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ある男は怖いホラー作品?グロいサスペンス映画のシーンをご紹介

公開日: 2024年4月20日 | 最終更新日: 2024年4月20日

 

映画【ある男】は、日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した傑作です。

とはいえ、まだまだ未視聴な方も多いでしょう。

なので今回は、映画『ある男』について視聴する際の注意点をまとめてみました!

おひとりではもちろん、ご家族やご友人と観る際の参考になれれば幸いです^ ^

アニ木
アニ木
ネタバレ注意だよ!

 

この記事を読んでわかること
  • 映画「ある男のホラー説
  • 閲覧注意」すべきシーン
  • グロいサスペンス説」について

 

 

 

 

ある男は怖いホラー作品?

 

愛したはずの夫は、全くの別人でした。

これが、映画『ある男』のキャッチコピーです。目を惹きますね~!

しかし、これだけ見ると「サスペンス?」「ホラー?」「なんだか怖そう……」と感じて、敬遠してしまう方もいるかも?

結論を言うと、『ある男』はホラー映画ではありません!

ここからは、作品の色がどのようなものなのか解説します↓↓

 

ホラーではなくヒューマンミステリー映画

Weblio辞書によると、ホラー映画とは、観客が恐怖感を味わうことを主眼においた映画作品だと定義されるそう。

『貞子』『IT』『13日の金曜日』などが代表例でしょうか。

それらと比べ、『ある男』は幽霊、呪い、ゾンビ、サイコキラーなどは一切出てきません

……サイコキラーは出てくるかもしれませんが、主題ではありません!

派手なグロさはなく、むしろ「日常に潜む闇」として、「戸籍を交換せざるを得なくなった人間」について描いた本作は、全編を通して、非常に静かな映画です。

ホラーではなくサスペンス、いやそれよりも、「ヒューマンミステリー」と言うほうが近い作品といえますね。

 

 

戸籍交換という異例の方法

「戸籍を交換せざるを得なくなった人間」とは、どういったものでしょうか。

ここでキャッチコピーである「愛した夫は全くの別人でした」を思い出していただきたいのですが、メインビジュアルにいる安藤サクラさんから見た「愛した夫(窪田 正孝)」こそが、その戸籍交換者の一人なわけですね。

ざっと映画のあらすじをまとめます↓↓

ある男のあらすじ
  1. 窪田 正孝さんが演じたキャラクターが、安藤サクラさん演じる里枝と出会った際に、自らを「谷口大祐(タニグチダイスケ)」と名乗る(物語の最序盤)
  2. 2人は恋に落ち、結婚して幸せな家庭を築く
  3. しかし谷口大祐は仕事中、事故で帰らぬ人となってしまう
  4. 里枝は葬儀をあげるが、谷口大祐の兄は遺影を見て、「誰ですかこの男は?」「このひとは大祐じゃないですよ」と断言する
  5. そこではじめて理枝は、夫が「谷口大祐」ではない、謎の人物であることに気づく

↑これが概略です。

と、書いていて思いましたが、夫の素性がわからないって、かなりホラーですね。笑 

でも、ヒューマンミステリーなんですよ!!

 

このあと、里枝によって相談された、城戸という弁護士(演者は妻夫木聡さん)が、谷口大祐こと謎の人物・「X」について独自に捜査していく……というのが本筋なのですが、、、

そもそもなぜ、「X」は「谷口大祐」と名乗り、その経歴を自分のものとして妻に語ったのでしょうか?

それは「X」が、殺人鬼の息子という経歴を持ち、それによって人生をめちゃくちゃにされたという過去があったからです。

「X」の父親は、典型的なギャンブル中毒者であり、お金を無心して断られたことを逆恨みし、上司の一家を惨殺。さらに放火までして逮捕された、死刑囚なのでした。

 

作中では、すでに父親の死刑は執行されているのですが、「X」は年を重ねるごとに「父親に酷似していく自分」に対してひどい苦しみを持っており、自殺未遂も何度かしてしまうまでに追い込まれてしまいました。

学校を変え、職場を変え、人間関係を変えても、過去はどこまでも追ってきて、「お前は殺人鬼の息子だ」と「X」に突き付けてきます。

それを憂いた「X」は、ついに戸籍交換をして、別人として生きることを決意

「谷口大祐」という男性と人生を交換した結果、これまでの人生からは考えられない幸せな時間を、事故で亡くなるまで、里枝たちと過ごすことができました。

「X」という人間の人生の振り返り、そしてそれを捜査の中で観測していく城戸の意識の変化こそ、この作品が「ヒューマンミステリーである」とされる所以といえますね。

 

 

グロいサスペンス映画のシーンをご紹介

 

まあ、ヒューマンミステリーって言っても、ここまでこの記事を読んでくださった方にはもうおわかりでしょう。

グロいです。笑

人間の悪意、良識とのはざま、倫理観を天秤にかけても別人になることを選んだ男……

『「人間」を描いた「ミステリー」』であることは確かなのですが、そこを描くからこそ、グロくならざるを得なかったのでしょうね。

 

以下、具体的に「グロい」と感じる方が多いであろう個所をまとめました。

参考にしてください!

 

特徴① 倒木による圧死事故がグロい

戸籍交換後、宮崎県で林業に勤めていた「X」の死因、それが倒木による圧死です。

チェーンソーで木を伐採して運搬する仕事なのですが、巨木を人の力のみで倒すことは無理なので、「木に切り込みを入れた後、自重で倒す」ことで収穫しているんですね。

ただ、その日の木は、「X」のところに倒れこんできてしまったのです。

どうやら「木の内部が空洞になっているか」とか、「隣接するほかの木の枝の付き具合はどうか」なども、木が倒れる向きに影響するらしく、これは自殺ではなく完全な事故なのですが、、、

数トンはあろうかという木に押しつぶされてしまうという描写は(もちろん直接的に見せられたわけではなく、視聴者に察することを促すような形だったとはいえ)、作品を追ううちに「X」に対して親近感を覚えていた視聴者の心をえぐる一幕となります。

 

また、その場に「X」の息子(まだ中学生)が居合わせてしまったのもつらいですね。

「X」と息子は本当に仲が良く、この日も息子は「学校をさぼって父親の職場で見学させてもらう」ことを許されていたのですが、そのせいで父親の死に立ち会ってしまう羽目になってしまいました。

別に息子は事故の要因でもなんでもないとはいえ、息子の心境を想像するとしんどいものがあります。

そしてこの、「心境を想像するとしんどい」こそが、ヒューマンミステリーの真骨頂なのかもしれません。

 

 

特徴② 小林謙吉の存在や殺人描写がホラー

続いてのグロ描写は、「X」の人生をゆがめた張本人、小林謙吉の存在でしょう。

ギャンブル依存症で常に金欠、上司にお金を無心する厚かましさ、そして断られたからと逆上し凶行に走る余裕のなさ……

存在としては最悪ですが、この父親、絶妙なリアリティがあって、すごく嫌です。

 

また、幼い「X」が父親の凶行を知ってしまったときのことがまたしんどくて。。。

その日、「X」は友達を遊びに誘おうと、家に呼びに行ったんですね。

そうすると家の中から、友達じゃなく返り血で全身が真っ赤になった父親が出てくるわけですよ。凶器を持ったまま。

で、父親は息子に見られても、けろっとした顔で、奪い取った千円札を「これで好きなもん買いな」と押し付けてくるんです。

もうさあ……。

 

その後の、世間からの猛バッシングもさることながら、この時点で子供だった「X」の心はボロボロになってしまったのではないでしょうか? しんっど……

ちなみにこの父親もまた、「X」と同じく窪田 正孝さんが演じており、つまり、成長した「X」と小林謙吉はまさに瓜二つであるよと示唆されているわけですね。

ここがもうね、血まみれスプラッター匂わせ描写よりも救いがない。。。

 

特徴③ 城戸 (妻夫木)が抱えるコンプレックスの闇が深い

「X」の正体を追う弁護士・城戸についても、まあまあ見る人の心をえぐる描写が多いです。

城戸は敏腕弁護士であり、人格者で、里枝をはじめとした依頼主たちから広く尊敬されているのですが、、、

  • 在日三世というルーツを持ち、「韓国人」と「日本人」のはざまの存在として扱われることがある
  • 家庭(特に夫婦間)がうまくいっていない

 

↑これらの事情から、かなり不安定になる箇所があります。

基本的に穏やかで、理性的な城戸が激情をあらわにするとき、視聴者もビクッ!としてしまうかもしれません。

本作は「感情の揺らぎ」を表現することがとても巧く、だからこそ、感受性の強い方が見るにはしんどい部分もあるのではと、少し思わざるを得ません。

 

特徴④ 小見浦憲男 (柄本明)の言動が狂気

 

城戸の心を乱す人物の一人が、横浜刑務所に収監されている小見浦という男です。

この柄本明さんが演じる小見浦は、城戸が「戸籍交換ブローカー」だとあたりをつけて会いに行った人物なのですが。。

言動が常に謎めいていて、事あるごとに城戸を小馬鹿にします。

特に城戸に対して、一見しただけで「先生、在日でしょう」と見抜き、その後ずっとそのルーツについてあげつらうところは、城戸のみならず視聴者までもを不快にさせます

似非っぽい関西弁が非現実的なまでに神経を逆なでしてくるあたり、流石は柄本明名優の怪演といえますが、SNSでチラホラ「本当に不快だった」と感想を述べている人もいますので、視聴の際にはご注意を。

 

特徴⑤ 人の心が傷つく瞬間

ようやくつかんだ幸せを事故によって失った「X」。

「X」の死亡事故に立ち会ってしまった息子。

最愛の夫を失ったばかりか、その正体さえ知らなかったことを突き付けられた里枝。

現実逃避をするように「X」探しにのめりこむ城戸。。。。

本作では、「悲しかった」「辛かった」などと直接的な言葉を登場人物に言わせることなく、それでも登場人物たちの心の動きを正確に視聴者に伝えるストーリー性を見ることができます。

 

それは言い換えると、視聴者の心にも痛みを伝えるということで、だからこそ、観ていて非常に苦しい箇所がたくさんあります。。

人の心が傷つく瞬間を目の当たりにするのは、なかなかしんどいですよね。

しかし、「X」の人生を、そして城戸の心境を描くには、これらの描写はなくてはならないものであり、それらが集約したラストには一見の価値があるのではないかと、個人的には思います。

そして、ラストに対して「???」と思われた方には、ぜひ原作小説を読むことをお勧めします……!

 

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【ある男】怖いシーンやグロい描写についてまとめ

 

まとめ
  • 実際に見るとわかるが、映画『ある男』はホラーやスプラッターではない
  • しかし、グロいかといわれると、グロい
  • 人間が人間を傷つけるところなど、下手なホラーよりも心をえぐる箇所が多い
  • 視聴後は混乱するかもしれないが、満足感もある

 

以上、映画『ある男』の閲覧注意部分でした!

「X」の背景など、結構なネタバレが含まれていたと思いますが、映画ではもっともっともっと想像を超えてくると思うので、視聴の際には、どうぞご期待くださいね^ ^

 

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