【不滅のあなたへ】では、フシの敵として現れたノッカー。
樹木のような見た目をしており、その姿は異形そのものです。
ツルや、木を使用して攻撃をしてきます。
これまでフシは幾度も戦い、多くの仲間を犠牲に打ち勝ってきました。
そんなフシの「最大の敵」とも言えるノッカーは、何が目的なのでしょうか？
そして、その正体は何者なのか？
今回は【不滅のあなたへ】に登場するノッカーについてお話します↓↓
- ノッカーの目的・魂を解放する理由
- ノッカーの正体について
目次
【不滅のあなたへ】ノッカーの目的や正体は？
フシの敵、ノッカー
今でも謎が多いノッカー、初めて出てきたときは衝撃的でした…
これから始まるグーグーとの物語、実は一番好きで今でも読み返しちゃう✨#不滅のあなたへ pic.twitter.com/3OEzsvS1lm— Nekomo (@MfnEbhrjwOI7eX2) May 17, 2021
ノッカーは、序盤から登場しフシを付け狙ってきました。
原作では、カハクの左腕に寄生していたノッカーや、現世編で登場した者は意思を持っていました。
フシらとも、意思疎通ができるようになるまで進化しています。
まずは、その目的や正体について考えてみましょう。
以上のような点を踏まえて、考察します↓↓
ノッカーの目的は人間を殺して「ファイ(魂)」を解放させること
いきなり結論ですが、ノッカーの目的は「魂を解放させること」です。
「７８話/剥がされたとばり」にて、カハクの左腕のノッカーがこの事実を暴露しています。
ハヤセの生まれ変わりの話が出てきた際にも、魂という概念は既に出てきていました。
観察者も、そのことを知っていたようです。
「器を変えることで、生まれ変わりは実現するかもしれない」と関心していました。
その正体は「フシや観察者の記憶保存」を邪魔する存在
フシがノッカーに初めて接触した際、観察者がフシに対しこのようにセリフしています↓↓
「私達には大いなる目的がある」
「この世界を保存する”ことだ」
「そしてこいつはその計画を阻むため放り込まれた存在だ」
※13話／私達の目的 参照
観察者はフシを通して、世界の記憶を保存することを目的としています。
そんなフシたちの「記憶保存の目的を邪魔すること」が、ノッカーの目的です。
確かに、ノッカーによってやられると、フシは獲得した器を奪われてしまいます。
このように記憶を得ることこそ、フシとノッカー両者の共通目的なのです。
ノッカーは何者かに意図的に作り出された「魂」そのもの
物語の序盤から登場するノッカーですが、その正体については未だ詳しく分かっていません。
ただ、観察者のセリフから分かることは「何者かに作り出された魂」ということです。
カハクの左腕に寄生したノッカーを見たボンは「魂そのものなのか？」と質問していました。
それに対してノッカーは「はい、そうです」と答えています。
フシが観察者によって意図的に作り出された「器を保存し続ける存在」だとしたら、逆にノッカーは「意図的に作られた魂」と言っても良いでしょう。
ファイ(魂)を解放する理由を考察
#不滅のあなたへ 第19話 感想：ハヤセは死んで身体をノッカーに操られる存在に為ったのかな？それともフシを手に入れる為の何か？に変わったか？
再登場しそうだ…。 pic.twitter.com/319eEa6oEm— 冷えた廊下で睡眠 (@tamanoyua) August 24, 2021
上記では、ノッカーの目的や正体について解説してきました。
フシとは対照的な存在にして、真逆の目的を持っていましたね。
では、ノッカーが「魂を解放する理由」はなぜなのでしょうか？
いくつか、証拠になる部分をピックアップしながら解説・考察します↓↓
解放の理由は「みんなをたすけるため」
カハクの左腕に宿るノッカーの言い分によれば、魂にとって体とは「おもくて、いたくて、くるしい」ものだそうです。
なので、体を「不滅」とするフシと観察者の行動は「許せない」とセリフしています。
カハクの腕に宿るノッカーがヒサメに寄生していた頃「喋れるようになれ」とフシに言われたことを覚えていました。
そこで、筆談を使ってはっきりと「みんなをたすけるため」と言っています。
人間の中に存在する魂を「友達」や「仲間」と捉えている
観察者も含めたその話の中で、ノッカーは「ひとつでもおおくのなかまをすくうのがわたしたちのもくてきです」と答えています。
ノッカーは人間を殺しますが、それはただ虐殺をしているのではありません。
人間は「体」と「魂」が、それぞれ分離していると考えています。
そして、その体の中に入っている「魂を救うことこそ使命」だと言うのです。
その方法が、人間を殺すことでした。
人間を殺して魂を解放することが「楽園」への道で幸福だと認識している
ピオランが死ぬ際に出てきた「楽園」という言葉。
この時、観察者は「楽園にとらわれる前に、私が迎えに行く」と答えています。
さらに「112話/そして日の出へ」にて、今までの仲間たちが復活した際にボン王子がこう言っていました↓↓
「僕ら人間は死んだら選択を迫られる。」
「すべての願いが叶う楽園に行くか、それとも現実にとどまるか」
簡単に言えば、ノッカーが考える「魂」とはこうです↓↓
- 人間の中に入っていると不幸
- 人間の体から解放されることこそ、楽園へ行けるから幸福
復活できるものたち、つまり不滅の仲間(フシの仲間)の魂は現実にとどまり、楽園を選ばなかったと判断しています。
それはノッカーにとっては悪であり、許せないことなのです。
だから人を殺し、楽園への道を示すことがノッカーたちの正義となるのでしょう。
世界を保存するフシとは対になる「世界を破滅に導く存在」と考察
以上の点から、ノッカーの目的や正体についてまとめます。
観察者とフシの目的「世界の記憶の保存」と、ノッカーたちの目的「魂の解放」は真反対のところにあることが分かります。
また、器をメインにするフシと、魂そのものであるノッカーの存在は真反対と言えるでしょう。
フシが「世界を保存し守る存在」だと定義すれば、相反するノッカーは「世界を破滅に導く存在」だと考察することができるのです。
【不滅のあなたへ】ノッカーの目的や正体まとめ
……フシが人間らしくなるほどに切なくなる〜😭【ノッカー】は自然災害みたいに忘れた頃にやってくる…#不滅のあなた pic.twitter.com/H0DAJjwb2o
— アリィ👑🌹 (@ally8fin) June 23, 2020
- ノッカーの目的は人間を殺して「魂を解放」させること
- その正体は「フシや観察者の記憶保存」を邪魔する存在
- ノッカーは何者かに意図的に作り出された「魂」そのもの
- ノッカーが魂を解放する理由は「みんなをたすけるため」だと判明している
- 人間の中に存在する魂を「友達」や「仲間」と捉えていることが分かる
- 人間を殺して魂を解放することが「楽園への道」で幸福だと認識している
- 世界を保存するフシとは対になる「世界を破滅に導く存在」と考察
以上、ノッカーの目的・正体についてでした！
ノッカーは、まだまだ謎の多い存在です。
やはりフシとノッカーは、色々な意味で相容れない存在のようですね。
現世編では、またアプローチを変えて人間への接触を図っています。
なので、過去編と比べると目的と手段が変わっているように感じました！
フシとノッカーの壮絶なる戦いは、現世編以降でも注目していきたいですね^ ^
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