魔女の宅急便でも話題となっている、ニシンのパイをキキが届けるお話。
老婦人は「孫娘に嫌がらせでパイを送ったのでは?」という噂があります。
それは本当なのでしょうか?
今回は、老婦人と孫娘の考え方の違いなどを、視聴者の意見も交えながら考察していきます↓↓
目次
ニシンのパイは嫌がらせ?
「あたしこのパイ嫌いなのよね」
真心こめて仕事をしても、報われない瞬間。
キキが社会に出て、大人としての洗練を受ける上で、このニシンのパイは重要アイテムだっと思います。#魔女の宅急便 #魔女のキキ #ニシンのパイ pic.twitter.com/jFNkW7IBIO— 表こころ@漫画占い師 (@tesoninso) January 5, 2018
老婦人が孫娘に渡したいと言って、キキと一緒に作ったニシンとかぼちゃのパイ。
しかし、孫娘の反応は冷ややかなものでした。
嫌がった理由はいくつか考えられますが、その真意とは何なのか。
老婦人は、孫娘に嫌がらせでパイを届けさせたのでしょうか?
視聴者の意見と、考察について見ていきましょう↓↓
ニシンのパイのシーンは賛否両論ある
魔女宅でも知名度のある、このニシンパイのシーン。
これには、賛否両論あるのが事実です↓↓
孫娘を肯定する意見
なので、魔女の宅急便のニシンパイ事件の「わたしこのパイきらいなのよね」発言は、キキという第三者にだからこそポロッと零せる本音で、あの子はおばあちゃんの前では頑張ってパイ食べてたのかもしれないと思ってる。
実際、食べてたからおばあさんも差し入れで作ってるんだろうし— 相田美紅「呪われ少将の交遊録」12月6日発売 (@aida_write) September 1, 2023
魔女の宅急便のニシンのパイ当時孫の反応見てた時クソやなって思ってたけどスターゲイジーパイって事を知ってから孫に同情してる自分がいる pic.twitter.com/Ria8kNZQKu
— Ocelot (@WorksOcelot) September 1, 2023
今『魔女の宅急便』を子供たちと見てる。青い屋根のお家の老婦人が孫のために焼くニシンのパイって孫は「あたしコレ嫌い」って言ってるんだから、孫の家にとっては所謂「イヤゲモノ」(舅姑や祖父祖母から一方的に押しつけられる贈り物)になってるのかなぁ…とか思ってしまう。大人になりました、私。 pic.twitter.com/TTpwkkpf9G
— すずお発達育児 (@mukimukikinokom) August 20, 2023
- あの言葉は第三者であるキキにこそ出せた言葉
- 孫娘の言葉を不快に感じたけど、実際のパイを見たら同情した
- 一般的にいるイヤゲモノに当たるのでは?と感じた
続いて、否定派の意見です↓↓
孫娘を否定する意見
魔女の宅急便でニシンのパイ届けたらメスガキが『あたしこれ好きじゃないんだよねぇ』って言ってたけど
ばーちゃんにハッキリその意志を伝えないから毎回送り付けられて困惑するんだと思う。
相手への思いやりは大事だけど意思表示も大事だと思う。 pic.twitter.com/o1iJZ04dEx— (CV・高瀬理央) (@Rio_grassroots) September 5, 2023
いきなり変なこと言います。
先日お客様と『魔女の宅急便』最高~って話してて、あのおばあちゃんの孫娘、性格悪すぎてヤバくないですか?ってなったんだけど
ちょっと視点を変えて見たときに孫娘の嫌いなニシンのパイ送り続けてるおばあちゃんもヤベ-なと思った。
— ピンク (@nagamineesann) July 31, 2023
魔女の宅急便に出てくるおばあちゃんのニシンのパイ、めちゃくちゃ美味しそうに見えるのだけど、実際どんな食べもんなんだろ…
— ちかにし (@tikaraku) March 10, 2023
- 嫌なら嫌と、本人に言わない彼女も悪い
- 孫娘の性格が悪すぎると感じているけど、視点を変えると老婦人にも非はありそう
- ニシンのパイはおいそうにみえるけど、本当においしくないのか気になる
孫娘の発言を肯定する人たちの意見を見ると、当事者にはなかなか言えないことも、第三者だから言えてしまうこともあるというものがあります。
確かになかなか本人に言うには、勇気が出ないことでも他の人にはさらっと言えてしまうことってありますよね。
彼女もキキにだったから言えたのかもしれません。
しかし、本当は嫌だと知らない老婦人からすると、寂しいし悲しいと思います。
老婦人に寄り添う人たちから、ちゃんと言わない彼女が悪い、と厳しい声もありました。
他にも、キキに当たる必要もないのに言っているところが「性格悪い」という意見も。
これは確かに、わざわざ届けてもらったキキに言う必要はなかったようにも感じます。
それぞれの立場や考え方があるので、すべての人が優しいとは限りません。
キキも成長するきっかけになったシーンですし、だからこそ、その後老婦人からケーキをもらったキキはうれしかったのでしょう。
【結論】嫌がらせではなくどちらが悪いとかはない
老婦人は、孫娘を困らせようと思って、ニシンのパイを届けたわけではありません。
孫がパーティーを開いているので、お祝いに自慢のパイ食べてほしいと思ったのです。
しかしその思いは孫娘からすると、ありがた迷惑だったのでしょう。
彼女は事前にいらないと言っていたのに、パイが届いてしまい、うんざりしていたのかもしれません。
そのため他人であるキキに、思わずあのような言葉を言ってしまったのでしょう。
もしかすると、彼女が幼い頃は喜んで食べていた可能性もあります。
ですが、今回開かれていたパーティーには向いてない料理で周りの目もあり、悪印象を気にしていたのかもしれません。
普段であれば孫娘も、喜んで受け取っていたということも考えられます。
毛嫌いしたのは、このようなTPOなどのシーンに沿わなかったからなど、色々イメージできます。
さらに他の可能性として、彼女の味の好みが変わった、というものがあります。
成長することにより、以前は好きだった食べ物が好きではなくなる、という誰にでも起こりうる現象です。
そのため以前は喜んで食べていたニシンのパイが、おいしく感じられなくなった、という可能性があります。
なので、このシーンは実はお互いのことを思っての行動がうまく伝わらずに、すれ違ってしまったのではないでしょうか。
考察① おばあちゃんは単なる孫想いで老害ではない
老婦人は孫娘に喜んでもらいたい一心で、パイを届けてもらっています。
しかし一部の視聴者から、『老害』と言われてしまっています。
なぜ老害と言われているのでしょうか?
それは孫娘が嫌だといったのに、ニシンのパイを作って届けたことにあります。
孫娘はキキが届けたときにいらなかったのに!といった内容の言葉を言っています。
老婦人は、キキがパイを受け取りに来た際『孫に暖かい料理を、と思ったのよ。わたしの自慢の料理、ニシンとかぼちゃの包み焼き。』と話しています。
老婦人と孫娘の意見が、反対になっているのはお分かりでしょうか?
老婦人は特に老害と言われるようなことはしていません。
おそらく老婦人の孫を祝いたいという気持ちが、から回ってしまったのかもしれません。
考察② 孫も事前に「いらない」セリフしていたことも判明
事前にパイはいらないと、孫娘が言っていた可能性があります。
キキがパイを届けたときに彼女は『だからいらないって言ったのよ』と言っています。
このことから、孫娘はあらかじめパイは必要ない、と言っていたことが判明。
それなのにパイが届いてしまったため、思わずキキにああいってしまった可能性があります。
・孫娘は断ったつもりだった
・老婦人は喜んでほしかった
お互いの気持ちがすれ違い、本当は不要なパイが届いてしまったので、孫娘もいらだってしまったのでしょう。
キキに対してそっけない態度を取ってきます。
2人の想いと事情を知らないキキからすると、少々彼女の八つ当たりにあってしまったようでかわいそうな気もしますね。
考察③ ニシンのパイが嫌いな少女の性格が悪い訳ではない
ニシンのパイを『嫌い』だといった彼女だけが、悪いわけではありません。
孫にとってありがた迷惑でも、祖父母からすると孫に何かしてあげたくて仕方ないものです。
これはお互いのコミュニケーションの頻度で、関係が変わってしまいそうですね。
孫娘が必要ないと言っていても、『以前これが好きだと言っていたから作ってあげたい』、と孫のお願いをはねのけて行動してしまった老婦人。
話の流れだと老婦人はいい人、孫娘は印象がよくない、と思われがちですが、実際はそうではありません。
もし老婦人が彼女の幼いころの言葉をずっと覚えていて、毎年同じものを送ってきていたらどうでしょう?
しかも年頃の子が今の趣味とは違うものをプレゼントされたら、複雑な感情になるでしょう。
彼女自身の性格が悪いのではなく、お互いのコミュニケーション不足により、うまく伝わっていなかった可能性があります。
考察④ 仕事=感謝されるものではないというメッセージ
仕事は必ず感謝されるものではありません。
10代の子が好きでないものが届いたとき、果たして大人の対応ができるでしょうか?
おそらく難しいと思います。
しかも、お祝いの席で好きじゃないものが届いただけでも不満を抱くなかで、配達の人がびしょ濡れで立っていたら驚きます。
そういった状況が重なり、孫娘はああいった態度を取ってしまったのでしょう。
キキは届けものを一緒に相手の『想い』も届けたいと思いながら仕事をしていました。
今回であれば老婦人の想いを一緒に受け取ってほしかったけど、それはかないませんでした。
ですがキキは『仕事』として、配達を行っています。
残念ながら未熟なのはキキのほう。
配達の仕事では、毎回感謝されることのほうがまれで、なかには孫娘のような態度を取る人もいます。
魔女の宅急便では仕事であのように冷たい態度をされることもあると、孫娘を通して伝えようとしてるのではないでしょうか。
考察⑤ 「不快」ではなく「深い」シーンだと大人になって気付く
このニシンパイのシーンは「不快」だとファンの多くは感じています。
しかし、魔女の宅急便のキキと孫娘のやり取りは、大人になると『深い』と感じるようになります。
映画では主人公がキキのため、どうしてもキキに感情移入してしまいがちです。
魔女の宅急便のテーマは、仕事をする女性です。
キキがパイを届けたとき、彼女は本当にパイがいらなかった、もしくは嫌だったのでしょう。
しかも、事前に必要ないと伝えていたのに届いたことにより、イラ立ちをあらわにしました。
ただ、こういったことは私たちの日常でも、普通に起こっている出来事です。
皆さんは配達の人に毎回、『ありがとう』と言っていますか?
世間は、意外と冷ややかな人が多いものです。
キキにとって彼女の態度は体調を崩してしまうほどショックなことだったかもしれません。
ですが私たちも、相手にこういった態度を取られる可能性があります。
『仕事をする』とはどういうことなのか、考えさせられますね。
考察⑥ 宮崎駿監督がお気に入りだという裏話もある
孫娘は、宮崎駿監督のお気に入りのキャラクターである、という裏話があります。
監督は以下のような内容を発言していました↓↓
彼女は嘘をついていない正直な言い方、本当に嫌でいらないって言ったのに、またおばあちゃんが料理を送ってきて・・・。
みたいなことは、世間でもよくあること。
キキにとってはショックでも、それを飲み込んでいかないといけない。
彼女のあの言葉は本心から出たもので、いらないものが届いたので思わず言ってしまったのでしょう。
それがキキにとって悲しい言葉だったとしても、お客さんであった彼女の純粋な感想です。
キキは彼女とのやり取りをきっかけに、自分の仕事に対して、考えることになりました。
そう考えると孫娘との会話は、キキが成長するために必要な言葉だったのでしょう。
魔女の宅急便を実質無料(0円)で見る方法
参照元 : スタジオジブリ STUDIO GHIBLI 公式サイト
サイトURL : https://www.ghibli.jp/works/majo/#frame
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- 風立ちぬ
- コクリコ坂から
- 借りぐらしのアリエッティ
- 崖の上のポニョ
- ゲド戦記
- ハウルの動く城
- 猫の恩返し
- ギブリーズ episode2
- 千と千尋の神隠し
- ホーホケキョ となりの山田くん
- もののけ姫
- 耳をすませば
- On Your Mark
- 平成狸合戦ぽんぽこ
- 海がきこえる
- 紅の豚
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【魔女の宅急便】ニシンのパイの意味や裏話の考察まとめ
ニシンのパイを冷たい態度で受け取る孫娘は、キキに感情移入している観客からは嫌な人間に見えますが、宮崎駿監督によると、あれは孫娘の正直な気持ちで、仕事をしていく上で世間ではよくあることとして描いたことのようです。#魔女の宅急便 pic.twitter.com/dS7pTLRMUS
— キャッスル@ジブリフリーク (@castle_gtm) March 27, 2020
- 老婦人は老害というわけではない
- 孫娘は年頃らしく、本心が思わず出てしまった
- 仕事ははならず感謝されるものではない
- 孫娘とのシーンは、大人になると理由がわかる
- 孫娘の正直な態度が宮崎監督のお気に入り
以上、ニシンのパイのシーンについての考察でした。
老婦人の孫娘の喜ぶ顔が見たくて、ニシンのパイをキキに配達してもらいました。
しかし、そんな老婦人の思いとは裏腹に、孫娘は冷ややかな態度。
孫娘は心からニシンのパイがいらなくて、しかもずぶ寝れの配達員が届けたとあっては少なからずいい気分はなかったでしょう。
孫娘も老婦人自身が嫌いなわけではなく、お互いのコミュニケーション不足で今回のような出来事が起きてしまったと管変えます。
あの後の2人が、正直な気持ちを伝えられているといいですね。
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