みなさんはスマートシティをご存知でしょうか?
10年後など、近未来で通信技術を利用してストレスフリーな生活ができるよう、現在取り組まれている施策です!
自動車大手トヨタと、通信大手NTTが合同出資・提携したのも、そういった背景からきています!
今回は、「スマートシティ構想」についてお話します!
目次
「スマートシティ構想」の目的や狙いは?
スマートシティ構想とはいっても、何がどうなれば成功と言えるのでしょうか?
ここでは、スマートシティ化における目的や狙いについてお話します!
スマートシティ化による生活の質の向上・経済発展などが目的
冒頭で、スマートシティ化はストレスフリーな生活をするための施策だとお話しましたが、具体的に言えば「生活の質の向上」が主な目的です!
そのために、付随して経済を発展させる必要もあり、この2つが狙いとされています!
「生活の質の向上」とは、通信技術によって発展できるもの全てです!
例えば、通信速度が超高速・大容量の5G・6Gであればユーザーに待ち時間を与えずにサービスを提供することができます!
●6Gによる単独移動する無人車の普及
タクシー代わりになる配車サービスが登場
●家庭ではお手伝いロボットが各1台ずつ保有
買い物はネットショッピングで、ロボに口頭で伝えれば購入可能
IoTによってモノ自体が通信されれば、消耗具合によって自動注文
●外出時の車移動は自動運転
●職場を持たない企業の登場
通信によりネットオフィスが普及して在宅勤務
●映画やテレビなどの映像を家庭で楽しむ
スタジオ観覧者、劇場と同等のリアルさ、迫力を味わうことができるVRのようなツールの普及
私のつたない想像力では以上のようなイメージしかできませんが、実際はもっと凄いことになるでしょう!
生活の質を上げるためには、“交通・通信・経済・レクリエーション業界など”各分野の発展が必須です!
この経済の発展こそ、スマートシティ構想の課題となっています!
2030年を見据えた「生活の質の向上=スマートシティ構想」はどのように築かれていくのか楽しみですね!
スマートシティ化が生活に与える影響とは?
近未来にスマートシティ化が進むと、生活にどのような影響があるのでしょうか!
現在の生活と比較してどこが違うのか知りたいところですよね!
スマートシティ化がもたらす恩恵をご紹介します!
従来と比べ大幅な時間短縮が可能となる
見出しにもある通り、結論は「大幅な時間短縮が可能となる」ことです!
各分野が発展しスマートシティ化すれば、それぞれの利便性が上がります!
従来では「10やっていた」ことを「3するだけで良い」というように、必要な労力や時間をカットすることができます!
以下、例を挙げて解説します↓↓
●ショッピング
先ほども触れましたが、通信技術が発展すればショッピングが楽になります!
従来であれば、店舗へ買い物へ行くために足を運ばなければ行けませんでしたが、今後はさらにネットショッピングが普及します!
ネットショッピングであれば家庭から買い物ができますし、ロボットがいればスマホやパソコンを操作せずとも口頭で商品が表示され購入することができるようになるでしょう!
これだけでもかなりの時間短縮ですが、無人自動車が普及すれば家庭まで商品を届けてくれるかもしれません!
無人ドローンのように、位置情報を設定するだけで動かずとも買い物をした商品が家庭に届くのです!
このように「ショッピングの分野」だけでも、従来では考えられないぐらい時間短縮できます!
●オフィスに行かなくても仕事ができる
これは、もうすでに取り入れている企業もありますが「在宅ワーク」の推奨です!
普通なら会社へ行き提示まで仕事をしますよね?
しかし、通信が発展すればテレビ通話のように“社員全員がリアルタイムで画面共有”できるようになります!
高画質・高音質・高速化による画面自体がオフィスとなる時代が近づいているのです!
大容量のデータという課題も6Gが解決してくれて、画面上で送受信できるかもしれません!
会議やクライアントとの打ち合わせ等も、テレビ会議やテレワークによって双方時間の短縮が可能になります!
オフィス自体を作らずに、ネットオフィスという形で経営される企業も多くなるのではないでしょうか?
このように、在宅勤務によって通勤時間の短縮・いつでも離脱可能なメリハリのあるテレワークが自由時間の増加を生み出します!
●移動時間の大幅な時間短縮
近い将来、通信技術の発展により無人自動車が増加すれば移動にかかる時間を短縮することができます!
移動先を設定するだけで、あとは自動運転で連れて行ってくれるので時速や事故などを気にする必要がありません!
自動運転用の道路など都市交通インフラが整備されれば、もしかしたら渋滞もなくなるかもしれませんね!
その間は、車内で自由に時間を使うことができるのです!
結論=「自由に使える時間が増える」
通信が発展すれば、従来とは比べ物にならないほど時短となります!
「IoT」によって、モノ自体が通信機能を持ち、機械同士でやり取りしてくれる
「ICT」によって、場所を選ばないコミュニケーションが取れるようになり仕事やプライベートの時間に余裕ができる
以上が、スマートシティ化による生活に与える影響でした!
このような時代になれば、1日の体感時間が30時間など長く感じそうですね!
スマートシティ化の成功事例について
日本ではトヨタとNTTが提携して2030年に実現を目指すスマートシティ構想を計画していますが、外国ではすでに採用している国があります!
初めての出来事なのでもちろん失敗ありきです!
しかし、その中でもアメリカちょ中国から成功事例が挙がっています!
以下、ご紹介します!
アメリカ・ニューヨークの「Link NYC」
アメリカ・ニューヨークでは「Link NYC」と呼ばれる通信施策があります!
これは、ニューヨーク市内にある公衆電話をWi-Fiスポットにするというものです!
それもかなり高速なデータ通信で、ニューヨークにいれば10分の動画を0.6秒でダウンロードできるほど!
市民だけではなく、観光客にも利用可能で街全体が高速通信できる非常に利便性の高い施策となっています!
さらに、そのデータ通信を活かして街中の公共施設にスマートスクリーンを設置し、リアルタイムのニュースを配信できるようにしました!
情報をいち早く入手できる環境を街全体で可能にしたのは、通信技術の発展そのものです!
スマートシティ化の成功例と言えます!
中国・杭州市のAIを利用した交通整備・監視
中国の杭州市では、人工知能(AI)を活用した交通整備・監視の施策を行ないます!
その背景には、人口増加によるバイクや自動車など交通量の増加がありました。
交通違反・事故のリスクが比例して高まるからです!
そこで、交通状況をリアルタイムで監視するAIを導入します!
設置しているカメラの質を高めて、交通量や画像認識をするなどデータ分析を行なえるようにしました!
AIを活用した交通整備や違反の取り締まりなど、交通の分野にしっかりと通信力を活かしています!
そうすることで、本来取り締まるための警察官などが別作業に時間を割り当てることができるのです!
これこそ、大幅な時間短縮でありスマートシティ化に繋がっています!
「スマートシティ構想」についてまとめ
まとめ
●スマートシティ化の目的は「生活の質の向上・経済発展」
●スマートシティ化が生活に与える影響は「大幅な時間の短縮」
ショッピング、移動、仕事など
●スマートシティ化の成功事例はアメリカ・中国の2カ国あり
アメリカ・ニューヨークの街全体の通信高速化・リアルタイム情報の入手が可能となる施策「Link NYC」
中国・杭州市の人工知能(AI)を導入した交通整備・違反のデータ分析
将来的には、それを取り締まる警察が不要となり時間短縮が図れる
以上、スマートシティ化についてでした!
スマートシティ化によって大幅な時短となれば、空いた時間を有効活用ができます!
そうなれば、さらに生産性が高まりそうですね!
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