日本だけではなく、海外でも注目を浴びている「ジブリ作品」。
特に『もののけ姫』は、毎年のようにテレビで放映され大人を中心に人気のある作品です。
主人公のアシタカと、ヒロインのサンを中心に様々な登場人物が出てきますよね。
ストーリーだけでなく、キャラ性が強いためそこも魅力の1つです。
中でも、かなり濃いキャラであり不思議な人物が「ジコ坊」です。
このジコ坊は、アシタカがエミシの村を出てすぐに初登場するなど、比較的早くから出てきます。
その後は、幾度となく出てきてはアシタカの邪魔をする存在へと変化していきます。
ただ、最後の最後まで「どんなキャラなの?」と疑問に残る人物ではなかったでしょうか?
実は、このジコ坊には驚くべき裏の顔が隠されていました!
今回は、謎の多い人物であるジコ坊について解説していきます↓↓
目次
ジコ坊の正体は何者?
もののけ姫の雑炊(?)じゃなくて味噌粥も何気に好きなんだよなぁ
見た目は他のジブリ飯に遠く及ばないけど、とにかくジコ坊うまそうに食うんだよ#ジブリの食べもの pic.twitter.com/My5cOz6rKO— ダーマン@銀河愚連隊の友情を信じる男 (@spiderlive) August 14, 2020
ジコ坊は、赤と白を基調とした服装で下駄をはいており、いつも大きな傘を持っている人物です。
『もののけ姫』の作中では、シシ神を退治しようとしていました。
そんなジコ坊は、他のキャラクターとの会話から何らかの組織に所属していることなどが分かります。
また、シシ神を退治しようとしているので、この作品においてはいわゆる”悪役”という立場ですが、どこか憎めないところがある印象深いキャラクターでもあります。
そこで、謎の多いジコ坊の正体や、なぜシシ神を狙っているのかその目的について見ていきましょう!
正体① 職業は師匠連に務めるお役人
ジコ坊は「坊」という名がついているにも関わらず、中年くらいの”おじさん”というイメージがある人物です。
その正体は、師匠連に務めている役人であることが、ジコ坊や他のキャラクターの発言から分かります。
まず、師匠連とは「朝廷の命令でうごく組織」の事です。
『もののけ姫』の世界では、実際に登場するわけではありませんが「天朝」という名前がたびたび登場します。
この「天朝」が朝廷のことである、と考えられています。
そして、ジコ坊は「天朝さまがシシ神退治を認めている」と発言しており、「天朝さま」つまり朝廷の命令で行動しているのです。
朝廷からの命令を受けて動く組織が『もののけ姫』の世界では、「師匠連」ということなのでしょう。
ジコ坊はこの師匠連の一員としてシシ神退治に尽力しており、アシタカやサンとは敵対する関係にありましたよね。
師匠連に関しては、ジコ坊が所属していること以外に詳しいことは明かされていない謎の多い組織です。
1つ言えるのは、朝廷に近い存在であるジコ坊は『もののけ姫』の時代においては「かなりのエリート」だということです。笑
正体② 唐傘連(からかされん)の頭領
師匠連の一員として、シシ神を退治しようと動くジコ坊は、その命を果たすためいくつかの組織を動かしています。
特に「唐傘連」と呼ばれる組織は、ジコ坊が頭領を務めており彼が集めた戦闘集団です。
ジコ坊と同じように、赤と白色を基調とした服を着て大きな傘を使って戦います。
ジコ坊は、どっしりとした見た目とは裏腹に動きは俊敏で、頭もよく切れるキャラクターとして描かれているため”頭領”というのもしっくりきます。
また、作中で描かれている戦い方からも非情さが感じられるため、ジコ坊は目的のためなら手段を選ばないような非情さを持っている人物でもあると考えられるでしょう。
正体③ ジバシリや石火矢衆の雇い主
さらに、ジコ坊が動かす組織は唐傘連だけではありません。
作中に登場する「ジバジリ」や「石火矢衆」とよばれる組織も、ジコ坊が動かしているのです。
「ジバジリ」とは、狩人の集団でジコ坊が集めたことが分かっています。
ジバジリの狩人は普通の狩人とは一味違うようで、ジコ坊はジバジリの行為にたいして「おぞましいもの」と評価する発言がありました。
おそらくジバジリも唐傘連と同様に、非情さを持っている狩人たちが集められているのかもしれません。
また、「石火矢衆」とは石火矢を使って戦う組織の事です。
石火矢とは、いわゆる”石を発砲する銃”のことで昔の日本で使われていた技術です。
作中ではエボシの下で動いている集団ですが、元は師匠連の一員であることが明かされています。
ジコ坊が、シシ神を討伐しようとしているエボシに手を貸すため、石火矢衆をエボシの下に送り込んでいたのです。
「ジバジリ」にしても「石火矢衆」にしても、これだけクセの強そうな集団を集めて動かしているジコ坊は、侮れないキャラクターですね。
正体④ 下駄履きながら最強の戦闘力を誇る
様々な組織を動かしているジコ坊ですが、彼自身も作中で最強の戦闘力と言っても過言ではない強さを持っています。
先ほど少し触れましたが、ジコ坊は普段「下駄」をはいています。
その下駄をはいたまま、岩から岩へと身軽に走ったり飛んだりと、驚くほど俊敏な動きをするのです。
また、終盤の方になるとアシタカとサンとの直接的な戦闘シーンがあります。
その時も下駄をはいたまま、アシタカとサンを圧倒する動きを見せていました。
個人の戦闘能力の高さだけで考えれば、ジコ坊が最強であるといえそうです!
なぜシシ神を狙うのか目的は?
杉本哲太の登場の仕方がもののけ姫のジコ坊なんよ#ペントレ乗車中 pic.twitter.com/r7ZjzoApvC
— おばけちゃん👻💗 (@obakeda728) June 2, 2023
ここまで、ジコ坊がどのようなキャラクターであるのか、その正体について見てきました。
では、朝廷の命令で動くジコ坊がシシ神を退治する「目的」は一体何なのでしょうか?
他のキャラクターとの関係性を考慮しながら、彼の目的について解説します↓↓
目的① 不老不死を求める天朝からの命
先ほども触れましたが、ジコ坊は天朝さまの後ろ盾を得てシシ神退治をしています。
しかし、ジコ坊の真の目的はシシ神を退治することでは無く、退治してシシ神の首を得ることであったと考えられます。
天朝はシシ神の首に、不老不死の力があると思っていました。
そこで、ジコ坊にシシ神の首を取ってくるように命じたのです。
というのも、『もののけ姫』の舞台設定となっている室町時代では、ちょうど朝廷の力が弱まっていた頃だと分かっています。
それを回復させるため、朝廷直属の組織であった師匠連がジコ坊にシシ神退治を命じました。
ジコ坊以外に、師匠連の人間や天朝さまは実際に登場することはありませんが、彼らは陰ながら『もののけ姫』の物語を動かす大切な役割を担っていたと言えます。
目的② エボシに全責任を押し付けること
また、ジコ坊の行動には他にも大きな目的がありました。
ジコ坊と同じようにシシ神を退治したいという思いを抱えていた人物に、エボシ御前がいます。
エボシは、タタラ場のため森を開拓したいと考えていましたが、それをシシ神の存在が邪魔をしていました。
『もののけ姫』を見ていても、ジコ坊とエボシは同じ目的を持っており一見、協力しているように見える場面もあります。
しかし実際には、ジコ坊がエボシの下に石火矢衆を送り込んだという設定があり、そのためジコ坊とエボシの間には多少の上下関係が見えました。
頭の切れるジコ坊は、シシ神の退治はすべてエボシの責任にすると画策します。
シシ神を退治した時に自分たちに何も影響がないとも限りませんし、仮に退治に失敗し首を取ることができない可能性もあります。
ジコ坊は、ここまでのシナリオを考えていたのではないでしょうか?
万が一の時には自分が言い逃れをするために、責任を押し付ける存在・エボシにあえて恩を着せていたのではないかと思われます。
ジコ坊自身の強さや、唐傘連を筆頭に様々な組織を動かすことができた彼ですから、用意周到であることは間違いなさそうです。
切れ者であるジコ坊なので、どこか納得してしまいますね。
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参照元 : スタジオジブリ STUDIO GHIBLI 公式サイト
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- ギブリーズ episode2
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- もののけ姫
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【もののけ姫】ジコ坊の正体や目的まとめ
横尾さんの雑炊のもののけ姫風っていうのは多分これの事ですね。
ジコ坊がアシタカに振る舞ったやつ。
#十万円でできるかな pic.twitter.com/QxPnz70pWI— でこぽん (@y2ucgsLdjROnXKZ) June 15, 2020
ジコ坊の正体について
- 正体① 職業は師匠連に務めるお役人
- 正体② 唐傘連(からかされん)の頭領
- 正体③ ジバシリや石火矢衆の雇い主
- 正体④ 下駄履きながら最強の戦闘力を誇る
シシ神を狙う目的について
- 目的① 不老不死を求める天朝からの命
- 目的② エボシに全責任を押し付けること
以上、ジコ坊について掘り下げて見てきました。
陽気でひょうきんなおじさんというイメージがある反面、身体能力が高く頭もさえる、そしてある種の非情さも持っているジコ坊でした。
アシタカやサンと敵対もしますが、完全な悪役とは言い切れない何とも憎めないキャラクターですね。
次に『もののけ姫』を見る時は、ぜひジコ坊の1つ1つの言動に注目してみてください。
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最後までご覧いただきありがとうございました^ ^
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