フェイブルマンズは難しいし気持ち悪い?気まずい/怖いと言われる理由は?

公開日: 2024年4月11日 | 最終更新日: 2024年4月19日

 

全世界待望のスティーブン・スピルバーグ監督の自伝的作品【フェイブルマンズ】

第95回アカデミー賞では、7部門にノミネートされました。

そんなフェイブルマンズは絶賛される声が多数な中、少なからず「難しいし気持ち悪い」や、「気まずい、怖い」という意見もあります。

今回は、フェイブルマンズが「難しい、気持ち悪い」「気まずい、怖い」と言われる理由について考察していこうと思います。

この記事を見て分かること
  • フェイブルマンズが「難しい」「気持ち悪い」という視聴者の意見
  • 気まずい」「怖いと感じられている理由について

 

 

 

 

フェイブルマンズは難しいし気持ち悪い?

 

主人公サミー・フェイブルマンは、幼い頃両親に連れられていった映画館で初めて映画を見て衝撃を受けます。

サミーにとって、映画との出会いはこれからの人生を決定付ける大きなものでした。

それ以降、映画に取り憑かれたような日々を送るサミー。

 

サミーこそ、スピルバーグ監督自身

往年のファンはもちろん、「あの有名なスピルバーグ監督の自伝とあれば見てみたい!」と多くの人が注目しました。

前評判通り、「おもしろかった!」という意見が多い反面、「難しかった!」や「気持ち悪い」といった意見も出ています。

どのようなところがそう思わせたのか、気になる理由について見ていきましょう!

 

「難しい」「気持ち悪い」という読者の意見

 

 

 

 

SNS上では、いつものスピルバーグ監督作品のような派手で遊び心満載の作品を期待していた方が多かった印象でした。

そのため、フェイブルマンズが地味に感じ「難しい」と思った方が目立ちました。

また、主人公サミーの母親がかなり独特だったので、見ていて「気持ち悪い」と思う方がいたのでしょう。

ここからは、様々な意見を細かく見ていきます。

 

 

難しい要素① 地味で退屈

 

フェイブルマンズは、「スピルバーグ監督の半生」で幼い頃からの生い立ちに焦点を当てています。

生い立ちをさらっていくので全体的に地味で退屈、内容が難しいと思ったという意見がありました。

フェイブルマンズというタイトル通り、「フェイブルマン一家」の様子を淡々と描いていて、派手な盛り上がりシーンはほぼありません。

スピルバーグ監督の「ジョーズ」「インディー・ジョーンズ」「ジュラシック・パーク」辺りの派手さを求めていくと、肩すかしを食らうでしょう。

 

難しい要素② 淡々としたヒューマンドラマ

 

フェイブルマンズはどんな映画だったかと聞かれると、感想を言語化するのが難しいと感じている方が多かったです。

「言葉にはできないけど、なんかよかった」や、「おもしろかったけど、難しい」といった意見がありました。

たしかに、淡々としているヒューマンドラマ要素が強め

 

また、言葉での説明が少なく映像で見ている側それぞれが理解・判断しなければいけないので難しいと感じる場面がありました。

結論は「個人の判断に任せる」というのも映画の醍醐味ですが、ハッキリさせたいという方には少しヤキモキした気持ちになったでしょうね。

 

 

気持ち悪い要素① サミーの母親

 

フェイブルマンズの感想「気持ち悪い」の中で、圧倒的に多かった意見が「サミーの母親」に関することでした。

サミーの母親ミッツィは、幼い頃からピアノをやってきた芸術家で自由奔放タイプ。

お金を稼ぐ能力が高くエリート、黙って話を聞いて見守ってくれるタイプの父。

父の親友で仕事の相棒のベニーは、ユニークで笑わせてくれるタイプ。

母ミッツィは安心感のある父より、自分を楽しませてくれるベニーを選びました

 

フェイブルマンズがスピルバーグ監督の自伝的作品という前提で見ている私たちは、スピルバーグ監督の母親の不倫に戸惑いました。

そこも含めて包み隠さず描きたかった監督はさすがと思う一方、若干の気まずさも。

フェイブルマンズの中で、母親の不倫は必要不可欠だったのか、賛否が分かれるポイントですね。

 

気持ち悪い要素② 人間の嫌な部分が浮き彫り

 

フェイブルマンズは「良作なんだけど、なんだか気持ち悪くなる」という意見の意味は、見たくない人間の裏の部分をまざまざと見せつけられているということだとわかりました。

「表面上どんなに良好な関係に見えても裏では文句を言い合っている」のは、悲しいですが現実にはあったりしますよね。

でも、それを正面から突きつけられると目を背けたくなるものです。

サミーの家族は、経済的に裕福で仲良さそうに見え誰からも羨まれる家族ですが、実は母親が不倫していてサミーは傷ついているというのがいたたまれませんでした。

 

また、カリフォルニアの転校先で出会ったいじめっ子のローガンを英雄のように撮った映画で、ローガンは「あんなのはオレじゃない!あんなのは嘘っぽい」と傷つき涙ながらに訴えました。

ここでも、人間の見えている部分と見えない部分のコントラストが若干気持ち悪く映りましたね。

 

 

気まずいし怖いと言われる理由は?

 

フェイブルマンズが「難しい」「気持ち悪い」といった意見の他に、「気まずい」「怖い」という意見も見られました。

どのような点がそう思われたのか、見ていきましょう↓↓

 

気まずい理由 : ノンフィクション

 

フェイブルマンズを見ていて感じる気まずさの理由は、作品がほぼノンフィクションで実話に近いことです。

スピルバーグ監督の自伝的作品ということで、映画を見ている人は監督の半生を一緒に追いながら疑似体験できます。

そんな中、母親の不倫をカメラを通して知ってしまったときの気まずさはなんとも言えない気分になりました。

スピルバーグ監督自身も気まずさを感じていたから、実の両親が亡くなってからフェイブルマンズを撮ることを決めたのかもしれません。

これがフィクションであれば、ある程度は自然に受けいれることができたでしょう。

このなんとも言えない気まずさはフィクション作品特有なものかもしれませんね。

 

怖い理由 : 映画が持つ破壊性

 

フェイブルマンズが「怖い」と言われる理由は、映画が持つ破壊の可能性が感じられるからです。

映画を鑑賞することで心を奮い立たせ勇気をもらうこともあれば、ズーンと落ち込んで自分の人生を顧みるきっかけとなることもあります。

どちらも普段の生活では感じることのできない疑似体験ができるのが映画の醍醐味かと思います。

 

フェイブルマンズを見ていると、映画の持つ凶暴な側面、破壊の一面を思い知らされる気持ちになりました。

それこそ、「フェイブルマンズが怖い」と実感する理由だと思います。

スピルバーグ監督が、「映画監督人生の中でフェイブルマンズを撮ることは不可欠だった」と言っているのは映画が持つ神聖さと破壊性を知らしめたかったのではと考察しました。

個人的には、先の先まで読んでいた監督の思考の深さに恐れ入りました。

 

フェイブルマンズをお得に見る方法

 

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【フェイブルマンズ】作品の印象についてまとめ

まとめ
  • 難しい要素①地味で退屈
  • 難しい要素②ヒューマンドラマ
  • 気持ち悪い要素①サミーの母親
  • 気持ち悪い要素②人間の嫌な部分が浮き彫り

 

  • 気まずいと言われる理由:ノンフィクション
  • 怖いと言われる理由:映画が持つ破壊性

今回は、大半が絶賛意見のフェイブルマンズの中で、あえて反対意見をまとめてみました。

公開は2022年ですが、未だに注目度が高くスピルバーグ監督が自身の半生を描いた作品は見逃せません!

まだ見ていないという方はぜひご覧になってどんな感想を持たれるかワクワクしてくださいね。

 

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