ラステルは物語の初めのほうで、ナウシカが出会う少女です。
トルメキア軍の捕虜として、船に乗っていました。
彼女はアスベルの妹でもあります。
しかし、トルメキア軍の船が墜落してしまい、捕虜だったラステルは自力で脱出することができませんでした。
そのため瓦礫の下敷きとなってしまいます。
ナウシカが彼女を発見し、何とか安全な場所に避難できたものの、結局は命を落としてしまいます。
ナウシカも救命処置をしようとしますが、彼女の胸元を見て何もしませんでした。
なぜ、ナウシカは何もせず服を閉じたのでしょうか?
今回はラステルの胸がどんな状態だったのか、そして亡くなる前にナウシカに伝えた『積み荷を燃やして』という言葉は何なのか考察していきます↓↓
目次
ラステルの服を閉じた理由は?
ペジテのラステル 胸には?
ナウシカは何を見たのか…
絵コンテにも「何か」は書かれていない。#風の谷のナウシカ#ナウシカ pic.twitter.com/vW2DebDpLd— コバキンCG(kobakinCG) (@kobakin1967) December 25, 2020
墜落した船に乗っていた少女、ラステルに気づいたナウシカ。
瓦礫の下敷きになっている彼女を安全な場所へ移動させ、救命処置を取ろうと服を開くナウシカ。
しかし彼女の胸元を見たナウシカは、そのまま服を戻します。
そのまま何もすることなく、ラステルと会話をした後、彼女を看取ります。
ここからは、ナウシカが服を閉じた理由を見ていきましょう↓↓
考察① ラステルの胸元の傷が深すぎたから
ナウシカが服を閉じたのは、ラステルの胸元の傷がひどすぎたから、という理由があります。
ナウシカが彼女を発見したとき、胸が押しつぶされており致命傷だったのです。
そのため、ナウシカは救命処置を諦めます。
宮崎駿監督もインタビューで、以下のような発言をしています↓↓
『あれは胸が鉄骨で押しつぶされている』
『本当は血の表現が必要だったけど、血の跡が汚く動くのがよくないと判断し、描かなかった』
『そのため分かりにくい場面になった』
ラステルはトルメキアの船に乗っており、蟲の襲撃で風の谷に墜落してしまうのです。
墜落した際に、彼女は飛行船の下敷きになってしまい、そこをナウシカが発見します。
ラステルはこのとき飛行船の鉄骨で、胸がつぶされていました。
ナウシカが見ても、彼女は助からないと判断できる状態だったのでしょう。
近くに城オジなどの男性もいたため、無理に肌をさらすことを避けた可能性があります。
考察② ラステルに対するナウシカの優しさ
命がつきそうなラステルに対するナウシカの優しさで服を閉じた、という説があります。
ナウシカはラステルの容体を確認するために、服を開きます。
しかし、彼女の胸元を見てナウシカは顔をしかめてそのまま服をそっと閉じ直すのです。
これは彼女はもう助からないほどの重傷で、応急処置も出来ないくらいだったのでしょう。
そのためナウシカはあえて何も言わずに、ラステルが息を引き取るのを見届けました。
このとき服を閉じたのは助からないのを理解したうえで、女性であるラステルが少しでもきれいな状態で逝けるように、という配慮だと考えられます。
ラステルは鉄骨で胸を押しつぶされていたので、ナウシカが見つけてくれるまで相当苦しかったでしょう。
ラステル自身も遺言をナウシカに伝える際、とても苦しそうにしています。
ラステルの「何を見た」のか疑問に思う声も多くあった
小さい頃なんでこの子(ラステル)しんじゃうだろって思った記憶ある
ナウシカが彼女の服開けてなにがあったんだろうって小さい頃思った。— オティモ (@Otim0_tim_4747) July 8, 2023
ラステル、酷い拷問の痕があるから、ナウシカは震え、服を戻して鎖を絶ったのかと思った。
隣で見てる父が「???」だったのでどう説明したらいいかすごく悩んだ
— しーちゃん(ロサンゼルスの暴れ馬) (@nibiirohakase) July 7, 2023
ナウシカの絵コンテ集を持っていて記憶してるのが、このラステルの胸を開けるシーンで「ナウシカはなにを見たのか?」と絵コンテには書かれてた。なにをみたのかは絵コンテには説明されていなかった
— 卯月🌖🐇 (@lapin_uzki) July 7, 2023
ナウシカとラステルのシーンの真相が今日初めてわかった。子供ながらにラステルの胸には焼印みたいなものがあるんだろうと思ってた。見た目には重症には見えないしそりゃわからんよね。ジブリ作品て割とそういうの多い印象。
— olive (@ppp_qqq_bbb) July 7, 2023
ナウシカはむずかしくて子供には何もかもがサッパリだったな。ラステルの胸を楽にさせて、その後戻すのも子供の引き出しのなさではほとんどわからなかったな…
— よしはら (@yoshiharay) July 7, 2023
・幼いころ、ラステルが死んでしまうのはなぜなのか不思議だった
・ひどい拷問の跡があるから、ナウシカは服を戻したと考察した
・ナウシカの絵コンテでも、『ナウシカは何を見たのか?』とあった
・子供ながらに胸に、焼き印があると思っていた
・子供のころはなんで服を戻したのか理解できなかった
この作品は子供も見るアニメ映画のため、あえて宮崎駿監督も表現を控えたのがかえって分かりづらい印象を与えたのでしょう。
視聴者のなかではラステルの胸元に拷問のあとがあったとか、胸に焼き印がある、といった考察が多かったです。
しかしその後監督から、鉄骨で胸が押しつぶされてひどいけがだったことが明かされています。
そうなると確かに、過激な表現になりますね。
そういった配慮から描かなかったのが、かえって視聴者の想像を駆り立てることになったのではないでしょうか。
個人的にもナウシカが見つけたときに瓦礫の下にいたので、その影響でけががひどかった、という意見を推したいです。
積荷を燃やしての意味は?
このシーンでナウシカが何を見たのかと、「積み荷を燃やして」の意味がやっと分かった pic.twitter.com/2cOPx49FR0
— ぴゃらすま・グランデ (@dreamiii_n) January 4, 2019
ラステルは命が尽きる前に『積み荷を燃やして』と言っています。
それに対してナウシカは『積み荷は燃やしたわ』と返しました。
その言葉を聞いたラステルは、ほっとした表情で息を引き取ります。
ラステルが言っていた積み荷とは、何のことなのでしょうか?
ここからはラステルの遺言となった、積み荷に関する考察をしていきます↓↓
積荷=巨神兵の卵のこと
積み荷とは、巨神兵の卵のことを指しています。
巨神兵は『火の七日間』と呼ばれる、旧世界が滅んだときに使用された生物兵器のことです。
トルメキア軍の船に、その卵が乗っていました。
ラステルは巨神兵の卵を燃やしてほしい、という意味だったのです。
彼女は巨神兵が、危険な存在だと知っていた可能性があります。
ペジテ市で巨神兵の卵が発掘される。
巨品兵の卵が発掘されたことを知ったトルメキア軍は、ペジテ市に戦争を起こし、奪い取ったのです。
ラステルの遺言は後の平和のためだった
ラステルの遺言は、これからの平和を祈ってのことでした。
巨神兵の復活は、世界の崩壊を意味します。
世界を焼き尽くす威力を持っている、人工生命である巨神兵。
映画では覚醒が速すぎて、体が崩れ落ちながらの復活となりました。
しかし、ビームを放つが3発目を放った時点で崩れきり、そのまま死んでしまいます。
巨神兵が完全に復活していたら、再び人類はもちろん世界もなくなっていたでしょう。
巨神兵の恐ろしさを知っていたラステルは、復活を阻止するために卵を燃やすようにナウシカに託した可能性があります。
ナウシカは嘘を伝え安心感を与えて看取った
ナウシカは少しでも安心感を与えるために、嘘を伝えて看取ったのではないでしょうか。
ラステルのお願いに対して、ナウシカは『積み荷は燃やしたわ』と答えます。
しかし、これは事実ではありません。
ラステルを安心させるための言葉だったのです。
巨神兵は火で燃やしても、酸の湖に入れても死なないからです。
結局炎でも燃えなかった巨神兵の卵は、風の谷に運ばれてきました。
その後トルメキア軍に奪われてしまい、巨神兵は復活。
復活した巨神兵は戦争に使われてしまいます。
ナウシカを実質無料(0円)で見る方法
参照元 : スタジオジブリ STUDIO GHIBLI 公式サイト
サイトURL : https://www.ghibli.jp/works/nausicaa/#frame
最後に、風の谷のナウシカのを実質0円で見る方法をご紹介します。
ジブリと言えば、毎年金曜ロードショーでテレビ放送されていますが、全27作品ある中でどれが見られるかは分かりません。
- 君たちはどう生きるか
- アーヤと魔女
- レッドタートル ある島の物語
- 思い出のマーニー
- かぐや姫の物語
- 風立ちぬ
- コクリコ坂から
- 借りぐらしのアリエッティ
- 崖の上のポニョ
- ゲド戦記
- ハウルの動く城
- 猫の恩返し
- ギブリーズ episode2
- 千と千尋の神隠し
- ホーホケキョ となりの山田くん
- もののけ姫
- 耳をすませば
- On Your Mark
- 平成狸合戦ぽんぽこ
- 海がきこえる
- 紅の豚
- おもひでぽろぽろ
- 魔女の宅急便
- となりのトトロ
- 火垂るの墓
- 天空の城ラピュタ
- 風の谷のナウシカ
さらに、動画配信サービスでも配信されていないため「家で録画をしていないと見れない」という激レアなものへと変わっているのが現状です。
では、どうしたら見れるのか?
それが「TSUTAYA DISCAS」のサービス利用することです。
みなさんも、TSUTAYAの店舗を利用されたことが1度はあるかと思います。
その、「宅配サービス」だというイメージですね^ ^
利用方法もすごく簡単で、ほとんど手間なく完結できます↓↓
- 借りたい作品を選ぶ
- 自宅に届く
- ポストへ返却
ここで、TSUTAYA DISCASのお得なメリットをご紹介します↓↓
- 30日間のお試し期間がある
→利用したことがなく不安の方でも、まずは無料で楽しむことができる
- DVD、CDが送料0円で家に届く
→見たい作品をスマホまたはパソコンから予約
→返却はポストへ入れるだけ
→借りる場合、返却の場合どちらも無料
- 定額プランは返却期限なし
→追加料金を気にせず、自分のペースで作品を楽しむことができる
※今借りている作品を返却しないと、次便の発送手続きができないことだけ注意
- レンタル枚数が余ったら翌月へ自動繰り越し
→思ったよりレンタルできなかった月にも、持ち越して翌月にたくさん視聴できる
※プラン毎に、繰り越し上限枚数に制限あり
このように、TSUTAYA DISCASであればジブリ作品を「楽に、お得に」見ることができます。
ジブリファンは1つの作品にとどまらず「色々見たい!」という方も多いので、なおさらオススメです!
希少価値が高まってしまったジブリ作品でも、このようにして見ることができます!
ぜひ、この機会にご覧下さい^ ^
【風の谷のナウシカ】ナウシカとラステルのやり取りまとめ
ナウシカがラステルを介抱しようと胸を見て、驚き服を元に戻す。視聴者の間で「ラステルの胸には何があったのか」という議論が起き、「瘴気で肺が腐っていた」「ケガが酷かった」「拷問の跡があった」「奴隷の焼き印があった」等の意見が出て、ケガという説に、宮崎駿監督もそのように説明をしました。 pic.twitter.com/0vkq4SJESM
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) December 25, 2020
- 考察①ラステルの胸の傷が深すぎたから
- 考察②ラステルに対するナウシカのやさしさ
- 彼女の胸に何を見たのか疑問の声も
- ステルの遺言、『積み荷』とは巨神兵の卵
- これからの平和を祈り、ナウシカに託した
- ナウシカもラステルを安心させるために嘘をついた
以上、ナウシカがラステルの服を閉じた理由と、ラステルの言葉の意味についての考察でした。
ラステルは捕虜としてトルメキア軍につかまり、船が墜落してそのまま命を落としてしまいます。
ナウシカも出来れば助けたかったことでしょう。
しかし、胸の傷が深すぎたために救命処置も間に合わない状態でした。
そのためラステルの遺言を聞き、ナウシカは彼女を看取ります。
映画ではナウシカが王蟲たちの襲撃を何とか阻止し、戦争は終息へと向かっていきます。
これで、ラステルも少しは報われたのではないでしょうか?
→ その他のナウシカの記事もすごく読まれています