倒れてしまったことで無防備の状態となり、人間から狙い撃ちされる危険がありました。

しかし、なんとゴジラは「血液凝固剤」を前に、自ら口を開けます!

誘導した訳ではないと思いますが、あまりにも人間側に都合の良い展開に、視聴者からは疑問が湧きました。

 

 

ゴジラの強すぎる設定に口から摂取させるしか方法がないというご都合主義だったと考察

シンゴジラは、作中であまりにも強大です。

例えば、背中から大量のビームを出したり、水と空気さえあればどこでも生きていけるなど、「強くて死なない」という無敵状態でした。

そんなゴジラを倒すために「一か八か」のヤシオリ作戦を展開しますが、正直どれほど連携しても成功するビジョンが見えませんでした!

ゴジラの原子炉のシステムは理解できますが、「血液凝固剤」を投与するのはあまりにも物理的すぎる。。

そうして、最終的に「血液凝固剤の前にゴジラが倒れてきて、なぜか口を開けたのでそこにぶち込む」という、展開に。

ゴジラ側からのアシストがなければ、倒すしか方法がなかった」ような印象を受け、ご都合主義に感じました!

 

 

【シンゴジラ】血液凝固剤についてまとめ

 

まとめ

●ゴジラの存在は、日本にとって害悪でしかなく、倒す以外の方法がなかった

●血液凝固剤を口から摂取した理由は、ゴジラが「運よく倒れてきて口を開ける」というチャンスが到来したから

●強すぎる設定に為す術がなく、ゴジラ側からアシストを待った「ご都合主義」だったと考察

 

今回は、【シンゴジラ】のヤシオリ作戦について解説してきました!

ゴジラ自体は迫力があり面白い作品ですが、あっさりとゴジラが倒されてしまったことに驚きました。

個人的には、話題作だった故に、ハードルが上がりすぎていました。。

謎が残るストーリーでしたが、考察できる作品だったことは楽しいです^ ^

 

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